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2008-12-27

ありがとうございました

冷え込みがいちだんと厳しくなりました。
現在朝6時半。刻々と東の空が明るくなってきています。

今日の午後から旅に出ます。
コメント覧は、閉じさせていただきます。
皆さん、心あたたかいメッセージをくださって、ありがとうございました。
仲良くしてくださった方、心から感謝しています。
ねじっこのことを思い出すことがありましたら、「ヨッシャ!」とグーを
作って、空を見あげて笑ってくださいね。
また、メーラーが長いこと不調で、送受信が上手くいかないことが多く、
ご迷惑をおかけしました。お詫びいたします。
新しい年が、より良い年でありますようにお祈りします。
                            ありがとうございました。

2008-12-23

星に願いを

坂の上さんから、クリスマスカードと美味しいジャムの贈り物です。
左のは、キウイのジャムと分かりますが、右のは何でしょう?
坂の上さんのお手紙にも、「さて何でしょう」とありました。
濃赤色で、果肉がたっぷり!
食べてみると、確かに覚えのある味です。
でも、でも、名前が出てきません。。喉のあたりでひっかかったままです。
Img_4489
後で教えていただきました。
巨峰のジャムだそうです!!手間がかかったことでしょうね。
お料理好きな坂の上さんは、2006年6月の「納豆チャーハン」の記事で、
始めていらっしゃいました。
長いお付き合いの方です。坂の上さん、ありがとうございました。


リンクしている「ブルーアトラスさん」からも、クリスマスの贈り物です。
毎度のことながら、綺麗なラッピングの数々です。
Img_4519
開けるのがためらわれますが、それでは中身が分かりません。
そおっと…そおっと…開けてみました。ご覧下さい。
真ん中のカードには、木製のクリスマスオーナメントが付いています!
Img_4523
一番左にあるのは、LEDキャンドル。これは嬉しいです。
その下の小さい袋に入っているのは、爪くらいのサイズの招金猫。
右にある「しろたん」が、素敵でしょう?ストラップです。
黒猫さんがたたずんでいるのは、タオルハンカチ。
ブルーアトラスさん、ありがとうございました。
Img_4524
2007年3月「今日も君が好き
という記事で、始めてコメントを
下さったブルーアトラスさん。
以来、ずっと拙ブログを見守っ
ていただきました。


おふたりだけでなく、どの方とどの記事で出会ったか、今も思い出せます。
その時の自分の気持ちも、鮮やかによみがえります。
嬉しかったことを覚えているのって、幸せでしょう?


2005年5月にスタートした「ねじっこのしっぽ」ですが、当初は父を亡くした
レクイエムのようなものでした。
何故父は、わたしがさようならを言うまで待ってくれなかったのか。
臨終のときに間に合わなかったわたしは、そのことが心の底の澱のように
積もり、そこでばかり立ち止まっていました。
今は、その答えが分かります。
わたしには、明らかに足りないものがたくさんあった。
だから、父は別れの言葉を言わなかったのです。
 お前はもっと生きて、もっと学びなさい。
 胸を張って出逢えるまでは、こちらに来たらいけないよ。

皆さんに出会い、よく聞き、よく考え、自分で体験し、3年7ヶ月かけて、
理解出来たことでした。
皆さん、ありがとう。今日まで支えて下さって、感謝します。
ただ悲しいままでは、1年も持ちませんでした。
毎日ROMして下さった方も、ありがとうございました。


始めて聞かれる方がほとんどなので、驚かれるでしょうね。
当ブログの記事は、今日の更新をもって終わりになります。
少々まとまった時間が必要になりました。
人生の折り返し地点をとうに過ぎているわたしです。
今すぐに行って、たどり着きたい場所があります。
このわがままを、どうかお許し下さい。


今年に入ってからの記事は、そのまま残します。
それ以前のものは、読み出しの多いものだけにします。
どちらも、コメント覧は閉じさせていただきますね。


外は冬。今日の庭には、ジョウビタキの♀がずっと遊びに来ていました。
一瞬目が合ったのを恥じらうように、横を向いてしまいました。
Img_4394
家の前の野道には、「オオイヌノフグリ」がたくさん咲いています。
早春の花の代名詞のような、青い小さな花。
季節がずれているのは、明日の夜のため?
虹の橋の子たちが降りてくるのを見たいのかしら。
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鳥と、花と、あとは我が家の猫たちですね。
では、ご挨拶をいたします。
皆さん、ありがとうございました。長い間お世話になりました。
Img_4454
Img_4248
皆さんのブログには
引き続き遊びに参り
ます。
時々になるかもしれ
ませんが、イチ読者
としてのねじっこを、
どうぞよろしくお願い
します。
Img_4347


