ニュース「mixi年賀状」 住所知らないマイミクに郵送住所や本名を知らないマイミクに、年賀状を郵送できる――「ミクシィ年賀状」がスタートする。2008年10月28日 13時42分 更新
ミクシィは10月28日、mixiユーザー同士で年賀状を郵送するサービス「ミクシィ年賀状」の受け付けを、11月下旬に始めると発表した。mixiユーザーなら、相手の住所や本名が分からなくても届けることができる。 日本郵政グループの郵便事業会社と連携し、お年玉付き年賀はがきを届ける。デザインテンプレートは100種類以上選べ、標準価格は1枚98円(デザインによって異なる)、スポンサーの広告入りテンプレートなら1枚48円。 送り手は、「マイミクシィ」や「コミュニティ」の仲間などから受け取り手を選び、年賀状のデザインテンプレートを選択。メッセージや写真を添えて年賀状を完成させる。自分の住所と氏名は、記入してもしなくてもOKだ。記入しない場合は「ミクシィ年賀状事務局」が差出人になる。 受け取り手には「○○さんがあなたにミクシィ年賀状を送ろうとしています」という内容の告知がmixiメッセージで届く。受け取りOKの場合、住所と氏名を入力すれば、その住所に年賀状が届く仕組み。住所と氏名は、送り手には告知されない。 選べるデザインテンプレートは100種類以上。「ひぐらしのなく頃に」「機動戦士ガンダム00」「ゴルゴ13」など人気アニメのデザインや、「ニコニコ動画」などで使われているニワトリのキャラ「ニワンゴ」といったネットで人気キャラクターなどをそろえた(【お知らせ】「mixi年賀状」でITちゃんも謹賀新年)。 スポンサー付きテンプレートは、裏面に広告が大きく入ったデザインになる予定。トヨタ自動車など数社がスポンサーとして決まっているという。 今年12月20日までに受け取りが確定した年賀状は、12月25日までに投函する。年賀状の作成・発注はPC版mixiからのみ可能で、受け付けは来年1月15日まで。
笠原社長
受け取り手の住所・氏名などの個人情報は、「来年の暑中見舞いや再来年の年賀状などで再利用する可能性もある」(ミクシィの笠原健治社長)ため同社が保持し、厳重に管理するとしている。 販売数目標などは非公表。売り上げの一部がミクシィに入るが、笠原社長は「それほど大きな売り上げは期待していない」と話し、あくまでユーザーのコミュニケーションを活性化するサービスとして位置付ける。 「mixiのソーシャルグラフを生かし、ネットだけでなくリアルの場にもサービス展開していきたい」――同様な仕組みを利用し、mixiユーザー同士でプレゼントを贈り合えるサービスなども検討する。 企画は、郵便事業会社と博報堂DYメディアパートナーズがミクシィに持ちかけたという。 ネット上ではがきをデザインし、投函までできるサービスでは、ソネットエンタテインメント(So-net)の「オンラインハガキ作成」や、au携帯電話向け「EZ ケータイPOST」が昨年スタートしているが、それぞれ、送り先の住所を指定する必要があり、相手の住所や本名が分からないと利用できない。 関連記事
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