概要


PaperPlane xUI(PPxと省略) はファイル操作用のツール集です。基本的に各ソフト間で連係動作させることで処理を分担します。また、拡張子に頼らずにできるだけファイルの中身からその種類を判別し、適切な処理を行うようにしています。

PPxの前身として K-Launcher というファイラがあります。こちらは MS-DOS 用なのですが、Windows95/98 の DOS窓で長いファイル名の操作ができるなど、MS-DOSやWindows95/98 では重宝していました。

しかし、WindowsNTではこういった操作ができなかったり(Windows2000以降では一部改善されています)、CPUパワーを全て使ってしまうなど、不便な点が目についてきました。このため、Windows(特にNT)用に特化したファイル操作ツールをPPxとして新たに開発しています。

全般 - 動作環境


対応/動作確認 OS
レジストリ
環境変数


対応/動作確認 OS
32bit Multibyte版
 Windows 95,98,98SE,Me / Windows NT4.0,2000,XP,2003,Vista,2008 で動作します。
 Windows XP,2003,Vista,2008 の x64 Edition でも動作します。
 Win32s や Windows(NT) 3.x以下では動作しません。
 Windows95,98,98SE,Me ではあまり動作確認をしていません。

32bit UNICODE版
 Windows NT4.0,2000,XP,2003,Vista,2008 で動作します。
 Windows XP,2003,Vista,2008 の x64 Edition でも動作します。
 Windows95,98,98SE,Me、Win32s、Windows(NT) 3.x以下では動作しません。

64bit UNICODE版
 Windows XP,2003,Vista,2008 の x64 Edition で動作します。
 32bit版 Windows では動作しません。

 開発や主な動作確認は Windows XP Professional SP3 で行っています。
 NT4.0,2000,XP,2003,Vista,2008 の制限ユーザである Users Group にて支障が出ないように考慮しています。
 別のユーザとして実行 / RUNAS を考慮しており、使用中のデスクトップのユーザと異なる場合は、タイトルバーにそのPPxが属するユーザ名が表示されます。
例) PPC[A](username)C:\
 Windows Vista以降のUACが有効の時、通常より権限が低くなっているときは「(Limit)」がタイトルバーに表示されます。また、権限が高いときは「(Elevate)」がタイトルバーに表示されます。

 WindowsやインストールされているInternet Explorerのバージョンによっては、使用できない機能があります。


レジストリ

PPx自体が確認無しにレジストリの書き込みを行うことはありません。

SETUP.EXEを使ってインストールをおこなった場合、「アプリケーションの追加と削除」に登録するために該当レジストリ(SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\PPX)の書き込みをおこないます。

PPcustでPPcをフォルダに関連づけるときには、該当レジストリ(Software\Classes\Folder\shell)への書き込みをおこないます。また、Susie Plug-inの個別設定を行うと、そのSusie Plug-inがレジストリを操作することがあります。

HKEY_CURRENT_USER\Software\TOROid\PPX 内に以下のキーを記載すると、そのキーを使用します。アンインストールをする場合はこれらのキーを削除して下さい。
※ Version0.34以前は下記内容で使用する場合がありました。

例)
[HKEY_CURRENT_USER\Software\TOROid\PPX]
"PPXC"="C:\Documents and Settings\User\Application Data\TOROID\PPx\PPXCXXXX.DAT"
"PPXH"="C:\Documents and Settings\User\Application Data\TOROID\PPx\PPXHXXXX.DAT"

●Multibyte版
PPXC
カスタマイズ内容を保存するファイルの場所を示すパス
PPXH
ヒストリ内容を保存するファイルの場所を示すパス
●UNICODE版
PPWC
カスタマイズ内容を保存するファイルの場所を示すパス
PPWH
ヒストリ内容を保存するファイルの場所を示すパス



環境変数

ファイルの実行時に次の環境変数を参照します。
PATH
例) PATH=C:\WINDOWS;C:\WINDOWS\SYSTEM
実行ファイルがあるパスを列挙したものです。
通常は Windows が設定をすませてあるはずです。
PATHEXT
登録されていない時) PATHEXT=.COM;.EXE;.BAT
拡張子を記載しなくても実行することができるファイルの拡張子を列挙したものです。WinNT系では設定済みですが、Win9xでは設定されていません。
ComSpec
例) ComSpec=C:\WINDOWS\system\command.com
バッチファイル等を実行する時に使用される実行ファイルです。通常、WinNT系では cmd.exeが、Win9xでは command.comが設定されています。

PPxでは直接参照しませんが、設定をお薦めする環境変数は以下の通りです。
TZ
例) TZ=JST-9
  書庫操作DLL等でタイムゾーンを参照する時に用いられます。


全般 - インストール


・SETUP.EXE を使用することで、ファイルのコピーと初期カスタマイズ(キー割り当て、PPcの窓形態等)がウィザード形式で行われます。

・手動でインストールする場合は、アーカイブ中のファイルを適当な場所にまとめて入れてください。

但し、一般向け設定ではないので、初めて使うときはSETUP.EXEを使用することをお薦めします。

全般 - アンインストール


SETUP.EXE を使用することで、ファイル及びレジストリの削除ができます。手動でインストールした場合は、インストールした場所を指定できるようになっていますので、指定してから開始してください。

手動でアンインストールする時は、ファイルの削除を行ってください。
また、レジストリの、HKEY_CURRENT_USER\Software\TOROid\PPX があれば削除して下さい。

設定内容は、通常「〜\Application Data\TOROID\PPx」に保存されますので、これらの削除も必要です。
このディレクトリは、エクスプローラのアドレスバーに「%APPDATA%\TOROID\ClockPod」を記載すれば該当ディレクトリに移動できます。(Win2000,XP等)

全般 - アップデート


SETUP.EXE を使用することで、「PPx を終了→ファイルの更新→PPcを再起動」という一連の操作を容易に行うことができます。書庫ファイルやディレクトリを指定してアップデートすることもできます。

また、新しい正式公開版(βや+nではない版)にファイルをアップデートし、その後起動したときにカスタマイズ内容のアップデート処理が行われます。更に、アップデート前に設定内容のバックアップを行うことができます。

このバックアップ動作方法はX_upmで指定することができます。
バックアップする設定ファイルは、X_saveに指定した場所に「PPX000_O.TXT」(「000」は最後のカスタマイズに用いた版番号)の名前で保存されます。

設定は随時変更しますので、色々カスタマイズをおこなっている人は古い設定を保存しておくことをお薦めします。

全般 - OS 以外に必要なソフトウェア


PPx 自体を起動させるために必要なファイルのうち、別途用意する必要があるものは特にありませんが、あれば使用するものがあり、カスタマイズで変更可能です。このうち、初期状態で使用されるものは次のとおりです。

●書庫・ローダ関係
・コマンドラインアーカイバ等

LHA.EXE,PKUNZIP.EXE,ARJ.EXE,ZOO.EXE,HA.EXE,PMA.COM,TAR.EXE,GZIP.EXE,BUPDATE.EXE,WSP.COM,ISH.COM

[U]npack 等で対応する DLL が無い場合に使用されます。

・統合化アーカイブプロジェクト関連
PPx は一般のソフトとは異なり、カスタマイズで任意の統合化アーカイブプロジェクト関連 DLL を登録することができます(P_unx)。
また、PPx と同じディレクトリか、環境変数 PATH で参照されるディレクトリに該当 DLL を用意してください。
登録済みのものは以下の通りです。
UNLHA32.DLL
対応ファイル:.lzh,.lzs
動作確認 Ver.0.84
吉崎 栄泰氏作の書庫フォーマット「LHA」や「LARC」を操作する為にMicco氏が DLL 化したものです。
UNARJ32J.DLL
対応ファイル:.arj
動作確認 Ver.0.12
Robert K Jung 氏作の書庫フォーマット「ARJ」を展開する為にMicco氏が DLL 化したものです。
UNRAR32.DLL
対応ファイル:.rar
動作確認 Ver.0.05
Eugene Roshal 氏作の書庫フォーマット「RAR」を展開する為に亀井 哲弥氏が DLL 化したものです。
CAB32.DLL
対応ファイル:.cab
動作確認 Ver.0.65
Microsoft社の書庫フォーマットを操作する為に 宮内 邦昭氏が DLL 化したものです。
TAR32.DLL
対応ファイル:.tar,.tar.gz,.bz2 等
動作確認 Ver.2.28
UNIXや/Linuxで使われている書庫フォーマットを操作する為に 吉岡 恒夫氏が DLL 化したものです。
UNZIP32.DLL
対応ファイル:.zip
動作確認 Ver.5.42
PKZIP社の書庫フォーマットを操作する為に shoda T.氏が DLL 化したものです。
7-ZIP32.DLL
対応ファイル:.7z,.zip
動作確認 Ver.4.42.00.04
Igor Pavlov 氏作の書庫フォーマット「7zip」を操作する為に 秋田 稔氏が DLL 化したものです。

