G大阪“世界3位”へ二川が決める!! クラブW杯
パチューカ戦に照準を合わせる二川 |
◆ アジア王者の意地 ◆
世界3位はナニワのファンタジスタに任せろ−。マンチェスターUとの激闘から一夜明けた19日、G大阪は回復メニューを行い午後から完全休養。右ヒザ痛で出番のなかったMF二川孝広(28)は、トヨタ・クラブW杯3位決定戦・パチューカ戦(21日・横浜国際)出場へ静かな闘志を燃やしていた。
二川に、まだチャンスは残されていた。14日のアデレード戦で右ヒザを負傷し、翌15日に緊急帰阪。今大会は絶望的と見られていたものの、精密検査後に柳田チームドクターと西野監督の判断でチームに再合流することを決めた。しかし、全体練習に合流できる状態にまでは回復できず、マンUとの一戦はピッチに立つことができなかった。
マンUとの試合後、遠藤が「きょうと同じぐらい大事な試合になる」と話したように、あすの北中米カリブ王者との一戦はチームの威信を懸けた戦い。出場できるかできないかの判断は試合当日までの回復具合とはいえ、チーム一責任感の強い背番号10は多少痛みがあってもピッチに立つに違いない。
[ 2008年12月20日付 ]