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周東総合病院、小児科医師を確保 '08/12/26

 ▽来春以降も診療にめど

 医師二人の緊急派遣期限が来年四月に切れる柳井市の山口県厚生農協連周東総合病院の小児科が、引き続き医師を確保できる見通しになった。山口大医学部から二十五日までに、医師二人を派遣する連絡が入った。

 同病院などによると、小児科は山口大が二〇〇七年三月で医師派遣停止の方針を示し、廃止の危機に直面。同年四月からは、夜間診療を減らすなど負担軽減を条件に医師二人が勤務していた。

 一方で柳井市と平生、田布施、上関の三町は地元医師会などと協力し同年十二月、市内に休日夜間応急診療所を開設。軽い症状の患者が診療所を利用するなど住民意識の高まりもあり、再度の派遣が決まったという。同病院の守田知明病院長は「地域医療維持のため、地域との連携をさらに深めていきたい」と話している。(久保田剛)




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