・Susie 32bit Plug-in    対応ファイル:*.lzh,*.zip,*.jpg 等

竹村嘉人 (たけちん)氏作の画像ローダ「Susie」用の Plug-in(*.SPI)を利用して、各種形式の画像ファイルを画像として表示することができます。
また、書庫ファイルの中身を参照することができます。
現在、IN,AM 形式をサポートしています。
Plug-in は、Susie 本体がインストールされている場合、Susie が参照するディレクトリから取得します。Susie 本体がインストールされていない場合は、PPx があるディレクトリを検索します。
また、カスタマイズによって任意の場所を指定できます(P_susieP)。

SusieとPlug-Inの最新版は次の場所で入手することができます。(2007/07 現在)
http://www.digitalpad.co.jp/~takechin/

また、Susie 自体のサポートは、上記WebPageで行っているそうです。

・正規表現ライブラリ

Windows Script 2.0以上か、Tatsuo Baba 氏作の BREGEXP.DLL があれば、正規表現によるファイル名の比較や置換を行うことができます。

Windows ScriptはWindows98SE/Windows2000以降であれば標準で2.0以上がインストールされています。Windows95,98,NT4.0は、別途インストールする必要があります。

BREGEXP.DLL は次の場所で入手することができます。(2007/07 現在)
http://www.hi-ho.ne.jp/babaq/index.html

PPx と同じディレクトリか、環境変数 PATH で参照されるディレクトリに用意すれば使用します。


・C/Migemo

MURAOKA Taro (KoRoN)氏作の C/Migemo があれば、インクリメントサーチでローマ字一致検索が行えます。尚、上記正規表現ライブラリも必要です。
http://www.kaoriya.net/

PPx と同じディレクトリか、環境変数 PATH で参照されるディレクトリに格納すれば使用します。

また、migemo.dll と同じディレクトリに各種辞書が入った dict ディレクトリを用意してください。

C/Migemo添付の辞書migemo-dictは、「(」「)」が揃っていない単語(顔文字など)が入っていて、それがあると正しく検索できなくなります。
migemo-dictから対応する単語を削除しておいてください。

全般 - 呼称


このドキュメントでは、できるだけ用語を以下の通りに記述します。
MS-Windows,Win
Microsoft Windows 95 または Microsoft Windows NT
Win9x
Microsoft Windows 95 / 98 / 98 SE / Me
WinNT
Microsoft Windows NT Version 4.0
WinNT系
Microsoft Windows NT Version 4.0 以降(Windows2000,WindowsXP,Windows2003,WindowsVista,Windows2008など)
Win2k
Microsoft Windows 2000
Win 上の Window のこと。
窓枠
窓の輪郭部分
ディレクトリ
ファイルシステムの階層単位 directory。PPx では、この他に、フォルダや書庫ファイルなども仮想ディレクトリとして参照したり、直接場所指定することができる。
例) C:\WINDOWS
フォルダ
Explorerでの階層単位 folder。
ファイルシステムのディレクトリの他、「プリンタ」等の様に独自の内容を1階層として扱ったり、「デスクトップ」の様に特定ディレクトリの内容と独自内容とを混在して1階層とすることができる。
PPx ではこのフォルダ形式での参照も行うことができる。
ファイル
ディレクトリ上にある、データ単位 file。
例) EXPLORER.EXE
エントリ
ディレクトリとファイル等の項目を総括した表現 entry。
パス
各エントリをパス区切り「\」でつないで、特定のディレクトリやファイル等を特定するもの。
※ http/ftp 等なら url ともいう。
例)WINDOWS\EXPLORER.EXE
フルパス
ファイルやディレクトリの場所を一意に示すことができる完全なパス
Shell's Namespace 「デスクトップ」や「コントロールパネル」などを表すもの。通常のファイルシステムでは存在していないので直接アクセスできず、シェルであるエクスプローラが独自にフォルダに組み立てて、ツリーとして構成しているのでシェル名前空間という名前がついている。
ファイラ
エントリ一覧表示型のファイル管理ツールの名称。英語圏ではファイルマネージャという。Filer。
ファイルマネージャ  英語圏におけるエントリ一覧表示型のファイル管理ツールの名称。File Manager。


全般 - キーの表記


キーボードのキーの表記は次のようにしています。
[G]
「G」キーを押す
\[Z]
[SHIFT] キーを押しながら、[Z] を押す
^[X]
[CTRL] キーを押しながら、[X] を押す
&[C]
[ALT] キーを押しながら、[C] を押す
~[Z]
[ExSHIFT] を押しながら、[Z] を押す

※ExSHIFT:PPx上で仮想的に作られたシフトキー。初期状態では、[無変換]や[NFER]等に割り当てられている。カスタマイズ項目の X_es で任意のキーに変更可能

機種によって表記の異なるものは次のように対応しています。
PC
98x1
--------------------------------------
[ALT]
[GRPH]
[Page Up],[PGup]
[ROLL DOWN]
[Page Down],[PGdw]
[ROLL UP]
[Home]
[HOME/CLR]
[End]
[HELP]
[Enter]
[RETURN]
[Pause]  [STOP]


全般 - パス指定方法


各種パス入力(PPcの[L]等)は、次の形式が使用できます。
「/」を区切り文字とした場合は「\」に変換されます。
尚、「※」が付加された形式は、PPxが独自に解釈する指定です。また、一部機能では使用できない場合があります。


絶対指定
相対指定
ドライブ指定のみ
UNC形式
拡張UNC形式
DriveList
パスエイリアス
ListFile
Shell's Namespace形式
ダイレクトディスクアクセス
http形式
FTP形式
疑似ドライブ指定
file://指定
※ ファイル名やディレクトリ名の仕様


絶対指定

「C:\WINDOWS\COMMAND」

最も基本となる指定方法です。ドライブ名以下を「\」で区切られた名前で場所を指定します。


相対指定
「C:COMMAND」
CドライブのカレントディレクトリにあるCOMMAND
「COMMAND」
カレントディレクトリにあるCOMMAND
「.\COMMAND」
カレントディレクトリにあるCOMMAND
「\」
ルートディレクトリ
「..」
カレントディレクトリの親ディレクトリ
「...」  ピリオドの数-1 回だけ親ディレクトリに戻る


現在のドライブ・ディレクトリ(カレントディレクトリ)を基準にして場所を指定します。


ドライブ指定のみ
「C:」
Cドライブのカレントディレクトリ

他の指定を使わずに英数字1文字のみ指定したときは、X_odrv>0 のときに次の解釈をします。
※「C」
「C:」に置き換えられます。
※「3」  「C:」に置き換えられます。1がA:、2がB:…と対応します。X_odrv=1のときはこの解釈は行われません



UNC形式
「\\name\share\path」
PC名がname、共有名がshareである path

他のPCなどにあるディレクトリの指定方法です。
UNC 形式は、ファイル実行関係において、カレントディレクトリの設定ができないために正常に指定できない場合があります。


拡張UNC形式

ネットワークに接続されている PC と、エクスプローラの「マイ ネットワーク」からたどることができるエントリを指定することができます。
※この形式による一覧表示はOSが用意していないので、一般的なアプリケーションはこの指定を使ってもPCの一覧等を表示できない場合があります。
「\\」
同じドメイン/ワークグループ内のPC一覧と、エクスプローラの「マイ ネットワーク」内の一覧です。また、ここから「\\+」へ移動するためのエントリ「+」も含まれます。尚、PC一覧を取得するには時間が掛かるため、以前の取得一覧がキャッシュされている場合はそれを使うようになっています。最新の一覧を取得するときは、何度か再読込を行ってください。
「\\+」
検索可能な全てのPCの一覧です。「\\」で表示される一覧より検索対象が広いので、表示されるまでに時間が掛かります。
「\\name」
指定した名前の PC が公開している共有ディレクトリの一覧です。



