【ニューヨーク=米州総局】29日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸、早朝の時間外取引で一時、前週末比4.49ドル高い1バレル42.20ドルを付けた。イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの空爆の拡大を受け、中東情勢が悪化するとの見方から買いが入っている。
その後は売りも出て、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2月物は午前8時半現在(日本時間午後10時半)、40ドル台前半で取引されている。
世界的な景気悪化で需要が減退するとの見方から、石油輸出国機構(OPEC)が17日に過去最大規模の減産を決めた後も原油相場は下落傾向が続いていた。
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