ネット論客「ミネルバ」、企画財政部長官に謝罪
インターネット上で経済問題に関する書き込みで注目を浴び「ミネルバ」と名乗る人物が29日、久しぶりの書き込みで、政府が金融機関や企業にドル買いを禁止する公文書を送ったなどと主張し、当局と論戦を演じた後、掲示板サイト「アゴラ」から過去の書き込みを全て消去し、「廃業」を宣言した。11月29日に「絶筆宣言」に続き、発言をやめる考えを明らかにしたものだ。
ミネルバは同日午後7時24分ごろ、アゴラに「悩み苦しんでいる。そして謝りたい」というタイトルの書き込みを行い、「わたしはニワトリはニワトリ、ネコはネコだと言ってしかいないのに文化的なショックを受けた。姜万洙(企画財政部)長官に謝りたい」と書いた。
その上で「(書き込みを)全て消し去り、2月に退院したらおとなしく清涼里やソウル駅のような場所で炊き出しにでも通いたい」とした。
また、ミネルバは「わたしは熱血的な愛国者として書いただけなのだが悪者扱いされるなんて。過ちだとすれば過ちだと認めなければ」「姜長官が自分で判断してくださるだろう」などと書いたのに続き、「やたらと書いた。後悔している」と書き込みを削除した理由を説明した。
そして、「改めて謝罪する。故意ではなかった」と強調した。
最後にアゴラに再び書き込みを行ったところ、多くのネットユーザーから支持を受け、話題になった点を挙げ、「再び静かに開業する際にはなにも遠慮したくはないから。結論は廃業だね」などと書き込みを締めくくった。
ミネルバは同日、絶筆宣言から1カ月ぶりに「政府に緊急公文書発送」というタイトルの書き込みを行い、「(政府が)主要七大金融機関と輸出入関連主要企業に午後2時半以降ドル買いをやめろと命令する公文書を送った」と主張した。これに対し、大企業と金融機関、企画財政部が「事実無根だ」と反発すると、ミネルバは再び「尊敬する姜万洙長官へ」という書き込みで「うそはつかないでほしい」とたたみかけるなど一人のネットユーザーと当局による応酬に発展していた。ミネルバは同日、「韓国の経済成長率スペクトラム概要」「血を吐く心情で国を愛する心から発言したのに」などと題する書き込みも行っていた。
チョン・ヒョンソク記者
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