DriveList

「:」

1)Shell's Namespace 形式の root(#:,\)、
2)ドライブ文字が割り当てられた物理ドライブ(A:〜Z:)
3)ヒストリに蓄積された UNC パスの root
4)ヒストリに蓄積された過去に移動したパス
5)[0](M_pjunp)に登録されたパス

の一覧が利用できます。


パスエイリアス

「:keyword」「:keyword\path」
先頭に「:」をつけたキーワードが、M_pjump の表示名と一致した場合、その部分がM_pjumpの内容に置き換えられます。
ドライブリストの内部で使用していますが、よく使う場所を基準とした相対指定を行いたいときにも使えます。


ListFile

該当ファイルへのフルパス
又は
該当ファイルへのフルパス::listfile

先頭に「;ListFile」の一行があるテキストファイルは、その中身を仮想ディレクトリとして取扱うことができます。
また、パスの末尾に「::listfile」が付いているときも仮想ディレクトリとして取扱うことができます。

ディレクトリのエントリは、各行を一つ分のフルパスとして取扱います。詳細
PPcのWhereIsなどで使用しています。また、次の時にも使えます。
・あちこちのディレクトリに散らばっているよく使うファイルを1つのディレクトリにまとめたいとき。
・外部の検索アプリケーションなどで得た結果一覧をPPcで参照・利用したいとき。


Shell's Namespace形式

「#n:」「-#n:\」

エクスプローラで使用されているフォルダを指定する場合に使用します。
n は root とする位置を指定します。

また、頭に「-」を付加した場合は、フォルダの実体ディレクトリがあればそのディレクトリを使用します。
例)
-#0:\ → C:\WINDOWS\デスクトップ\
-#3:\ → #3:\


※「-#0:」等と、相対指定にした場合はパスが正しく解析されない場合があります。
#n:
名前,場所(日本語版 Win95 の標準設定の場合)
--------------------------------
#0:/#:
DESKTOP,デスクトップ(n:\WINDOWS\デスクトップ)
#1:
INTERNET
#2:
PROGRAMS,n:\WINDOWS\スタート メニュー\プログラム
#3:
CONTROLS,コントロールパネル(n:\WINDOWS\SYSTEM\*.CPL)
#4:
PRINTERS,プリンタ
#5:
PERSONAL,n:\My Documents
#6:
FAVORITES,n:\WINDOWS\Favorites
#7:
STARTUP,n:\WINDOWS\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ
#8:
RECENT,n:\WINDOWS\Recent
#9:
SENDTO,n:\WINDOWS\SendTo
#10:
BITBUCKET,ごみ箱(n:\RECYCLED)
#11:
STARTMENU,n:\WINDOWS\スタート メニュー
#16:
DESKTOPDIRECTORY,n:\WINDOWS\デスクトップ
#17:
DRIVES,マイ コンピュータ
#18:
NETWORK,ネットワーク コンピュータ
#19:
NETHOOD,n:\WINDOWS\nethood
#20:
FONTS,n:\WINDOWS\FONTS
#21:
TEMPLATES
#22:
COMMON_STARTMENU,(NT)%ALLUSERPROFILE%\スタート メニュー
#23:
COMMON_PROGRAMS,(NT)%ALLUSERPROFILE%\スタート メニュー\プログラム
#24:
COMMON_STARTUP,(NT)%ALLUSERPROFILE%\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ
#25:
COMMON_DESKTOPDIRECTORY,(NT)%ALLUSERPROFILE%\デスクトップ
#26:
APPDATA,n:\WINDOWS\Application Data
#27:
PRINTHOOD,n:\WINDOWS\PrintHood
#28:
LOCAL_APPDATA,n:\WINDOWS\Local Settings\Application Data
#29:
ALTSTARTUP,DBCS
#30:
COMMON_ALTSTARTUP,DBCS
#31:
COMMON_FAVORITES,(NT)%ALLUSERPROFILE%\Favorites
#32:
INTERNET_CACHE,n:\WINDOWS\Temporary Internet Files
#33:
COOKIES,n:\WINDOWS\Cookies
#34:
HISTORY,n:\WINDOWS\History
#35:
COMMON_APPDATA,(NT)%ALLUSERPROFILE%\Application Data
#36:
WINDOWS,%SystemRoot%
#37:
SYSTEM,%SystemRoot%\system32
#38:
PROGRMS_FILES,%ProgramFiles%
#39:
MYPICTURES
#40:
PROFILE,%USERPROFILE%
#41:
SYSTEMX86,(RISC)
#42:
PROGRAM_FILESX86,(RISC)
#43:
PROGRAM_FILES_COMMON,%CommonProgramFiles%
#44:
PROGRAM_FILES_COMMONX86 (RISC)
#45:
COMMON_TEMPLATES
#46:
COMMON_DOCUMENTS
#47:
COMMON_ADMINTOOLS
#48:
ADMINTOOLS
#49:
CONNECTIONS



ダイレクトディスクアクセス

「#x:」
フロッピーディスクドライブ等を「#A:」等と指定することによってOSによるディレクトリ処理を使わずに、自前で処理をすることができます。壊れかけのディスクからファイルを回収するときに有効の時があります。

フロッピーディスクドライブやCD-ROM以外は、Administrator 権限が必要です。

対応しているファイルシステムは、FAT12,16,CDFS(ISO-9660,Joliet拡張含む)です。


http形式

該当 html ファイルへの URI
例)http://homepage1.nifty.com/toro/index.html

html ファイルへの URI を指定することで、その html ファイル内のリンクをエントリとした、仮想ディレクトリとして取扱うことができます。


FTP形式

URI 指定によるホスト&ディレクトリ

「ftp://hostname/directory」等と指定することで、ftp を使った仮想ディレクトリとして取扱うことができます。

ID/Passwordが必要な場合は、「ftp://ID:Password@hostname/directory」と指定します。
指定無しで接続できなかった場合は、入力ダイアログが表示されます。
このとき保存チェックボックスをチェックすると_IDpwdに保存され、次回同じホストに接続するときに使用されます。


疑似ドライブ指定

「A:\path\:」「\\name\share\:path」
上記例のように、ディレクトリ指定中に「:」から始まるエントリ名を指定するとその位置までをドライブ名として扱い、ヒストリを元に決定したカレントディレクトリを使った相対指定を行うことができます。
例えば、「A:\path」「\\name\share\a\b\c」が最後に移動したディレクトリであれば、上記例では「A:\path」「\\name\share\a\b\c\path」として扱われます。
あるディレクトリより下層によく使うファイルがディレクトリ分けして入っている場合、パスジャンプ時にこの指定を使うことによって、最後に参照したディレクトリに移動できます。


file://指定

「file://c:/windows」等の file スキームを用いてパスを指定した場合、「c:\windows」等と解釈します。


※ ファイル名やディレクトリ名の仕様

・エントリ(ファイル名やディレクトリ名)の最大長は、MultiByte版で255Byte(127〜255文字)、UNICODE版で255文字です。
尚、Win2kのヘルプによれば、エントリの最大長は215文字となっています。どちらにしても、これほどの長さのエントリ名は、アプリケーションによっては正しく扱えない場合がありますし、パスにした場合にパスの最大長を越えるため、扱えない場合が多くなります。

・通常のアプリケーションが扱うことができるパスの最大長は、MultiByte版で259Byte(129〜259文字)、UNICODE版で259文字です。
ただし、PPxではこれより長いパスでも一部のファイル操作が可能です。

・エントリ名に使用できない文字は、「\」,「/」,「:」,「*」,「?」,「"」,「<」,「>」,「|」です。これらの文字は次の機能を持ちます。
\
パス区切り、UNC指定
/
パス区切り。ただし、Windows(MS-DOS)の隠し仕様なのでアプリケーションによっては対応してないことがあります。
:
ドライブ名区切り、ストリーム名区切り
*
ワイルドカード(0文字以上の任意の文字)
?
ワイルドカード(1文字の任意の文字)
"
ファイル名を括る時に使用("file name")
<
リダイレクト
>
リダイレクト
|  パイプ


