イスラエルによるパレスチナ自治区ガザの空爆は29日も続けられ、死者は340人を超えました。イスラエルの国防相は、ガザへの「全面戦争」を宣言しています。
イスラエルによるガザ空爆は、29日も続きました。3日間連続の攻撃で、ガザ内務省などハマス所有の建物が軒並み破壊されており、イスラエル軍高官は、地元メディアに「作戦が終わる頃には、ハマスの建物は残っていないだろう」と語りました。
ガザでの死者は340人を超える中、ハマスはロケット攻撃で応酬。徹底抗戦の姿勢を崩していません。
「私は、ガザの市民には敵意を抱いていない。しかし、これはハマスとその代理人に対する『全面戦争』だ」(イスラエル・バラク国防相)
イスラエルのバラク国防相は、29日の演説で「全面戦争」という言葉を使って攻撃を続行する考えを改めて示しています。
インティファーダは始まるのでしょうか。パレスチナ人が石で抵抗の意志を示す中で、イスラエル軍は催涙弾などを使って応酬しています。過去、2度起きたインティファーダ=民衆蜂起が再び始まるのか? ガザのみならず国内全域で、状況は悪化の一途を辿っています。(30日03:02)