日本マクドナルドの御堂筋周防町(すおうまち)店(大阪市中央区)で23日、特大のハンバーグをはさんだ新商品「クォーターパウンダー・チーズ」が関西で初めて発売され約1万5000人が来店し長い行列ができたが、アルバイト1000人が含まれていたことが25日分かった。夜中からできた行列の先頭20~30人もアルバイトで、先頭の女性(24)はイベントコンパニオンだった。売上高は約1002万円となり、同社店舗の最高記録を更新したと発表されたが、アルバイト分も含まれている。同社は「最高記録の更新には変わりがない」と訂正しない方針。
日本マクドナルドは新商品のモニター調査をマーケティング会社に依頼し、同社が人材派遣会社のフルキャストに依頼してアルバイトを集めた。インターネットでは「楽チン!新商品を並んで買って、食べるだけのお仕事!」の見出しで募集され時給1000円、勤務場所は「心斎橋駅近く」となっていた。アンケートは1000人に依頼し、アルバイトは味やサービスなどの項目に記入して300人分を集めた。商品代も支払われた。
日本マクドナルドは「モニター調査は並ぶことを目的にしたものではない。決して意図的にやったわけではない」と説明している。【横山三加子】
毎日新聞 2008年12月26日 2時30分(最終更新 12月26日 2時30分)