2008年12月24日 コレクターズ福袋
こんばんは。メリークリスマス。クアトロマンスリーに参加された皆さんお疲れ様でした。
この前は着ないTシャツを買う話を書きましたが、今回は着れないTシャツを売る話です。
■福袋販売決定!
福袋が販売されることになりました。
コースは全部で3コース。中には特典付きのコースも!?
ファンクラブ会員宛に上の案内が来ましたが、ファンクラブ会員以外でも購入できます。公式のBBSに福袋の書き込みがありましたので書きます。
3万円の「僕はコレクターセット」は6万円相当の商品、MCD(おそらく「東京虫BUGS DVD」のファンクラブ予約特典と同じもの)、レアグッズの優先封入。10セット。
1万円の「TOUGHセット」は2万円相当の商品とMCD。30セット。
5千円の「ロックンロールバンド人生セット」は1万円相当の商品。
思った事を書きますね。
■レアグッズって何。
■6万円相当でレアグッズが含まれないかもってむしろすごい。
■応募多数は抽選とあるのに、在庫がなくなり次第終了と書いてあるのはおかしい。どちらが本当か分からない。
■3万1万出して買う人の大半はMCD付きのDVD予約してるんじゃ?
■おそらくTシャツがたくさん捌かれると思われるのに、サイズが選べない。
買う人はTシャツのサイズは選びたいって、売るほうが想像できないはずがないですよね。想像できるけど、無視してとにかく楽に捌きたいの…?
参考に、この前売りに出されてあっという間に売り切れたフジファブリックの福袋。
http://www.rocket-exp.com/products/254032/2540320181.html
フジファブリックのfuku-fuku袋
サイズ:小/大 各¥5,250(税込)
フジファブリック初の福袋!今はもう手に入らないレアなアイテムから最近のアイテムまで、超豪華なラインナップ!大当たりには、フジファブリックのメンバーがステージで着ていたTシャツが!!!
(小)・・・Tシャツ(Jr-L)または(S)・パーカー(S)または(M)・小物等の組合せが入っています。
(大)・・・Tシャツ(M)または(L)・パーカー(M)または(L)・小物等の組合せが入っています。
※ この商品は、予定数に達した時点で販売終了となります。
※ お一人様、各サイズ1セットまでとさせて頂きます。
※ 必ずTシャツとパーカーが入っているとは限りません。予めご了承下さい。
http://playlog.jp/fujifabric/blog/2008-11-28
フジファブリック、福袋やります。皆さんお察しの通り、言ってしまえば在庫処分セールみたいなものなんですが、それだけじゃ面白くない。
なのでフジファブリックのメンバーが至る所で来ていたTシャツをランダムに入れます。
あんな時のものや、こんな時のものまで。下記写真参照。まあ、ほんとはこういうアイドル的な売り方はしたくはないのですが、なにしろもう今では着ない服が多すぎて可哀想なのです。捨てるのも可哀想なのです。そんなものを欲しいと言って下さる方にお譲りしたいのです。相当な数を揃えてますんで、皆さんあきらめないで応募して下さい。
衣装とかより、「オリジナル巾着袋」というのがいいと思いました。
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そして、「東京虫BUGS DVD」の通販も開始。こちらもファンクラブ会員でなくても購入できます。
http://fancube.jp/collectron/dvd.html
うーわーと思ったのが、予約の時は送料が900円で、今回500円。MCDが付くとはいえ…。
ライブ会場での販売は今のところ決まっておりませんので、
いち早く楽しみたい!というみなさんや、
ライブ会場にまで足を運べない!というみなさんは、
是非、通信販売をご利用くださいませ。
上がファンクラブからののメールで、サイトには「LIVE会場及び通信販売限定販売」とあります。ライブ会場で売るつもりではあるようです。旧事務所のタツマキプロが販売するみたいなんで、ライブで売らないのかも?と思っていたので良かった。「今のところ」っていう言い方がよく分からないですが…。
ついこの間、タツマキから出ていたライブDVDを販売元をユースにして出しなおしたばかりなのに、このDVDはどうしてもタツマキで出さなきゃいけない事情があったんでしょうが、どうなっちゃうのかな…。買い逃したらもう買えないような事にならなければいいけれど。
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今回の通販のお知らせを見て、今までコレクターズのスタッフに感じてたモヤモヤの原因が分かったような気がしました。福袋を1万円相当ならきっちり1万円分詰めそうな感じ…。来年からは爽やかに運営されますように!