 When you wish upon a star
 Make no difference who you are
 Anything your heart desires
 Will come to you

    「星に願いを」より


明日の夜の奇跡を祈りながら、ブログを終えます。
また、皆さんに限りない感謝と、YELLを送りつつ。

2008-12-21

クリスマスに向けて その3

今朝6時半の空です。
このところ晴天が続いています。
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下は、12月1日のもの。
玄関から出るとすぐ見える、隣の雑木林のハゼノキ。
このあと、幾たびかの風に吹かれ、幾たびかの雨にも打たれ、すっかり
葉も落ちました。
変わらないのは、空の青さだけです。
Img_4317
でもそれは、本当は春を待っている時間。
それまで静かに、思考している姿。
どうということのない繰り返しにも、気が付くと微笑んでしまうのは、もう
すぐやって来る日のせいかしら。
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数日前のニュースを聞いて、しゅんとなってしまったこと。
それは、東京発九州行きのブルートレインが、来春には消えるという報道
です。夜行列車衰退の流れには、勝てなかったのですね。
大分行きの「富士」と、熊本行きの「はやぶさ」に、多くのひとが自分の
思い出を重ね合わせていることでしょう。
伊勢正三さんの作詞・作曲による名曲「なごり雪」も、歌の背景さえ失う
ことになります。
そんなことを言うわたしも、九州行きには飛行機や新幹線ばかり利用して
きたので、偉そうなことは言えません。。


でもそんな思いを吹っ切るような、嬉しいクリスマスカードが届きました。
リンクしている「myuthaさん」からのものです。
Img_4488
栄光に向かって走る~♪と思わず歌ってしまいました。
観て、車輪なんてボタンで出来てるの!
赤い車両部分は、フェルト製です。何だかあたたかいでしょう?
数あるカードの中から、わたしの喜びそうなものを探して下さったのだと
思います。
裏の封かんも、お揃いの可愛いシールでした。
myuthaさん、ありがとうございました。
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ちょうど「くるみ割り人形とねずみの王様」を読み終えました。
クリスマスイブのプレゼントに、くるみ割り人形をもらったところから
始まるお話しですが、最初の頃にこんなことが書いてあります。
パパとママのくださるすてきなおくりものも、ほんとうは神様がくださった
ものなのよ。
だから、他の日の贈り物とは違って特別なのだそうです。
クリスチャンの言う神様ですから、人格を伴った神様です。
一般的日本人は、そこをどのように考えるのでしょう。
ひとの世の始まりから終わりまで見通す、大いなる力。
森羅万象を司る見えないもの。
何であれ、ネット上でブログというものを通じて知り合い、時に共感し合い、
クリスマスカードまで送り合う。
出会いって不思議です。
見えない力が働いていると、思ってしまいますよね。
きっと、そういうことを意識して暮らしたら、わたしたちの毎日はもっと
大切なものになっていくのかな。そんなことも思います。


ところで先週、用があって都内まで出向いた帰りに、イルミネーションを
眺めて来ました。
ただでさえ明るい都会の夜が、不思議の国のようにきらめいていました。
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『世界中に定められた どんな記念日なんかより
 あなたが生きている今日は どんなに素晴らしいだろう
 世界中に建てられてる どんな記念碑なんかより
 あなたが生きている今日は どんなに意味があるだろう』
歌いながら帰ったわたしでした。


2008-12-18

クリスマスに向けて その2

リンクしている「supiten」さんから、クリスマスの贈り物が届きました。
ラッピングの絵が素敵です。
箱になっていますね。何が入っているのでしょう?
この時はわたしも、想像が出来ませんでした。。
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丁寧な包装の中身は、カードと、この三枚の絵でした。
額の絵も、supitenさんの手描きだそうです。
わたしには、すぐに分かりました。
これは、「あのお話」をモチーフにした絵なのです。
たちまち胸がどきどき。もっと良く観たいのに、手が震えてしまいました。
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星の舟から降りる子。
はるか後方に見えるのが、
この子の家です。


もうすぐお母さんに逢えます。
もうすぐ。
もうすぐ。。
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お母さん、お母さん、お母さん、


