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アイドルマスター ライブフォーユー!

開発元: 株式会社バンダイナムコゲームス

発売元: 株式会社バンダイナムコゲームス

アイドルマスター ライブフォーユー!

ジャンル: アイドルLiveコーディネーター

発売日 : 2008/02/28

本体: Xbox 360

Xbox 360 専用

¥6,800

CERO B - 12 才以上対象
ゲーム レーティング: CERO B - 12 才以上対象

オフライン プレイヤー数 : 1

ハイビジョン D5 (1080p)

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製品情報項目についてのご説明

※本作のハイビジョン映像出力の対応は、D3,D4,D5の規格をサポートしております。

『アイドルマスター ライブフォーユー!』発売記念スペシャル インタビュー
2 月 28 日の『アイドルマスター ライブフォーユー!』発売を記念して、本日より 3 週に渡り、アイドルたちを演じる声優の皆さんのスペシャル インタビューをお届けします! 第 1 回目に登場するのは、如月千早役の今井麻美さん。ゲーム中では、自分の「歌」を真摯に追求する姿が印象的な天才肌の千早を、今井さんはどんなふうに演じてきたのでしょうか?

[インタビュー前編]

如月千早と今井麻美、2 人の歌姫の共通点は?

――まずは、自己紹介と、演じていらっしゃる如月千早というキャラクターについて教えてください。

『アイドルマスター ライブフォーユー! (以下、L4U!)』で、如月千早を演じている今井麻美です。私の演じている千早という女の子は、ひとことでいうと何事においてもすごくストイックな人ですね。歌に対する取り組み方や、他人に対する対応の仕方、何もかもが本当にストイック。私自身は、たとえば人をつついたり、ツッコミを入れたりするような感じの人間なんですが、彼女にはホントにそういうところが 1 ミリもなくって。

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私の勝手なイメージなんですが、芸能界って、つらいことがある人ほど、そのつらいことをバネに「のし上がってやろう」、「もっと上を目指そう」という人がとっても多いような気がします。彼女 (千早) もそういうタイプの人間だと思うんですよね。自分の嫌いなところを、受け入れたいけどうまく受け入れられない、でもシャットアウトできなくて、他のアプローチ法を探して……というすごく不器用な人でもあるんです。自分にもそういうところがときどきあるので、すごくシンパシーを感じます。

――自分自身と似ていると感じる部分はありますか?

もともと自分は、子供のころからホントに歌が好きで、歌に対する思い入れも、多分人一倍あったほうなんじゃないかなと思います。「アイドルになりたい」んじゃなくて、「歌が歌いたい」。千早のそういうところは、やっぱり自分と似ているかな。

――ゲーム中の楽曲で、お気に入りの曲はありますか?

そうですね……私はやっぱり『蒼い鳥』 (※『アイドルマスター』シリーズ、ゲーム中の如月千早の持ち歌) の呪縛からは逃れられないのかな、と思います。たとえば、有名な歌手の方でも、「この歌はこの人じゃなきゃダメ」っていう歌がありますよね。

「『蒼い鳥』といえば千早だよね」ってイコールで結ばれるくらい、キャラと曲の両方が認知度を得られたことはすごく幸せなことで。私と千早にとって、あの曲に出会えたことが、ホントに幸運だったなあって思います。

千早の「何でも思いをこめ過ぎてしまう」というところは、長所でもあり、また逆にマイナス面もあると思うんです。でも、ハマったときに爆発的な力を発揮するっていうのがあの年代、10 代の女の子のすごさでもあり。そういうキャラクターを『蒼い鳥』という曲で、全力で体現できて、私自身としてもラッキーでした。

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幼いころから大好きな「歌」で、千早と向き合う

――役作りや歌の面で苦労された部分はありますか?

ホントはね、ぶっちゃけると、可愛い曲が好きなんです、私。『アイドルマスター』シリーズは可愛い曲がいっぱいあって、でも、それをかわいく歌うと全部、ディレクターに却下されちゃうんです (笑)。「千早じゃないんだよな~」って言われちゃう。最近は減りましたけど、1 番最初にアーケード版の『アイドルマスター』の収録が始まったころは、そういったことがすごく頻繁に繰り返されていました。可愛い曲を可愛く、自分が表現したいように正しいアプローチで歌おうとすると、「ダメ」と言われてしまうという……私自身、納得いかないこともたくさんありました。

「なぜ歌によって歌声を変えてはならないのか」という理由が、私自身、声優になる前はわからなかったし、キャラクターの声をあてている人が歌えば、そのままキャラクターの歌声になるって思っていたんです。『アイドルマスター』を撮り始めるころもやっぱりちょっとそう思っているところがあって。でも、何曲も収録が進むうちに、だんだん「ああ、千早で歌うって、こういうことか」ってわかってきたんです。そこがすりあうまでには時間がかかりましたね。千早というキャラクターが、内側から染み出すように肌になじんできて、「千早だったらこの曲はこういう感じで歌うだろうな」っていうのが迷わずにできるようになったのは、実はかなり最近になってからかもしれません。

――千早といえば、ゲーム中の楽曲『おはよう!! 朝ご飯』での、人間離れした無機質な歌い方が話題になりましたが……。

ああ~。イヤ、実は、ふっきれた、というか私が歌ったあの曲を好きになれたのが、けっこう最近なんです。

爆弾発言みたいですけど (笑)。それまでは、ずーっと悩んでいて。収録のとき、ディレクターに、「とにかく、スタッカートで切って歌ってくれ」と言われたんです。最初、意味がわからなくて、「え、こういうことですか?」ってちょっと歌ってみたら、「いや、そんなんじゃない、もっと切って」って。「これ以上切るって、不可能ですよね!? 人間的に」って言ったら、「いや、今井さんならできるから頑張って!」って言われて……(苦笑)。私も、なんだかだんだん意地になってきちゃって。「わかった。切ればいいんでしょ!」みたいな (笑)。そしたら、「それ! それを待ってたー!」って。

あの曲で、もともと自分が表現したかったのはやっぱり「朝ごはん」なんですよ。「ようし朝ごはんだ、いっぱいモリモリ食べて、今日も元気よく行くぞー!」みたいな風に歌いたかったのに、ディレクターの指示は「とにかく切って!」でしょう。びっくりしてしまって。
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めちゃめちゃ腹筋も使うし、「どうして明るい歌なのに、私はこんなにつらい思いをしながら歌わなきゃいけないんだろう!?」って苦悩しましたね。私の命と、時間と、体力を削って振り絞るようにして『蒼い鳥』を録音した直後の曲がこれだったので、いくらなんでも差があるんじゃ……って悩んだまま、ずーっときていました。

今では、みんながあの曲を愛してくれている、ということを知って、「メカ」と呼ばれることに対しても、あまり拒絶反応は出なくなりました。……って、こんなに白熱して説明したの久しぶりですよ~(笑)

後編


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