この通販で前事務所がどれだけ頑張ってくれるか分かりませんが、買うのは前事務所も現事務所も関係無い今現在のコレクターズのファンだと思うので、現事務所もメンバーも協力してくれたらいいですね…。
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私は福袋ってほとんど買ったこと無いし、欲しいと思わないんです。自分で選んだものでも大切にできないものもあるというのに、偶然やってきたものが大切にできるわけが無いので。
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私はごらんの通りのマニアなので何でもかんでも欲しがってしまうのですが、「全部欲しい!」って思うのは愛が深いからじゃなくて、自分で選択できないからなんですね。自分に必要なものをきちんと選べない。
ちゃんと選ぼうと日々努力しているんですが、この前「OH!MY MOD!」を買って、聞いて、ひとしきり反省しました…。良かったよ。だって入ってる曲全部好きだもん!でも1曲残らず持ってるなら、自分で編集すれば良かったんだよ。買う前に「ホニャララ」とさんざん悩んで、「ホニャララ」が豪華オマケ付きなのに初回限定じゃないのを知って、ゆっくり買えばいいって思ってこっちにしました。「ホニャララ」まだ買ってない…。
さわおさんはほんのちょっとしか書いてないし…。
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そうだ、
ヤマハ・アトス・ミュージック・アンド・ビジュアルズ:DISCOGRAPHY:レジェンド・オブ・ロック ザ・フー
これ。ずっと前に携帯ダイアリーで加藤さんが書いていた、ローリーさんとの対談が載ってました。9ページ。対談はアルバムよりドキュメンタリーの内容について喋ってて、読みながらDVD見れば見どころが良く分かって面白いと思うし、このドキュメンタリー自体はとても面白いです。
この本4千円くらいですが、DVD単体でも安く売られてます。先月スカパーでも放送されてましたよね?
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2002/12/11
- メディア: DVD
- アーティスト: ザ・フー
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2008/05/21
- メディア: DVD
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広告批評のベストPVを選ぶ記事で、コーネリアスが「ホニャララ」をべた褒めしていましたね。
私が一番好きだったのは土岐さんのタクシー運転手!ファンタジア。
http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00071/v05663/v0566300000000499318/
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M1はNONSTYLEで妥当なのだと思いましたが、私はすっかりオードリーが好きになりました。今まで春日ばっかり見てて若林がすごいって分かってませんでした。ずっと前、何かでオザケンとかよしもとばななみたいな小さくて丸い目の人は本当に頭がいい、というのを読んだような覚えがあるんですが、それと同じ目だなーと思いました。
http://ameblo.jp/audrey-kasuga/
今4位。あんまり早く1位になるのも困るのか。
2008年12月19日 売れるという事
前に書いた鹿野淳さんのダイアリー(http://www.fact-mag.com/diary/2008/12/13.html#125406)の話の続きなんだけれど。アジカンみたいな、武道館が一杯になっちゃうようなバンドのライブでも、評論家が物販の事を頭に置きながらライブを見なきゃいけなかったのかというのは、全体が本当にもうそんなすごいひどい状況なの?
