くらぶキッズ事件ー児童ポルノ大国日本とインターネットー 

児童ポルノ画像、動画、最近は事故死した児童の死体まで無断でウェブ公開。
警察も民間も努力していますが、いたちごっこの世界。

東京羽村市元小学校教諭の渡辺敏郎(33)は80万枚ほどの児童の裸と死体の写真を自身のパソコンに保管し、彼のホームページ「くらぶキッズ」から児童ポルノ法にひっかからないように性器が写っている写真以外を公開したり、アクセスしてきた希望者に同様な写真を提供していたことが今月23日東京地方裁判所で行われた初公判でわかった。

彼が法廷にいるのは、児童ポルノ法に触れているからではなくて、交通事故などで死亡した子どもの写真16枚を無断で転載したこと(著作権違法)などである。「くらぶキッズ」開設動機として被告は「同じ性質の(人間の)存在を確認し孤独感を和らげたかった」と話している。

変態という言葉ですまされる問題なのだろうか。
ネットの普及で、小児性愛者らは簡単に仲間を見つけ、児童ポルノの画像を交換できるようになった。ネットが、子どもを対象にした犯罪を助長しているともいえる。


ashahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY200705280485.html?ref=rss
Livedoorニュース:
http://news.livedoor.com/article/detail/2817130/
東京都教育委員会は、裸の児童の写真をホームページに掲載したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕、そして起訴された羽村市立松林小教諭の渡辺敏郎被告(33) を、2007年3月19日日付で懲戒免職処分にした。渡辺被告は交通事故の犠牲者6人の生前の写真を、遺族が作ったホームページなどから無断転載し、遺族への侮辱とも取れる説明を付けていたとして、著作権法違反容疑でも再逮捕されている。


渡辺被告は昨年12月6日に遺族が感情を著しく害したとして、刑法違反(侮辱罪)、ならびに、猥褻な画像を掲載していたとして児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で告訴されている。渡辺被告は2007 年2月7日に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで逮捕され、今月23日に初公判が開かれた。同容疑者は「クラブきっず」(2000年ごろ開設)というウェブサ イトを作成しており、ここに交通事故で子どもを亡くした遺族のウェブサイトから16枚ほどの写真を無断転載した上に、遺族の感情を傷つけるコメントを掲載していたとして、遺族が侮辱容疑の告訴状を昨年末に警視庁に提出している。彼は「クラブきっず」掲載の交通事故死の子どもの写真について立件するのは困難と判断した。
被告の元勤務地、小笠原小学校の金子和明社長は同校のHPは被告によって制作されていて問題になった「くらぶキッズ」サイトのレイアウトが似ているということで報道がでる前の昨年12月2日に閉鎖した。

性器が写っていないことから児童ポルノ罪などでは罪は償わない。しかし、渡辺被告がHPにアクセスしてきた兵庫県の男子高校生2人に対して、自ら撮影した5〜12歳とみられる男児の写真などをメールで送ったとする、児童ポルノ違反(提供)容疑で逮捕に踏み切った。同ウェブ サイトとは別に、被告本人が撮影したと思われる児童ポルノの画像2枚を05年8月30日ごろ、兵庫県に住んでいる高校生2人に電子メールに添付して渡した疑いでの逮捕となった。

児童買春・児童ポルノ禁止法が制定されたのは1999年。2004年の改正で、販売などの目的がなくても、児童のわいせつな画像を交換し合う行為も処罰の対象に加わ り、摘発件数が増えた。警察庁によると、昨年の同法違反のうち児童ポルノ関連の摘発件数は616件。うち、ネットがらみのものは250件と、前年の倍近く に増えている。小1女児誘拐殺人事件があった奈良県だけが、13歳未満の子どものポルノ画像の「所持」を条例で禁止している。警察庁情報技術犯罪対策課によると、ウェブメールを使うなどすると匿名性が高まり、容疑者の特定が難しくなる。ネット上では複製が容易なため、児童ポルノが大量に拡散する恐れもある。同課は「取り締まりだけでは必ずしも十分ではなく、源を断つ必要がある」と警告する。

-有害児童ポルノをなくす努力-

児童ポルノを含む違法・有害サイトの対策は、民間でも進みつつある。 昨年6月、警察の委託を受け、ネット上の違法・有害情報を受け付ける「インターネット・ホットラインセンター」ができた。今年4月までに受理した違法情報のうち、児童ポルノの公然陳列にあたると判断したものは1124件にのぼった。 違法と言えないものの、愛好者が隠語で「ここに炉(児童ポルノ)がある」などと情報交換している有害サイトも少なくないという。 しかし、情報が寄せられたサイトの約45%は海外のプロバイダーが使われていた。各国の対応が異なるため、捜査もプロバイダーへの削除要請も格段に難しくなる。センターは197件についてプロバイダーに削除依頼をしたが実際に削除されたのは7割程度。何度要請しても応じないケースや、仮にHPが削除されても開設者が再び立ち上げたり、別のプロバイダーで再開したりするケースも後を絶たない。 まさに「いたちごっこ」である。渡辺被告も、三つのプロバイダーと契約し、同内容のHPを同時に運営する「ミラーサイト」という手法を使って、一つが閉鎖されても他のプロバイダーを使って閲覧できるように するためだった。しかも、渡辺被告が契約していた都内のプロバイダーは「閉鎖しても、同じ人が再度開設することを制限してない」という。 同センターのアナリスト、富永高史さんは言う。「元データがあれば開設し直すのは簡単。まさにいたちごっこだ」

Asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY200705280485.html?ref=rss
[ 2007/05/31 16:28 ] 日本 子ども | TB(0) | CM(0)

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