システム障害のため新幹線が運転見合わせとなり、混雑するJR東京駅=29日午前7時58分 5新幹線始発から3時間停止 JR東、運行システムに障害JR東日本の東北、上越、長野、山形、秋田の各新幹線は29日、運行管理システムに障害があり、始発から運転を見合わせた。復旧作業を続け、各新幹線は午前9時ごろ、約3時間遅れで運転を開始した。 JR東日本によると、午前10時までに上下79本が運休。37本が最大3時間25分遅れ、約6万5400人に影響した。 障害があったのは東京都千代田区の新幹線運行本部内にあるメーンシステム。始発から終電までの全新幹線の運行計画が管理され、始発までに各駅の端末に計画を送る。 28日に大雪などで各新幹線が乱れたため、終電後に29日に運行する約390本の車両運用のほぼすべてを変更したが、始発までに新しいデータに切り替わらなかった。初期状態に戻して復旧したという。 東京駅では、家族連れやスノーボードを抱えた若者らで改札口周辺が混雑し、駅員が拡声機を使って「午前9時ごろには復旧する見込みです」と繰り返し説明。鉄道警察隊の警察官も警戒に当たったが、目立ったトラブルはなかった。 年末の帰省ラッシュが始まった27日には山形新幹線が架線に木が倒れかかったため停止したほか、28日は秋田、山形、長野の各新幹線やJR東海の東海道新幹線で雪、強風による運転見合わせや車両故障などがあり、計約3万600人に影響した。
【共同通信】
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