玄関を開けるとそこには、
小豆ちゃんとミルキーちゃん。
ふたりが、転がるように
お母さんの胸に飛び込んで
来ます。。
イヴの夜の、あたたかい奇跡。


supitenさんの絵は、青と黄色
をベースにした、まるで世界一
優しいゴッホ。
涙で、わたしは何も見えなくなりました。


下は、同封してあったカードです。こちらも、それは美しいもの。
ふたりの猫の、小さなささやきが聞こえてきそうです。
その下は、suoitenさんのおうちの子。ちょっぴりシャイな可愛い子です。
ここでふわっと笑いがこみあげました。
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Img_4420
supitenさん、ありがとうございました。
形のなかったものに色まで与えてくださって、虹の橋の子たちもどんなに
喜んでいることでしょう。
myuthaさんのおうちの小豆ちゃんとミルキーちゃんだけでなく、ひとりでも
多くのかたが、亡くなった愛しい家族と巡り会えますように。


さて、わたしはクリスマスに向けて本を2冊選んでみました。
他の方のブログで紹介されているものと重ならないようにと注意していたら
定番中の定番になりました(笑)
お好きな方も多いと思いますが、紹介させて下さいね。
Img_4421
サンタクロースのしろいねこ」は、
アート・ディレクターであるスー・スティントンさんが、始めて書いた本。
そこに、猫の絵の美しさでは特に定評のあるアン・モーティマーさんが
挿絵をくわえた物です。
ふたりとも英国で、家族と猫と一緒にお住まいだそうです。当然かしらね。


宝石のような美しい瞳をした、雪のように白い猫、スノウ。
あるクリスマス・イヴのこと、サンタさんのポケットに入り込んだスノウは、
きらめく夜景に見とれるあまり、そりから落ちて迷子になってしまいます。
見知らぬ街のなかをさまようスノウ。
あちこちにサンタさんの姿をした物をたくさん観るけれど、どれも違います。
疲れ果てて眠り込んだスノウは、どうなるのでしょう。。。


大丈夫、ちゃんとサンタさんには逢えますよ。
そして、逢えたときのサンタさんの言葉がとてもあたたかいのです。
いえ、それよりも、どのページを開いてもきらめくような光りがあふれている
のです。それがこの本の最高の魅力と言えるでしょう。
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降る雪とレモン色の
月と、都会のイルミ
ネーション。
真っ白ふわふわの
スノウの質感。
抱き寄せたくなる愛ら
しさです。


ビジュアルから入るクリスマスもこんなに楽しいと、改めて思う一冊です。


もう一冊の「黒ねこのおきゃくさま」も、この季節に読むのにぴったり。
作者のルース・エインズワースさんは「こすずめのぼうけん」というお話も
書いていて、そちらも大好きです。
この作品に登場する黒ねこさんも、今目の前にいるかのような存在感。
Img_4425
嬉しいのは、表紙を開けると
現れるこの絵です。
本編の前のサービス。
これって、画家さんからの
贈り物なんですよ!


そしてもちろん最後にも…
Img_4426
この絵が載っています。
すっかりお話は終わったのに、
余韻を残すような小さな絵。


画家さんがこのお話しに
惚れ込んだという証でも
ありますね。


Amazonに載っていた紹介文の一部をお借りしてみました。
『冬の嵐の晩、貧しいひとり暮らしのおじいさんのもとに、一ぴきの黒ねこ
がやってきました。
やせ細り、びしょぬれになってふるえている黒ねこを哀れに思ったおじい
さんは、わずかばかりのミルクとパンを全て与え、さらにはとっておきの
羊の肉までやってしまいます。
そればかりか、残っていたまきを全てだんろにくべて、黒ねこをあたためて
やるのでした。 翌朝、黒ねこは、不思議な言葉を残して去っていきました。
「おじいさん、どうしてわたしをおいだしてしまわなかったのですか」。
そして、奇跡は起こったのでした……。』


受け止め方はひとそれぞれです。
でもわたしは、黒ねこにすべて与えたあとの、この一行が好きなのです。
「おじいさんは、とてもしあわせでした」
自己犠牲などというものではありません。
びしょぬれで、寒さと飢えで震えている黒ねこがやって来たとき、おじい
さんは、助けないではいられませんでした。
黒ねこが満足そうに喉をならしてゆったりしていると、自分が空腹なのも
忘れてしまうほど、おじいさんは嬉しかったのです。
分かち合う喜びを知っているひとは、貧しくても幸せなんですよね。
黒ねこと交わすおじいさんの言葉も、心に残りますよ。
こちらも、深い味わいの挿絵で全編が彩られています。
皆さんも今年、大切にしたい一冊に巡り会えますように。

