2008年09月27日 ザ・コレクターズ大頭鑑/岡村詩野
昨日が情報解禁日だったの?秋ってもう少し先だと思っていました。
http://diskunion.net/jp/ct/detail/JP0809-27
ザ・コレクターズ大頭鑑
音楽出版社 / JPN / BOOK / JP0809-27 / 2008年10月16日 / 1,890円(税込)
監修=岡村詩野
デビュー当時は日本のモッズ・シーンを代表するバンドとして名を馳せ、近年はトリビュート盤がリリースされるなど、日本のロック・シーンに欠かせない存在となっているザ・コレクターズ。結成20周年を迎えてもなお精力的に活動を続ける彼らのこれまでの軌跡をまとめるとともに、リーダーであるヴォーカリスト、加藤ひさしの“頭”脳を大解剖!さまざまな角度からザ・コレクターズの魅力に迫った、ファン待望の一冊。
■内容(予定)
ディスク・ガイド:アルバム、シングル、ライブ盤など全タイトル紹介
コラム:ザ・コレクターズという存在/メンバー個々の音楽性について/ザ・コレクターズがJ-POPに与えた影響/歴代スタッフの証言/加藤ひさしが選ぶ100枚
インタビュー:加藤ひさし(ザ・コレクターズ)/山中さわお(the pillows)/プロデューサー(伊藤銀次、小西康陽、吉田仁、和田博巳)/エンジニア(高山徹、山口州治、ケニー・ジョーンズ)/大貫憲章ほか
著名人アンケート:奥田民生、GOING UNDER GROUND、甲本ヒロト・真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)、サンボマスター、シーナ&ロケッツ、スネオヘアー、曽我部恵一、LOW IQ 01、RORRYほか
A5判 200ページ
上の文中では”監修”ですが、表紙は”著”になってますね。岡村詩野さんはコレクターズをずっと追いかけている人で、最近では、「東京虫BUGS」が出た時に「ストレンジデイズ」(102号)という雑誌でインタビューをされてました。「ミュージックマガジン」で日本のロックの採点を毎月されてますが、それでは10点満点で9点を付けて、とても褒めてました。「more complete set」の解説、10周年に出たパンフレットのディスク解説(公式サイトのディスクの解説文は、これの流用です。)、「ULTRA MOD GEAR」での「ゴルフはいかが?」のアフターインタビュー、2004年の紙ジャケの帯。ぱっと思いつくだけでこれだけあります。帯は、テイチクのを4枚とも書いてます。コロムビアのはミュージシャンが1人ずつなんですが、テイチクのは、ミュージシャン+岡村さんと、2つ載っています。
「more complete set」の解説から、一部引用しておきます。
ザ・コレクターズというバンドは私にとって永遠に特別な存在だ。加藤、古市両名から何か頼まれたら絶対に断れないし、それどころか、今だってどんな時も協力を惜しまない気持ちでいる。なぜなら、80年代後半から90年代にかけての怒涛のテイチク/バイディス時代のザ・コレクターズの、DIY精神に満ちたブリリアントな楽曲の数々は、この仕事を始めて10年以上になる私をいつも初心に戻してくれるから。自分の手で自由自在に自分の人生を切り開いていくことの素晴らしさを、ザ・コレクターズのナンバーは今も私に強く訴えかけてくれるからだ。(2002年7月)
こちらのページにインタビューが載っていました。http://dc.casio.jp/avenue/faces/okamura/
音楽出版社は、雑誌「CDジャーナル」を出しているところ。http://www.cdjournal.com/main/top/
この前出たばかりのこの本も、ここから出ています。
- 作者: MTVロック検定委員会
- 出版社/メーカー: 音楽出版社
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: 単行本
この本も約200ページ。これくらいのボリュームの本になるんでしょうか!
この本では、「ロックとスーツ」というテーマでSCOOBIE DOのコヤマシュウさんと対談。スーツの解説有りのカラーが2ページ、白黒8ページ。コヤマさんは夏でも野外でもスーツで本当にかっこいいよ。巻頭に、日本VS英米ジャケット対決というのがあって、元ネタとパクリが並べてあってとても面白かったんですが、コレクターズも載せて貰えたら良かったのに。
2008年09月26日 ベストアルバムについて
忘れてた。27日からTreasurebox@shibuyaチケット発売です。
今日も長いですよ!!1日1枚にしようと思ったけど、一気に行きます。
本題の前に。歌謡ポップスチャンネルでのシナロケのイベントの番組の放送、明日の夕方5時の回で最後だと思います。録画忘れはありませんでしょうか。同じ歌謡ポップスチャンネルで放送の四人囃子のライブは、28日日曜日と30日火曜日に再放送があります。この前、ライジングサンの放送と重なって見れなかったんです。四人囃子は、加藤さんが21stセンチュリースターズで2曲カバーしているのは知っていましたが、「QESTIONS 67 AND 68」で森園さんがゲストでギターを弾いた、というのを昨日「レトロスペクティブ」の事を書いたおかげで、知りました。
ライジング、前回の2時間ずつ計4時間の無料放送では、元ちとせさん放送無しでした。10月5日から毎週日曜に5週にわたってスペースシャワーで放送がありますが、こちらでは放送されるのかな。http://www.spaceshowertv.com/program/special/rsr_2008.html
■
ここからベストアルバムについて書きますが、曲名の後ろの【】付きの数字はオリジナルアルバムです。6曲入りの「愛ある世界」は苦肉の策で【5.5】としました。シングルバージョンが作られているのは「太陽はひとりぼっち」のB面「夢見る君と僕」と「CASH&MODELGUN」だけですが、一応アルバムバージョンが入っているのを(【*】)で表しました。
【S】はシングルです。
