GetSetによる
2008年12月28日 11時00分の掲載
読者の立場からすると、「物語」は完結するまで発刊されるものだと思うし、それが当然だと思う気持ちもある。だがなかなか、諸般の事情から続刊が出せないケースは少なくない。
単純に人気がなければ続刊はあり得ないし、多少の人気はあっても巻を重ねる毎に落ちて行く部数から出版社がNOを突きつけたり、作家氏が飽きた/疲れた/病んだり、知恵袋だった編集者が転職したりと、事情は様々にあり得る。作家氏は書きたくて仕方ないのに出版社の判断で止められたものなどは、ビジネス的には正解だろうが、読者と作家氏にとっては無限の不幸と言えるだろう。
止まってしまったシリーズ物としては、最近では(ヤングアダルトライトノベルだが)スニーカー文庫の「涼宮ハルヒ」シリーズが有名だろうか。少し前なら「創竜伝」「餓狼伝」「キマイラ」シリーズなどが挙げられるだろう(サンプルに偏りがある事はご容赦願いたい)。こうしたシリーズの読者の場合、止め時を逃すと際限のない餓えに苛まれるリスクは高い。稀に、忘れた頃に続刊が出され、微妙に餓えが満たされてしまうが故に、さらに飢餓感が加速するということもある。
かつて大島渚は栗本薫に、「自分が死ぬまでにグインサーガの完結を目にする事は出来ないだろう」と語ったそうだが、読者の側あるいは作家氏が年齢を重ねてしまい、「完結か死か」の2択が見えてきたケースもあるかもしれない。
そこで皆さんにお聞きしたい。「自分が死ぬまでに、これだけは完結させてくれ」と願う書籍はあるだろうか? 本離れが囁かれる昨今だが、「本の虫」を自負する皆さんの思いを語っていただきたい。
単純に人気がなければ続刊はあり得ないし、多少の人気はあっても巻を重ねる毎に落ちて行く部数から出版社がNOを突きつけたり、作家氏が飽きた/疲れた/病んだり、知恵袋だった編集者が転職したりと、事情は様々にあり得る。作家氏は書きたくて仕方ないのに出版社の判断で止められたものなどは、ビジネス的には正解だろうが、読者と作家氏にとっては無限の不幸と言えるだろう。
止まってしまったシリーズ物としては、最近では(
かつて大島渚は栗本薫に、「自分が死ぬまでにグインサーガの完結を目にする事は出来ないだろう」と語ったそうだが、読者の側あるいは作家氏が年齢を重ねてしまい、「完結か死か」の2択が見えてきたケースもあるかもしれない。
そこで皆さんにお聞きしたい。「自分が死ぬまでに、これだけは完結させてくれ」と願う書籍はあるだろうか? 本離れが囁かれる昨今だが、「本の虫」を自負する皆さんの思いを語っていただきたい。
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(スラッシュドット・ジャパン システム負荷過大: コメント数制限中 50)
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Knuth先生の (スコア:4, すばらしい洞察)
に一票。
ただし、例え刊行されたとしても
「自分が死ぬまでに理解できるか」という問題が残る。
佐藤大輔全般 (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:同上 (スコア:2, 興味深い)
続きが出てないこと忘れて心穏やかに過ごしていたのに (スコア:3, すばらしい洞察)
続きが出てないことを思い出して(モノによっては気づいて)しまったシリーズがいくつもあるぢゃないか。
原典訳 マハーバーラタ (スコア:3, 興味深い)
そこへちくま学芸文庫から「原典訳マハーバーラタ [amazon.co.jp]」の刊行が始まったのが2002年。ところが訳者の上村勝彦先生が2003年にお亡くなりになって、全11巻の予定が7巻でストップ。後に遺稿をまとめた8巻(他の巻の半分ぐらいの厚さ)が出て、そのままです。
日本は中国から多くを学びましたが、古代インドからもさまざまな文化が渡来しており、その基層の上に日本文化というものが成立しているわけです。お寺で仏さまとして拝まれているものがもとは古代インドの神々だったりします。あるいはファンタジー小説なんかで登場キャラが引用されたり、「天空の城ラピュタ」で台詞にでてきたりもしています。
文化理解の基本文献として、先行する重訳版ももちろん貴重な仕事だったのですが、できたらどなたか原典訳の続きを……。
グインサーガの場合 (スコア:3, 参考になる)
決して熱心な読者ではなく、惰性で読んでいただけのグイン読者ですが、ほぼ確実に未完で終わってしまうのが残念でなりませんです。
あと2~3冊分はもう書いてあるらしいですが、巻末の近況からうかがえる病状を見るにつけ、いつ作者逝去のため中断、となっても不思議はありません。
描かずに死ねるか (スコア:2, おもしろおかしい)
火浦功全般 (スコア:2, すばらしい洞察)
大同人物語 (スコア:2, 参考になる)
それ含めて作者なりのネタなのかもしれないけどアレの続編は見れないのかと思うと残念でならない。
あの日交わした約束は砕けて散った
約束なんてした覚えないけどね :P
新世紀エヴァンゲリオン 貞本版 (スコア:2, 興味深い)
セカンドインパクトを余裕で越えた今、このペースだと補完計画発動よりかかるんじゃなかろうかというのが現在の心配。
あの火星三部作 (スコア:2, 興味深い)
レッド・マーズ、グリーン・マーズと順調に出版されていたのに、ブルー・マーズがなかなか刊行されないもどかしさったらorz
火星開拓が、人間の側の様々な思惑をぐっちゃぐっちゃに抱えながら進んでいく様子が面白いんですよね。
秋山瑞人「E.G.コンバット」 (スコア:2, すばらしい洞察)
ミナミノミナミノはもうあきらめたよ…
ドミニオンはさておきアップルシード (スコア:2, 興味深い)
来年のAPPLESEED GENESISが本当に放映されるのか微妙な気配だし、何よりやっぱり漫画版がよみたいですね〜。
エクスマキナを逆に漫画化しても興味深い気も。
車田正美の・・・ (スコア:2)
どんだけ長い坂上り続けてんだよっ!