あとさ、これは別に個人的な見解なんだけど、物販の説明をしなかったりそれ自体を着込んだりしないバンドは、やっぱりとても潔く見える。このご時勢、ツアーグッズがどれだけ大切なのかは誰よりもわかっているつもりなので、全然それ自体を否定するつもりはないし、いいシャツ見ると自分も未だに欲しくなるし、全然物販万歳!なんだけど。けど、純粋にライヴとして、それに対するコメントや着替えがないほうが「ゾーンに入りっぱなし」になれるというか、ライヴの夢の中にいられるんだよね。
この日野アジカンのライヴも一度もゾーンから外れたり、夢からさめることがなくて、本当に楽しかった。この「夢からさめさせない」というのは、少なくとも僕にとってはロックとしての最高のマナーだと思う。
物販に対する考え方はちょっと私は違いますが、「夢からさめさせない」っていうのは、すごく良く分かる。
コレクターズはここ数年、夢ではなく、辛い現実を売っていたと、私は思ってます。「売れない」「売れたい」って、何度も聞いた。売れてるアーティストの批判、それを聞いてる人への批判。ライブの客が少なければ平気でぼやくし、将来への不安をファンに語る。
私は地方に住んでいて1回のライブを見るだけでかなり労力が必要で、他のファンより期待や色んな事へのハードルが高かったんだと思う。全てがすごい楽しいライブもあったし、来るべきじゃなかったと思うライブもあった。その原因の9割がMCで。特に、地方のライブに対するコメントに心が傷つく事が何度もあった。でもトータルでは、楽しい思いの方がずっと多かった。もちろん。
だから私も「コレクターズが売れればいいのに」と思っていた。本当にいいバンドだと思っていたし、売れれば、この状況が変わると思ってた。
今まで、「売れる」という事は、いい曲を書いてそれが世間に認められることだと思っていたので、私はそんな曲、そんなアルバムが出来ればいいなあと思ってました。
でもコレクターズの言う「売れたい」というのは、「俺たちが売れるような世の中になればいいのに」って事だったんです。それはいい曲を書くより難しそうです。
話ずれるんですが、私はコレクターズはある意味ちゃんと「売れてる」と思ってます。届けようとしているところにはちゃんと届いてて、ファンもとても好意的に受け入れてる。ただ本当に、「届けたいけど届けられないところ」には全然届いてないというか…。
何の話だったっけ。とにかく来年からは色んな展開を見せてぜひ売れて欲しいって思ってて、久しぶりにコテコテのイベント企画っぽいレッドクロスはあざといくらいに強烈なライブにして伝説にして欲しいし、やっぱり見たかったなーっていう話です。こんな〆で良かったっけ???
2008年12月18日 新事務所とピチカート・ファイヴ
http://loveshop-record.com/readymade/essay/matsumoto_toshiyuki_index.html
松本俊之 MATSUMOTO toshiyuki
■86年日本コロムビア入社。ニューロティカ、ピチカート・ファイヴ、ザ・コレクターズなどの宣伝を担当。その後、ピチカート・ファイヴのマネージメントを経て各社を転々とし、03年コロムビアミュージックエンタテインメントに出戻る。08年同社を退社。年末よりザ・コレクターズのマネージメントを担当することとなり、株式会社ワンダーガール設立。同時に小西康陽氏のマネージメントにも携わっている。
年末からマネージメントが変わるって、10月30日にはもう公表されてたんだ。
知らなかった。ファンの人はみんな知ってたんですね?それでこの静けさか…。
それでウチのブログにも検索で「株式会社ワンダーガール」で来てたんだ(笑)
小西さんとどうしても縁があるんですね!ザ・コレクターズ大頭鑑でも麻田事務所を辞める話が微妙に避けられてて語られてなかったんですが、そのあたり何があったんでしょうね。
ざっとまとめたよ。
1984■結成
1985■テイチクよりメジャーデビュー。麻田事務所に所属。
1986■結成
1986■ソニーに移籍
1987■テイチクよりメジャーデビュー
1990■コロムビアに移籍
1991■コロムビアに移籍。移籍後第一弾のアルバムとして、小西康陽プロデュースによる「collector No.5」を発売。
1992初頭(?)■麻田事務所からミストラルズに移籍
1999■年末でコロムビアとの契約終了
2003■1月、ミストラルズ解散。10月、タツマキプロ設立。
2001■解散
2003■小西さんがコロムビア内にcolumbia*readymadeレーベルを設立
ピチカートがいつからいつまで麻田さんと仕事していたのかは、分かりませんでした。デビュー時は麻田事務所だったんですよね?で、コレクターズが移籍したときにはまだ麻田事務所?(THE GREATEST HITSという名前になってるんですが、麻田さんが関わってるけど麻田事務所とは違うのかな。)
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そうこうしてるうちに明日は心斎橋クアトロでワンマン。マンスリーの最後。誰もネタに触れられないので事前に盛り上がり損ねてる感じですが、むしろここは煽るところかと!
