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Design Studio プロボクサー 坂田健史氏

ボクサーの厳しい体重管理 体調管理の目安は「感覚」
デビュー以来つけている練習日記

体調管理の目安は「感覚」


--減量によって体調が悪化したり、集中力を欠いてケガをしてしまうことなどはないのですか。

「試合を控えると練習は激しくなりますし、減量の影響で体も動きにくくなります。ですから、体調の悪化やケガには特に注意しています。

ジムでの練習内容については、ほぼすべてをトレーナーの先生が決めて下さるのでそれに従っていますが、朝のロードワークについては疲労の度合いによって多少、調整します。目安は感覚ですね。走り始めて『今日は調子が悪いな』と感じた時などは、少しペースを落としたり。

ただし、試合の1~2週間前から徐々にジムでの練習量を落として疲れを抜いていくので、減量は厳しいですが、体調自体は上向いていきます」

デビュー以来つけている練習日記

--毎日3回計っている体重は、何かに記録しているんですか?

「毎日、ノートに書いています。練習日記をつけているんですよ。これはプロデビューしたころからの習慣で、その日の体重と練習内容、トレーナーから指摘されたこと、自分で気づいたことなどを書いています。

もともとトレーナーの先生に『練習内容を振り返るため、毎日日記をつけた方がいいよ』とアドバイスされて始めまして、今は習慣になっていますね。A4サイズのダイアリーなんですが、1日で数ページになることもあります。今はもう、10冊ぐらいあるんじゃないかな。

毎日日記をつけることで、調子が落ちたり減量が上手くいかない時などに見直すことができる。『あのころはどうだったのかな』と振り返ることで、自分の体調管理のヒントになるんです。」


--最近、体調管理のための新しい方法として、ライフキャリアのサービスを活用し始めたそうですね。

「体重だけでなく、体脂肪や血圧、血糖値までグラフで管理できるので、減量や体調管理に役立ちそうですよね。今まで体重の管理しか行ってこなかったのですが、体重以外でも自分のコンディションを計れる、いい物差しができたと思っています。


さまざまな数値をチェックすることで自分の体調を把握すれば、試合に向けての調整に役立つはず。そういった数値を日記につけてもいいでしょうしね」


坂田 健史(さかた たけふみ)
プロボクシングWBA世界フライ級チャンピオン
1980年生まれ。広島県安芸郡出身。
2007年3月 WBA世界フライ級チャンピオン獲得

協栄ボクシングジムのホームページ
http://www.kyoei-boxing.co.jp/index2.html

坂田健史オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/takefumi-sakata/

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