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皇后陛下、寛仁殿下、麻生首相も参列 [2008年12月25日(木)]





   第一部には両陛下からのご名代がお越しくださり、
 ご供花を賜った。
  写真は、祭壇を作成する途中なので、他の宮家からの
 ご供花は映っていない。











  第2部には皇后陛下がお越しくださり、
 最初に、自らお持ちくださったお花(カラー。写真手前)を
 遺影にお置きいただいた。







 12団体合同による「相馬雪香先生を偲び感謝する会」が
25日、憲政記念館(千代田区)で開催された。

 祭壇には、
天皇皇后両陛下、三笠宮、常陸宮、寛仁親王、高円宮の各宮家からの
お花が、昨日頂戴した正五位の叙位の証書と
1984年に授与された勲3等瑞宝章が並べられた。

ご参列いただいた方は約800人。

近衞忠てる(火ヘンに軍)日赤社長ご夫妻、
笹川陽平日本財団会長、
そして小池百合子、伊吹文明、小坂憲次、玉沢徳一郎、
武部勲、猪口邦子、藤田幸久・・・といった国会議員も
多数、参列してくださった。

また、230件ものお申込みをいただいた、
みなさまからのお花を合わせて祭壇が飾られた。

 第1部の式典では、
寛仁親王殿下が数十年来の「ブーバ(相馬先生の愛称)」との
お付き合いに触れたお言葉を述べられ、
次いで、麻生首相が
「妹(雪子さま)の嫁ぎ先(相馬家)の姑」という
個人的な関係にも触れた弔辞を読んだ。

 河野衆院、江田参院両議長の献花に次いで、
数十年の交友を続け共著もある
日野原重明聖路加国際病院理事長が、
主治医としての感想を含めて弔辞を述べられた。

 そのあと、主催した実行委員会(不肖・吹浦が委員長)を
代表して、
森山真弓尾崎記念財団会長(元法務大臣)が、
「自己改革、政治の浄化、日韓関係改善のための
さまざまな親善活動など引き継いできたものも
多々ある」としながら、「これを一層活発にしたい」と挨拶、
さらに、
認定NPO法人難民を助ける会の柳瀬房子前理事長が
「毎朝7時になるのを待ちかねたように
相馬先生からお電話頂いた30年だった」
「カンボジアへの機中も編み物を続けておられた」などと、
多彩なエピソードを紹介しながら思い出を語った。

 このあと、相馬先生が90歳の時、NHKラジオ深夜便で
お話された一部を録音で再生し、
天満敦子さんがタイスの「瞑想曲」を追善演奏した。

 最後に、ご長男の相馬和胤氏が
参列者へのお礼を述べて、
第1部追悼式典を終えた。

 第2部では国際IC(Initiative for Cooperation、旧MRA)協会の
橋本徹会長があいさつ、
皇后陛下が入場されて献花、
そのまま懇談に移り、
私が元カンボジア難民のトラン・ソパナ氏をはじめ
さまざまな団体のリーダーなど約15人をご紹介申しあげ、
みなさんとの会話が弾んでおられた。

 最後に、相馬先生の長女であり、
尾崎記念財団の常任理事である原不二子さんが、
皇室への感謝とともに
ご参列くださったみなさまへのお礼を述べて、
会を閉じた。

 司会は、第1部が長 有紀枝難民を助ける会理事長、
第2部が加藤タキ同副理事長だった。

 遺影は、写真家のバク斎藤さんが、
祭壇は専門家の直井彰利さんが製作、
供花のご芳名の追加は、
日展にも通った書家の飯田和子さんが書き、
工作を必要とする部分は特段に巧みな吉田清美さんが
工夫して作り上げるなど、
相馬先生にふさわしく、
運営はボランティアによるすべて手作りだった。

 実行委員長としては、
比較的暖かかったとはいえ、
長時間、外でお待ちいただいたかたがたをはじめ、
心ならずもみなさまにご迷惑をおかけしたことを
お詫びしたい。

 難民を助ける会は相馬先生が創設されたNGO、
それが中心になった開催した今日の会合に、
これほどのみなさまがお越しくださり、ご協力くださったことは、
NGOとしての誇るべき矜持と心得ている。

 相馬先生の96年の人生は、
各界各層の人々に
こんなにも大きな影響と刺激を与えてくれていたのだと、
長年、
副会長としておそばにいたはずの立場(現在は、特別顧問)で
あったにかかわらず、
あらためて緊張と責任感で身の引き締まる思いがした。




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