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読みました。祝★アニメ化。
息子さんと娘さんがちゃんと亡くなったお父さんを覚えてて大切に思っているのが、泣けました。息子さんがどんな大人になるのか日本中が楽しみにしていると思いますが、そういえば岳物語の岳君ってなんか大変だったんだっけ?ってそんな事を思い出しました。
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http://www.1101.com/original_love/index.html
田島貴男のオレニュースが今年で最後だそうです…。読んだことが無い人はこの週末にでも2004年の第1回目から読んでみればいいと思います。幸せになれると思いますよ?
2008年12月17日 会報届いた
あと2週間経ったら来年なんですね。ananが掃除特集で買ってしまいそうになった。ブルータスが本の特集なんでそっちにしました…。
今年のカレンダーはサントリーがくれたヨーロッパの古いポスターを集めたカレンダーで大変気に入っていたんですが、今年もいいのが無いかと探していたんですが、怒髪天のサイトを見て、もうこれに決めました。これにするわ私!机の前にこれを貼るわ!
ついでに、増子さんのブログの部屋の棚の写真を見て部屋の片付けのモチベーションも上がりました。さすがA型。怪獣の並びが美しいわあ…。
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ロックの学園、3月20日から3日間開催決定。ちょっと前に清志郎さんがライブに顔を出したというニュースがありましたが、今回も残念ながら不参加のようです…。
加藤さんの授業が今年もあるのは嬉しいですが、コレクターズのライブは今年も無いのね…。ピロウズのライブがありますね。PDFのプレス資料(http://www.rocknogakuen.jp/resources_shared/objects/pdf/index.pdf)にちょっと詳しいことが載っていますが、今回は立ち見券を発売するんですね。通し券も立ち見のみ。去年は安全の為に椅子席だったような気がしますが、どうだったっけ?
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「情に厚い」と「しがらみに弱い」は良く似ているよね…。
15日に書いた話のことをずっと考えていたんですが。「ファンがお金を払って音楽を楽しむ」「アーティストがファンの払ったお金で活動する」、これは当たり前の事で、「してあげた」とか「された」とか、そういう話じゃないだろうって事が言いたかったんです。自分の為にお金を払ってる。自分の為に音楽をやる。
ファンの為に音楽をやってるのか?とかそういう風に考え出すとグルグル回って収拾つかなくなって困ってるんですが、そもそも「ファン」って何なんだろうって、そこに行き着いてしまいました。
私はその人とかその人の作るものが好きならそれでファンなんだと思ってましたし、思ってます。
お金出したらファンだったのかな。もしかして、常にその人たちの利益になる事を考えて行動しなきゃファンじゃなかったかな!着ないTシャツも買わないといけないかな!ただの好きとファンは違うのか。
「コレFAN」と名乗って1年半。根本的な問題にぶち当たってしまいました。ははは、年末って色んなミラクルが起こるよ。
