実際より高価な薬を処方したように装うなどして診療報酬を不正請求したとして、厚生労働省北海道厚生局は24日、苫小牧市花園町3、「関寺外科小児科胃腸科」の保険医療機関指定と、同医院の関寺恭朗医師(79)の保険医登録を来年1月1日付で取り消す行政処分を行った。不正請求額は185万円以上とみられる。
厚生局によると、関寺医師は03年以降▽通院患者を入院と偽る▽身内を診察した時に一部負担金を受領しない▽医師以外にカルテを代筆させる▽カルテに記載しない薬の診療報酬を請求--など健康保険法に違反した疑い。今年6、7月に個別指導を実施。さらに8、9月に行った監査で明らかになった。【鈴木勝一】
毎日新聞 2008年12月26日 地方版