きのう深夜、東京・世田谷区の小田急線の線路に酒に酔った男２人が侵入し、上下線がおよそ４０分間にわたって運休しました。警視庁は２人を逮捕し、２人が線路に侵入した経緯を調べています。

　威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、横浜市のＩＴ関連会社社員、木野内敦容疑者（４４）と、渋谷区の会社員、原田浩彰容疑者（４３）の２人です。

　木野内容疑者らは２９日午後１１時５０分ごろ、小田急線の世田谷代田駅近くの線路上を下北沢駅方向に歩いていたところを、急行電車の運転士に発見されました。

　２人はすぐに、駆けつけた警察官に身柄を確保されましたが、酒に酔っていたということです。この影響で小田急線は上下線ともに、およそ４０分間にわたって運休しました。

　２人は元同僚だということで、調べに対し「一つ手前の駅で降りてしまったので歩こうと思った」と供述しているということです。（30日13:49）