新星が最終戦でプロ初ゴールを決めた。後半3分、MF鈴木は左足で約20メートルのミドルシュートを決め、何度もガッツポーズ。前半36分には先制のきっかけとなるFKも放つ活躍だった。
苦い経験をバネに、たくましさを増した。11月上旬、日本代表として出場したU-19(19歳以下)アジア選手権では、準々決勝で韓国に0-3の惨敗。「1年間を振り返って一番覚えている試合。サッカーにもっと真剣に取り組むようになった」。悔しさを胸に刻んでチームに復帰し、同23日の愛媛戦ではプロ初アシストも決めた。
球団からは来季、A契約を打診されており、チームの柱としての期待も高い。「1年目で(点を)取ることができてよかった。次はチームのJ1昇格とロンドン五輪を目指します」。希望の星は堂々と宣言した。
(伊藤瀬里加)
=2008/12/07付 西日本スポーツ=