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【国際】

堂々コピー祭り 中国の遊園地

2008年12月29日 朝刊

 【長沙(中国湖南省)=小坂井文彦】中国湖南省長沙市の遊園地「世界の窓」で、ドラえもんなどを無断でコピーしたマスコットが出演する年末特別イベント「コピー祭り」が行われている。中国は近年、海賊版対策に取り組む姿勢を見せているが、成果が上がっていないのが実情だ。

 同遊園地は「コピーを理解せず、関心を示さない人は落後者」などと挑戦的な宣伝文句で市民にアピール。昨年、北京の石景山遊楽園で模倣マスコットが問題になったが、「コピーは文化。独特の雰囲気で魅了します」と開き直っている。

 世界貿易機関(WTO)は今年5月、中国に対し「知的財産権保護のための刑事罰が不十分で、問題が残る」と指摘。経済協力開発機構(OECD)によると、国際貿易における模倣品や海賊版の被害総額は2000億ドル(約18兆円)に上る。

 

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