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矢野絢也・元公明党委員長の告発の… (趣味・ゲーム)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】
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矢野絢也・元公明党委員長の告発の行方(2) いま、公明党・創価学会に何が起きているのか 国正武重 世界 2008.10 ニュース(154846)」
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 矢野対公明党元国会議員の訴訟

 矢野氏が、公明党元国会議員3人(黒柳明、大川清幸、伏木和雄3氏)に脅迫されて手帳などを持ち去られたと主張した事件については、元国会議員側が、2005年7月26日、東京地裁に名誉毀損訴訟を起し、謝罪広告、損害賠償を請求していた。2005年(平成17年)8月6日号「矢野極秘メモ100冊が持ち去られた」との記事と、同誌8月13日号「公明党0B議員からの提訴は笑止 矢野絢也氏が手帳強奪の真相激白」と題する記事。3氏は矢野氏と同誌編集長、発行元の講談社を訴えていた。一方、矢野氏も、慰謝料と手帳返還を求めて2005年11月9日、同地裁に提訴した。
 東京地裁民事4部(端二三彦裁判長)は、矢野氏側の主張をしりぞけ、出版社と矢野氏に対して、計660万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を命じる判決を下した。矢野氏側が控訴、現在、東京高裁で審理中である。
 東京地裁判決は、「矢野は、元議員3人に対し、2通の念書を作成し、手帳を交付した」「自らの判断で手帳を3人に預けることを決断したと認められ、3人が矢野から手帳を奪い、持ち去り、強奪したものとは認められない」などとして、矢野氏の主張を退けた。
 判決は、「(被告矢野は)自らの意志に基づき手帳などを交付、矢野宅内を案内したことが認められ、『週刊現代』2005年8月6日号に記載されているように、原告(3人)らが矢野の自宅に居座って、『出すまで帰れない』『それが貴方の身のためだ』などと強要し、原告らが手帳などを持ち去ったとの事実、『週刊現代』同年8月13日号に記載されているように、原告らが矢野に執拗な要求をし、矢野が『プライバシーの侵害になる』と強い抗議をしたにもかかわらず、手帳などを無理矢理持ち去り、強奪した事実、矢野の抗議にもかかわらず家探しを2回強行した事実は認められない」と認定した。
 矢野氏は、現在、「私は『文藝春秋』の連載の冒頭に《議員生活から足を洗って後片付けをしてみると、膨大な資料とメモに唖然としている》と記述したのだが、彼ら(黒柳氏ら)は、それを引用して、その『膨大な資料とメモ』を預けろと手を変え品を変えして要求してきた」(「創価学会が脅えた私の『極秘メモ』」)『文藝春秋』08年8月号)と指摘した上で、次のように語っている。
 《手帳は全部で100冊近くあり、30年近い私の公明党書記長、委員長としての政治活動における裏表のすべてが記されている。
 さらに、私が関わった創価学会の重要事件の裏事情も詳細に記されている。例えば、1970年の言論妨害事件の顛末、学会と共産党との形骸化工作、池田大作名誉会長の女性問題を記事にした『月刊ペン』との裁判、日蓮正宗の本山である大石寺との2回にわたる紛争、国税庁による創価学会への税務調査の内容、その経過、とくに公私混同問題での釈明陳情などなど。さらには政治家として、国会での攻防における、各党幹部との交渉の様子なども詳しく記されている》(同誌)
 矢野氏に言わせると、これらの内容が開封されたり、外部に流出したりすれば、各方面に多大な迷惑をかけてしまう。だから、盗難、火災などを考えた上で、厳重に保管していたのだという。

 "法廷外闘争"