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14日にコレコレ予報で「21日からファンクラブページのメンテナンスに入る」とお知らせがあったのですが、12月21日付でタツマキプロによるマネージメント業務が終了、株式会社ワンダーガールに移籍するようです。お知らせの紙が1枚と、巻末にそれぞれの代表のご挨拶が載っていました。ワンダーガールの代表取締役の松本俊之さんは、ザ・コレクターズ大頭鑑のあとがきで岡村詩野さんに「移籍以降長く彼らを支えてきている元コロムビアミュージックエンタテインメントの松本俊之さん」と書かれていました。2005年8月発行の会報(Vol.100)に、20周年にむけてのスタッフの連載インタビューとして1ページインタビューが載っているんですが、それによれば94年末にコレクターズの担当になり、99年にコロムビアを退社して、3年ほどブランクがあり、またコロムビアに戻り、2004年の紙ジャケ再発を提案したそうです。去年の12月に出たアルバム「東京虫BUGS」はコロムビアの人としてクレジットされてますが、その後退社されてたんですね。
多分、ワンダーガールはタツマキ以降の受け皿として設立された会社だと思うんですが、私はミストラルズの時みたいにタツマキが会社を畳むんだと思っていました。今、所属してるのコレクターズだけなんだから。現在予約を受けてるDVDの発送が12月21日以降になるけど、タツマキプロが責任を持って発送すると説明があったのだけれど、よくわからないよね!マネジメントは21日までで会社は年末までとか?
そんなのどうでもいい話だとは思いますが、ファンクラブを運営していた村上さんもコレクターズから離れるようなので気になって。社長さんの事は良く知らないけれど、村上さんは頑張ってたよね。会報もどんどん良くなっていってたし。本当にお疲れ様でした。……って彼女に向けてメッセージ書いたところで、ここを読まれてたら困るけど!!もし読んでいたらうるさいファンで本当にすみませんでした。
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21日は渋谷のクアトロマンスリー。新体制での初仕事はレッドクロスの最初のワンマンライブの再現ライブ。
なんか出来過ぎ!!ここ数年、20周年という事で古いものを振り返って全部吐き出して、今年のリリースラッシュでもう古いものは出尽くした感じだし、2009年は新しいことだけやれば良い、そんないい感じの年になりそうですよね。事務所の移籍も、双方の挨拶読む限りドロドロジメジメした感じではなく、前回みたいな加藤さんが病気で倒れなきゃいけないようなのじゃなくて、発展的なもののように感じましたし。
なんていうかですね、この数年はそういう星回りだったんだと思いました。
私もそれに振り回されてたし、もしかして私も振り回したかもしれないですが、星回りだったんですよ。
で、きっと一区切り付いたんですよ。
多分。
2008年12月16日 会報まだ届いていません
だからまだ見てない。だから見てないから書ける事を書いておきます。
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この本についてちょっと。
肝心の評論は視点ぶれまくりで残念だったし、読みたかった内容も載って無くて残念だったんですが、スタッフの証言はとても面白かった。今までの全てのプロデューサーのインタビューはそれぞれとても面白かったので、「プロデューサーとしての加藤ひさし」もそこに並べて、各アルバムを俯瞰できる内容にすれば良かったのにと思いました。
私だけの問題なのかもしれないけれど……どっちかというと平坦なコレクターズのキャリアですが、「契約問題・事務所問題」という方向から見た途端にキラキラと輝きだすのです。
音楽も好きだった。でもそのあたりが面白すぎたから多分こんなに興味を持った。でもそれって良くないよね。加藤さんの喋ってる話が全部愚痴に聞こえてくるからね。
私だけの問題かもしれないけれど!
