2008年12月27日

◆ 裸体画像の流出

 若い女性の裸体画像の流出事件が起こった。Winny による画像ファイル漏洩。
 今回の事件では、 Google も一役買っている。

   ( ※ 画像へのリンクはありません。期待はずれかも。  (^^); )

 ──

 裸体画像が Winny によって漏洩したのは、前にもあった。(××バーガー事件。)
 今回も、それと似たような事件があった。
 《 ひどい!またウィニー被害…美人店員の裸画像が流出 》
 また一般女性の裸画像がファイル共有ソフトによって流出した。今月23日、ジュエリーショップの美人店員(23)の裸の画像が、交際していた男子大学生のパソコンから大量に流出したのだ。しかも、女性の勤務先まで割り出され、一部のネットユーザーが勤務先まで押しかける騒ぎに発展。女性は退職を余儀なくされたという。
 大学時代は学内の有名劇団に所属し、同じ劇団員で1学年下の男子学生と交際していたが、この男子学生のパソコンにファイル共有ソフトの「Winny(ウィニー)」がインストールされており、それが原因で裸の画像が流出した。
( → zakzak
 ──

 ちょっと探してみたら、「美人」という言葉に偽りはなく、かわいい。さすがに劇団員。男の方はかなりハンサム。(プレイボーイふう。)さすが劇団部長。
 画像の内容は……まあ、むにゃむにゃ。(下品になるとまずいので。)

 ──

 それはさておき。
 この画像のうち、裸体以外のものが、Google で公開されてしまっている。例の Picasa というやつ。ここで、本人に断りなく、他人が画像を公開してしまっている。
 つまり、Winny を経由することなく、勝手に個人情報がばらまかれているわけだ。

 この件は、私が次の項目で指摘したことに相当する。

 「当人が許諾したわけでもないのに、どこかの他人が勝手に公開設定したからだ。」
( → マイ・マップの違法性

 「個人情報がどんどん漏洩(公開)されてしまう。本人が意図しないままに。」
( → Picasa と Calendar の情報漏洩

 これは、マイ・マップや Google カレンダーについての記述だが、同じことが、Picasa にも当てはまるわけだ。つまり、本人の許可なく、画像が公開されてしまう。そういうことが今回、起こったわけだ。

 ──

 今回の事件では、加害者は?
 女性は(軽薄ではあるとしても)被害者に当たる。
 男性は、部分的には被害者であるが、女性に対しては加害者となっている。(悪意はないが、酔っ払い運転みたいなもの。)
 写真をネット上で公開している連中は、悪意ある加害者であり、犯罪者と言ってもいいだろう。

( ※ ただし残念ながら、公開する連中は、「個人情報保護法違反」の犯罪者ではない。事業者ではないからだ。プライバシー侵害という点で、民事的に違法性を問われるぐらいでしかない。)

 ──

 ここで、話を Google に戻す。Google は、どうか? 
 第1に、Picasa で個人情報を暴露しているという点で、プライバシー侵害という犯罪の共犯者になっている、と言えるだろう。直接的に。
 第2に、Picasa のみならず、マイ・マップや、カレンダーでも、同じようにプライバシー侵害の場を提供している。
 第3に、ストリートビューでは、Google 自身が個人情報(住居画像や自動車画像)を勝手に公開している。

 要するに、Google というのは、個人の裸画像を勝手に公開する連中と、同類なのである。連中は、裸画像を公開するが、Google は、住宅の覗き見画像を公開する。そのくらいの違いがあるにすぎない。

 今回の裸画像の流出を知ったら、「まるで Google みたいな奴だ」と思えばいいのだ。
 そして、こういう状況を「ひどいものだ」と思ったら、ネットに棲息する破廉恥漢を非難するだけでなく、Google をも非難するべきなのだ。

 今回の裸画像の流出では、「自分は関係ないさ」と思っている人がほとんどだろう。しかし、そう思っている人も、(洗濯物などの恥ずかしい情景のある)自宅の裸画像を、ネットに暴露されてしまっているのだ。  (^^);
 


  【 追記1 】
 「( Picasaでは)裸体以外のものが、Google で公開されてしまっている」
 と上に記したが、その後、同じところで裸体画像まで公開されてしまった。(馬鹿者め!)
 だが、それというのも、「夕刊フジ」が裸体画像を新聞に掲載してしまったので、増長しているようだ。
 「夕刊フジ」は、大馬鹿者ですね。個人の裸体画像を(たとえ顔だけモザイクを入れたとしても)公開するなんて、言語道断だ。あまりにもひどすぎる。例の大馬鹿ものといっしょで、「名誉毀損」という犯罪をしている。犯罪者ですね。
 この会社、つぶした方がいいかもね。できれば、Google といっしょに。

 とにかく、「本人の個人情報を、本人に断りなく、勝手に公開する」という滅茶苦茶なことが、今の日本では野放しにされている。Picasa であれ、マイ・マップであれ、カレンダーであれ、ストリートビューであれ、みんなそうだ。
 Picasa にアップした馬鹿野郎であれ、夕刊フジであれ、Google であれ、こういうイカレた連中を、何とかする必要がある。
 しかしながら、本当にイカレているのは、こういう連中ではない。こういう連中を野放しにしている、今の日本人全体だ。(イカレていないのは、Google などを声高に批判している人々だけだ。)

