大牟田市町内公民館研究大会が20日、大牟田市不知火町の大牟田文化会館で開かれた。同市の自治組織である町内公民館への加入率が40%を切る中、活力を取り戻す方策について約400人が議論を深めた。
同大会は今年で37回目。「公民館の活力を取り戻そう」のテーマで3グループが取り組みを発表した。
うち、吉野校区では2001年に町内公民館連絡協議会を核に、民生委員や社会福祉協議会、消防団、PTAなどの組織を横断する特定非営利活動法人(NPO法人)「大牟田吉野街づくり委員会」(井田進会長)を設立。オリジナルの「吉野大蛇山」を製作し、毎年夏祭りを開くなど、地域のきずなを深める活動を続けている。
同校区は公民館加入率が19.7%まで低下したことから、非加入世帯には民生委員が委員会発行の広報紙を配布。西日本新聞の販売店が毎週配布する折り込み情報紙も活用していると紹介した。
=2008/12/21付 西日本新聞朝刊=