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新幹線トラブル、影響人員6万5400人 今後拡大も
運行管理システムのトラブルで29日始発から運転を見合わせた東北、上越、長野、山形、秋田の5新幹線は約3時間後の午前9時ごろまでに運転を再開。午前10時現在で上下79本が運休、37本が最大3時間25分遅れ、帰省客ら約6万5400人に影響が出た。今後、影響は拡大するとみられる。
JR東日本によると、トラブルが起きたのは東京都千代田区丸の内にある新幹線運行本部のコスモス(COSMOS)と呼ばれるシステムで、始発から終電までの全新幹線の運行計画を管理。午前6時の始発までに各駅の端末に運行計画を送信するが、前日のデータから28日のデータに切り替わらなくなった。
29日は帰省ラッシュに備えて、臨時列車を上下78本増発した計388本の新幹線を運行する予定だったことに加え、前日に大雪や強風、車両故障が相次ぎダイヤが大きく乱れたことで、入力するデータが膨大になったという。28日は山形、秋田、長野の各新幹線で計47本が運休し、終日ダイヤが乱れていた。
原因を調べているが、入力ミスがあったのか、システムに問題があったのかは不明としている。
JR東の松崎哲士郎広報部長は「年末の帰省時期にトラブルを発生させ深くおわび申し上げます。原因を究明し再発防止に万全を期してまいります」などとコメントした。