全般 - ファイル名のワイルドカード


PPc の [F]Find / [+]Find mask 等では、次の規則に従ってファイルが同一かどうかを判断します。

※印の指定は、以下の機能で使用できます。
PPcの[F],\[F],[+],[-],^[W]と*file
以下の機能では使用できません。
^[W]のテキスト検索、P_susie,XV_cols,XV_tabで使用するワイルドカード
英大・小文字
空欄指定
「*」,「?」 ワイルドカード
正規表現
「;」,「,」 複数条件の or 指定
「!」 否定
「&」 and指定
attribute: ※エントリ属性
date: ※更新時刻指定
size: ※ファイルサイズ指定
roma: ローマ字部分一致指定
path: ※ディレクトリ名指定
option: オプション指定


英大・小文字

1bytes(半角)英字の大文字・小文字は無視します。


空欄指定

・空欄のときは全てのファイルに一致します。

・ファイル名が空欄のときは、拡張子が一致すれば同一とします
  例) .ext
  拡張子が「ext」である全てのファイル

・拡張子が空欄のときは、ファイル名が一致すれば同一とします
ただし、ピリオド(.)のみの指定があれば空欄の拡張子と同一でなければ一致したものとしません。
  例) file
  ファイル名が「file」であれば拡張子は何でもよい
  例) file.
  ファイル名.拡張子が「file.」であるファイル



「*」,「?」 ワイルドカード

名前の指定にはワイルドカードが使用できます
*  0 文字以上の任意の文字列
  例) *X*
  ファイル名中に「X」があればよい

?  1 文字の任意の文字列(2bytes(全角)文字も1文字とみなす)
  例) FILE???
  「FILE」+ 任意の3文字のファイル名


正規表現
正規表現ライブラリがある場合は正規表現が使用できます。
「/正規表現/」と指定することで正規表現による比較が行われます。
※1.ファイル名の英大文字/英小文字の区別はしません。
※2.拡張子も含んだ形で比較されます。
例) /read.*me/
ファイル名(拡張子含む)に「read〜me」を含む。
「readme.txt」,「READ.ME」等が該当します。


「;」,「,」 複数条件の or 指定

複数の条件を記載したい場合は「,」又は「;」で区切ります。
(各条件を左から順に判定し、満たした条件があれば同一とする)
例) .MAK,MAKEFILE.
拡張子が「MAK」か、ファイル名が「MAKEFILE.」であればよい


「!」 否定

先頭に「!」を付加すると、否定指定になります。
例) .txt,!/read/
(1) .txt はすべて該当し、(2) read を含まないエントリが該当します。


「&」 and指定

先頭に「&」を付加すると、論理積指定になります。
例) &.txt,&*memo*
.txt 且つ *memo * を満たすエントリが該当します。


attribute: ※エントリ属性

「attribute:指定属性」を用いると、特定属性のエントリで判断することができます。例えば「attribute:r+s-」と指定すると、読み取り専用属性有り、且つシステム属性無しであるエントリに限定することができます。
※完全一致の判断であり、読み取り専用属性有り、またはシステム属性無しではありません。

「attribute:」は「a:」に省略可能で、指定可能属性は、r(読み取り専用),s(システム),h(隠し),d(ディレクトリ),a(アーカイブ)です。

尚、「*.txt,a:r+」等と他の指定方法を併用することができますが、この例ですとor指定なので、*.txt か a:r+ のいずれかに一致すればよいことになります。
適宜and指定を使用してください。


date: ※更新時刻指定
1)日数指定
「date:日数」を用いると、指定日数以内に変更を行ったエントリを対象にします。
例えば現在時刻が「2001-2-3 13:00」の場合、「date:1」と指定すると最終変更時刻が「2001-2-2 13:01」より新しいエントリが一致します。

また、「date:<日数」は、演算子「<」を省略したときと同じように指定日数以内のエントリが一致します。「date:日数>」と指定しても同じ結果になります。

演算子は、<,>,<>,><,<=,=<,>=,=> が使用できます。
2)日にち指定
「date:年-月-日」「date:年/月/日」「date:月-日」「date:月/日」の指定を行うと、指定日に変更を行ったエントリを対象にします。
「年」の指定
4桁以上の数字の時は西暦、2桁の数字の時は 80〜99では1980〜1999、0〜79では2000〜2079として扱います。年の指定がないときは現在の年として扱います。

日数指定と同様に、演算子<,>,<>,><,<=,=<,>=,=> が使用できます。

「date:」は「d:」に省略可能です。


size: ※ファイルサイズ指定

「size:大きさ」を用いると、指定未満のファイルサイズのエントリを対象にします。
例えば「size:1000」と指定すると、ファイルサイズが 0〜999 のエントリが一致します。

また、「size:<大きさ」は、演算子「<」を省略したときと同じように指定未満エントリが一致します。「size:大きさ>」と指定しても同じ結果になります。
演算子は、<,>,<>,><,<=,=<,>=,=> が使用できます。

更に、大きさはk,m,gを末尾につけて、単位を指定することができます。
単位はそれぞれ k(x1,000),M(x1,000,000),G(x1,000,000,000)です。
尚、大きさは単位を併用することによって、4,294,967,295Gbyte まで指定することができますが、数値自体は 0〜4,294,967,295 までに限定されます。

「size:」は「s:」に省略可能です。


roma: ローマ字部分一致指定

「roma:kanji」等と指定すると読みが「kanji」のファイル名を含むエントリを対象とします。

 尚、この指定は、正規表現ライブラリと、C/Migemo(http://www.kaoriya.net/)が必要です。
「roma:」は「r:」に省略可能です。


path: ※ディレクトリ名指定

1)  path:,wildcard 等と、「path:」のみ指定した場合は後続のwildcardでファイル名・ディレクトリ名の判別を行うようになります。
2)  path:wildcard 等と、「path:wildcard」を指定した場合は、ディレクトリ名をwildcardで判別します。ファイル名は無視します。後続のワイルドカードがあれば 1)と同じく、どちらも判別します。
3)  「path:/regexp/」と正規表現も指定することができます( 2)と同じ)。
「path:」は「p:」に省略可能です。


option: オプション指定

option:のあとにxとdを指定できます。option:dxと両方指定することもできます。「o:」と省略できます。
option:x  通常のワイルドカードは拡張子を分離して判別しますが、このオプションを指定すると分離しないで判別します。
  例えば filename.html は、「*html」で該当しませんが、「o:,*html」では該当します。
option:d  ※「path:」と同じく、後続のwildcardでファイル名・ディレクトリ名の判別を行うようになります。

全般 - MultiByte版とUNICODE版の違い


MultiByte版とUNICODE版との違いは、基本的にはパスやファイル名等の文字を扱う方法がMultiByteかUNICODEかであるという点です。しかし、これに伴って細かな相違点や版間の互換性があるのでここに説明します。

※MultiByte版とUNICODE版のどちらかを使うといいのかがよく分からない場合、日本語と英語以外の言語でファイル名を付けたいならUNICODE版、そうでなければMultiByte版を使うのが目安となります。


MultiByte文字とUNICODE文字
ソフトウェア内では、いろいろな文字に固有の値を割り当てて扱いますが、この割当て方法に1つのみではなく、色々あります。

MultiByte文字は、1文字を表すのに可変長の領域を使います。また、言語毎に文字の割当て方が違い、アメリカならANSI,ASCII(1byte固定)、日本ならS-JIS(1又は2byte)などがあります。更に、言語毎に割当て方が違うために、扱う言語が変わると正しい文字を示すことができなくなったり、パス区切り(\)を間違って解釈してしまうことがあります。
尚、PPxではMultiByte文字に統一していますが、同種の文字を表す単語として、OEM文字、DBCS(Double Byte Character Set)、MBCS(Multi Byte Character Set)等があります。

