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 作成…2004/06/02

− DynaBook SS DS50C/1A の修理 − 1 | 2 | 3 | 4
 

DynaBook SS DS50C/1CA (型番:PX-DS50C1CA)の修理メモ。
メモリ交換時、HDD換装時にも使えるハズ。

以下のことは保証外。すべてにおいて自己責任!!!)


本体の電源コネクタとアダプタで接触不良を起こしていて、騙し騙し使っていたが、
ついに電力供給が途絶えて、電源が入らなくなってしまった。という状態だとか。
修理に失敗してもいい。ということなので、修理を引き受けた。


実際試してみると、
この電源ONであることを記すLEDが、超点滅するのだ!
どこからともなく、ジリジリジリジリ音もなって、電源ONしたつもりでも電源入らず…、バッテリーも充電されず…


主なスペック:
セレロン500MHz、SDRAM128MB、HDD12GB、11.3インチXGA、ATIRageMobility-M4MB、24xCD-ROM、
LAN、Modem、IEE1394、USB1.1、IrDA、PS/2、440BX、1.8kg、Windows98SE。


早速、故障原因追求の為、DS50C/1CA を分解…する前に全体像から。




分解開始。

分解してからの結論だが、順番を微妙に間違えていたから、
図はネジがたくさん外れている。でも、気にしないこと。

流れとしては、

1.アダプタ、バッテリー、CD-ROMを外す。
 ↓
2.本体側ヒンジそばのネジを3箇所外す。

 ↓
3.液晶を全開して本体と一直線にすると、これ↓が取れる状態になっているのでツメをはずしながら外す。

 ↓
4.キーボードを外す為に、キーボード左上、右上のネジをはずし、フィルムケーブルを外す。
 ↓
5.液晶パネルと繋がるケーブルをはずしつつ、ヒンジ周辺のネジを数箇所外すとパネルが外れる。
←何かの線が切れてたし…後にスピーカの線と判明。
 ↓
6.アクセスランプ、ショートカットボタンの基板をはずす。

  ↓
7.CPUFANと板が付いている金属板はネジ1つでついているので、外す。

 ↓
8.キーボードの外枠を外す為に、ネジを外しまくる。


 ↓
9.タッチパッドのフィルムケーブルも外し、キーボードの外枠が外れる。
(側面、バッテリー端子そば、丸いシールの後ろにもあるので注意)
 ↓
10.PCカード上部の基板はコネクタだけで繋がっているので、それをはずし、その基板を外すと見えるネジを外す。

 ↓
11.Mini-PCIスロットに刺さっているLANとモデムのコンボカード、増設分の64MBメモリ、2.5インチHDDを外す。

 ↓
12.本体底とマザーボード間のシールド用金属板に注意しながら、マザーボードを外す。表と裏。



分解完了。バラバラ。ここまで2時間。


今回の障害原因となっている箇所の特定。電源コネクタ部の基板の拡大図。




↑図はもうはんだづけして直してしまったが、図のドライバー先の部分のはんだが浮いてた。

で、さっそく仮で組み立てて、
←電源を入れるとTOSHIBAのロゴが見えた。つまり復活!

ついでにmemtest86をしてみる。
L2=128KBなのに、PentiumIIIと誤表示(比較的新しいVerのはずなのに...)



これにて修理完了だけど、メモリ交換して容量UP(非公式MAX320MB化)、HDDも交換して速度、容量UPをするので、
数日間は手の届かないところにおいておこっと!
Mini-PCIボードをLAN/Modemから無線LANやGbeのMini-PCIボードへ交換してしまうのもアリかも(完璧に人柱だし、端子をどうやって引き出すか謎)。

・おまけでやった、内蔵スピーカのケーブル修理編はこちら

メモリ非公式320MB化、HDD換装はこちら

・異音による排気FANの交換はこちら




ちなみに、これで修理に
5万(見積)かかるらしい…汗;
業者さんはこれだけ取らないと経営が苦しくなるのかな…?業者さん、代わりになおしちゃってごめんなさい。


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