さくら
テーマ:ブログ桜には、想いでが無い人なんていないと思う。
だから、お花見のお話して... OK!!?
デザイナーだった彼の部屋には大きなスクリーンがあって
あの人買ったばかりだから落ち着かない。
コントラストいじったり、音響いじったり、隣にいてくれない。
だからバレない様に靴下の裏に接着剤を塗って動けなくした。
『愛チンバカだなぁ ...足の裏に濡れよ!!』と、
靴下を脱いで、優しく微笑んだ。
『ジュータン気にしないでいいよ!!明日、クリーニングいれるから、
それより靴下は気にしたほうがいいよ。』
げっ、私が買ってあげた靴下ではありませんかぁ?
『おいで』後ろから抱きしめれて、そのままゴロゴロべたべたして
彼は私に覆いかぶさりながら
『しかえししちゃった』
だって.... .。うん? なにが が、が、がちょ~ん!! 接着剤だ.この辺。
笑ってやがる やんちゃな顔の奥に
どこかのお寺の庭先で、きれいな桜の舞う映像が流れた。
『ここ行きたい』
『いいよ、でも、接着剤とれてからにすれば??』
映写機の前でわざと彼は私を抱いてその一つに成った陰は
桜の花びらの舞うスクリーンのなかで薄い陰となり
私の身体にも 時々桜が咲いていた。
『愛、連れていくよ... 』
『一緒にっ イこう 』 『うん 』
とは、いったものの、そ~じゃねよ!! 行くとこ違うよ寺だよ!!
『でも、イッちゃう...』
ラストサムライに桜咲くお寺でトムクルーズと渡辺謙さんが
会話するシーンがある。
まさに、ここだよ!!こういうとこに行きたかったのに。と、思い出した。
ポップコーンをやたら食いながら。
この、さくらだよ
ある収録で、柴田理恵さんと同じ楽屋だった。
突然
『もう、頭くるなぁ』
プリプリ怒りながら入ってきた柴田さんんは子供みたいでおかしかったの。
『ったくさぁ、ふざけてるよ!! 開花宣言まちがってんだよっ もうっ!!
冗談じゃないよっ 何の為に1年働いてると思ってんのぉよ、ねっ?!』
下町の祭り命ふんどし親爺の台詞じゃんかそれ... おもしろいなぁ柴田さん。
メークをしていた私は、鏡越しに笑いながら聞いていた。
ら、目が合っちゃった。
『愛ちゃんさ~、今日この後なんか仕事ある?』
って、ことで、夕方5時から
『あれ、閉店じゃないのっ?? うそぉ~ もう夜中??』
どうもすいません。って、ぐらい1件の店で飲んだ。
楽しかったぁ あの、ね~さんは元気をくれるみたいです。
『あ、れれれ? さくら咲いてるなぁ 』
微笑みながらの帰り道。
ほら、さくらだよ
『12時過ぎまで人が多いから...12時集合ね』
午前1時、夜桜を独り占めしましょうツアーにお出かけ。
さすが、バカな私達。真っ暗で何も見えないことに現地で気づく。
皇居の側のコンビニであるったけの懐中電灯を買い占めて
サーチライトの様に照らすつもりが、空まで届く訳が無い。
懐中電灯の白い光が皆の顔を下から照らすと
お化けみたいで恐い顔だ。
桜まで届かない光は、次第にガードマンの様に道先案内になり
途中、暗く成るのを待っていたスケベカップルを発見した。
『あら、あそこ見て!! 見て!! おぅ、いいなぁ~』
と、覗きをしていると.... 気づかれた。もうダッシュで逃げた。
春は桜と共に幼い頃から今日まで沢山の友達との思い出を咲かせてくれた。
また、さくらだよ
『花見で、Hみちゃった.. ..』
『し.た.い』そんな下心を隠したつもりで、真夜中のドライブ。
車のライトに桜が浮き上がり不気味で美しく続いていた誰もいない桜道。
ぬるい風に吹かれ咲き乱れる桜に宿された命さえも感じるほど
吸い込まれる様に桜を見ていた。
その狂った姿に身体の奥に潜む淫らな女を刺激され濡れた夜
芸能人になって一番良かった事はね
『こんなの誰かに見られたらどうしよう...私、恥ずかしい 』
そんなドキドキHができること。それはもの凄い興奮です。
私のも狂い咲きしている。
ねぇ、さくら
桜咲く頃に、雪が降るなんて... いよいよ地球も終わりだな。
窓の外を見ながら彼を待っていた。
『坂上がれないから 帰るね』
簡単だな...随分。そんな理由で会えないなんて....
地球の心配できないよ、あなたと私の方が終わりそう。
見上げた美しい景色が、足下にある。
誰も気にも止めず登る桜坂には、踏みつぶされた花びらが
寂しいな
華やいだ日々も美しい瞬間も、今の2人もはかない。
さくら..
『さくら』を入れて。
どの『さくら』
自分でやって..
カラオケボックスでケンカして
私達は歌わなかったケド
『消して デライトして~』
アジカンんを鼻歌で歌いながらタクシーの中
不思議と口ずさむ詩は、今の私の本当の叫びに似た気持ち
あいつは 誰の『さくら』を歌おうとしてたのか??
気になって気になって眠れない。
さくら..ららら
作家の島田雅彦さんがスキ
『お花見しますか? 桜の枝を切って、それで飲みましょう 』
晴天の空、桜の木の下でするお花見しか発想が無かった私は
やっぱり、この人のファンなのだ。
連載された記事を読んでは、素敵な言葉に魅せられ
私は、なぞってみる。
樹海の中で迷子に成った私を導く方位磁石の様な..
道しるべになってくれるの
今年は、桜を季節を忘れていた。
『明日から海外に行くので帰ってきたら飲みにいきましょう』
アハ、兄さん!! その頃さくら枯れとるで~
も~う、だから、この人のファンなんだよな。
お~い さくら
三島由紀夫は桜
桜は切ないほど散り際が美しい。いや、どの花も美しく散る。
向日葵以外は... でも、向日葵の生き方のほうが好き。
最後に、私の一番幼き日の最初の記憶は、桜です。
白よりも桃色に近い桜の花が満開に咲いていた隙間に見えた広い空と
旅館の女将さんが手を振って見送っている姿。
パパとママと3人だけだった。
まだ3歳前の私を連れて箱根に行った日の事だろうと両親に教わった。
桜を触ろうとするオチビちゃんをパパが肩車をしてくれたそうだ。
『桜』
なぜ? こんなにも思い出が溢れできたんだろう?
私の住む部屋の側には、いつも桜の木があった。
心に余裕があれば、ふっと見上げて
咲いてるよ さくら
なんちって
■無題
桜にはいい思いではなかったなあ。彼と「お花見しようね。」って約束したのに別れて一人で見たこととか・・・。
でもおととし、子供を生んでからは桜の思いでもいい思い出が出来た。桜の下でハイハイして、降ってくる花びらを不思議そうに見上げるかわいい息子・・・。(親ばか。いや、バカ親?)
今日も息子と桜を見ました。もうすぐ2歳になる息子は「きえいねえ。(きれいねえ)」とニコニコして私を見上げた。かわいくてかわいくて涙が出そうになりました。