下に一覧を作りましたが、リンク先(asinコード)は最新のものにしました。1〜4は今年再発された紙ジャケ、5〜11は2004年に再発された紙ジャケです。1、2、4については2004年の紙ジャケがまだ入手可能で、そちらにはボーナストラックが付いているのでお気をつけ下さい。(参照)後ろの数字はオリジナルの発行年月日。
【1】「僕はコレクター」asin:B001BPPAEY(87.11.21)
【2】「虹色サーカス団」asin:B001BPPAF8(88.6.21)
【3】「僕を苦悩させるさまざまな怪物たち」asin:B001BPPAFI(89.4.21)
【4】「PICTURESQUE COLLECTORS’LAND」asin:B001BPPAG2(90.4.21)
【5】「COLLECTOR NUMBER 5」asin:B00023GSWE(91.7.21)
【5.5】「愛ある世界」asin:B00005ELPW(92.5.21)
【6】「UFO CLUV」asin:B00023GSWO(93.1.21)
【7】「キャンディマン」asin:B00023GSWY(94.4.21)
【8】「Free」asin:B00023GSX8(95.4.21)
【9】「MIGHTY BLOW」asin:B0002I85UM(96.9.21)
【10】「HERE TODAY」asin:B0002I85UW(97.10.1)
【11】「BEAT SYMPHONIC」asin:B0002I85V6(99.4.1)
【12】「SUPERSONIC SUNRISE」asin:B00005HSOP(01.2.1)
【13】「GLITTER TUNE」asin:B00006RTB8(02.11.21)これ以降に、「夜明けと未来と未来のカタチ」「ビフ・バン・パウ」(MODSカバー集)「ロック教室」(逆トリビュート)「東京虫BUGS」が出ていますが、いずれもベストアルバムには収録無し。
■[アルバムガイド]フリーク博士とマニア氏
- アーティスト: THE COLLECTORS, HISASHI KATO
- 出版社/メーカー: テイチク
- 発売日: 1991/10/23
- メディア: CD
1.太陽はひとりぼっち 【2】【S】
2.僕はプリズナー345号 【3】
3.トゥー・マッチ・ロマンティック!【1】
4.太陽が昇るまえに 【3】
5.夢みる君と僕(シングルver) 【S】(【1】)
6.僕はコレクター 【1】
7.魔法のランプ 【2】
8.…30… 【4】
9.ロケットマン 【4】
10.僕は恐竜 【1】
11.気狂い(クレイジー)アップル【4】
12.ぼくのプロペラ 【4】
コレクターズは91年の頭にベースとドラムをメンバーチェンジ。レコード会社も、デビューしたテイチク/BAIDISからコロムビアに移籍、7月にアルバム「コレクターナンバー5」を出します。その後にテイチクから出たのがこのベスト盤なので、どこまでメンバーの意向が反映されているのか分かりませんが、なかなかまとまった感じの12曲だと思います。黒地にユニオンジャックジャケットというジャケットの写真はホンマタカシさん。”コレクターズ研究家・コレクトロン会長”の向井せいかさんが解説を3ページ、ぎっしり書いていらっしゃるのですが、曲や音楽活動についての紹介というより、ご本人の思い出や加藤さんとコータローさんの人となりについて熱心に書かれてて、これはこれで面白かったです。歌詞カードにはあとサイズが小さいし単色ですがたくさんの写真と、あと謎のイラストがたくさん。何かの設計図とか、ヘアスタイルの作り方とか…。
■[アルバムガイド]the collectors complete set〜the BAIDIS years very best of the collectors 1987〜1990
- アーティスト: THE COLLECTORS
- 出版社/メーカー: ティー・グランドミュージック
- 発売日: 1995/04/21
- メディア: CD
上の、タイトルが変ですが、多分これの事です。2001年にボーナストラックを追加して再発になってるので、それは下でまた書きます。
ディスク:1
1.ぼくのプロペラ【4】
2.ぼくはプリズナー345号【3】
3.太陽はひとりぼっち【2】【S】
4.太陽が昇るまえに【3】
5.僕は恐竜【1】
6.TOO MUCH ROMANTIC!【1】
7.夢みる君と僕(シングルver)●【S】(【1】)
8.…30…【4】
9.マーブル・フラワー・ギャング団現わる! (Re-Mix) ●【4】
10.まぼろしのパレード【3】
11.魔法のランプ 【2】
12.ロケットマン(Re-Mix)【4】
13.1・2・3・4・5・6・7DAYS A WEEK(Re-Mix)【1】
14.プ・ラ・モ・デ・ル(Re-Mix)●【1】
15.青と黄色のピエロ【2】
16.気狂いアップル【4】
17.僕はコレクター(Re-Mix)【1】ディスク:2
1.2065【2】
2.扉をたたいて【2】
3.スーパー・ソニック・マン【3】
4.おかしな顔(ファニー・フェイス)【1】
5.恋の3Dメガネ【3】6.あの娘は電気磁石【1】7.10月のたそがれた海【2】
8.チョークでしるされた手紙(Re-Mix)【4】
9.カーニバルがやって来る(Re-Mix)●【2】
10.虹色サーカス団【2】
11.Dearトリケラトプス(Re-Mix)●【4】
12.アーリー・イン・ザ・モーニング【3】
13.S・P・Y【4】
14.僕の時間機械【1】
15.CHARY GORDONのうた【3】
16.僕はコレクター(Re-Mix)(ネオGSストリングスバージョン)●【1】
93年にちょっと「世界を止めて」がヒットして、その影響なんでしょうか、テイチクからまたベスト盤、しかも今度は2枚組。リミックスはありますが、ほとんどはアルバムからのそのままの収録で、もしかしたらこの当時既にテイチクの4枚は入手困難になっていたのかもしれないですね。Q盤(1500円の廉価版のCD)が94年に出てますけど。
