誤字指摘&何でも質問板

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岩貞るみこの「ときどき記」 http://blog.drecom.jp/iwasada

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不安な正月  投稿者:慢性疲労  投稿日:2008年12月28日(日)01時57分49秒   通報 返信・引用
  国沢さんの同士塾ブログでの書き込みを拝見しました。

 元派遣社員として、当該のセレブなご意見に対し、反論いた
します。

 当該文書の前半は派遣社員の自己責任論、後半は適正な(限定的な)
セーフティネット構築論と読めましたので、それにしたがって論を進
めます。

 まず、「派遣社員や期間工の皆さんは、収入や仕事の内容を考慮し
て定期雇用を選ばなかっただけ。」とのことですが、そうではない人
も大勢います。むしろ、私の周囲では、やむなくやっている人の方が
多いでしょう。ですから、自己責任論で切り捨てようとするのは、麻
生首相と同じく、底辺層の暮らしを知らないセレブな方のご意見とし
か受け取れません。
 私の元同僚にも派遣生活に見切りをつけるために,トヨタの期間工
になった人がいます。それはトヨタが、07年頃には期間工を正社員と
して採用するようになっていたために、いずれは正社員になりたいと
の一念で身を落としたものです。彼はなんと、東工大卒の学歴です。

 私も旧帝大の大学院を出ていますが、彼と同じく就職氷河期の就職
活動で、専門的な知識や技能を生かせる就職が無く、妥協しても期限
付きのものしか見つけられませんでした。

 一旦そういった期限付きの職や,派遣の職に就いてしまうと、正社
員としてステップアップ転職をしようとしても、スキルが身についた
中途採用者としては雇ってもらえません。また、仕事は出来ますから、
企業の側としてもわざわざ社内に取り込んで高い給与を払う必要もな
かったはずです。結局、私の場合は専門性は無視され、契約更新を繰
り返しながら、直近の就職バブルで入社した決して聡明とは思えない
正社員の元で働くことになっています。そして間近の将来に不安を覚
えながら正月を迎えることとなりました。

 このような経緯ですから、少なくとも私や彼には帰責性が無いと思っ
ています。そこへ自己責任論を振りかざされても、反感を持つばかり
です。
 次にセーフティネット論ですが、確かに、自由主義社会の日本では、
労働関係も契約の一種ですから、契約自由の原則が妥当します。ですか
ら、派遣労働や、期間雇用を自由化して、国として産業競争力を上げる
という政策にも合理性があります。しかし、労働はそれを通して生活の
糧を得、自己を実現し、国家に税を納め、産業を潤し国力を担うという
役目を持っていることから、どこの資本主義国家でも労働者を保護し企
業を規制する法整備をしています。そしてその程度は先に触れたように
政策に任されているわけですが、わが国では、競争相手の欧米諸国と異
なって労働市場が硬直的なため、欧米諸国とおなじような労働自由化政
策をとったのでは、そのしわ寄せ労働者個人にいくことになります。そ
して現実に我々がババを引いているわけです。

 低廉な労働力を使えるようにし、法人税を下げて産業競争力を高め、
企業の内部留保を増やす政策をとったのなら、今のような状況では企業
に雇用面での配慮を求めても、不当ではないと考えます。いっぽう、企
業の剰余金を配当金課税や、法人税負担などで、究極的には国家が吸い上
げるようにしたのなら、今般の雇用不安や貧困問題は国が面倒を見てく
れても良いのではないかなと思います。いわゆる利益者負担の原則です。


 現実には、前者でしょうから、企業が自主的にセーフティネットを張
るべきです、そして、企業が行わないなら、国が緊急立法や得意の行政
指導で張らせるべきです。実際には国はそのようなことをしていないに
等しいのですから、扇情的であっても、自己を棚上げしていても、マス
コミのバッシングはとても心強いものがあります。実際に、一時的では
ありますが、いすゞの期間労働契約解除の見直しはマスコミによる世論
醸成のおかげだと思います。

 日米構造改革協議と構造改革要望書にしたがって、進められた小泉改
革ですが、それと同時に必須だった日本の硬直的な労働市場の改革にま
では手がまわらなったようで、労働市場規制緩和のひずみに落ち込んで
しまっています。本当に将来の展望はもてませんし、老後の年金などは、
恐ろしくて考えられません。結婚や子供も同じです。どうすれば打開で
きるのか。。。

以上


 セレブな方が少なそうな、共感を持ってもらえそうな、こちらの
板に書き込もうと試みました。レオナルド博士が無視されています
もんね。メールアドレスで会社に特定されても困りますし。皆さん
ごめんなさい。



 本論とは全く関係ありませんが、皆さん「敬体」と「常体」はご
存じですか。
 敬体とは「です。」「ます。」などで文の終わりを結ぶ形です。
常体とは「だ。」「である」などで、結ぶ形です。例外的に違和感
を覚えさせて注意を惹きたい場合に混在させる場合がありますが、
原則的にはそうしないのが基本です。小学校で習いましたよね。最
近ではblog体というというものもありそうですが、やはり、混在さ
れると困ってしまいます。
 
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