スーパーなどでおつまみがよく売れているようだ。外出を控え年末年始を家でテレビやビデオを見て過ごすためで、景気悪化による生活防衛が鮮明になっている 「巣ごもり消費」と言われる。高額商品の売れ行きは厳しいが、おせち料理やゲーム、家電などは好調だという。全体を押し上げる消費の力強さはないが、見方を変えれば、家族団らんを楽しむ絶好の機会になるかもしれない 一方で不景気は夫婦間に思わぬ波風を立てている。「主人在宅ストレス症候群」が増加していると聞く。夫がリストラや転職などで常に家にいるようになり、妻が束縛感を感じて頭痛や高血圧、胃かいようなどになるというのだ。罪つくりであるが国も似たようなものだ 県内をはじめ各地の自治体で内定切りなどに対する支援が広がっているが、総務省は平等でないと待ったをかけた。またも血の通わぬお役所の杓子定規な指摘だ。切り捨てるだけでは何も生まれやしない 仕事を分け合う心がほしい。収入は少なくなっても働く人が増えればきっと消費は生み出されるはずだ。巣ごもりから抜け出す特効薬でもあろう。
|