ブックレットは20P。岡村詩野さん進行の加藤さんとコータローさんのインタビューと、小松崎健郎(肩書きはオフィス・ワンダー・ガール)の各曲紹介。それとは別に歌詞カードが入っています。コード付。
リミックスで「ここが変わってます」って書いてあるのは、「マーブルフラワーギャング」だけ。オルガン、ピアノとコンガが新たにダビングされたそうです。紙ジャケにも入ってるので、聞き比べてみてください。
上にも書きましたが、2001年に新たに5曲追加、リマスターされ再発になっています。この5曲がレアなので、買う時には気をつけてください。それについては下で改めて書きます。
■[アルバムガイド]GOLD TOP
- アーティスト: THE COLLECTORS, 加藤ひさし
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1995/09/21
- メディア: CD
1.世界を止めて【6】【S】
2.グッド・バイ【8】【S】
3.素晴らしき人生 【S】※【8】の紙ジャケボーナストラックに
4.SEE-SAW('95 MIX VERSION) (【5】【S】)
5.U・F・O 【6】
6.あてのない船【5】
7.MOON LOVE CHILD【7】【S】
8.カメレオン・ダイナマイト('95 MIX VERSION)【5】
9.明治通りをよこぎって('95 MIX VERSION)(【5.5】)
10.恋をしようよ【7】
11.SUMMER OF LOVE【5.5】
12.ザ・バラッド・オブ・ロンサム・ジョージ【7】
13.Dream'n【8】
14愛ある世界 【6】
95年4月にロンドンレコーディングの「Free」が発売になり、その5ヵ月後の9月に出た、コロムビア初のベスト盤。「Free」の曲がもう2曲も入ってる!しかも「素晴らしき人生」はこのベストと同じ日に発売になったシングル。アルバムと同じ日にその中からシングルカットしたのを出すというのはままありあますが、ベスト盤でも?「素晴らしき人生」のカップリングは、今も時々ライブで演奏する名曲「ミッドナイト・レインボー」。選曲自体は派手な曲が多いし、楽しいと思います。「U・F・O」もこの中に埋もれてしまえばさらっと聞けてしまう。
('95 MIX VERSION)というのは、このベスト盤のために「Free」のエンジニア、ケニージョーンズさんがリミックスしたものだそうです。
初回は三方背ケース入り。宮子和真さんが解説を書いています。歌詞にはコード付。
■[アルバムガイド]LIVING FOUR KICKS(ライブ盤)
Living Four Kicks?COMPLETE LIVE
- アーティスト: THE COLLECTORS, 加藤ひさし
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1998/05/30
- メディア: CD
《》付きの数字は収録日。《1》:93.3.29(初の渋谷公会堂)、《2》:94.5.26(渋谷公会堂/「ULTRA MOD GEAR」収録のライブ)、《3》:95.2.17(日清パワーステーション/Freeレコーディングのロンドンから帰国後初ライブ)、《4》:95.2.18(日清パワーステーション)、《5》:96.10.10(10周年野音)、《6》:96.11.29(日清パワーステーション)、《7》:97.2.6(渋谷公会堂)、《8》:97.12.10(渋谷公会堂。今のところ最後の渋公)。ちなみに97年のクリスマスイブに加藤さんは喉のポリープを手術。
曲順で重要だなと思ったところは書いておきました。
《5》の曲は、ビデオ「MIGHTY 10th ROUND ATTACK」にも全曲入っています。「TOO MUCH ROMANTIC」以外はフルで。
●は日本語カバー曲。
ディスク:1
*****ナレーション*****
1. クルーソー《5》【9】※ライブの1曲目
2. ぼくのプロペラ《7》【4】
3. Jet Holiday《8》【10】
4. Moon Love Child《5》【7】
5. プ・ラ・モ・デ・ル〜恋のカレイドスコープ《6》【1】
6. マーブル・フラワー・ギャング団現わる!《6》【4】
7. カラス《7》【9】
*****ナレーション*****
8. 嘆きのロミオ《8》【10】
9. ロバになる前に《8》【5】
10. Tough《8》【10】※ライブの1曲目
11. プリティ・ガール《2》【7】※「ULTRA MOD GEAR」(94)と同じ
12. See-Saw《2》【5】※「ULTRA MOD GEAR」(94)と同じ
13. 世界を止めて《2》【6】※「ULTRA MOD GEAR」(94)と同じ
*****ナレーション*****ディスク:2
*****ナレーション*****
1. 愛ある世界《5》【6】※ダブルアンコール
2. 愛ゆえに《3》【7】
3. アーリー・イン・ザ・モーニング《6》【3】
4. ハレツするボク《4》【5】
5. 恋をしようよ《2》【7】※「ULTRA MOD GEAR」(94)と同じ
6. 彼女はワンダーガール《7》【4】
*****ナレーション*****
7. Dog Race《8》【6】
8. 愛の種《7》【9】
9. Dancing In The Street●《3》(「レトロスペクティブ」にスタジオ録音版)
10. まぼろしのパレード《1》【3】※「SUPER MOD GEAR」(93)と同じ
11. 20世紀が終わっても《8》【10】※本編ラスト
12. Too Much Romantic!《5》【1】※トリプルアンコールの1曲目
13. 僕はコレクター《5》【1】※トリプルアンコールの2曲目(ラスト)
*****ナレーション*****
何でベスト盤の中にライブ盤を入れてるんだと思われるかもしれないですが、「選曲的にもこれがベスト!最初に聞くならこれを聞けばいい!」って、私が思っているからです。廃盤だし、買えなくなる前に急いで買って欲しい!
