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2008/12/30

かりすま・おーでぃお

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スピーカーのエッジは腐る

若い頃からオーディオマニアで、特に自作スピーカー大好き。今まで作ったシステム数知れず、なんだが、10年ほど使ったユニットが壊れてしまった。振動板のコーン紙とフレームをつなぐエッジ部分がウレタンなんだが、腐って落ちてしまったわけです。これ、ハイコンプライアンス・ユニットの泣き所でね。

市販のスピーカーでも、エッジにウレタン使ったユニットは多いわけです。スポンジみたいなの。他には布にダンプ材塗ったものもあるんだが、ウレタンのエッジは経年変化で10年目にはみんなこうなります。メーカーに出して修理する事も出来なくはないし、自分で修理する事も出来る。おいら、セーム皮でエッジを作って修理したんだが、それが右側のヤツです。ところが、接着剤が専用ではないので、これも数年でダメになる。メーカーの修理がいくらか知らないが、新品で買っても定価で21000円なので、わざわざ修理するほどの事もないわけだ。

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ユニットそのものは、現行でまだ売ってます。フォステクスのF120Aというユニットです。巨大なアルニコのマグネット背負ってます。2kgもある。捨てるの勿体ないね。古い機械式カメラと並んでペーパーウェイトがまた増えたという感じなんだが、それはさておき。

スピーカーというのは、通常、「箱に入って、繋げば音が出る」状態で売ってるわけです。じゃあ、この21000円のユニットがシナベニアの合板の箱に入って売られていたら幾らなのか? まぁ、比較の対象があまり存在しないのでアレなんだが、ペアで10万以上するわけです。箱は自作なんだが、おっそろしく頑丈に作ってあるわけで、市販の安いスピーカーのように見てくれだけじゃない。内部はこれでもかという程、補強しまくりで、裏にバスレフのポートが付いてます。ユニットも、箱に入ってるモノとは比較にならないくらい上等です。でも、箱ばかり大きくてユニットが小さいシステムというのは見てくれが悪いので売れません。なので、箱の幅いっぱいのウーファー使って3ウェイにしちゃう。たくさんユニットが並んでいた方が売れるわけだ。もっとも、その分ユニットのクオリティは落ちるんだが、見てくれ重視。もちろん、内部のネットワークも「見えない」部分なので安物です。資本主義というのはそういうモノなので仕方ないんだが、そこで、
安く、良い音で聞きたいというマニアはスピーカーシステムを自作するわけだ。この自作マニアというのは、真空管アンプを作る人と並んで昔からいます。最近はみんな金持ちなので、メーター100万円のケーブルとか買うのに夢中で絶滅したかと思ったら、そうでもないらしい。不景気になると戻って来るw 

というわけで、貧乏オーディオ・マニア歴40年のおいらなんだが、まぁ、あまり熱心とも言えないんだが、長岡鉄男センセエも亡くなった事だし、肩肘張らずに安く遊べる自作オーディオなんぞをダラダラと書き綴りたいと思います。なので、100万円のケーブルで究極の音を追求しよう、なんていう人は読まなくていいです。おいらの求めている「良い音」というのは、100万円のケーブルで出せる程度のモノではないので悪しからず。

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コメント

うちのハーベスもそろそろヤバイかしら?
滅多に鳴らしてないし、今じゃ物置化した部屋に鎮座していて
もはや検証さえままならない状態ですけどw
100万円のケーブルは知らないけどこんなサイトが。
http://www.procable.jp/index.html
ここによると、現在最強のオーディオはAppleのipodなんだとか。
一見トンデモな気がしますが、なかなか読み進むと面白いです。
「高級オーディオは、ほとんどがインチキ&ボッタクリの世界」とか
いろいろ考えさせられる記事が多いので。

伊豆グルメと並んで面白そうな企画ですね。
安くあがるオーディオというとペットボトルスピーカーが思いつくのですが、
どんなスピーカーがでてくるのか今後に期待・・・です。

ごめんください。
オーディオマニアではありませんが、昔、秋葉原で買ったミッションとkefの小さなspを使っています。
今、イギリスの小さなspはあまり輸入されないみたいですね。
両方ともロックにもクラッシックにも使えてとても好きです。

アルニコマグネットって、一時期姿を消してましたね。
JBLのLE8Tすら、フツーの磁石になっちゃって寂しい限りでしたが。
今は出回ってるんですね。
アルニコ騒動ってなんだったんだろ。。

すごい木目ですね。ケヤキの突き板ですか?

いや、単なるシナベニヤ。油塗ってせっせと磨いた。角はヤスリで削ってアールをつけてある。

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