ナゼこの名前が出ていないのか (スコア:1)
Re:ナゼこの名前が出ていないのか (スコア:2, すばらしい洞察)
・来年4月あたりにまた再開するんじゃね?と思ってるから。
・もう諦めているから。
:
・ああ、あったねえ、そんなのも。
Re:ナゼこの名前が出ていないのか (スコア:2, 参考になる)
「近未来を描いた作品なのに世界情勢が変わりすぎた」というのはわかりますが…
・ニューロハード 蜂の惑星
せめてすでに掲載された分だけでいいから単行本にならないモノだろうか。
ひょっとして阪神淡路大震災で原稿が焼けちゃったのか?
・ダークウィスパー
最近電撃大王本誌は買ってないんだけど3巻巻末からどれくらい進んだんだろう
-- wildcard
Re:ナゼこの名前が出ていないのか (スコア:2, 興味深い)
そういう物と思って諦めてる人が多い?
アップルシードは既出か。
本人もう描かないと言ったそうだが、
コミックガイア編の続きが気になって仕方がない。
気になって仕方がないと言えば手塚治虫のバンパイア。
文庫版3巻がものっそい謎を残した引きで終わってる上に作者は故人という…
ネタ帳とか残って無いのかなぁ…
封仙娘々追宝録 (スコア:1)
仙術を封じられた主人公のいかにも仙人らしい解決手段とか、
思わず笑ったり考えさせられるオチとか、大好きだったんだがなぁ。
いったん復活したかと思ったら、あれで終わり?ほんとに終わり?
ろくごまるに、帰ってきてくれぇ…
封仙娘娘追宝録 (スコア:1)
本当に完結しちゃったらどうしよう? という状況な訳ですが。
// 本当に完結する確率が半分、
// 我々のカレンダーから「1月」が無くなる確率が半分、
// どちらが本当かは、シラヌ、シラヌ
//// 富士見絡みで、清水文化氏の気象精霊記も、
//// 期待も絶望もせずに、待機中。
幻魔大戦 (スコア:1)
Re:幻魔大戦 (スコア:2, 参考になる)
どうせ、再開しても新シリーズになるに決まってるから、読みたい人は自分で書いたらい〜んじゃない?
ヤマモトヨーコ (スコア:1)
クライマックスで止めるのはどうかと。
時事ねた多数なので今更再開されても話合わないだろうけど。
作者がお亡くなりになってしまったので (スコア:1)
ま、それ以外にも途中で終わってしまったのは多数ありますが。
続刊.com (スコア:1)
星界の戦旗シリーズ (スコア:1)
And now for something completely different...
「冬のディーン夏のナタリー」ですかね(涙 (スコア:1)
読まずに死ねないなら、永遠に生き続けるしかないわけだが。
敢えて言おう。カスである!と。
とりあえず星界まだー? (スコア:1)
ハルヒは風呂敷広げすぎた感があるなぁ・・・
マリみてはコンスタントに出るけど、何処に落ち着けるのかさっぱり。
最近のアニメシリーズ化を見ていると終着点が見えない内にアニメ化されて
諸事情で詰まってその間に声優さんが不幸になんて言う事もあるわけで・・・
銀英伝のような物って今後あり得ないと思ったりします。
#そういやスターシップオペレーターズってどうなったっけ?
