坂田が再起表明

2006年12月26日19時35分

 12月2日フランスでの暫定王座決定戦でアラーニャ・バスケスに惜敗した坂田健史が26日、所属する協栄ジムで会見し、現役続行、4度目の世界挑戦を目ざすことを表明した。
「このまま引退したらすごく後悔するだろうし、会長やスタッフに“引退はもったいない、またチャンスをつくるから”といわれて再起を決意しました」と坂田。バスケス雪辱を目標にすでにトレーニングを開始している。


 会見で坂田は「最終ゴングが鳴った時は勝ったか負けたか分からなかった。判定を聞いて、ああ、これで終わったな、と思いました。負けたら最後と決めていましたから。帰国して2日ぐらいで、このまま引退したらすごく後悔すると思い、再起を決めました」と引退から再起への気持ちの変化を語った。
「いまのうちに食っておこうと思って(笑)」と少しばかりふっくらした坂田だが、帰国後10日ほどで練習再開。「会長がもう一回といってくれたので、一度は死んだ身じゃないですけれど、次はより以上の決意と覚悟を持ってやりたいですね」と坂田。その場では精一杯やったが、ビデオで試合を振り返ると修正点も出てきたという。4度目の挑戦プランは未定だが「戦ったイメージを持ったままやれればいいと思います。しかし前回と同じでは向こうも対応してくると思うので、大竹先生と相談して一番いい方法をとりたい」と早期の再戦を希望した。