これ書いていて気が付いたんですが、ビデオとたくさんかぶってるんですね…。ビデオが出てる《1》《2》《5》は、これに入ってるのは全部ビデオにも入ってる、と。
”*****ナレーション*****”と書いた部分にはナレーションが入ってるんですが、このCDのトラックダウンは加藤さんがわざわざ渡英して「Free」のエンジニア・ケニー・ジョーンズさんにやってもらっているんですが、彼が英語でナレーションをしてくれていて、そしてその訳が歌詞カードにもちゃんと載っています。彼の意見とかじゃなくて、普通の解説を読んでるだけですけれど。
ファンクラブの会報(Vol.57)でも2ページくらいインタビューでこのCDについて語られているんですが、それよりも!重要なのは「ロッキンオンジャパン」の98年6月号です。「質問一切無し、全26曲のフル・ボリュームを”モッズの守護神”加藤ひさしがひたすら喋りまくる!30男の怒涛の暴走ロック魂!」って、書かれてる通りなんですけれど、5ページずっと喋ってます…。名言続出です。全部書き写したいくらいです。本当に面白いので、最近ファンになった人は古本屋さんで見つけてください。すぐに見つかると思います。
「ライブ見てみたらわりと楽しかったんだけれど何から買えばいいの?」って思ってる人がいたら、私はこのCDとロッキンオンをセットで薦めます。これがどうしても手に入らないっていうならクアトロの2005年のDVD。
発売当時は、先着で5枚組みのポストカードが付いていたようです。
■[アルバムガイド]SILVER SPRUCE
これに先立ち、同じ年の4月にレア音源集「レトロスペクティブ」が発売。アルバム未収録のシングルが収録されました。詳しくはこちら。コロムビアのボーナストラックと「レトロスペクティブ」 - コレfan更新記録
- アーティスト: THE COLLECTORS, 加藤ひさし, LANNY DUNCAN, 伊藤銀次, ザ・コレクターズ, ROBERT DUNCAN
- 出版社/メーカー: ヒートウェーヴ
- 発売日: 2000/12/21
- メディア: CD
1. TOUGH〜all the boys gotta be tough【10】【S】
2. 百億のキッスと千億の誓い【11】【S】
3. TEENAGE FRANKENSTEIN【10】
4. センチメンタル・スウィート・ハートエイク【11】
5. GLORY DAYS【9】【S】
6. CASH&MODEL GUN【11】(【S】)
7. 涙のレインボーアイズ【9】【S】
8. BUTTERFLY KISS【11】
9. GIULIETTA【10】【S】
10. クルーソー【9】
11. LOVE SICK!【9】
12. 嘆きのロミオ【10】
13. GIFT【10】【S】
前の「GOLD TOP」との間に出た3枚のアルバムからシングルを中心に満遍なく…という感じですが、「ロミオ」が入ってたり「バタフライ・キス」が入っていたり、なんか重いですね…。ファンクラブの会報によると、選曲、デザインの決定等は加藤さんがしたそうです。写真もきれいだけれど暗い感じがして、なんだかあんまり聞いてないアルバムです…。ちなみに、シングルだけれど入ってないのは、既に「レトロスペクティブ」に入ってる「いいことあるさ」と「FIND THE WAY HOME」。
このCDはCDエクストラになっていて、PVの一部を繋げたムービーと、何枚かの写真が見れます。PVは年代順にサビの辺りだけ流れるんですけれど、こちらも「いいことあるさ」と「FIND…」は入っていません。
歌詞カードにコードは付いてません。
コレクターズは99年の6月末にコロムビアから年内での契約終了を告げられ、それ以来どこのレコード会社にも所属していないのですが、wikiにこんな記載が。
wikipedia:コロムビアミュージックエンタテインメント
ヒートウェーブ(HEAT WAVE)
1998年に子会社として設立したJ-POP系レコード会社。TRIADレーベル等のアーティストの一部が移籍し発売元になると共に、新人アーティストの発掘を事業領域としていたが、売上不振による債務超過に陥った為2001年3月に日本コロムビアへ吸収され、以後はレーベルのみ残る。
コレクターズはHEAT WAVEにいたわけですね。(「ビートシンフォニック」と「スーパーソニック・サンライズ」はHEAT WAVEが発売元。)名前からしてもしかして中心的存在だったんでしょうか。コロムビアにいたバンドってイエモン、ミッシェル、ピチカートファイヴくらいしか有名どころは無い感じですが、イエモンは96年にファンハウスに移籍済み、ミッシェルは2002年にユニバーサルに移籍、その翌年解散。
どうしてこんな事を書いているかというと、この「シルバー・スプルース」の品番COCP-50436の下2桁を切ってHMVで検索したら、全部ベスト盤だった。そんな状況下で出たベスト盤です。そして2001年5月にはコロムビア自体がリップルウッドと資本提携。コレクターズも大変だったけど、コロムビアも大変だったんですね…。
■[アルバムガイド]the collectors complete set the BAIDIS years very best of the collectors 1987〜1990
the collectors complete set?the BAIDIS years very best of the collectors 1987?1990
- アーティスト: THE COLLECTORS
- 出版社/メーカー: インペリアルレコード
- 発売日: 2001/08/22
- メディア: CD
95年に発売になったもの(http://d.hatena.ne.jp/colle_fan/20080926#p2)の再発です。5曲を追加し、リマスターしてあります。
DISK-1 追加曲
18.BABY LEMONADE('88 Previously Unreleased Demo) ※ピンク・フロイドの日本語カバー
19.SPICKS AND SPECKS('88 Previously Unreleased Demo) ※ビージーズの日本語カバーDISK-2 追加曲
17.CHEWING GUM(テイク2)
18.恋はヒートウェーブ('89・フリー・シングル)
19.明治通りをよこぎって('90・フリー・シングル)
日本語カバーは両方加藤さんの訳詞。「CHEWING GUM」は、「クチャクチャチューインガム」ではなく、「リグレイチューインガム」と歌っているバージョン。(歌詞カードはクチャクチャのまま。)3rd発売当時、リグレイと歌えなかったのは「リグレイ社からクレームが付いた」からとインタビューで答えてました。「ヒートウェーブ」と「明治通り」は両方ライブでソノシートで配られたもの。「ヒートウェーブ」はファンクラブ会員ページで写真を見ることが出来ます。「明治通り」のソノシートは、すごろく付き。
歌詞カードは、追加の曲の歌詞も載っていますが、追加分にはコードの記載無し。ブックレットは95年発売のものを流用しているので、追加分の曲解説は無し。最後のページにアンダウン(当時あったフリーペーパー。コータローさんの人生相談や加藤さんの連載が載っていた。)の編集長の鈴木大介さんがコメント寄せています。これが面白い。
間違わないように品番も書いておきます。TECN-35727-8。(95年のがTECN-38300-1)
■[アルバムガイド]the collectors more complete set the BAIDIS years
the collectors more complete set the BAIDIS years
- アーティスト: THE COLLECTORS
- 出版社/メーカー: インペリアルレコード
- 発売日: 2002/08/21
- メディア: CD
ディスク:1
1. ご機嫌いかが?おしゃべりオウム君 【3】
