タミフル備蓄、誘導員養成 新型インフルで行動計画成田国際空港会社(NAA)が新型インフルエンザの流行に備え、タミフル1万錠の備蓄や滑走路の誘導員養成、流行が長引き大幅な減収に見舞われた際の資金調達方法などを盛り込んだ「行動計画」の基本方針をまとめていたことが27日分かった。 厚生労働省は、発生国からの航空機の受け入れを成田と関西、中部、福岡の4空港に集約する方針で、NAAの行動計画がモデルケースになると期待される。 行動計画は、厚労省のガイドラインに沿ったもので、NAAは来年5月末までに整備する。 NAAによると、基本方針は(1)旅客と従業員の安全確保(2)空港機能の維持(3)収入減における財政的な対応-の3つ。 新型インフルエンザにかかった旅客から感染拡大を食い止めるため、医師と協議の上、タミフル1万錠や医療用マスク5万枚などを備蓄し、旅客や従業員の安全確保を目指す。 発生国から感染を逃れたい邦人や救援物資を積んだ貨物便を国内に受け入れるため、空港閉鎖はしない方針。空港内の店舗閉鎖など、旅客の集まりやすい事業を縮小するとともに、航空機を空港内でスムーズに移動できるよう、誘導要員をさらに養成するとしている。
【共同通信】
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