UNICODE文字は、1文字を表すのに固定長の領域を使います(注)。また、様々な言語の文字を同時に扱うために規格されたものなので、多くの言語の文字を扱うことができます。
しかし、比較的新しい規格で、MultiByte文字よりメモリが多めに必要になったり、全ての文字を含んだフォントがなかったりするため、UNICODE文字に完全に対応したソフトウェアは少なめです。(そもそも複数の言語を扱う必要が多くの人には滅多にないこともあります)

注)現在のWindowsでは、ほぼ2bytes固定です。UNICODEの規格上はいくつか組み合わせて1文字とすることも規定されています。


相違点

・Win9x系では、UNICODE版を使用できません。これはWin9x系がWinNT系のサブセットであることから来るOSの制限です。

・各版で扱える文字が逆の版で扱えない場合があります。例えば、UNICODE文字は、MultiByte文字より扱うことができる文字の種類が多いので、UNICODE版で扱えた文字がMultiByte版で扱えない場合があります。逆に、MultiByte版で仕様外の文字を無理矢理使うことができる場合がありますが、このような文字はUNICODE版では扱えません。

・MultiByte版は、UNICODE版で扱えた長さのエントリ名が扱えない場合があります。例えば、漢字のみで書かれた200文字の長さのファイル名は、UNICODE版で扱うことができますが、MultiByte版では扱えません。

・UNICODE文字は、MultiByte文字より扱うことができる文字の種類が多い為、その分多くのメモリを使用します。このためUNICODE版は、MultiByte版よりPPxのファイルサイズが大きめで、且つ使用するメモリも多くなります。

・Win9x系はOS内部でMultiByte文字を使い、WinNT系ではOS内部でUNICODE文字を使います。このため、WinNT系ではMultiByte版よりUNICODE版のほうが早く動作する可能性があります。(メモリを多めに使う分だけ遅くなる可能性もありますので一概にはいえません)
※WinNT系でMultiByte版が使えるのは、OS内部でMultiByte - UNICODE変換を行う為です。

・PPxで利用可能な以下のDLLは、MultiByte文字のファイル名しか扱えません。このため、UNICODE版PPxでこれらDLLを用いる機能は、ファイル名がMultiByte文字に変換可能な文字に限定されます。
  統合化アーカイブプロジェクト関連 UNxxx.DLL
  Susie 32bit Plug-in xxx.SPI
  正規表現ライブラリ BREGEXP.DLL
  C/Migemo migemo.dll


版間の互換性

・版間の機能の差違は、Windowsの仕様によるもの以外はありません。

・Windowsの仕様による版間の機能の差違としては、次の通りです。
* UNICODE版のPPbは、実際のカーソル位置と表示しているカーソル位置とがずれることがあります。
* WindowsXP,2003以降のクラシックスタイル以外のビジュアルスタイルを使用した場合、MultiByte版の一行編集で一部動作しない機能があります。

・カスタマイズファイルPPxCxxxx.DATと、ヒストリファイルPPxHxxxx.DAT は、版間で共通して使用することはできません。文字の形式が違う為です。

・PPcust で書き出したテキスト形式の設定ファイル(PPX.CFG)は、MultiByte版ではMultiByte文字、UNICODE版ではUNICODE文字ですが、どちらの版でもMultiByte文字,UNICODE文字のファイルを読み込むことができます。また、設定内容もその版で使えない文字が記載されていなければ共用できます。
このため、版間で設定を移行したいときは、一旦移行元の設定をファイルに書き出してから、移行先の PPcust で取り込むことでできます。

・MultiByte版とUNICODE版の実行ファイルを同じディレクトリにインストールしても特に問題はありません。(開発は、同じディレクトリで行っています。)
ただし、SETUP.EXEによるアンインストールは、両方をまとめて削除するようになっているので、一方のみ削除するときは、手動でアンインストールしてください。

・SETUP.EXEはどちらの版も同じ名前ですが、最後に実行するPPcが異なるだけで、両方の版のファイルを同時にインストール・アンインストール・アップデートするようになっています。

全般 - 複数言語の使用


PPx は、日本語以外の環境で動作させることをある程度考慮しています。

共通仕様

・各種メッセージを言語に合わせて切替できます。
 現在、未定義言語は英語メッセージで表示、日本語メッセージ(Mes0411)はSETUP.EXEで用意、他の言語はカスタマイズ可能(MesXXXX)

・PPcの削除(\[D])、名前変更([R])は短いファイル名を極力使用することで表示できない文字を使っていても動作するように対処

・PPb,PPc,PPv以外のGUI関係表示内容は、当分日本語のみ
PPcustは一部のみ英語表示可能

・右→左の順に書く言語は未対応


Multibyte版

Multibyte版は Win9x でも動作するために、UNICODE を使った複数言語を同時に使用するエントリ名等を扱うことができません。
ただし、コントロールパネルでデフォルト指定された言語については日本語以外でもサポートしています。
マルチバイト文字でも指定言語の範囲内で正しく1文字を判別します。


UNICODE版

UNICODE版は、文字をUNICODEで扱うため、複数言語の文字を同時に取り扱うことができます。また、対応するフォントを使用することで、複数言語の文字を同時に表示することができます。表示ができない場合でも、文字情報を失わずにファイル操作を行うことが可能です。

全般 - 拡張操作


PPx は、Windows が予め用意している機能を一部変更しています。

・ポップアップメニューは、通常、ショートカットに割り当てられていない英字キーを押しても何も起きませんが、PPxでは終了になります。

・Altを押しながら方向キー([↑][↓][←][→])を押すと窓を移動させます

・Altキーを単体で押してもメニューになりません

・文字列編集機能を強化しています

全般 - 長いパス名の処理


Windows は通常扱うことができるパス長が 260文字(UNICODE版)、260bytes(Multibyte版) となっており、それを越えるパス(PPxでは極長パスと略します)は扱うことができません。
極長パスを扱うと異常終了が起きたり、データを失う恐れがあります。

PPx では WinNT系で使用する場合に限って、一部の機能を260文字以上の極長パス(現在は最大600文字/bytes)でも扱えるようにし、最低限のファイル管理ができるように対策がされています。
尚、この長さの限界を越えると異常終了することがあります。
※利用可能な機能
PPb
現在未対策
PPc
ディレクトリ表示(及び表示場所移動)、\[D]Delete(直接削除)、[C]Copy、[M]Move、[K]Makedirectory、[R]ename
PPv
ファイル表示
PPe
読込み&書込み


全般 - ツリー窓


各種一行編集でディレクトリの参照に使われるツリー窓と、
PPcの[T]/\[T]コマンドで使われるツリー窓は、
次の操作が可能です。
[Enter],右ダブルクリック
PPc[T]選択して終了
\[T]選択してエントリ表示へ移動
^[Enter],右クリック
シェルコンテキストメニュー
&[Enter]
プロパティ表示
[ESC]
[T]選択中止
\[T] [TAB]と同じ
[TAB]
エントリ表示へ移動、再びツリーに戻るには [T]
^\[→],^\[←]
(PPc)ツリー窓の大きさを変更
[F5]
ツリー再読み込み
^[C]
選択ディレクトリをクリップボードにコピー(複写用)
^[X]
選択ディレクトリをクリップボードにコピー(移動用)
^[V]
クリップボードの中身を選択ディレクトリに貼り付け
(以降は、Windows標準機能のキー割当て)
[←][→][↑][→]
カーソル移動
テンキーの[+]
選択ディレクトリの下層を表示する
テンキーの[-]
選択ディレクトリの下層を隠す
テンキーの[*]
選択ディレクトリ以下の全ての下層を表示する

・PPcのツリー窓は、[SHIFT]を押しながら選択すると連動しません。
・ツリー窓は、自動更新機能を用意していません。[F5]を使って手動更新してください。自動更新は、負担が掛からない方法を実装するよう検討しています。

PPc - ファイラ - 概要


PPcは、カーソル選択式のいわゆるファイラ(ファイルマネージャー等ともいいます)です。
MS-DOS 用ファイラで多く見られた文字主体でシンプルな外観となっていますが、キーボード操作、マウス操作のいずれにおいても快適に利用できるように心がけています。