2008-12-13

ヨッシャ

葉がすっかり落ちた「ヤシャブシ」の木に、実がぶら下がっています。
これがゴツゴツとした恐ろしげな印象で、それで「ヤシャ(夜叉)」と名付け
られたそうです。
「夜叉」に逢ったことがないわたしには、何とも言えません。。
リースなどによく使われていますよね。
松ぼっくりよりずっと小ぶりなので、むしろ可愛く見えます。
Img_4396
日本海側には自生しないそうですが、調べたことはありません。


この写真を撮っていたとき、ちょっと面白いことがありました。
ちょうど散歩中だったお隣さんに声をかけられたのです。
「ねぇ、それはあなたに教えてもらったヨッシャブシの木よね?」
お、惜しい。。
わたしの頭の中で、両手を「グー」に握って踊っている小母さんたちの姿が
浮かびます。ヨッシャ♪ヨッシャ♪
「残念でした。ヨッシャブシじゃなくてヤシャブシで~す!」と言うと、
「あらー!あははは!今度は覚えたわ。ヨッシャブシよね!」と、
両手を本当にグーにしてヨッシャのポーズを取りました。
耳では「ヤシャブシ」と聞いても、頭を媒介にして口から出ると「ヨッシャブ
シ」になるのでしょうね。
お隣さんは交友関係が広いので、そのうち「ヨッシャブシ」で定着するかも
しれません。


職場の会議では、順番で司会を務めるのですが、ある方がその番になった
とき、こう言っていました。
「司会と言っても、アニマルがないから分からないわ」
この人、とても優秀な頭脳の持ち主です。
たぶん、意識のなかでは「マニュアル」と言っているのでしょう。
必死で笑いをこらえて「はい、アニマルです」と言って資料を手渡しました。
すると急に真顔になって、「あらヤダ。あなたアニマルって言わなかった?」
と言われましたけど。。それから大笑いされましたけど。。
まぁ自分が笑われる分には全然構いません。


これまで色々な花や木や鳥の名前などをここで載せてきましたが、時々
間違っていないかどうか不安になります。
言葉とちがい、文字になって残りますものね。
皆さん、気が付いたらすぐ教えて下さいね。
子供のおもちゃで「バンダイのLSI」と言うところを、「学研のLSD」と
店頭で言ったことがあるわたしです。
店員さんは数秒の間首をかしげていましたが、お待ち下さいと言って消え
しばらく帰ってきませんでした。
(約1分後、ちゃんとバンダイのLSIを出してくれました。さすがプロです)
たぶん、裏で死ぬほど笑ったのでしょう。
今のところ、あの「言い間違い」が最大のヒットです。
でも一方で、生涯最大と言えるほどのホームランをかっ飛ばしたい気持ち
が秘かにあったりもします。。。


さて、下は、今日の夕方4時半の月。部屋の窓越しに撮りました。
Img_4403
毎年この時期に観られる「ふたご座流星群」が、この満月の明かりに
邪魔されて綺麗に見えない、なんてことをマニアの方は言われます。
でもそれって、満月と流星群のコラボが観られるかもしれないという
ことでもありますね。
夜空に放射線を描きながら散ってゆく流星は、本当に神秘的な美しさ。
皆さんも観られるかしら。
(詳しいことは、こちら


最後に、ヤシャブシの木のすぐ傍で遊んでいたメジロさんです。
ウグイス色をしているので、つい「ウグイス」と言いそうですね。
Img_4399

2008-12-10

クリスマスに向けて

リンクしている「ことりさん」から、クリスマスの贈り物が届きました。
軽量の折りたたみ傘は、わたしの大好きなそら色をしています。
取っ手のカエルさんが可愛いですね。
これ、ことりさんとお揃いなんですって。
そう聞いたときは、ひとりでテレてしまったわたしです。
手前右のミニカイロは、にゃんこのお顔。もったいなくて使えません。
極めつけは、左のクリスマスカード。
Img_4384
あーはっはっは!とツボにはまって大笑いしました。
Img_4390
こういう顔、する時ありますね。
靴下に入れられた、と思う
より、サンタさんのプレゼント
がこの子だったと思いたい。
そんな楽しさです。


