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12/29-13:09--11病院赤字12億円 全体では4億円改善 県内自治体病院07年度決算

 岡山県内自治体病院の07年度決算は、半数以上の11病院が赤字だったことが、県国民健康保険団体連合会などのまとめで分かった。赤字病院の数は、前年度から2病院減ったが、県内自治体病院全体の収支は4億4500万円のマイナスで、黒字の病院との格差も広がっている。県内の公立病院は07年度、13市町に20病院あり、06年4月に美星国保病院(井原市)が診療所となったため、前年度から1病院減った。うち19病院が救急機能を持ち、7病院が不採算地区の指定を受けている。11病院が赤字決算となり、前年度の13病院から減少したが、損失額は合計11億8143万円と、8359万円悪化。黒字は9病院で、1病院増えた。利益は合計7億3577万円で、5億1687万円伸びた。赤字額が最も大きかったのは、吉永病院(備前市)の3億5796万円。前年度は1285万円の黒字だったが、移転関連経費3億7246万円を特別損失として計上し、赤字に転落した。備前病院(備前市)、瀬戸内市民病院(瀬戸内市)は、赤字額が膨らみ、収支が悪化した。国保成羽病院(高梁市)、矢掛町国保病院(小田郡矢掛町)など6病院は、赤字ながらも収支が改善。国保福渡病院(岡山市)、国保湯原温泉病院(真庭市)は黒字転換した。黒字額を伸ばしたのは、県精神科医療センター(岡山市)、児島市民病院(倉敷市)、鏡野町国保病院(鏡野町)、岡山市立市民病院(岡山市)、熊山病院(赤磐市)の5病院だった。黒字総額から赤字総額を引くと、全体では4億4566万円のマイナスで、前年度から4億3327万円圧縮。ただ、公的負担の総額となる他会計繰入金は26億6005万円で、7億4451万円減ったが、それでも黒字総額の3・5倍に及ぶ。県精神科医療センターは、独立行政法人化に伴い繰入金(前年度5億2682万円)が廃止されたが、新たに運営費負担金6億644万円が入っている。このため、鏡野町国保病院を除き、繰入金なしではすべて赤字になる計算。累積損失の合計は156億1304万円で、1億9315万円増加。12病院で累損があり、最大は岡山市立市民病院の57億4109万円で、笠岡市民病院(笠岡市)も24億5512万円を抱えている。

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