TOP > 【Design Studio】 プロボクサー 坂田健史氏 VOL.2

Design Studio プロボクサー 坂田健史氏

試合までのストイックな取り組み 大切なのは、続けること

大切なのは「続ける」こと


--ボクサーとして成功するためには、何が大切だと思いますか。

「まず、続けること。続ける精神力が大切ですね。僕にももちろん『今日は練習したくないな』という日はありますよ。

でも世界戦で勝つまでは『絶対にチャンピオンになるんだ』という気持ちを支えにやってきましたし、チャンピオンになってからは次の試合のことをいつも考えて、モチベーションを上げてきました。毎日のロードワークや練習をコツコツと続けていくこと。それが大切だと思います。

特に毎日の練習で大事なのが、スパーリングなどのキツい練習をした後のサンドバッグ打ちやミット打ちで、決して手を抜かないこと。スタミナを出し切った後に、そこからどれだけ自分に妥協せずにやれるか。その積み重ねで結果は大きく変わってくるんです。

例えばサンドバッグ打ちは、手を抜こうと思えばできないことはない。つまり自分次第なんですね。結局は人ぞれぞれの意識の持ち方、そして毎日の積み重ねです」

--また現在、選手として活躍するのではなく、シェイプアップや体力作りといった目的でボクシングジムに通う人も増えていますよね。そういった傾向についてはどうお考えですか。

「素晴らしいことだと思います。ボクシングを始めると、目に見えて体が引き締まってきます。それが楽しいんですよ。

僕がボクシングを始めた時がそうでした。シャドーボクシングをしたり、サンドバッグを打ったりするうちに、肩や背中、そして足が引き締まって、自分の体がどんどん変わっていくことを実感できたんです。

協栄ボクシングジムでは『シェイプボクシング』という一般の方に向けたプログラムも用意していますし、ぜひ多くの方にボクシングで体を鍛えてほしいですね。

ただし一般の方はプロ選手とは違いますから、あまり激しく追い込みすぎないことも大事。楽しく長く、無理をせずに自分のできる範囲内で『続ける』ことです。それによって体は着実に変わっていきます。続けることの大切さで言えば、プロ選手も一般の方も同じだと思います」

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VOL.1 : デビュー以来、欠かさずつけている練習日記が体調管理のヒントになっています

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坂田 健史(さかた たけふみ)
プロボクシングWBA世界フライ級チャンピオン
1980年生まれ。広島県安芸郡出身。
2007年3月 WBA世界フライ級チャンピオン獲得

協栄ボクシングジムのホームページ
http://www.kyoei-boxing.co.jp/index2.html

坂田健史オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/takefumi-sakata/

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