2. 問題児【1】
3. 占い師【3】
4. ロボット工場【1】
5. 空想科学ロケット旅行【2】
6. がんばれG・I・Joe! 【2】
7. 夢みる君と僕(アルバム・ヴァージョン)【1】
8. 恋のカレイドスコープ【1】
9. 時計発明家【4】
10. 地球の小さなギア【4】
11. GO!GO!GO!【1】
12. 彼女はワンダーガール【4】
13. 作品22番【2】
14. ぼくを苦悩させるさまざまな怪物たちのオペラ【3】
15. ちびっこアドルフ【4】
16. 消えろ!けむり野郎【4】
17. ダイスをころがして【4】
18. あの娘は僕の太陽なのさ【4】
19. CHEWING GUM【3】ディスク:2
1. NICK!NICK!NICK!(from TOKYO MODS COMPILATION“DANCE”/'87)■
2. 僕の時間機械(タイムマシーン)(from TOKYO MODS COMPILATION“DANCE”/'87)
3. 僕はコレクター(from IKASU!NEO GS GO!GO!LIVE!!/'87)
4. 僕の時間機械(from IKASU!NEO GS GO!GO!LIVE!!/'87)■
5. 太陽が昇るまえに(TAKE-2)
6. 恋のピンチヒッター(SUBSTITUTE)※ザ・フーのカバー(英詞)
7. TOO MUCH ROMANTIC!(LIVE '89)
8. ぼくを苦悩させるさまざまな怪物たちのオペラ(LIVE '89) ■
9. がんばれG・I・Joe!(LIVE '89)
10. NICK!NICK!NICK!(LIVE '87)
11. 僕の時間機械(LIVE '87)
12. ロケットマン(DEMO)
13. 彼女はワンダーガール(DEMO)
14. ちびっこアドルフ(DEMO)
15. 消えろ!けむり野郎(DEMO)
16. ITCHYCOO PARK(DEMO)※スモール・フェイセズの日本語カバー
17. TOO MUCH ROMANTIC!(THE BIKE/from SONOSHEET“THE SONG FOR MR.DINOSAURI”/'85)
ディスク2は、from…って書いてあるの以外は全て未発表。
帯のコピーを引用します。
世紀を超える”早すぎた名曲”達。デビュー15周年を迎えた現役最強ロックバンド THE COLLECTORSがテイチクBAIDISレーベルに残した音源をこの第2弾で完全網羅。貴重なレア・トラック、ライブトラックも満載(未発表12曲!)特に圧倒的なパワーを証明したライブ・トラックは全世代必聴!リーダー加藤ひさし責任編集!【解説・岡野詩野 各曲解説・加藤ひさし】
ここにもあるように、前回のコンプリートセットとこれにテイチク時代の4枚の曲全てが入っています。そんな事情でこのモアコンのディスク1は前回もれた曲を集めてるんですが、この曲も漏れてたの?みたいな、いい曲がたくさんありますね。「夢見る君と僕」は前回はシングルバージョンを入れたので今回はアルバムバージョン…と、本当に真面目な作りです。曲順もオリジナルと同じ流れになってるところが多いんですがどうしてなんでしょう…やけっぱちな感じがしなくもないです。
歌詞カードはコード付…なんですが、ディスク2には「NICK!」しか付いていません。あとはコンプリートセットに載ってるからそっちを見てくださいって事だと思います。歌詞は載っているのに。英詞のままカバーしている「恋のピンチヒッター」は、歌詞も載っていません。
コレクターズのCDは割と中古でも見つけやすくて、私もあまり苦労した事はないのですが、初期のシングルとかそういうのを除けば、このCDが今一番見つけにくいCD…と思っていたのですが、今アマゾン見たらいっぱい安く出てた!!
聞いておもしろいCDかどうかは正直よく分からないんですが、解説は面白かったです。加藤さんの各曲解説は喋ったのを文字に起こしてるんだと思いますが、語尾とかすごく丁寧でなんだか落ち着かない。
■[アルバムガイド]THE GREATEST TRACKS
- アーティスト: THE COLLECTORS, 加藤ひさし, WINK SERVICE, 吉田仁, 小西康陽
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: CD
1. 愛ある世界【6】
2. TOUGH【10】
3. 世界を止めて【6】
4. MILLION CROSSROADS ROCK【12】
5. TOO MUCH ROMANTIC!【1】
6. Stay Cool!Stay Hip!Stay Young!【11】
7. ぼくのプロペラ【4】
8. あてのない船【5】
9. 1・2・3・4・5・6・7 DAYS A WEEK【1】
10. NICK!NICK!NICK!【5.5】
11. 夢みる君と僕(Single Ver)【S】(【1】)
12. SUMMER OF LOVE【5.5】
13. POWER OF LOVE【13】
14. マイアミビーチ【8】
15. PUNK OF HEARTS【13】
16. ロケットマン【4】
17. CHEWING GUM(Take 2)(【3】)※モアコンに収録
18. 僕はコレクター【1】
これを書いている時点で、一番新しいベスト盤。それまではテイチク時代のはテイチクから、コロムビア時代のはコロムビアから出ていたのが、今回はレコード会社の枠を超えて収録されています。結果、今のライブでの定番曲が集められてるという感じになってます。(ロケットマンは聞いた事無いし、パンクオブハーツも最近しないですけれど。)20年分を集めてるので、いきなり声が若くてびっくりしたり、バラバラしている感じもしますが。
コータローさんと「もっと面白がりたい」を一緒にやってる森内淳さん(STUDIO M.O.G)が解説を2ページ書いています。
モッズカバーアルバム「BIFF BANG POW !」と同時発売。ロンズデールとのコラボグッズプレゼントキャンペーンがあって、両方の帯に付いてる応募券を送れば、3名にジャージ、20名にTシャツが当たりました。物販で買えるのと同じものだと思います。
■[アルバムガイド]OH MY MOD!
「OH! MY MOD!」The Collectors best -Sawao Yamanaka Selection
- アーティスト: THE COLLECTORS
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: CD
1.愛ある世界【5】
2.僕はコレクター(Re-Mix)(【1】)
3.気狂いアップル【4】
4.10月のたそがれた海【2】
5.NICK! NICK! NICK!【5.5】
6.アーリー・イン・ザ・モーニング【1】
7.夢見る君と僕(Single Version)【S】(【1】)
8.世界を止めて【S】【6】
9.あてのない船【5】
10.GO! GO! GO!【1】
11.僕の時間機械(from TOKYO MODS COMPILATION ""DANCE""/87)(【1】)※モアコンに収録
12.ロケットマン(Re-Mix)【4】
13.Stay Cool! Stay Hip! Stay Young!【11】
14.SUMMER OF LOVE【5.5】
15.TOUGH【10】【S】
16.虚っぽの世界【13】
11月5日に発売予定の、ピロウズの山中さわおさんによるセレクト集。こちらも、「THE GREATEST TRACKS」同様、テイチクとコロムビアの両方から選曲されています。
ディスクユニオンのページにあった文を引用しておきます。
http://diskunion.net/jp/ct/detail/JP0809-07
THE COLLECTORSをリスペクトする山中さわお(the pillows)選曲によるコレクターズ究極のVERY BEST 盤登場!
