『告別微安(さよなら、ビビアン)』 アニー・ベイビー
『新結婚時代』 王海鴎
TVドラマにもなった王海鴎の作品。この作家はほかにも「中国式離婚」「牽手」などドラマの原作になった作品がたくさんあり、女性受けしそうな面白さ。(在宅翻訳業、女性)
『英格力士』 王剛
「東方」の書評に魅せられて読んだ。この作品の面白さは「兄弟」に通じるところがある。(会社員、男性、45歳)
『狼図騰』 姜戒
生活を豊かにすることが環境破壊の一つとなっている事。少数民族の悲哀を表現する社会環境ができた事を実感出来る。とにかく、読むほどに引き込まれる一冊でした。(会社員、男性、60歳)
『鬼子来了(鬼が来た)』 姜文
映画が面白かったので、小説も読みました。「日本兵の」というより「人間の」悪の部分をあぶりだしているところがいいと思います。(会社員、女性)
『倚天屠龍記』 金庸
金庸の作品を読んで、あの三国志がかすんでしまいました。とにかく圧倒的な面白さです!(女性)
『書剣恩仇録』 金庸
『天龍八部』 金庸
『一個人的聖経(ある男の聖書)』 高行健
『逃亡』 高行健
『宋王之印』 黄霊芝
山田敬三氏(神戸大学名誉教授)が『機知と諧謔に富んだ軽妙な文章』と評した黄霊芝の『宋王之印』は、日本統治下の台湾に生を受け、日本語使用の禁止された戦後の台湾で60年以上日本語で作品を書き続けている現役作家の作品集である。15篇を収める。15篇の短篇に共通するのは、見事な心理描写やウイット、ペーソスであり、戦後の台湾社会を日本語で表現している点に惹かれる。(女性)
『台湾俳句歳時記』 黄霊芝
『台湾万葉集』 孤蓬万里
『一段没有根据的記録(かつて描かれたことのない境地)』 残雪
『世界文学のフロンティア』の収録。翻訳はけっこう出ているのに、あまり読んでません。読まなきゃ。(大学院生、男性、29歳)
『維多利亜倶楽部(ヴィクトリア倶楽部)』 施叔青
『史鉄生作品集』 史鉄生
『尼羅河女児(ナイルの娘)』 朱天文
『呼蘭河伝』 蕭紅
『生死場』 蕭紅
『草房子(サンサン)』 曹文軒
中国のベルエポックを描いたリリカルな作品です。描写がきれいで暗記したくなります。(在宅翻訳業、女性)
『回力牌球鞋』 蘇童
『拾嬰記』 蘇童
『人民的魚』 蘇童
『蛇為什麽会飛』 蘇童
『碧奴』 蘇童
『怨女』 張愛玲
『伝奇』 張愛玲
『半生縁』 張愛玲
『垃圾问题』 張宇
(城市垃圾とも)改革開放政策の展開につれて、引越会社など以前はなかったさまざまなサービスが代金と引き換えに受けられるようになったが、戸籍管理などのお役所関係の業務は相変わらず官僚主義に支配されている。改革開放政策は民主主義の裏づけがなくてはならないはずなのに、政治体制的にはその全面的実現は不可能なことである。この作品では、官僚主義と、また、引越し先での古い住民たちによる新参の若者への嫌がらせを描くことを通して、経済的には資本主義のやり方を取り入れながら、政治的には社会主義を標榜し、それゆえ、この先も理性による民主主義を望むことは絶望的で、上から下まで、手中にある権力を振るうことにのみ価値を認めている中国社会の矛盾を揶揄し、それとない態度で、重大な問題を抉っている。(中国語教師、51歳)
『小二黒結婚(小二黒の結婚)』 趙樹理
『非法知慧』 張之路
『凶犯』 張平
時代を経て、中国人の変わったところ、変わらないところが感じられる本を選びました。(会社員、女性)
『国家幹部』 張平
現代の中国を理解するのにこれほどふさわしい作家はいないと言っていいくらい。なにより、中国人の考え方が良く理解できます。(在宅翻訳業、女性)
『十面埋伏』 張平
『烏鴉之歌』 池莉
この人も女性を描くのが格段に上手いですね。(在宅翻訳業、女性)
『来来往往』 池莉
『古井戸』 鄭義
『十周歳』 程青
『阿里山神木(阿里山の神木) 鄭清文
『浮游群落(デイゴ燃ゆ)』 劉大任
『永遠有多遠』 鉄凝
『大浴女』 鉄凝
『笨花』 鉄凝
『懐念蕭珊』 巴金
『師傅越来越幽默』 莫言
映画「幸福時光」の原作になった作品です。原作は映画と設定が異なっているのですが、何度読んでも面白い作品です。(在宅翻訳業、女性)
『鉄孩』 莫言
『夜魚』 莫言
以前NHKのテキストで読みました。莫言ならではの、少年が大人になっていく夏の日の幻想的な小説に魅了されました。(男性)
『孽子』 白先勇
すばらしい作品です。台湾に対するあらゆる面での見方が根本から変えさせられました。この人の作品をこれからも全部読んでみたいです。訳者の方々これからもがんばって訳してください!と声を大にしていいたい!(女性)
『台北人』 白先勇
あの作品集全体に漂うたそがれ時のような雰囲気がたまらなくいいです。(教師、男性、40歳)
『子夜』 茅盾
『腐蝕』 茅盾
『にっぽん虫の眼紀行』 毛丹青
阪神大震災に被災した作者の友人が亡き子供を思う姿を記した「ルミナリエ」という1編が特によかったです。(会社員、女性)
『金魚生活』 楊逸
『風呂』 楊絳
『紫丁香』 葉霊鳳
葉霊鳳の独特の表現力、描写の仕方が大好きなので、是非違う世代の人にも読んでもらいたいです。上海にいたときに出会った作品です。(女性)
『許三観売血記』 余華
「兄弟」と甲乙つけがたいくらい面白い作品。(会社員、男性、45歳)
『寒夜』 李喬
『殺夫』 李昂
『色陽』 李昂
『世界文学のフロンティア』に収録。この人ももっと読んでみたい。(大学院生、男性、29歳)
『自伝の小説』 李昂
『茶館』 老舎
「好的」。(大学院生、男性、29歳)
『我這一輩子』 老舎
老舎大先生の作品を10位にするなどおこがましい限りですが、あまりにも有名であるため、ここに書くのをやめようかと思っておりました。が、しかし、この作品だけはぜひにもおすすめしたい。内容はもちろん、やはり描写がすばらしい!とくに火事の場面は絶品です。(在宅翻訳業、女性)
『狂人日記』 魯迅
30年前に大学で中国語を学んでいた時に魯迅のこの作品に触れ、「救救孩子」という言葉がずっと心に残っています。現代文学の定番。(会社員、男性)
『祝福』 魯迅
『吶喊』 魯迅
『彷徨』 魯迅
『満州国各民族創作選集』内の中国人作家たちの作品
すごく高かったのですが古書店で買いました。日本人作家と逆に一様に重く暗い作品群。「王道楽土」の舞台裏がよくわかります。(教師、男性、40歳)
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