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 逢坂誠二の徒然日記  

   その830 平成20年12月26日号
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インフルエンザの症状は、
小康状態ですが、
昨日から、地元で多くの人に
面会するのを見合わせています。

そして私の活動を国会の準備など
内部、少人数で自己完結できるものに
変更しています。

また私のインフルエンザに関して、
多くの人からご心配を頂くと同時に、
非常識だとのお叱りも数多く頂きました。

・ 健康管理不十分で失格
・ インフルエンザと判明したら、
  即刻、外出を取りやめるべき

特に鳥インフルエンザだったらどうするのか、
と言った内容も2件ありました。

こうした声も真摯に受け止めて、
仕事重視の生活ではありますが、
ある程度の余裕幅を持って、
日常の健康管理に、
さらに配慮しなければならない
と痛感しています。

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昨日は、都内で通常国会の準備、
その後、札幌で用務があり、
今朝は、札幌からの発信です。

今朝の札幌は吹雪いています。

今日は、再度、都内で
予算委員会の準備を行い、
夜には函館に帰る予定です。


1)中川秀直さん
「市場と政府の間にある
『第三の道』というイメージを持っている。
資本家だけがもうかるような社会でも、
人間は幸せにはならない。
かといって旧ソ連のような
大きすぎる政府では破綻する。
そのいずれでもない道があると思う」

これは、従来の自民党を超えるような
旗を立てると明言している、
中川秀直さんの、
東京新聞インタビューでの言葉です。

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この言葉を聞いて、
そしてそのインタビューを読んで、
正直なところ驚きました。

こんな政府感を持っている方と、
なぜ我々が一緒にやれないのか、
『第三の道』とは、
ある種、私が望んでいる
政府の姿なのですから…。

中川秀直さんと
もっと話してみたいと感じました。


2)法案
現在、公文書管理に関し、
有識者からの報告を受けて、
担当部署で法案化の作業が進んでいます。

昨日のその担当官と
意見交換をしたのですが、
驚きの事実が語られています。

法案の国会提出は、
3月頃とのことです。

しかし、
この法案化作業の途中で、
国民の意見を聞いたり、
国会議員に説明したりすることについて、
極めて消極的だと言うのです。

つまり有識者の報告受領後、
担当部署と政府内部だけで、
国会提出法案を作成するようです。

こんな非民主的な過程で、
民主主義の基本的な仕組みであるべき
公文書管理法案が策定されるとは、
何とも皮肉な話です。

こんな閉鎖的かつ非民主的な考えを
持っている皆さんに作成される法案ですから、
その内容は、
推して知るべきなのかもしれません。


3)一億円と原発
今は、13カ月以内に1回実施している
原子力発電所の定期検査の間隔を
延ばせる新しい制度が2009年から
始まるとのことです。

国は、この定検を延長する原発がある自治体に
1億円の交付金を出すことにしたとのことです。

その理由は、
定検の間隔延長による安全面の心配や、
大勢の作業員の地元への宿泊、消費による
経済効果が少なくなるなどの声に
配慮したものと言います。

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何とも不可解な一億円です。

定期検査期間を延長する安全面の不安を、
どうして金で補うことができるのでしょうか。

そもそも不安があるなら
定期検査期間を短縮すべきではありませんし、
不安がないなら、お金などを出さずに毅然として、
検査期間を短縮すべきです。

原子力は、人類が科学的に検討すべき重要な問題です。

しかし、日本の原子力政策には、
とくにかく何でも金で解決するという姿勢があり、
当事者の政策正統性判断力を阻害しています。

その意味で、政策的には
完全に破綻していると言えます。


4)北海道新聞の意図は?
昨日の北海道新聞で、
以下のような記事を見つけました。

== 25日付北海道新聞から引用 ==

北海道新幹線 推進?抑制? 札幌延伸、悩める民主

民主党が、札幌延伸が決まった北海道新幹線などの整備新幹線計画について、推進か抑制か態度を決めかねている。道内など地元選出議員を中心に歓迎の声があ る半面、公共事業見直しを訴える財政再建派には計画見直し論も根強い。政権奪取した場合には採算性などを再点検する考えだが、難しい判断を迫られそうだ。

 鳩山由紀夫幹事長は、札幌延伸について「道内経済から見れば良かったが、札幌一極集中の印象を受ける」と指摘。政権を取った場合の対応は「できたものを やらないという議論に戻ることはないと思うが、赤字を垂れ流してはいけない」と述べ、採算性を重視する考えを示す。

 民主党北海道は二〇〇七年の政策大綱に札幌延伸の推進を明記している。ただ、同党は今年の政策集で、整備新幹線について「国全体の総合交通体系を確立 し、新幹線整備の在り方を位置付けた上、国民の理解を得ながら整備を進める」との表現にとどめた。

 税金の無駄遣い防止を訴えてきた党内には、計画見直し論も根強い。次世代リーダーの一人である岡田克也副代表は代表当時の〇五年、整備新幹線計画の一部 を凍結してプライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化する財政再建案を示した。若手・中堅からは「事業を総点検し、新幹線を含む社会資本整備計画を 作り直す必要がある」(馬淵澄夫衆院議員)との指摘も出ている。

 道内の要望と党の方向性の調整は、開発局の統廃合問題でも難航が予想される。道内は同党の勢力が強い地域だけに、重い課題となりそうだ。

== 以上、引用終了 ==

なぜ北海道新聞は、
こんな記事を今の時期に掲載するのか
その真意を測りかねます。

鳩山さんが、
「赤字を垂れ流してはいけない」
と発言するのは当然のことであり、
それは新幹線に限らず
どんな事業にも当てはまる一般論でしょう。

岡田さんの2005年の方針を
なぜ今さら引用するのか、
これも意味不明です。

またなぜ馬淵さんの言葉の引用なのかも
理解できません。
馬淵さんは、
公共事業や新幹線について、
党内で責任ある立場ではなかったはずですし、
この発言がいつのものか、
どんな質問に答えてのものかも不明です。

自己の論調に相応しい発言を
都合良く引用するのは、
新聞などが良く使う手口ですが、
あまり感心しません。

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新幹線整備に関し、
野党が積極的だと報ずると
与党からクレームが入るとの噂を聞いたことがあります。

また新幹線整備は、
与党だけの権限のように
国民に思わせているため、
野党がその決定に関与する記事が流れると
与党は不快感を持つとも言われています。

とにかく新幹線報道に関しては、
政治的なバイアスが
強く働くと言われているようです。

今回のこの報道もそんなことの
一端とは思いたくもありませんが、
いかにも意味不明な報道だと感じます。

民主党が政権を取れば、
新幹線整備が進まないかのような誤解を
道民に与えかねない内容であり、
憤りを禁じえません。

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新幹線整備に関しては、
過日も、羽田元総理、金田代議士らとともに
私も国土交通大臣を訪問し、
党をあげて、力強く要請しています。





昨日の、
東京・新千歳間の飛行機は、
子どもたちであふれ返っていました。
冬休みなんですね。

(*^_^*)


現在、札幌から新千歳へのJR車内ですが、
激しい吹雪のため電車がノロノロ運転中です。

予定通り、
移動できるかどうか不透明です。

さあ今日もしっかりと前進します。
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  2008・12・26 Seiji Ohsaka

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