高取焼味楽窯(福岡市早良区高取1丁目)で13、14日、年に一度の窯開き展(西日本新聞社など共催)がある。茶器や食器など約4000点を展示、通常の2‐5割引きで販売する。開催を目前に控え、同窯では15代亀井味楽さん(48)たちが準備に追われている。
今年は、現在の直方市で始まった高取焼が福岡市に場所を移して作られるようになって300周年となる。ポスターを市営地下鉄車内に初めて掲示するなど、PRにも力を入れる。
茶陶で知られる高取焼だが「たくさんの人に楽しんでほしい」(味楽さん)と皿や花瓶なども多く出品される。味楽さんは一品一品を確認しながら布で軽くふいて準備を進めていた。
展示は午前9時‐午後5時。14日には茶会も開催(午後2時まで)。売上金の一部は筑前町の在宅心身障害児者療育訓練施設「やすらぎ荘」に寄付される。
=2008/12/11付 西日本新聞朝刊=