政界が注目しているのは、今回矢野氏は、公明党の最大母体であり、背後で「自公連立政権」を支えてきた創価学会と、真っ向から対決しようとしている点。むろん、公明党をも巻き込む構えでもある。
 矢野氏は、「今回の私の提訴を受けて、太田昭宏・公明党代表は『支援団体にお世話になった、感謝している』と言いながら提訴するとは、人間として信じがたいと非難している。お立場もあろうが、私と創価学会との争いに公明党が口出しすること自体、政教一致ではなかろうか」(前出、『文藝春秋』)と批判する。
 一方、公明党側も、矢野氏の一連の動きを「公明党のめざす政治家像と180度かけ離れたのが矢野だ」(神崎武法・前党代表)と糾弾する。最近の公明党幹部による座談会では、次のようなやりとりが交わされている。
 太田昭宏・代表 "庶民を守る砦に"と結党されたのが公明党だ。「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との原点のままに戦っていく使命がある。この原点を忘れると、どこで何をやっているかが不透明になり、不祥事を起こす。
 神崎武法・常任顧問 「公明党議員になったのは何のため」──。その一点を失うと、私利私欲に走ったり、腐敗・堕落して支持者を裏切ったりする。その典型が元委員長の矢野絢也だ。
 北側一雄・幹事長 矢野は最近、民主党など野党国会議員の会合やマスコミに登場し、党や支持団体、かつての同僚議員を口汚く非難している。
 漆原良夫・国対委員長 矢野は昨年末、党の議員0Bからウソや虚偽で名誉を傷つけられたとして訴えられていた裁判で全面敗訴。損害賠償に加え、異例の謝罪広告まで命じられた。今回の動きは結局、不利な控訴審を少しでも有利にしようとする"悪あがき"でしかない。
 太田代表 矢野といえば明電工株取引疑惑。「自宅で2億円もの現金授受」が暴露されたり、そのスキャンダルで世間で大騒ぎされ党委員長辞任に追い込まれた。党や支持者に大迷惑をかけた男ではないか。
 (2008年7月26日付、『公明党新聞』)
 北側幹事長が指摘した「野党議員との会合」の1つに、さる6月13日、衆議院第1議員会館で開かれた「矢野絢也さんより話を聞く会」があげられる。民主党、社民党、国民新党などの有志議員が呼びかけ人となって開かれたもので、菅直人、鳩山由紀夫、亀井静香各氏ら野党国会議員ら70余人が顔を出した。
 冒頭、矢野氏は、今回の創価学会に対する訴訟について、「私の個人的な問題として裁判に臨んだわけではない。私に対してしたようなことが、ほかにも行われていると聞いているので『公憤』という気持ちで裁判に臨んだ。時間がかかっても徹底的に争っていきたい」と語った。提訴への経過説明のあと質疑があったが、注目されたのは「政教一致」「政教分離」問題である。民主党議員の、「公明党と創価学会は本当に政教分離といえるのか、あるいは政教一致なのか?」との質問に、矢野氏は言葉を選びながら、次のように答えた。
 《公明党、創価学会が強調しているのは内閣法制局の意見で、戦前、戦中を教訓として、権力が宗教を利用するのが政教一致という見解で、宗教が政治を利用するというのが問題にされていない。この見解は、いささか時代にあっていないと思う。世界的にも宗教が政治をゆさぶっている。テロ活動にしてもそうだ。宗教側から政治への介入。これが政教一致になるのか、ならないのか議論されるべきだ。
 極端な例は、特定宗教の教義を国策にするという宗教国家である。さすがに、そういうことを創価学会は考えていない。昔は「国立戒壇」論というのがあって、国会の議決で国の宗教にするというのだったが、昭和45年の「言論妨害」問題があり、結局、当時の池田(大作)会長が謝罪、「政教分離」宣言をした。以来、「国立戒壇」は影を潜めた。
 けれども、宗教の組織防衛、利害を政治に反映する──これは政教一致なのかどうか、非常に微妙な問題である。宗教が政党を支持して、教義を押しつけなくても、宗教的利害、組織防衛を政党に期待し、かつ政治権力に影響をもつ。これは程度の問題だろう。公明党書記長として私は、創価学会の意向を受けて、あんまり大きな声で言えないようなこともしてきた。やった本人が言っているんだから、しゃーないと思うが、やったことによって、教訓にして対応が変わるということなら、まだ救いがある。ところが、便利なことで、まーええわということにされたんじゃ、たまったものじゃない。
 だから、政教一致か分離化というのは、そういう概念的な問題がある。特に選挙のときの創価学会の会館の使用、選挙期間中は常時使っている。しかも非課税でつくられている宗教施設が選挙活動の拠点になる。集会場にもなる。電話は使われる。そういったことに、私の時代には対価を払ったことがない。それが24時間体制、こういうものが果たして政教一致になるのかどうかは議論すべきだ。答えになっていないが。》
 もう1つ、「話を聞く会」で注目されたのは「池田大作・創価学会名誉会長の今後」についてである。民主党衆院議員が、「矢野、竹入義勝・両元委員長などへの攻撃は、1人の権力者のやっかみと見せしめが目的ではないかと見られるが、この権力者は今後どうなるのか。矢野さんの行動で、その体制も揺らいでくるのか」と質した。ここでいう「権力者」は、いうまでもなく創価学会・公明党グループ内で絶対的な"権力"を維持していると見られている池田名誉会長を指しているのだろう。
 これに対して、矢野氏は次のように答えた。
 《20年間も公明党書記長をやっていたのでなにもかも知っている。実際、公明党には学会員以外の党員さんは殆どいない。党の中心力は学会員。それも長年、練磨された組織運営で見事なものだ。私も大分、世話になった。
 池田名誉会長のご長寿(筆者注、現在80歳)を、本当に冗談なしに祈っている。でないと余人をもってかえがたい。もし、その後どうなるかということはいいたくない。人間ですから。私はおそらく、池田先生がこうおっしゃったと、「矢野は裏切り者だ」と。「あいつは許せない奴だ」と。例えばの話ですよ。これが「残された教え」となり、(創価学会、公明党グループは)それを極めて厳格に守っていく。ある意味では、それを唯一のよすがにして(学会、公明党グループを)運営していく。その選択権を誰が持つかということは、また別の問題になってくる。だから、ある意味では純粋、言葉は悪いけど「過激、原理主義」になるかもしれない。そうでなければこの組織はもたないだろう。毀誉褒貶は別。組織として見たときにです》
 これは、「ポスト・池田」を予言する極めて注目すべき発言である。そういえば、池田名誉会長は、今年3月26日の創価学会の各部代表者会議で次のように発言したという。
 「これから2、3年が、大きな勝負のヤマである。私も厳然と指揮をとる。一切を総仕上げしていく。未来の土台をつくる大建設の時である。今、公布の舞台から引っ込んだら損をする。さあ、新しい時代を開くのだ。私とともに勝ち誇って、素晴らしい人生を飾ろう。私は、今が一番元気である。同志の皆さまのお題目のおかげである。心から感謝もうしあげたい」

次ページ(3)につづく



最終更新日  2008.09.16 23:26:05
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