  【 追記2 】
 エッチ画像を期待する人のために、参考情報を追加しておこう。
 台湾でも、画像流出事件が起こった。こちらは男性タレントのパソコンから(修理業者を経て)画像が流出したもの。エッチ相手の女優が何人も含まれていたため、美人女優のエッチ画像が大量に流出した。
 その一例として、「ジリアン・チョン」という女優がいる。すごい美人なのだが、Google で画像検索すると、裸体画像(18禁)ばかりが出てきて、服を着た本人の画像がかすんでしまうほどだ。
 ( ※ リンクは示しません。誰でも簡単に見ることができるので。)

 さて。この裸体画像の公開場所だが、これが例によって Google の Picasa である。別のところで公開されていることもあるが、Picasa でも大量に公開されている。
 つまり、Google の Picasa は、女優の裸画像を公開する巣窟となってしまっている。明らかに違法行為である。なのに、放置している。
( ※ ただし、まったくの放置とは言えないようだ。検索語で見つかる分については、削除されているらしい。ただし検索語が設定されていない場合には、彼女の裸画像がたくさん残っている。)

 なお、同じような例でも、YouTube や flickr の方では、彼女の裸体画像は削除されている。つまり、ちゃんとチェックする体制が整備されているようだ。その点、Google の Picasa は駄目だ。あまりにも無神経に過ぎる。

 Google の Picasa を見るとわかるが、そこには裸画像を削除するためのシステムが整備されていない。正確に言えば、一応整備されているのだが、それが日本語化されていないのだ。英語で表示される。
 具体的に言うと、「不正行為を報告」というリンクをクリックしたとき、次の画面が表示される。

           不正行為を報告
Google のプログラム ポリシーに違反している可能性があるコンテンツについてご報告いただき、ありがとうございます。
問題を最もよく説明しているオプションを選択してください。

   ◎ Nudity
   ◎ Hate against a protected group
   ◎ Violent or promotes illegal activities
   ◎ Infringes on my copyright
   ◎ Violates another policy (describe next)


 このような英語画面が表示される。「日本語化」という最低限の手間さえもかけていない。
 Google には翻訳の能力がないのか? まさか。Google 自身が翻訳機能を提供している。それによれば、こうなるはずだ。

    ◎ ヌード
    ◎ 悪意の保護グループに対して
    ◎ 暴力や違法な活動を推進
    ◎ 私の著作権侵害
    ◎ 別のポリシー違反(次の)説明

 このうち、2番目と5番目は意味不明瞭だが、他はちゃんと訳されている。これを(ちょっと修正して)掲載すればいいのに、そういうことすらしない。
 なぜ? もともと画像を削除する意思が稀薄だからだ。それが Google という犯罪企業の体質なのだ。

 こういう悪質な犯罪企業はつぶしてしまった方がいい、とも言える。Google がつぶれれば、別の企業が Google と同じことをするようになるだけだ。(すでにある技術や技術者は消えたりはしない。犯罪的な経営者が変わるだけだ。)

 「Google をぶっつぶせ!」と主張したいですね。そのためには、日本政府が、Google に莫大な課徴金をかけてしまえばいい。たとえば、日本国内における Google の広告収入に、莫大な課徴金をかける。
 悪をつぶせ! 

 《 注記 》

 ついでに言えば、上記の5項目には、重要な点が抜けている。次のことだ。
     ◎ プライバシーの侵害

 今回の女優や美人店員ならば、「プライバシーの侵害」を理由にしたいはずだ。なのに、そのための項目がない。これでは画像削除を申告できない。
 そして、Google は、あえてそれを狙っているのだ。(ストリートビューのことからもわかる。)
 プライバシーを無視する Google という企業がいかに悪質であるか、今回の事例からもよくわかるだろう。



 【 参考 】
 写真を期待して、本サイトを初めて訪れた人は、次の「覗き見画像」をご覧ください。
 Google のストリートビューによる覗き見画像です。

  →  ストリートビューの盗撮画像
  →  ストリートビューと女の尻
posted by 管理人 at 19:01 | Comment(5) | Google
この記事へのコメント
 【 追記 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは下記 ↓
Posted by 管理人 at 2008年12月27日 22:28
 【 追記2 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは下記 ↓
Posted by 管理人 at 2008年12月28日 11:12
 夕刊フジの裸画像掲載を批判する、2ちゃんねるの声。画像つき。(コピー)

 http://aruite5.blog.shinobi.jp/Entry/986/

 ※ 裸画像を掲載した新聞記事も表示されていますが、肝心の場所は隠されているので、とりあえずはここにリンクを記しておきます。

Posted by 管理人 at 2008年12月28日 13:09
夕刊フジの人は安心しない方がいいよ。
人の裸を食い物にするヤシは生きている資格がないな。
おれが彼女の弟だったら、夕刊フジの人を絶対に許さない。あいつらは殺人テロリストも同然だし。目には目を、歯には歯を。

Posted by ピロリン at 2008年12月28日 17:17
たとえ冗談でも、そんなこと書くと、夕刊フジが本気にしちゃいますよ。   (^^);
Posted by 管理人 at 2008年12月28日 18:10
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