1枚窓で使用することができますが、2枚以上起動して連係した動作を行わせることができます。また、2枚の窓を連結して、並べた状態のままにすることができます。

PPc - ファイラ - 表示形態/複数枚起動


・PPcは複数枚起動をすることによって同時に26カ所のディレクトリを操作することができます。このときタイトルバーに「PPC[A]」等と表示されるように、A〜ZのIDが振られているので、それを目印にして各窓を指定することができます。また、各ID毎に窓の位置・大きさ・表示設定・ディレクトリ等が記憶されます。
尚、27枚以降も開くことはできますが、27枚目以降は、26枚目(Z)の設定と兼用されます。

・PPcが複数枚起動している場合は、対象ディレクトリの入力時に直前に扱った窓のディレクトリ名が格納されています。

・PPcが複数枚起動している場合、その表示方法を色々選択することができます。また、一部制限がありますが、複数の表示方法を混在して使用することもできます。
独立型
各窓が完全に独立して、好きな位置に好きな大きさで配置することができます。
一体型
1つの窓に複数のディレクトリが左右/上下に並べて表示される、マルチペイン型表示です。設定で情報行を共通にし、情報行に表示される内容を多くすることができます。
左/上端の窓と、それ以外で最後にアクティブになった窓とがペアとなった2画面動作をします。
左右連結型
独立型の2枚の窓を左右に並べて、実質1枚として扱う表示です。一方を移動するともう一方も同じように移動します。
AB,CD,EF…という順番でペアになります。
上下連結型
独立型の2枚の窓を上下に並べて、実質1枚として扱う表示です。一方を移動するともう一方も同じように移動します。
AB,CD,EF…という順番でペアになります。
重ね合わせ型
独立型の2枚の窓を重ね合わせて、1枚として扱う表示です。一方は常にもう一方の背後に隠れていて、窓間移動で表示を切り換えます。
AB,CD,EF…という順番でペアになります。


PPc - ファイラ - 仕様


ファイルの実行

DOS アプリや、COMMAND.COM/CMD.EXE コマンド等のコンソールが必要とものは、PPb を起動して、PPb 上で実行します。これによって、メッセージ等が表示されてもすぐに消えることがありません。
また、PPb が実行できないときは自前で実行しますが、実行が終わったコンソール窓はすぐに閉じてしまうことが多いので、表示されたメッセージが読めない場合があります。


最大読み込みエントリ数

基本的にメモリの許すまでディレクトリの一覧を読み込めます。特に、100〜5,000 程度で最も快適に使える様に設計しています。約200,000エントリでも利用できることを確認済みです。


一覧の更新

PPc が表示中のディレクトリに何らかの書き込みが発生した時は、上から3行目と4行目との境目にある仕切り線が、水色の実線から赤の点線に変わって通知し、更に数秒間何も操作しないと、最新情報を入手します。このとき、削除・変更・追加されたエントリを背景色の違いであらわします。

暗赤  削除された    灰  不確定
暗青  変更があった    暗水  追加された


ファイルの移動

特定のドライブに別のドライブをマウントした場合は、進捗状況が表示されなかったり、キャンセルや一時停止ができなくなることがあります。



ファイル判別メニュー

右クリック、^[Enter] 等ではこのファイル判別メニューが表示されます。
Open,Print等
拡張子ごとのアクションで開きます。
プログラム選択/Open With
エクスプローラ等の「プログラムから開く」で選択可能なプログラムで開きます。
また、「プログラムを選択&登録」で、開くプログラムを指定し、拡張子別メニューM_Ccr.EXT(.EXTは、該当拡張子名です)に登録することができます。
シェルメニュー/ShellContext
エクスプローラ等の右クリック相当メニューを表示します
※直接このメニューが表示されないのは、メニューを表示するために時間が掛かるのを抑制するためです。
ディレクトリ内へ/directory
指定エントリに移動します。そのエントリがファイルの場合は仮想ディレクトリになります。また、書庫ファイル内に、更に書庫ファイルが入っている場合は、エントリの拡張子のファイル判別による実行方法が「C_DIR」になっているとき、その書庫ファイルに移動します。
新規タブ/New Tab
指定エントリを新しいタブで表示します。
該当エントリを表示
ListFile 時は、該当エントリのディレクトリへ移動します。
リストから消去/Erase from list
指定エントリをListFileから消去します。エントリの実体は削除されません。
M_Ccr.EXTメニュー(〜.exe等)
拡張子別メニュー M_Ccr.EXT (.EXE は指定エントリの拡張子) の内容です。
M_Ccrメニュー(Copy等)
共用メニュー M_Ccr の内容です。


これらの選択肢を選択する時、[CTRL]を押しながら行うと、次回より[Enter]や左ダブルクリックでのメニューがあらかじめ選択された状態になります。

更に、[CTRL]+[SHIFT]を押しながら選択すると、[Enter]や左ダブルクリックの動作が選択された内容で実行するようになります。

尚、拡張子を無視してファイルの内容を元に、実行内容を選択することもできます。判別できるファイルは、PPx 内蔵の判別機能を用いているため、そのファイルを作成したソフトがインストールされていなくてもかまいません。判別可能なファイルについては、カスタマイズ内容をPPcust で出力したファイルのコメントに記載されています。



カレントディレクトリ

カレントディレクトリは、ヒストリ内に保存されている内容を利用しています。このため、UNC 形式のパス指定でもカレントディレクトリを仮想的に実現します。また、再起動後も、各ドライブのカレントディレクトリを維持することができます。



低速モード

ネットワークドライブなどのアクセスに時間が掛かるドライブ上では低速モードに切替わります。この状態では、
・アイコンの表示
・^\[I]、\[Y] の連動処理
・ディレクトリ内容の自動更新
が無効になります。

X_Slowを変えることで低速モード切換の調節を行うことができます。


コメントファイル

カレントディレクトリに 00_INDEX.TXT というファイルがある場合、このファイルの内容を元に各エントリのコメントを用意します。
ファイルは次の例を参照してください。
(例)
FILENAME.EXT
行頭にファイル名、空白を空けてコメント内容を記載します
DIRECTORY\
エントリ名の頭や末尾に「\」があっても無視します
NAME .EXT
←左のように拡張子の前に空白がある場合は空白を無視します。
また、このように行頭に空白があれば、前行の続きと認識します。
"Long Name.ext"
途中に空白を含むファイルは、「"」で括ってください。



ListFile

ListFileは最低限1行に1つのエントリの名前を記載するだけでかまいませんが、次の書式を追加することで更に細かい情報を記載することができます。
また、先頭に「;ListFile」の一行があるとPPcがList Fileだと自動判別できます。

-1行の記載方法
"長いファイル名","短いファイル名" [,各種情報][,O:コメント(未実装)]

-各種情報
A:数値        ファイルの属性
C:上位32bit数値.下位32bit数値  作成時刻
L:上位32bit数値.下位32bit数値  最終参照時刻
W:上位32bit数値.下位32bit数値  書込時刻
S:上位32bit数値.下位32bit数値  ファイルサイズ
M:        マークを付加(未実装)


仮想ディレクトリ

Explorer は Shell's Namespace(シェル名前空間) を使って、ディスク上には存在しないディレクトリ(または加工したディレクトリ)を作成しています。

PPc も Explorer 互換ではありませんが、似たような仮想ディレクトリを実現しています。

"My Computer(仮想)"  パス:":"

次の項目が含まれます。ディレクトリ表示のみ対応です。
・存在する論理ドライブ(A:〜Z:)
・過去に使ったことがある root UNC名(\name\share)


Explorer 互換形式  パス:"#?:"(Shell's Namespace/PIDL)

「デスクトップ」や「コントロールパネル」等の特殊なフォルダもそのまま参照することができます。これらのディレクトリとして存在しないフォルダは使用可能な機能が制限されます。


HTTP 形式  パス:"http://…"

指定した Web Page から URL address を抽出してエントリ一覧を作成します。尚、ファイルとディレクトリの区別ができないので、全てディレクトリ表示になっていますが、ファイルとして扱っています。

ディレクトリ表示、[C]/[U]/[N] コマンドのみ対応しています。


FTP 形式  パス:"ftp://hostname/directory…"

