新陳代謝とは、人の身体が持つ「必要なものを取り込んでエネルギーを生み出し、不要なものを排出する働き」のことです。この働きが低下するとエネルギーの消費が低下して余剰物ができ、これが脂肪という形で蓄えとなって体型を崩すのです。
この代謝を上げるのはとても難しい、と世間では考えられています。でもこの考えは、人の身体に対して1つの数値で"代謝"を当てはめることからきていて、実際には身体の中でよく動かす部分は代謝が高く、あまり動かさない部分の代謝はきわめて低くなっています。そして脂肪は、特に普段動かさない部分から好んでついてくるのです。
ヨーガでは、その動きを見てお分かりのように、普段では動かさない筋肉をあえて動かす姿勢をとるため、代謝の悪いところをふんだんに使って代謝アップをはかります。このことで、成績の悪いエリアの底上げをはかり、脂肪のつきにくい"やせ体質"を作ることが可能になるのです。 |