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【岐阜】失業の外国人に支援を 有志ら呼び掛け、食料や衣料届く2008年12月29日
失業した非正規労働者を支援しようと、「日系外国人緊急支援活動」が28日、美濃加茂市役所駐車場であり、食料品や衣料品が続々届いた。 美濃加茂国際交流協会と外国人住民グループ、市内の教会、日本人有志が結束して企画。市職員会も物資の提供で協力した。 午前10時から市民らが米や野菜、缶詰、カップラーメンなどを持ち込み、義援金を差し出す姿も見られた。 家族4人で食料品を届けた市内の主婦(37)は「人ごとではなく、いつ自分たちが逆の立場になるか分からない。少しでも役に立ちたい」と話していた。 主催者は、年末までに失業した可茂地域の外国人労働者は、1300人以上と推測。雇用保険の失業給付が終わる2−3月、さらに情勢が悪くなると心配する。 主催者の1人、ブラジル友の会の金城エジウソン代表は「食料を提供してくれた皆さんに感謝したい。仕事がないのが一番つらいこと」と話した。 支援物資は、30日に配られる。 (井上昇治)
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