彼の人生を変えたと言う珠玉の16曲を収録!!
2008年09月25日 コロムビアのボーナストラックと「レトロスペクティブ」
asadashinichi blog: 440ライブ詳細発表!
11月10日(月) 下北沢440
open 18:30 start 19:00
前売り 3500円 当日 4000円 ドリンク別10月1日より440にて電話予約開始
TEL 03-5481-4143古市と浅田の新ユニット
『ANALOG MONKEYS』いよいよ見切り発進!
浅田信一さんとコータローさんのユニットについて、今日発表がありました。アナログモンキーズ。見切り発車?コータローさんも「リラックスした感じで楽しめれば」と書かれてるので、相当リラックスした感じになるんだと思います。
http://www.club251.co.jp/440/ 440のスケジュールにももう載っています。
チケットリザーブについて。
[2PM-8PM]
440(four forty)ではチケットの電話予約を受け付けています。座席数には限りがございますので、ご予約をおすすめします。ご予約はお電話で、受付番号を発行します。チケットの引き替えと精算は公演当日になります。[注意:キャンセルはできません,受付は公演の前日までとなります]
これ、発売日にお店に直接行って買ったらどうなるの?
■[アルバムガイド]レトロスペクティブ
テイチクの4枚再発のエントリで2004年に出た紙ジャケの初期の4枚のボーナストラックについて書いたので、今度は残りの7枚について書いておきます。このボーナストラックは2000年4月に出た一枚目のレアトラック集「レトロスペクティブ」とかぶっているので、レアトラック集第2弾「MISSING TRACKS」が出る記念に「レトロスペクティブ」についても書いておきます。長くなりますよ!
【G】は95年にコロムビアから出た最初のベスト盤「GOLD TOP」に入っている曲、【R】は、「レトロスペクティブ」にも入ってる曲です。数字は曲順。他は全てシングルのタイトルです。●は日本語カバー曲。(○は片桐和子さんの訳詩)
COLLECTOR No.5 小西康陽プロデュース(紙ジャケット仕様)
□Collector No. 5【SEE-SAW】
□シャドウマン ~ Konishi, Yasuharu remix ~【SEE-SAW】【R-7】
□SUMMER OF LOVE (LIVE VERSION)【世界を止めて】
□きみの素敵な金時計 (LIVE VERSION)【世界を止めて】
□NICK! NICK! NICK!【愛ある世界-3】
□愛しのルネ(WALK AWAY RENEE)●【愛ある世界-4】
□恋はヒートウェーヴ(Love Is Like A)HEAT WAVE【愛ある世界-6】
□SUMMER OF LOVE【愛ある世界-1】
□茂みの中の欲望 (Here We Go Round The Mulberry Bush)●【愛ある世界-5】
□明治通りをよこぎって【愛ある世界--2】
□勝どき橋まであと2km【涙のレインボーアイズ】【R-16】
□Sha-la-la-lee●【涙のレインボーアイズ】【R-11】
□晴れた空カントリーデイ【GLORY DAYS】【R-13】
□いいことあるさ【いいことあるさ】【R-4】
□恋はLet's Go(LIVE VERSION)【いいことあるさ】
□DANCING IN THE STREET●【R-12】※元は95年2月にライブで配布されたCD
□Space Alien(2000 light years mix)【Giulietta】※「Free」のエンジニア、ケニー・ジョーンズがリミックス
□BOXING TIME【Giulietta】【R-2】
□雲の影【TOUGH】【R-9】
□プリテンディング・マン【GIFT】【R-15】
□FIND THE WAY HOME【FIND THE WAY HOME】【R-1】
□STARSHAKER【FIND THE WAY HOME】【R-6】
□Do YOU KNOW?【FIND THE WAY HOME】【R-3】
□CASH & MODEL GUN(シングルバージョン)【CASH&MODELGUN】
□THE MISFITS' MANIFEST【CASH&MODELGUN】【R-10】
□QESTIONS 67 AND 68○【CASH&MODELGUN】【R-8】
私は「レトロスペクティブ」を買えばアルバム未収録のシングルが全部揃うんだと勘違いしていました。「素晴らしき人生」は「GOLD TOP」に入ってるから、「レトロスペクティブ」には入っていないのね。「恋はLet's Go」のライブバージョンと「Space Alien」のダンスバージョンも未収録。「レトロスペクティブ」にはその時点でアルバム未収録の曲についてもちゃんと書いてあって親切です。
発売当時、コロムビアの紙ジャケ7枚を全部買って応募すると、オリジナルのCDフォルダが貰えました。また、ファンクラブでテイチクのと合わせて11枚全部買うと、16ページのCDジャケットサイズの写真集が貰えたそうです。私は持っていませんが、これが柴田恵理さんの写真展の時に話題になっていた、加藤さんが好きな写真が載っているっていう冊子ですよね?