指定したURIのFTPサーバを利用します。
※FTPアクセスは、FTP専用のソフトウェアに比べてかなり低い性能です。

ディレクトリ表示、[C]/[M]/[K]/[R]/\[D]のみ対応しています。
また、[C]/[M]はFTPサーバ間のコピーに対応していません。
ユーザ名とパスワードは、接続時に表示されるダイアログボックスで入力可能で、指定により_IDpwdに保存することができます。

Internet Explorer 3.0 以降がインストールされ、WININET.DLL が存在する必要があります。


ディスクイメージ

フロッピーディスク、CD-ROM 等のディスクイメージ内のディレクトリを表示することができます。

ディレクトリ表示、PPvによる表示、[C],[M],*file による抽出に対応しています。
また、具体的な対応形式は FAT12,FAT16,FAT32,ISO-9660(Joliet拡張含む)です。


ListFile

ファイルの中の記載を基にエントリ一覧を作成します。ほとんどの操作に対応しています。
ファイル内に「;ListFile」があればListFileと判別できます。ない場合は、パスを「ListFileファイル名::listfile」と指定する必要があります。
尚、マクロ文字で指定するときは、「"%FNC::listfile"」などと、空白があっても「"」を自動で付加しないようにする必要があります。


以下、書庫ファイル系。ディレクトリ表示、[C],[U],[N] が対応しています


Susie 32bit Plug-in (対応ファイル:.lzh, .zip 等)

竹村嘉人 (たけちん)氏作の画像ローダ「Susie」向けに公開されている Plug-in (*.SPI) を利用して書庫形式のファイルをディレクトリとして扱うことができます。
PPc では AM 形式のみ利用します。

ただし、その性格上、書き込みを伴う操作を行うことはできません。


統合化アーカイバプロジェクト系 (対応ファイル:.lzh, .arj 等)

統合化アーカイバプロジェクトによる DLL を用いてディレクトリとして扱うことができます。一定の条件を満たせば、他のDLL を登録して使用することができます。


zipfldr.dll (対応ファイル:.zip 等)

WindowsXP以降のWindowsに標準で用意されているzipfldr.dllを用いて、zipファイルをディレクトリとして扱うことができます。

尚、zipfldr.dllの仕様により書庫内のファイルの最終更新時刻が取得できないため、展開しても正しい最終更新時刻が設定できません。

PPc - ファイラ - 起動方法・起動時オプション


PPC [options][path][-k command]

表示するディレクトリ/ファイルと、オプションを指定できます。



オプション一覧
オプションの先頭には「-」か、「/」が必要です。

-r
PPc が既にある場合はそれを利用してディレクトリを表示します。また、-noactive を指定しないと該当 PPc をアクティブにします。
使用する PPc は bootid オプションが無ければ、最後にアクティブになった PPc です。
-max
起動時に窓を最大化した状態で表示します。-r オプション指定時は無効です。

-min
起動時に窓を最小化した状態で表示します。また、アクティブになりません。-r オプション指定時は無効です。

-noactive
起動時に通常の大きさで窓を表示しますがアクティブになりません。-r オプション指定時は、指定PPcをアクティブにしません。

-show
起動時に通常の大きさで窓を表示します。-r オプション指定時は無効です。

-combo
他の -combo 指定がされたPPcと、一体の窓にした一体化状態にします。

-alone
-alone:B-Z
-comboと同様に一体化状態にします。但し、既存の一体化窓から独立した新しい一体化窓になります。尚、2つ目以降の一体化窓は、外部から窓を追加することができません。
B〜ZのIDを付けた場合は、そのIDで記憶された設定を使用します。
※Aは-aloneではない-comboの設定です。

-single
窓が独立した PPc にします。
-combo/-single オプションは、デフォルトの窓の扱いと異なる指定にするために使用します。

-mps
各窓毎に一つのプロセスを割り当てます。ただし、一体化動作時に指定しても無効です。並列動作の性能が上がり、他の窓が原因による応答無し状態を軽減できます。

-sps
一つのプロセスで複数窓を割り当てます。省メモリです。
※ -sps,-mps は将来削除する予定です

-bootid:A〜Z
指定番号のPPcを起動します。既に起動している時は起動しません。

-bootid:~
アクティブPPcの反対窓のPPcを起動します。既に起動している時は起動しません。

-bootid:A〜Z path
bootid オプションの直後にディレクトリを指定した場合は、その bootid で起動する PPc のディレクトリを指定したことになります。

例) ppc -bootid:A path1 -bootid:B path2 -k:cmd
[A]はpath1,[B]はpath2 になります。「cmd」は最初に指定した[A]で実行されます。

例) ppc path1 -bootid:A path2 -bootid:B path3 -k:cmd
[?] はpath1,[A]はpath2,[B]はpath3 になります。
「cmd」は最初に指定した[?]で実行されます。

-bootmax:A〜Z
指定番号まで起動していなければPPcを起動します。
既に指定番号まで起動している時は起動しません。

-idl
フォルダに関連づけ(シェルコンテキストメニューにPPcを登録)するとき、フォルダを指定するために使用するオプションです。WindowsXP,2003 以降で使用することができます。PPcustで登録できますので、通常このオプションを明示する必要はありません。

-k
起動後、実行するコマンドを指定します。このオプション以降は全て実行するコマンドと解釈しますので、他のオプションなどの一番最後に指定する必要があります。
同時に複数のPPcを起動する場合は、最初のPPcに対してコマンドを実行します。

例) ppc -r -k del %'tmp'\*.tmp %: %j%'tmp'

-choose:edit|dd|con|multi
Enter を押したときに、カーソル位置/マークしたエントリを指定した方法で出力してから終了する、エントリ選択フロントエンドモードで動作します。
※ディレクトリのみ選択する場合は、マークをした状態でEnter を押してください。
-choose:edit
直前にアクティブだったエディットボックスの内容を選択したエントリで置き換えます。置き換える内容は「%#FCD」の形式です。
使い方)
リンク先が「(PPxのパス)\PPC.EXE -bootid:z -choose:edit」でショートカットキーを割り当てたショートカットを予め用意した後、各種「ファイルを開く」ダイアログ上で設定したショートカットキーを押すと、PPC[Z]が起動します。
ここで、エントリを選択し、Enterを押すと、ダイアログのエディットボックスに選択したエントリが書き込まれます。
※「-bootid:z」は、特定の PPC をエントリ選択フロントエンド専用の設定で使用するために使うものです。
無くても動作します。
制限)
・複数のエディットボックスをもつウィンドウでは動作しません。
・Microsoft Office等の独自エディットボックスには使えません。
・ランチャーソフトを介して実行すると書き込み先が正しく
判定できなくなる場合があります。
-choose:dd
直前にアクティブだった窓に、選択したエントリを auto D&D でドロップします。
使い方)
リンク先が「(PPxのパス)\PPC.EXE -bootid:z -choose:dd」でショートカットキーを割り当てたショートカットを予め用意した後、D&D対象の窓上で設定したショートカットキーを押すと、PPC[Z]が起動します。ここで、エントリを選択し、Enterを押すと、選択したエントリがドロップされます。
制限)
・ランチャーソフトを介して実行するとドロップ先が正しく判定できなくなる場合があります。
-choose:con
選択したエントリを標準出力に出力します。出力内容は「%#FCD」の形式です。
例)
ppc -bootid:z -choose:con | ppv
-choose:multi
選択したエントリを標準出力に出力します。出力内容は1行にフルパスが1つ記載された形式です。
例)※WinNT系のCMD用です
for /f "delims=?" %i in ('ppc -choose:multi -bootid:z') do @echo %i


PPc - ファイラ - 機能一覧


中止・終了
[Enter]
表示ディレクトリ移動
ディレクトリ表示方法
カーソル移動
窓操作選択実行
情報表示
クリップボード
ファイル操作

一覧に記載しているキー名は、SETUPを使わずに起動したとき/SETUPで「PPx オリジナル」を選択したときの割当てキーです。キーカスタマイズをするときはこのキー名に「@」を付加したものを使います。
SETUPで他の設定を選択したときは、詳細中に記載したキーになります。
元のソフトで機能がなかった場合は、「(ソフト名)」で表します。

