JCP日本共産党 豊中市議会議員 あらい真<新居まこと>ARAI MAKOTO

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12月議会での私の個人質問ーAザ・千里タワービルの事故についてー (2008.12.22) 

(1回目質問)
ザ・千里タワーの事故について伺います。
 11月27日付け朝日新聞に、千里タワービルの建設で、柱と柱を接合する充填剤の注入忘れという施工ミスで柱が損傷した件が報道されました。このビルは多くの市民が通行するすぐ側で行われており、事故があれば市民にも大きな影響が及びかねません。

 私もこの事故について、ゼネコンなど建築関係の複数の専門家に聞き取りを行いました。
 その方々の話によると、この作業はこのビル建設において非常に重要な作業であり、基本的にはあってはならないミスである、ということでした。
 事故当時、ドンという大きな音と揺れがあり作業員300人が地下に避難したということです。しかし、周辺を通行する市民には通行規制などが何もなされなかったとも聞いています。

さらに問題は、12月6日の午前中に同じ千里タワービルで、クレーンで機材を運んでいる時に強風が吹いて機材がビルに当たり、38階のガラスがわれて市民が通行する場所にガラスが落ちて飛散した、という事故がおこりました。
 幸いにも市民に当たらず怪我がありませんでしたが、もしガラス片が通行者に直撃していたらたら死亡事故にもつながっていた可能性もある重大なことです。
 そこで伺います。この二つの事故について、市に対してどのような報告があったのか。市は、このビル建設に対してどのような指導・監督を行っていたのか。また、今後ビル建設の安全管理について、市としてどのような指導をしているのかを伺います。 

ー1回目答弁ー
「千里ニュータウンの再生」に関するご質問にお答えいたします。
まず、「千里タワーマンション」の事故についてですが、1件目の本年11月14日に発生しました施工ミスにつきましては、18階部分の柱36本の内1ヶ所の柱脚、柱の脚元の部分ですが、この接合部で、グラウト充填材を2回注入すべきところを1回のみであったことから、その後、工事進捗に伴い、荷重に耐え切れなくなり、破損したとの報告がありました。
その後、施工済みの箇所全てを再点検した結果、充填を忘れた箇所は無く、また、構造計算上、安全性に問題はないとの報告を受けております。
2件目の12月6日に発生しました窓ガラスの飛散事故につきましては、屋上クレーンで足場を吊り下げ作業中に突風にあおられ、38階部分の一部窓ガラスを破損させた結果、千里タワーマンションの敷地を越えて、多くの来街者が利用する「せんちゅうパル」の歩行者通路から市道の区域及び、歩道橋側壁のガラス部分を破損させたとの事故報告を受けております。
事故後の市の対応といたしましては、1件目の柱脚部の施工における柱損傷に対しましては、千里タワーマンションは超高層建築物であり、高層ビルの安全性は国土交通省大臣認定になりますので、検査機関に補修内容を届け出て、再度大臣認定を受けたのち、補修を行うよう指導を行っております。
また、2件目の、窓ガラスの飛散事故に関しましては、再発防止のため、事業者等に対して、安全管理体制を強化するよう求め、その後、事業者から安全対策書の提出がありました。
今回の事故では幸いにも人身事故とはなっておりませんが、業務の性格上重大な災害につながる可能性が高い事故と認識しております。
建築工事中の安全管理につきましては、労働安全衛生法など関係法令に基づいて実施されるものでありますが、施工者は、大阪本店安全管理の担当者を現場に常駐させるとともに、足場解体計画では、ガイドワイヤを張り、夜間作業とするなど、より厳しい管理体制をとると聞いております。市といたしましては、市民の安全・安心を守る観点からも事業者や施工者に対し安全管理の徹底を書面で要請するとともに、中間検査等での現場検査やパトロール等で現場指導を行ってまいります。

(2回目意見)
 千里タワービルの工事については、今後市としても監視体制を強め、市民が巻き込まれるような事故が絶対に起こらないよう取り組んでいただきたい。


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