新鮮な野菜が次々と競り落とされた場内=29日午前、大分市公設地方卸売市場(同市豊海)
大分市公設地方卸売市場(同市豊海)で二十九日、青果部門の今年最後の競りがあり、県内各地から持ち込まれた野菜や果物が次々に競り落とされた。
ダイコン、白ネギ、ホウレンソウ、ミカンなどが所狭しと並ぶ中、午前七時に競りがスタート。仲買人らの威勢のいい掛け声が場内に響いた。
市場関係者によると、今年は長雨や寒波で「葉もの類」の成長が遅れ、入荷量は例年より二割程度の減。石油価格の高騰でキュウリなどハウスものも減ったため、値段はやや高い。一方、夏場の天候が良かったため、サトイモなどの「土もの類」は入荷量が例年の五割増しとなり、値段は安いという。
同市場丸果大分大同青果の岩尾嘉臣野菜部長は「台風の県内上陸はなかったが、天候や石油価格に左右された一年だった」と振り返った。
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