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12/27-15:43--福呼ぶ初売り　趣向も多彩

　新年も迫り、岡山県内のデパートやショッピングセンターは、初売りの準備を急ピッチで進めている。米国発の金融危機や株価下落で景気は冷え込んでいるが、暗いムードを吹き飛ばそうと、各店は趣向を凝らした福袋を数多く用意している。　天満屋岡山店（同市表町２丁目）は、２日午前１０時から初売り。福袋は前年並みの約２万個を販売する。　０９年は創業１８０周年に当たることから、廣榮堂本店（同市藤原）と共同で作った「ＵＭＥだんご」（７００円）を用意。１千袋限定で、１００袋に１個３千円分の商品券が付く。　岡山で作られた食品加工物を「倉敷帆布」に詰めた「ＷＥ・ＯＫＡＹＡＭＡ福袋」（３００１円）もある。　０９年にちなんだ２００９万円の高額福袋は注文住宅１棟（土地別）、合計３０カラットのダイヤモンドネックレス、限定２０組の東児が丘マリンヒルズゴルフパックプランの３種類。　岡山髙島屋（岡山市本町）は、例年と同じ約１万５千個を用意し、２日午前１０時から初売り。最高額の福袋は、０９年にちなんだ２００万９千円で、毛皮のコート、宝石など３種類。　県内の有名ホテル、旅館のペア宿泊券（１０万～１２万円）、女性向け人気ブランドの福袋を中心に紳士、子ども服、パンまで多彩な福袋を６００円から用意。　丑（うし）年にちなんだ「てげ　うめっちゃが　宮崎牛」（１万１２９０円）を全店で抽選１０人に販売。１キロ分の宮崎牛と宮崎県産フルーツなどが年６回に分けて配達され、市販価格の１０分の１で提供される。　１～９月に毎月届けてくれる米福袋（３万１５００円）は、同店で先着５人。　イトーヨーカドー岡山店（同市下石井２丁目）の初売りは元旦１０時からで、約３千個の福袋を用意。２５～３１日には、５００個を先行販売する。　「エコ」をコンセプトに、「冬場のウォーキング用福袋」（１万円）、エコバックやひざ掛けの入った「２００９年にちなんだ福袋」（２００９円）などがある。　イオンモール倉敷（倉敷市水江）は、元日午前９時から初売り。福袋は１千～１万５千円が中心で、約４万個を用意している。　今年は若い女性向けの専門店を多く出店したため、衣料品店「ＩＮＧＮＩ」の福袋（１万５千円）などが人気を集めそうという。　同モールは、ＪＲ倉敷駅からのバス料金、倉敷駅北駐車場の駐車料金を元日のみ無料にするなど、公共交通の活用で混雑を緩和する。