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【皇室ウイークリー】(60)雅子さま、6年ぶりに「宴会の儀」にご出席 招待者もいただいたメニューは… (2/4ページ)
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食事を担当する宮内庁大膳課によると、鯛はいずれも体長約30センチで、今回はニュージーランド沖で獲れたものが使われた。大きさがどれもほぼ均一なのは「招待客によって差をつけないための心遣い」(同課)。人数分を仕入れるのが一番の苦労だそうだ。
超巨大なサイズに驚くのが、半月型の「日の出かまぼこ」。横約10センチ、高さ約7センチ、厚さ約1・5センチもある。しかも1人分が3切れあり、見ているだけで満腹になりそう。大手メーカーに特注しており、想像通り「食べきれずに持ち帰る人が多い」(同)そうだ。メニューは毎年ほぼ変わらないという。
雅子さまは招待者の視線が集まる皇族方の席に着き、隣に座られる皇太子さま、常陸宮さまと歓談されるお姿が見られた。夜には皇太子さまと「お祝御膳」に出席するため、皇居・御所をご訪問。両陛下、秋篠宮ご夫妻、黒田清子さん夫妻と食事を楽しまれた。
天皇誕生日と聞けば華やかな祝宴が続くと考えられがちだが、厳粛な宮中祭祀(さいし)も行われる。
皇太子さまは23日、皇居・宮中三殿を訪れ、天皇陛下の誕生日を祝して行われる「天長祭の儀」に臨まれた。祭祀を担当する掌典職によると、戦前は「天長節」と呼ばれ、天皇と皇太子だけが三殿に拝礼する儀式。しかし、今回は陛下のご体調を考慮し、ご即位後初の代拝が行われている。
陛下は今年9月24日、麻生太郎首相の親任式と閣僚の認証官任命式に臨まれた。深夜に始まったため、終了したころには日付が変わっていた。皇居で初めて夜に認証官任命式(当時は認証式)が開かれた日を調べると、実は52年前の陛下の誕生日だったと、当時の新聞が報じている。