シリコンバレーのクリスマスほら話
by ゲスト ライター 2008 年 12 月 25 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

編集者注記: この詩はシリコンバレーの大企業に勤める匿名希望のエンジニアからの投稿だ。この詩に表れている考え方は、(必ずしも)TechCrunchと同じではない。

ギークヴィルに住む
ギークたちはみな
検索が大好きだった…
でもギークヴィルのすぐ北に住む
ビル・ゲイツは
好きじゃなかった!

ビル・ゲイツは検索と検索広告が嫌い
今さらわけは聞かないで。 意外なことじゃないから。
彼の脳が年齢とともに老化したのかも。
それとも, たぶん, Brin and Pageが嫌いなのかも。
でも本当に本当の理由は
彼は自分の財布が小さすぎると思っていたからさ。

でも,
彼の財布か脳か,
理由がどっちであれ,
‘08年1月に彼は悩んでいた。
あのゲイツ独特の目つきでWebを見つめたら,
何十億もの人びとが気づきはじめていた,
WindowsではなくてWebと検索, これが新しい道。
人気の高いリンクをサーフィンするほうがずっと楽しいもんね!

だから,
彼は悟った, 明日になると…
Googleの株主たちは
何十億ドルも儲けて
彼やSteve Ballmerよりお金持ちになる。
ゲイツ財団よりもおっきな財団をいくつも作って
世界中の人びとの健康に貢献し
ゲイツ財団よりずっとたくさん
寄付をするだろう!

さらに
連中はゲイツの
いちばん嫌いなことをする。
世界中のGoogleするおばかさんたち, のっぽやちびたち,
全員がSergey and Larryみたいにラップトップの画面を見つめ
ブラウザを開いてクエリをタイプする!
検索する! またまた検索する!
検索して検索して検索しまくる!

“そしてやつらは広告をクリックするな”,
彼は冷笑しながらうめいた。
独占が匂うね! まさにこれは独占だ。”
神経質そうに指ドラムを叩きながらこううなった,
“なんとかしてあの独占を阻止しなければならん!”

ある考えがひらめいた!
すごい考えだ!
ビル・ゲイツは
すばらしい, すごい考えを思いついた!

“こうすればいいのさ!” ゲーツは笑いながら言った。
相棒のBallmerを呼び, 攻撃の計画を練った。
彼はクスクスと笑い, ケケケッと笑った, “なんと偉大なビジネストリックだ”。
Yahooを買うのだ, 今すぐ買うのだ。
うちに必要なのは
やつらのWeb資産だけだから
1株31ドルで十分なはず!

そこでBallmerはYahooに気前のいいオファーを送った,
しかしYangはそんなの金庫に戻しなと言った。
それでビル。ゲイツはあきらめたか…?
ノー! 彼はただこう言った,
“Yahooを買えないなら, やつらを沈めてしまおう!”
そこでYahooの取締役たちが居眠り運転をしているとき,
彼はSteve Ballmerに買収から下りろと命じた。
“では, これが勝負の厳しさってやつさ!”
とゲイツは言って, Yahooの株の急落をながめた。

Yahooはどうやらだめみたい。
ビル・ゲイツとSteve Ballmerの勝ちみたい。
でも, 忘れちゃいけない, ここはシリコンバレーだ,
ちょっとしたハックでお金が儲かる世界だ。
そこでYangと彼の仲間は白紙の上にコードを書きはじめた。
彼らは誰にも真似できない製品を作った!
“オープンで, しかもソーシャルだ,” Yangはにやっと笑って言った。
“よし, Yahooを今の逆の形にリライトしてやる。
検索もホームページもオープンにする, そうすりゃ
利益は2010年に倍になる。”

そして’08年のゲイツは, お金が半減した。
じっと立ったまま考え込んだ: “なんでこうなったの?
なんとかしてYahooにWindowsの販促をやってもらえないか?
Officeの売上の落ち込みを防ぐのだ”。
何時間も考え込んだので混乱してきた。
そしてそのときビル・ゲイツは今まで考えたことのないことを考えた。
“たぶんYahooは,” と彼は思った, “単なる検索以上のものかもしれない。”
“たぶんYahooには…もしかして…重要な価値があるのだ!”

すると何が起きたか…?
そう…ギークヴィルに広まった噂では
ビル・ゲイツの小さな財布は
その日魔法のように3倍の大きさになった!
そのとき彼の財布はもう薄くなかった。
彼は1株30ドルのオファーをした。
そして彼は自社のブラウザを開き, これまでやったことのないことをした。

そして彼は
…なんと彼本人が…!
Yahooで検索を試みた!

[原文へ]

(翻訳:hiwa)

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