まして「普遍」との距離感覚なき場合、「理」だけで動かせる領域など、たかが知れている。
しかも、その「理」は完璧だろうと力を持つとは限らない。
挙げ句に「理」に粗があれば目も当てられん。
世の中は「理」で動いているわけではない。
「情」を動かせてこそ「理」は意味を持ち得る。
昔の人は凄いね、インフォメーションやインテリジェンスに対し「情報」と訳したのだから。
保守を自称する者なら、そのくらいのことに思いを馳せ、「言葉」を紡いでもらいたいものである。
お前ら、何を「保守」したいのよ!?
件の論文・空幕長更迭騒動で「村山談話」は更に強化されることになるだろう。
挙げ句に更迭した政府を批判し始めて左翼どもは「思う壺」とほくそ笑んでいることだろう。
実に余計なことをしてくれた、としか僕には思えないのだが。
日本人に足りないのは「情報戦」への構えである。
大東亜戦争とて、もう少し「情報戦」という視点があれば今頃、歴史的評価は変わっていたかもしれない。
そして「情報戦」は今現在も行われている。
その意識なく、駄文だの抗議行動などを行なっても「敵」の術中に過ぎん。
要するに平和ボケなのだ。
軍隊とは何か?
戦後民主主義に毒されているのだろうな、自衛隊員にも主張の自由がある、などとキテレツな論を述べているものもいる。
そんな自由は軍人には無い。
作戦会議で侃々諤々はあるかもしれないが、大戦略に文句を言っていたら軍は機能しない、少なくとも士気は上がらない。
大戦略の前では例えばブッシュがどれだけ間違っていようと従うのが軍人というものである。
文句があるなら、大東亜戦争肯定論を多くの者に伝える努力こそ為される、我々にも出来る「情報戦」なのだ。
「正論」なんて糞食らえだ。
中国を見よ。
北朝鮮を見よ。
米国を見よ。
彼らは「正論」なんか主張しない。己れのエゴを主張しているだけだ。
負けたくなければ、保守、というより日本人は「戦略眼」を磨くべきだ。
ただの「反・左翼」では到底、奴らには勝てない。
議論で勝ってもジャッジするのはサイレント・マジョリティだ。
保守は本気で「公と個」を考えよ。
お前らのやっていることは個の肥大化による私情だ。
そこに公など無い。
もう一度言う。
で、お前らは何を「保守」したいのよ?
by 切葉鳩@Free Tibet
西村修平らバカを断罪せよ