星くず英雄伝 (スコア:1)
仕切りなおしは? (スコア:1)
編集部や出版社との関係が悪化して仕切りなおした作品は元々の構想の結末は永遠に読めないと思うと切ないであります。
パラレルワールドと割り切れればいいんですが。。。
星界シリーズ (スコア:1)
盛り上がったところで続編が出ないのはとっても残念です。
大昔の話だけど (スコア:1)
ちばあきおの「プレイボール」ですね。無念。
逆に (スコア:1)
旧富士見ドラゴンノベルのダイアン・デュアン著の『魔法使いになる方法』1、2です。
作者の方が続編を進めることに加え、創元から新訳として1巻が『駆け出し魔法使いとはじまりの本 [amazon.co.jp]』として再出発してます。
# 著者名がダイアン・デュエインなのに注意
のんびりしつつ、しっかり読むというと変ですが、そんな風味が好きな作品です。
# 続刊バンザイw
BOINC説明ページ(書きかけ) [wikispaces.com]
ガケップチ・カッフェー(大前田りん) (スコア:1)
この街から出たい (スコア:1)
美内すずえ大先生 (スコア:1)
一時は復活しそうだったのに . . .
ドラマにもなったのに . . .
アニメにもなったのに . . .
/. では少数派かな?
Absolute BSD (スコア:1, すばらしい洞察)
R.O.D. (スコア:1, すばらしい洞察)
次かその次で終わるはずなんだけど、「読子が降りてこない」という作者のコメントを見て以来、さっぱり。
……そうか、読子さんの代わりにかみ [sonymusic.co.jp] さま [nagisama-fc.com]が降りてて邪魔してるんだな?
ANN&JEEN (スコア:1)
友野: ユエルはいま書いてる。ANN&JEENはレーベルもなくなったし、トミーウォーカーで出してもらえるなら書きますが(笑)。ところで、あなた、私のデビュー当時はいくつだったっけ?
上村: (問いかけをあえてスルーして)で、いざ完成となると、やっぱり『友野詳のシルバーレイン小説』なんてものですから! 興奮を禁じ得ないわけですよ。
山田正紀全般 (スコア:1)
冒険王ビィト (スコア:1)
一説には白血病とか・・・
三条・稲田コンビは私の青春です。
稲田先生カムバック!
永遠の青春、「青春の門」 (スコア:1)
何かのきっかけで、続稿するやも知れぬと数十年待ちわびているのですが、おそらく、
淡い期待に終わると思います。
やじきた学園道中記を (スコア:1)
やじきたは京都で何が待っているのか、どうにも想像がつかないので。(^^;; #なんでもあり、だしねえ
白妙さまとか、伏線張ってあるんだから完結させてほしいなぁ。
あとは『クリスタルドラゴン』かな。ファンタジーものは完結しにくいんですかね。
#スティーブン・キングの『暗黒の塔』も気になってるんだけど、あれって完結してるのかな
アクマくん (スコア:1)
作者はもう続きを描く気はないんだろうなぁ…。
Oh!X (スコア:1)
フルメタル・パニック! (スコア:1)
L・M・ビジョルド女史の (スコア:1)
風の噂によれば、翻訳はとっくに終わっている分が出版者都合で止まっているようでorz
半分諦めているが (スコア:1)
ISBN 978-4-7577-3856-0 が振られているのに出版されていないってのは何事なんでしょう?
秋津透『たぬきつ』の2巻
この作者は……
嵩峰龍二のソルジャークイーン・シリーズ。
今は亡き朝日ソノラマのあれ。
そういや、この人、ルニセク群雄伝も放置だったな...
ちょっと前なら (スコア:1)
作者亡くなったから、タイムワープ技術とか死者再生技術が
実用化されるまでは再開・完結はありえないしなあ。
橋のない川 (スコア:1)
とがったり、ヘンに偏った切り口でなく部落問題を扱っている本です。
つつましく生きる若者とその家族の物語です。
昭和の本ではありますが、落ち着いた本を読みたい方にはお勧めです。
# このトピに書いてあるって事でお分かりとは思いますが完結は望めませんのでご了承ください。
バスタード (スコア:1)
fjの教祖様
神の盾レギオン (スコア:1)
ファンタジーロボットものとして、結構気に入っていたんですけどねぇ。
最近の六道慧は江戸時代物ばかり書いていて…完全にジャンルが変わってしまった。
羅門祐人の「ガデュリン」シリーズの地球編も待ち
書くって言っていませんでしたっけ?
今は架空戦記作家だしなぁ。
翻訳物ではマーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマンの「冥界の門」
角川で3作目まで翻訳されたものの、残り4作が未訳
原書は買ったんですけど、英語は苦手というのを思い知らされるだけで…
マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマンではもう一作
早川で翻訳された「邪空の王」、1作目だけしか翻訳されていない
同じく、マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン関連で「ドラゴンランス序曲」
こちらも3作目まで翻訳されて、残り3作が未訳
富士見ではもうむりなので、アスキーメディアワークスでお願い。
ブルーシティー (スコア:1)
半ばあきらめてはいるんだけれど, 今年はついにバトルブルー [amazon.co.jp]がついに単行本化されたこともあって, 一縷の望みを持っています.
完結が危ぶまれている(た)作品としては, 暁星記 [kodansha.co.jp]が完結したことと, 西遊妖猿伝 [e-1day.jp]の西域編が開始したことが今年の収穫ですね.
虚無回廊 (スコア:1)
涼宮ハルヒの微笑 (スコア:1)