挑戦者のデンカオセーン（左）が見守る前で予備検診を受ける坂田＝後楽園ホール
「ＷＢＡ世界フライ級タイトルマッチ１２回戦」（３１日、広島サンプラザホール）
予備検診が２６日、東京・水道橋の後楽園ホールで行われ、王者、挑戦者ともに異常はなかった。昨年１１月以来のリマッチとなる坂田は「一度戦っているから印象は特に変わらない。自分を信じてやるだけです」と冷静に語った。
身長で坂田が約２センチ挑戦者を上回り、リーチは両者共に１６８センチで体格差はほとんどなかった。Ｖ５戦に向けて左ボディーを磨いてきた坂田は「練習でやってきたことを出せれば必ず勝てる。いい練習ができたから大丈夫」と言い切った。
一方の挑戦者デンカオセーンは、相変わらずのマイペースぶりだった。２１日に来日し、日本の気候にも慣れたという挑戦者は「このぐらいの気候がちょうどいい。前回よりもパワーアップしているし、勝つ自信は１００％ある」と力強く必勝を誓った。