あとついでに。コロムビア在籍時に出たアルバムの多くは歌詞にコードが書いてあるんですね。それについて某所に一度書いたのんですが、また書いておきます。
紙ジャケ再発のは全部コード無し。 (8月に再発されたテイチクの4枚については不明。多分無しですよね?)コードつきのアルバムはキャンディマン〜ビートシンフォニックの4枚。 ベスト盤のコンプリートセット、モアコン、ゴールドトップにも有り。
■
で、ここから「レトロスペクティブ」についてです。
- アーティスト: THE COLLECTORS, 加藤ひさし, PAGE, 片桐和子, ザ・コレクターズ, CAIRNS, 小西康陽, 伊藤銀次, DUB MASTER X
- 出版社/メーカー: ヒートウェーヴ
- 発売日: 2000/04/29
- メディア: CD
レトロスペクティブ発売時には、CDサイズくらいのフライヤーが作られました。そこに加藤さんのコメントがあるので引用しておきます。
ザ・コレクターズは87年のメジャーデビューから現在までに11枚のオリジナルアルバムと3枚のベストアルバム、2枚組みのライヴアルバム1枚と6曲入りのミニアルバム、そして15枚のシングル(3曲入りマキシシングルを含む)をリリースしている。
本作「RETROSPECTIVE」は91年より在籍しているコロムビア/HEAT WAVE/TRIADレーベルからリリースされたシングルのカップリング曲やリミックス・バージョン、そしてコレクターズによる自主レーベルWonder Girl Recordsよりリリースされた12インチアナログ盤などのアルバム未収録音源を中心に編集されたコンピレーションアルバムです。
いつの時代も優れたロックバンドのリリースするシングルのカップリング曲(CDシングルの2曲目以降に収録された曲でレコードではB面と呼ばれていたもの。)はシングルのメイン曲やアルバム収録曲に比べ、昔から遊び心に溢れたものだったり、実験的なものだったり、はたまたメンバーのソロ色を色濃く出したものだったりとユニークなものが多く熱心なファン達のコレクターアイテムになってくれることが多い。そしてそれらはまたバンドの違う一面を垣間見せてくれて、とても興味深かったりするものだ。今、こうして我らがコレクターズのそうした音源を一曲一曲あらためて聴き直すと、今では自分でも予測が付かないほど緻密なアレンジの曲があったり、実はメイン曲よりこっちの方がイイんじゃないの?と思い直すような曲があったりで新鮮な発見の連続だ。
「RETROSPECTIVE」は選曲から曲順からジャケットデザインのコンセプトから何から何までボク、加藤ひさしが120%監修したリーダー責任編集アルバムです。全17曲72分を超える超大作!!内容もボリュームも申し分なし!!ザ・コレクターズの12枚目のニューアルバムの完成です。最後の最後までお楽しみください。
本当に真面目な性格が良く出ている文章で、打ちながら私は自分の事を反省しました。(この文章は歌詞カードにも載っています。)
【】内は上の紙ジャケのどれに入ってるかです。
1. FIND THE WAY HOME【HERE TODAY】
2. BOXING TIME【HERE TODAY】
3. DO YOU KNOW?●【HERE TODAY】
4. いいことあるさ【MIGHTY BLOW】
5. ミッドナイト・レインボー【Free】
6. STARSHAKER【HERE TODAY】
7. シャドウマン(Konishi Yasuharu remix)【collector No.5】
8. QUESTIONS 67 AND 68○【Beat Symphonic】※シカゴのカバー
9. 雲の影【HERE TODAY】
10. THE MISFITS' MANIFESTO【Beat Symphonic】
11. Sha-la-la-la-lee●【MIGHTY BLOW】※スモール・フェイセズのカバー
12. DANCING IN THE STREET●【MIGHTY BLOW】※マーサ&バンデラスのカバー
13. 晴れた空カントリーデイ【MIGHTY BLOW】
14. Quiet Happy...(microcosmic style)※シングル「百億のキッスと千億の誓い」に収録
15. プリテンディング・マン【HERE TODAY】
16. 勝どき橋まであと2km【MIGHTY BLOW】
17. SUMMER OF LOVE(extasy party remix)※92年に出た12インチ「THE COLLECTORS ep」より。宮崎”D・M・X”泉リミックス。
17は黒いジャケットのアナログ盤ですよね。A面が「SUMMER OF LOVE」が2バージョン入っていて、B面が「明治通りをよこぎって」の擬似ステレオミックスと「恋はヒートウェイブ」のモノラルミックス。「ヒートウェイブ」は「MISSING TRACKS」に入りますね。「明治通り」の”Tokyo Mods Forever Mix”というのもこれでしょうか。「SUMMER OF LOVE」はこれなのかそれとももう一つの方なのか。17はともかく、14の「Quiet Happy」の別バージョンは、このアルバムかシングルでしか聞けないのですね。へんてこな曲ですけれど。18曲目に、隠しトラックで「UFO CLUV」の「MONDAY」のアウトロの長いバージョンが入っています。
一覧にしちゃうと、「紙ジャケで全部揃えちゃえばいいわけね」って思う人もいるかもしれないですが、「レトロスペクティブ」は各曲に加藤さんが結構詳しい解説を書いていて、それをぜひ読んで欲しいし、サージェントペパーズをパクリまくりの微笑ましいブックレットも見て欲しいし、私はむしろ「レトロスペクティブ」買って、紙ジャケじゃないオリジナルのCDを集めた方が…って思います。オリジナルのデザインを再現して解説まで入れてくれてるテイチク版に比べて、コロムビアは本当にがっかりなデザインなので…。コロムビアの紙ジャケに入っている曲は、全部ダウンロード1曲ずつ買えますし。(テイチクのほうはまだできません。)あ、新品で買えるCDは今は紙ジャケの方なので、新品で買う人は新品買ってください!
ファンクラブの会報vol.69には、「レトロスペクティブ」発売記念で、同封の解説よりさらに深い「裏セルフライナー」というのが2P載っていて、すごい赤裸々な事になっています。
2008年09月24日 明日のQUE
ここまできて全然宣伝されないのは要はアレがアレなのねと思っていたのですが、ユースの社長の日記を見たらやっぱりアレのようでしたね。○ザが。とにかく楽しそうなのでたくさんの人に見に行ってもらってたくさんレポを読みたいところですが、緘口令しかれてしまうんでしょうか。
■[雑記]
前に書いた山中さわお選曲のベスト盤について補足なんですけれども。
私はもしさわおさんが16曲自分にとって重要な曲を一生懸命選んで、最高の曲順を考えたっていうなら、これも全然ありだと思います。むしろ、直前に出たベスト盤とまるかぶりでも「これがいい」って思ってこれが出せたなら、誠実だと思う。さわおさんはともかく、コロムビアのスタッフやマスタリングに立ち会った加藤さんは分かってるはずだから。
でもねー、どうなのかな。入ってる曲を見て正直ちょっとがっかりしたの。一応押さえるべきところは押さえました、みたいな。これ、さわおさんが「ものすごく思い入れがある曲」じゃなくて、さわおさんが「ピロウズファンやこれからコレクターズを聞く人に最初に聞いて欲しい曲」じゃないの?だったら、「2005年に出たベスト盤を聞いてみて」って言えば良くない?わざわざベスト盤を出しなおす必要が無くない?って、思いました。過半数がかぶっててしかも1曲目から同じベスト盤があるのに、この新しい「OH MY MOD!」を「さすがTHE BIKEの頃から聞いてる大ファンのさわおさんならではの選曲!」とか言って、私はちょっと褒める気にはなれないです。かぶってない6曲も、最近のライブでやってる曲が多くて、そこまで特別な感じはしないんですよね。
