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【関西あの事件この事件 世間を騒がせた人たち】言い訳に開き直りにおとぼけ…小室被告、船場吉兆の女将、個室ビデオ店放火犯らの「言葉」 (1/5ページ)
このニュースのトピックス:年末年始プレミアム
「10億以上は数え切れなかった」とのたまった女性、20億の負債を抱え「裸の王様」と自嘲した小室哲哉被告、「食べ残しとは不本意」と謝罪の最中も強気だった船場吉兆の女将…。平成20年、大阪を舞台に世間を驚かせ、騒がせた事件を関係者のコメントでつづってみると−。
人生リセット
「裸の王様だった。人生をリセットして再出発したい」。
11月、音楽著作権譲渡に絡む5億円の詐欺事件で大阪地検特捜部に逮捕、起訴された音楽プロデューサー、小室哲哉被告(50)は取り調べ担当の検事に対し、そんな反省の言葉を繰り返したという。
90年代にミリオンセラーを連発、一時は年間20億円以上を稼ぎ出して莫大な資産を築き上げた小室被告。しかし逮捕直前には借金総額が約20億円に膨らみ、返済に追われていたことも判明、「時代の寵児」の凋落ぶりが際立った。
逮捕当初から素直に容疑を認め、家賃(月額)200万円以上の高級マンションでの「セレブ生活」から一転、わずか3畳半しかない大阪拘置所の独居房生活へ。接見に訪れた弁護士に「ここは寒い」と弱音を漏らし、差し入れられた母親や妻のKEIKOさんからの手紙に涙を流した。