坂田50.7キロ、山口50.6キロ-明日WBAフライ級戦
いよいよ明日に迫ったWBA世界フライ級タイトルマッチ(幕張メッセ国際展示場展示ホール8)の計量が行われ、王者・坂田健史が50.7キロ、挑戦者7位・山口真吾(渡嘉敷)が50.6キロで両者一度でパスした。
計量に先立って行われた調印式で王者は「準備は十分やってきたので、明日はそれをリングで出すだけ。手の内を知っているのはお互いなので、特に気にしていない。山口選手は強いが、勝って自分の力をアピールしたい。明日勝てば、みなさんも(自分の力を)認めてくれるんじゃないですかね」と抱負を語った。対する山口は「調整は順調。ベストでリングに上がれる。全力でベルトを取りに行きます。自分の力を思い切りぶつけて、迫力のある面白い試合をします」と語った。
選手が意気込むのは当然だが、陣営も力が入っている。使用グローブはアメリカ製エバーラストの8オンスで、これをチェックした渡嘉敷会長は「有利になったと思う。山口はフライ級に上げてパワーがついている」。一方の金平桂一郎プロモーターは「一番の意義はフライ級で誰が一番強いかの目安がこの試合で分かる」と坂田ナンバーワンを暗示し、内藤、亀田に続くフライ級月間のトリを取るチャンピオン坂田のプライドを示した。
計量時のメディカルチェックの数値は次の通り。
坂田 山口
体温 36. 8度 36. 8度
脈拍 69 60
血圧 149/77 153/79
またオフィシャルも発表となったが、国内対決とあって日本人審判3名が採用された。レフェリー/島川威 ジャッジ/原田武夫、浅尾和信、マイケル・リー(韓国) スーパーバイザー/安河内剛
明日の第一試合開始は午前11時50分。メインのゴングは午後2度7分。メインはTBSで生中継される。