TOP > 【Design Studio】 プロボクサー 坂田健史氏 VOL.5
--食事以外に、普段から行っている健康管理法はありますか。
「減量中はどうしても免疫力が落ちて、風邪を引きやすくなります。ですから外出先から帰ったら、必ずうがいをしています。そして試合が近づくと、出かける時は必ずマスクをします。
それと、入浴ですね。特に減量中はお風呂に長く入って、汗をかくようにしています。減量の時にサウナを使う選手は多いですが、僕はお風呂の方が好きなんです。熱めのお湯に全身で10分ぐらい浸かるのを、体調に合わせて2~3セット行っています。
熱いお湯に入り、出てから冷たい水をかぶると、血管が緩んだ状態からきゅっと締まる。それを繰り返すと血液がよく流れ、老廃物が出やすくなるそうです。だから普段からお風呂によく入り代謝をよくすることで、なるべく減量に苦労しないよう心がけています」
--ところで現在、体調管理の目安として、ライフキャリアのサービスを取り入れていらっしゃいますよね。体重のほか、血圧や脈拍などのデータをどのように活用していますか。
「今まで体重しか測定しておらず、血圧や脈拍はあまり意識してこなかったんです。3月の試合にあたり、それらを実際の数字で見ながら体調を管理できたのはよかったです。
以前はちょっと体が重いなとか、感覚で判断していたんです。でも実際に血圧や脈拍を測定してみると、調子が今ひとつの時は脈拍が微妙に高かったりと、実際に数字で出てきましたからね。今は体調がいいんだなとか、今は実際に疲れているんだなとか、数字の裏付けができたので、今後は体調管理の新しい基準になってくれると思います。次の試合から、それらの数値を活用しながら練習していくつもりです」
--次戦はいつごろになりそうですか?
「おそらく夏でしょう。相手はどんな選手でも構いません。このレベルになるとどの選手も強いですし、楽な相手はいませんから。相手が誰だろうと前回の試合の反省点をしっかり克服し、いい勝ち方をしたいですね」
VOL.4 : 何度挫折しても挑戦を諦めなかったのは、勝った瞬間の素晴らしい喜びを忘れられなかったからです
VOL.3 : 正直、反省だらけの試合。最後まで、勝ちを確信することができませんでした
VOL.2 : 続けることの大切さ。それはプロ選手も一般の方も同じです
VOL.1 : デビュー以来、欠かさずつけている練習日記が体調管理のヒントになっています
坂田 健史(さかた たけふみ)
プロボクシングWBA世界フライ級チャンピオン
1980年生まれ。広島県安芸郡出身。
2007年3月 WBA世界フライ級チャンピオン獲得
協栄ボクシングジムのホームページ
http://www.kyoei-boxing.co.jp/index2.html
坂田健史オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/takefumi-sakata/