ことりさん、ありがとうございました!
わたしのことを思い出して下さった。
そのことが何より嬉しいです。


庭仕事やお掃除のかたわら読み上げたのが、この本です。
何を今更と思われるでしょうね。
映画化もされた『オリバー・ツィスト』や『大いなる遺産』が特に有名です。
英国の作家チャールズ・ディケンズの名作。
クリスマスに向けて、再読すること?回目です。
(ちなみに、映画は“素晴らしき哉、人生!”を観ます)
Img_4392
強欲で冷酷で、気むずかしい主人公、スクルージ。
クリスマス前夜に、自分の過去・現在・未来を次々に見せてくれる3人の
幽霊と出会い、心をいれかえて善人に生まれ変わるというお話し。
と、解説するとたったの3行ですが、なかなかどうして中身は濃いのです。
人間の性格がたった一夜にして変わるものか、と思わず言いたくなるで
しょうね。
しかし、スクルージが出会う幽霊と、そのとき交わす言葉、その時観た物。
そしてスクルージの心の変化。
その描写は実に生き生きとして心に残ります。
幽霊と別れたのはクリスマス当日の朝。
スクルージは言います。
『これからは、過去と現在と未来とを、ちゃんと見つめて生きていこう!』
素晴らしい幽霊に出逢えたスクルージが、何だか羨ましくなりますね。


クリスマスの起源は古代ローマの冬至祭だとか言われます。
ヨーロッパにキリスト教が広まる前に行われていた冬至の祭りの風習が
まだ残っているところもずいぶんあるそうです。
なかには、日本のお盆のように、祖先の霊を迎える行事もあるらしいです。
クリスマスと幽霊という取り合わせは、このお話が英国生まれだということ
を考えると、ごく自然なものかもしれませんね。
もうひとつ、クリスマスの前夜には動物たちも口がきけるようになるという、
古い言い伝えがあるのです。
それを元にしたお話しもいくつかあり、ベアトリクス・ポターの『グロースター
の仕たて屋
』などは、そのひとつです。


始めて『クリスマス・キャロル』を読んだのは、確か9歳のとき。
ちょっぴり寒い、小学校の図書館でした。
クリスマスの前夜には、どんな奇跡が起こっても不思議ではない。
それを知ったわたしが考えたのが、去年の今頃載せたこのお話です。
当時可愛がっていた「みーたん」が事故で亡くなって、こんなに涙って
出るのかと、自分でも驚くほど泣き続けました。
ペット霊園などというものは無かったころのこと。
裏庭に母が埋めてくれて、椿の花をありったけ飾り、ちょうど吹奏楽で
習ったばかりの「葬送の歌」を、リコーダーで吹いたのです。
みーたんに会いたい。その思いだけで作ったお話。
しかし誰にも話したことなどありませんでした。
家族や友人という枠を越えて、分かち合う喜びをともに祝おうと、昨年
ブログ上でも書いてみたのです。
今年のイブは、皆さんのうえにも、たくさんの喜びがありますように。


さて、昨日は「Mistyさん」からもクリスマスカードが届きました。
いつもお洒落で小粋なMistyさん。カードも面白いですよ。
左上にちらっと見えるのは、キティちゃんの切手です。
Img_4385
開いてみると、こうなっていました。
ワイヤー細工のツリーやソリはクリップなのです。
Img_4387
メッセージ部分を
止めていたのは、
トナカイさんでした!
Mistyさん、ありが
とうございます。
ほのぼのとさせて
いただきました。


一昨日の8日には、グリーティング切手も発売されましたね。
わたしが手に入れたのは2シートだけ。
皆さんのお近くの郵便局には、まだあるかもしれませんよ。
Img_4388

2008-12-08

冬が来た

朝の光は、色々な物の一番綺麗に見えるときを知っています。


たとえば、ひとつだけ残った「サネカズラ」の実。
ちょうどスポットが当たって、「僕だよ!観て観て!」と、本当に美男(別名:
美男葛)の甘いささやきがしていたのです。
Img_4333
足元の葉っぱも、朝露をこんもりとたたえて、わたしが少し立ち位置を
ずらすたびに、赤や緑にきらっきらっと輝くのでした。
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まだ咲き続けている赤まんまも、露と光でつやつやにコーティングされ、
まるでゼリーで固めたお菓子のよう。
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小さな歓声をあげてしまったのは、このアリアケスミレ。
有明の空のような花びらに、細かな露をぎっしりと集めて、早朝から咲いて
いてくれたのです。
 「ねぇ、寒くないの?」と、わたしが聞くと
 「ちょっぴりね。」と答えて、それからくすくす笑うのでした。。
Img_4342

数日かけて薔薇の剪定と朝顔の刈り込みを、やっと終えました。
安心したのか、身体中の力が抜けて、そのまま座り込むわたしの耳に、
コゲラのドラミングが聞こえました。
耳を澄ますとメジロさんの、チュルチュルチュル…と鳴く声も聞こえます。
冬が来たんですね。


家の中では、ちょっと厚めのお布団を出してみました。
下は、その空いた袋に入った大人猫たちです。
いえ、正確には「入れた」のですけどね。
これは「猫袋」とは、呼びません。袋入りの猫です。
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2008年12月

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