この本でうまくやれば、そのあたりの問題を、金の問題じゃなくて「プロデューサー・会社との意見の相違」って事をメインにすり替えられたのに、って思った。
いっそ、やりたかった事が何で、何が出来て何が出来なかったとか、どんな衝突があったとか、それで結局何を得て何を失ったとか、そういう物語を語る本にすればよかったのに。邦楽界の「バトル・オブ・ブラジル」になれたかもよ。適当に話を大きく、面白くすれば。
もちろん金の話(=売り上げの話)は避けて通れないけれど、あくまで「やりたい事」があって、その上でのせめぎあいだったっていう事を強調するんです。私もそのあたりの話をちゃんと読みたかった。よく読めばちょっとずつ触れられてるんだろうけど。
何か今まで、コレクターズの不運って「頑張ってたのに運が無かった」みたいな、よその都合に振り回されましたみたいな、受身の部分でしか語られてないような気がするんです。私はそうじゃないだろうって思ってるから。
「やりたい事」って話に何でこだわってるかなんですけれど。
コレクターズの最初の事務所の社長、麻田浩さんのインタビューも1ページ載っていて、短いけど知らなかった事実がたくさんあって、10ページぐらい読みたかったくらいだったんですが、麻田さんがブログにこの本とコレクターズについて書いてました。
http://toms-cabin.sblo.jp/article/23468804.html
いい文章で、読んでない方はぜひ読んで欲しいのですが、私はこれを読んでから、「コレクターズがやりたい事って、何だろう」って悩んでしまいました。それが理由の一つです。
ビザールメンのようなはっきりしたものが、コレクターズにもあったっけ。今は出来てなくて、売れたらやりやすくなるもの?
「武道館で歌いたい」とかって、それは付いてくる結果だし。
ロックオペラの事でしょうか。CDジャーナルのサイトのアイゴンとの対談で、2065年のオペラをオリジナル・アルバムで出したいって話してて私はびっくりしました。だってあれはオペラ作りたいけど時間が無いから既存の曲で作ったみたいな話をDVDでしてましたよね。今から練り直すの?あれを?私はてっきり一から作るんだと思っていました。
とりとめがなくなってしまいましたが…ごめんなさい、何言ってるか分かんないだろうし、実は本も一回がーーっと読んで、インタビューとか気になるところを読み直したくらいなので、全く的外れかもしれません。
CDジャーナルのサイトに、大頭鑑のお詫びと訂正が出ていました。
http://www.cdjournal.com/Company/products/mook.php?mno=20081016
ケニー・ジョーンズさんの大間違いは加藤さんが携帯ダイアリーで触れただけなので、今でも信じている人がいそうです。
●P140 ケニー・ジョーンズ氏のプロフィールは下記の解説が正しいものです。
1978年よりエンジニアとして活動をスタートし、バウハウス『マスク』のエンジニア、ビリー・ブラッグ『トーキング・ウィズ・ザ・タックスマン・アバウト・ポエトリー』のプロデュース/エンジニアなどを担当。現在は、ロンドンのレコーディング・スタジオ、アルケミー・スタジオを経営する。ザ・コレクターズの作品で参加しているオリジナル・アルバムは、『Free』『MIGHTY BLOW』。
ローリーはデビューの年が間違ってるだけですが、巻末のリストの紙ジャケの帯コメント(2004年の「ぼくを苦悩させるさまざまな怪物たち」)も名前が抜けてるんですよね。
>夢からさめさせない
鹿野さんの気持ちもわかりますが、
物販とか動員とかのせち辛い現実問題にぶつぶつ言いながらもバンドを転がしているコレさん始めその他のバンドの皆さんの姿は、それだけでも充分【夢】みたいな存在のように個人的には思います。
経済的な問題でやめていくバンドも多いのに、なんてロマンチストなんだろう…って。
現実のことには触れずに本当に上だけ見つめることでモチベーションを保つ人(バンド)もあれば、危機感やネガティブな問題に自虐的に自分をさらすことで緊張感を保つ人(バンド)もあるわけで、どちらを選ぶにしても続いていることだけでありがたい…と思いますが。
まぁそれとcoll_さんの問題定義とはまた別なんですけど…失礼しました。
受け取る側の問題だったんです。背負える人が背負えばいい事をできないのにしようとしようとしてた、自分の反省文なんです。