でもだからこそ、何でこの16曲になったかっていうのを、きっちり教えてもらって納得したいんです。期待はまだしています!「すみませんでした!」って謝りたい。
文句があるなら買わなきゃいいじゃん、って話なんですけれどね。私はコレクターズが好きで、ピロウズも好きで、買いたかったんですよこのCDを(笑)。
「ベスト盤(しかも蓋を開けてみれば前に出たベスト盤以降の曲が含まれてない)」ってだけで微妙だし、「山中さわお選曲」ってのも謎。でも欲しかったんですよね…。ここ最近のコレクターズのリリースラッシュが…とか、分母がピロウズファンの商売してていいのかとかそういう話でも無くてですね…。欲しかったんだけれど純粋にがっかりしたんですよね…。
うーん、私はずっと、そろそろまたライブ盤を出して欲しいと思っていたんですが、「living four kicks」(asin:B00005EMRF)以降のライブを集めたライブ盤でしかも山中さわお選曲、だったらすごく面白かったと思うのに…。昔話だけじゃなくて、今のコレクターズのいい所も聞かせてもらえたんじゃないかな。
2008年09月22日 藤井フミヤ「F’s KITCHEN」
もうすぐリリースです。今ならDVD付のほうが200円くらい安いです。
- アーティスト: 藤井フミヤ
- 出版社/メーカー: SMA(SME)(M)
- 発売日: 2008/10/08
- メディア: CD
- アーティスト: 藤井フミヤ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
- 発売日: 2008/10/08
- メディア: CD
対象店舗で買うとアナザージャケットプレゼントという事もやっているようです。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/FumiyaFujii/frame_set/info_fs.html
ナタリー - フミヤ新作でトライセラ・フジファブ他がバンド演奏
12.JOIN TOGETHER
作詞・作曲:加藤ひさし / 編曲:佐橋佳幸・THE COLLECTORS
Drums & maracas:阿部耕作 / Bass:小里誠 / Guitars:古市コータロー / Maracas & Background Vocals:加藤ひさし / Guitar:佐橋佳幸 / Wuritzer & Combo Organ:Dr.kyOn / Harmonica Solo:藤井フミヤ / Background Vocals:AMAZONS(吉川智子・大滝裕子・斉藤久美)
佐橋さんと、ボ・ガンボスのDr.kyOnさん、AMAZONSが参加。佐橋さんは61年生まれ。kyOnさんは57年生まれ。あ、藤井フミヤは62年生まれでデビューが83年。ソロデビューが93年。コレクターズがデビューした87年にはアルバム「GO」を出していて、「I Love you, SAYONARA」がヒットしてます。
ボ・ガンボスの映像を貼っておきます。
「F’s KITCHEN」の収録曲は既に全曲試聴できます。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/FumiyaFujii/special/080819/index.html
後半、しっとりいい感じに盛り上がって終わるのかなーと思ったところにコレクターズの12曲目。ボーナストラック的な感じすらしましたがCDで全部聞いたらどんな感じなのかな。
ユニコーン・奥田民生トリビュートとかぶってるというのが気になって調べてみました。かぶっているのはコレクターズの他にゴーイング、フジファブリック、トライセラの12曲中4組。奥田民生を入れて5組。コレクターズが参加したのはもちろんBS☆フジイ(http://www.bsfuji.tv/bsfujii/)の出演がご縁だと思いますが、今回参加の中のほとんどがBS☆フジイ出演者。なので調べておきました。■が出演者。数字は回-初回放送日。18回中(身内以外の)ゲストを呼んだのが12回。そのうちの6組が参加。二分の一。ついでに出演時とレコーディング時の日記も探してみました。
■1. RAILROAD ゴスペラーズ(16-08.2.24)
■2. SUNNYで!/奥田民生(1-07.7.11)
■4. ケモノ マイハート/GOING UNDER GROUND(9-07.11.4)
http://blog.excite.co.jp/going05/7229729/
■5. どんどこ男/フジファブリック(14-08.1.27)
http://playlog.jp/fujifabric/blog/2008-01-20
(これもでしょうか?http://playlog.jp/fujifabric/blog/2008-05-29)
■6. キメゼリフ/TRICERATOPS(8-07.10.21)
http://blog.excite.co.jp/triceratops/7092706/
http://kojih.tol-blog.com/article/58303867.html
http://blog.excite.co.jp/tri-yoshi/8091239/
□7. Down Town Rain/横山剣(クレイジーケンバンド)
□8. ふたつの青空/財津和夫
□11. 未来永劫/藤井フミヤ
■12. JOIN TOGETHER/the collectors(17-08.3.9)
http://www.prosoundcommunications.com/kotarofuruichi/archives/2008/04/index.html 3月2日。
http://www.prosoundcommunications.com/kotarofuruichi/archives/2008/07/index.html 6月14、16日。
■[雑記]
見てからずっともやもやしていたんですが、発売前に書くのもなーと思っていたんですが、やっぱりもやもやするので書くよ。
- ザ・コレクターズ - OH! MY MOD! The Collectors best −Sawao Yamanaka Selection−@TOWER.JP
3年前に出たこれに、かぶりすぎですよね。
- アーティスト: THE COLLECTORS, 加藤ひさし, WINK SERVICE, 吉田仁, 小西康陽
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: CD
- ザ・コレクターズ - THE GREATEST TRACKS@TOWER.JP
今回の16曲中、10曲がかぶり。それだけならまだしも、1曲目が「愛ある世界」でまるかぶり。かぶってないのは「気狂いアップル」「10月のたそがれた海」「アーリ・イン・ザ・モーニング」「GO!GO!GO!」「僕の時間機械」「空っぽの世界」といい感じなだけに残念…。
新しくファンになって新譜とベスト盤は持ってるけど次に何買おうって思ってる人には不親切だし、ピロウズファンが興味もって買ってくれたとして面白かったら次は…って人はこのベスト盤買う?GOLD TOP買えばいいのか…。「THE GREATEST TRACKS」が手頃でまとまっていたベスト盤だっただけに残念だし、他にもいい曲がいっぱいあるはず。何よりさわおさんにたった3年前に出たこのベスト盤の事を知らせてたのか、心配になりました。知っててどうしてもってかぶせてきたのなら、きっと同封されるだろうライナーで熱い思いが聞けるでしょうね…。