PPx : PPxオリジナル
Explorer : エクスプローラ風
KL,FD : K-Launcher,FD風
FILMTN : FILMTN風


中止・終了
[ESC] 確認ありで終了・中止
[Q] 確認無しで終了
&[F4] 確認無しで全て終了
[Pause][STOP] 処理中止


[Enter]
[Enter] 実行、ディレクトリ移動など
^[Enter] \[F10] ファイル判別メニュー(M_Ccr等)
\[Enter] ファイル判別(M_scr)/マーク総サイズ算出


表示ディレクトリ移動
^[←],^[→] 前に戻る、次に進む
^\[←],^\[→] まとめて前に戻る、まとめて次に進む
[0] 登録パスへ移動/登録
[.][F5]表示ディレクトリの再読み込み
^[F5] 表示ディレクトリの更新
[1]〜[9] ドライブ移動(A:〜I:)
[=]反対窓のディレクトリを現在窓のディレクトリにします
[\]ルートディレクトリへ移動
[BS]親のディレクトリへ移動
\[BS]直前に移動したディレクトリへ移動
[|] Drive List「:」へ移動
[L] ^[G] ディレクトリ移動
\[L] ドライブ移動メニュー


ディレクトリ表示方法
[;] エントリ表示の項目を変更(MC_celS)
[F] エントリのマスク
\[F] エントリのワイルドカード指定/保持マスク
[G] 反対窓と入れ替え
[S] エントリのソート
\[S] エントリの保持ソート
[T] [F4] ツリーを使ったディレクトリ移動
\[T] ツリー常時表示
^[E] エクスプローラで現在のディレクトリを表示
^[F] [F3] エクスプローラの検索機能でファイルやフォルダを検索
^[W] ファイルの検索
^\[W]ファイルの検索(仮想ディレクトリ内含む)
[INS] [DEL] エントリ位置の移動
\[INS] \[DEL]フォントの大きさを一時的に変える


カーソル移動
[↓][↑]一つずつ移動
[←][→]一列ずつ移動
[Page Up][Page Down]\[↑]\[↓]ページ単位で移動
\[Page Up][<]^[Page Up]一覧の先頭に移動
\[Page Down][>]^[Page Down]一覧の末尾に移動
&\[英数字],~[英数字]指定英数字が1文字目のエントリに移動
[J] \[J] インクリメンタルサーチ
窓操作[F1] PPX.HLPを開く \[ESC]最小化 &[←] &[→] &[↑] &[↓]窓移動 \&[←] \&[→] \&[↑] \&[↓]窓枠の大きさを増減 &[F6]窓枠の大きさを最適化 [TAB]\[TAB][F6]\[F6]\[←]\[→] PPc 窓間移動&\[HOME]現在の窓の位置を記憶する &[HOME]&\[HOME]で記憶した位置に窓を移動する [^]メニューバーの On/Off [_]窓の連結 On/Off ^[L] \[F5]画面の再描画 [F11] PPcをもう一枚(以前終了した時のディレクトリ) \[F11] PPcをもう一枚(現在窓のディレクトリ) &[-]タブメニューを表示する
選択[/]カーソル以降/以前をすべてマーク [+]ワイルドカードで指定したファイルをマークします [-]ワイルドカードで指定したファイルのマークを解除します ^\[A]カーソル位置のファイルをマーク [SPACE]カーソル位置のファイルをマーク & [↓] \[SPACE]カーソル位置のファイルをマーク & [↑] [HOME] [*]全てのファイルをマーク/解除トグル [END] ^[A]全てマーク/解除トグル(ディレクトリも対象) \[HOME]全てマーク反転,ディレクトリはマーク解除 \[END]全てマーク反転(ディレクトリも対象) ^[HOME]全てのファイルをマーク解除 ^[END]全てマーク解除(ディレクトリも対象) [O] ファイル比較マーク


実行
^[E]ツリー形式のエクスプローラをこのディレクトリで起動
[H] ファイル名を指定して実行/コマンド実行
[X] パラメータを指定してファイルを実行
[Z] カーソル位置のファイルを開く
^\[F10] Shell Context Menu
[F10] メニューを表示
&[space]システムメニュー


情報表示
&[Enter]プロパティ表示
&\[Enter] 連動プロパティ表示
[I] \[F2] ドライブ情報、ボリュームラベルの変更
^[I] ファイルの詳細情報
^\[I] ファイルの詳細情報の連動
\[O] コメント操作メニュー


クリップボード
^[C] クリップボードにクリップ
^\[C] クリップボードに現在のディレクトリをクリップ
^[V] エントリをクリップボードから貼り付け
^\[V] エントリをショートカットとしてクリップボードから貼り付け
^[X] エントリをクリップボードにクリップ&切り取り準備


ファイル操作
[A] エントリ属性の変更
[B] バイナリファイルのテキスト化
[C] エントリのコピー
\[C] エクスプローラ互換のエントリのコピー
[D] エントリをゴミ箱へ
\[D] エントリの削除
[E] テキストエディタを用いて編集
\[E] PPeを用いて編集
[K] ディレクトリの作成
\[K] エントリ作成メニュー
[M] エントリの移動
\[M] エクスプローラ互換のエントリの移動
[N] \[V] PPvによる表示
[P] LHA書庫の作成
\[P] 書庫の形式を指定して作成
[R] [F2] エントリの名前変更
\[R] エントリの一括名前変更
[U] 書庫の展開
[V] ビュワーで表示
[W] エントリ順番/ListFileの書き込み
\[W] コメントファイルを作成
[Y] フォーカスを変えずにPPvで表示
\[Y] 連動ビュー
^[D] 自動ドラッグ&ドロップ
[F12] エントリの複製
\[F12] ハードリンク/ジャンクション


中止・終了


[ESC] 確認ありで終了・中止
PPx,Explorer,KL,FD,FILMTN:[ESC]

・終了するか確認をしてから終了します。

・ディレクトリ読み込み、ファイル削除等の実行中止をします。すぐに反応しない場合がありますので、押し続けた方がよいかもしれません。


[Q] 確認無しで終了
PPx,(KL),FILMTN:[Q]
Explorer:\[Q]

現在の窓を終了します。
一体化時は、現在の窓のみ終了します。


&[F4] 確認無しで全て終了
PPx,Explorer,(KL),(FD),(FILMTN):&[F4]

現在の窓を終了します。
一体化時は、一体化した全てのPPcを終了します。


[Pause][STOP] 処理中止
PPx,(Explorer),(KL),(FD),(FILMTN):[Pause]

ディレクトリ読み込み、ファイル削除等のバックグランドで動作しているコマンドの実行中止をします。すぐに反応しない場合がありますので、押し続けた方がよいかもしれません。


[Enter]


[Enter] 実行、ディレクトリ移動など
PPx,Explorer,KL,FD,FILMTN:[Enter]

1)ファイル
ファイル判別E_crの指定に従ってファイル判別処理を行います。
また、書庫・自己展開書庫の場合は、その書庫内の一覧を表示する仮想ディレクトリに移動します。

E_crに該当指定がない場合、Windowsの拡張子別設定があれば 仮想ディレクトリに移動するか、^[Enter]と同じメニュー(M_Ccr等)が表示されます。無い場合は PPv で表示します。
メニューが表示された場合、X_acr の第1項目が 1 であれば、次回からメニュー表示無しで選択した項目を使うようになります。

2)ディレクトリ「.」
「.」は、カレントディレクトリを示すエントリですが、[Enter]の場合は、ルートディレクトリへの移動になります。
※[Enter]以外のコマンドは、カレントディレクトリとして扱います。

3)ディレクトリ「..」
親ディレクトリへ移動します。

4)その他ディレクトリ
そのディレクトリへ移動します。

5)Shell's Namespaceエントリ(コントロールパネルやごみ箱等)
エクスプローラと同じコンテキストメニューを表示します。


^[Enter] \[F10] ファイル判別メニュー(M_Ccr等)
PPx,Explorer,(KL),(FD),(FILMTN):\[F10]

独自のファイル判別メニューを表示します。


\[Enter] ファイル判別(M_scr)/マーク総サイズ算出
PPx,(Explorer),KL,FD,FILMTN:\[Enter]

[Enter]とは別系統のファイル判別(M_scr)をおこなうことができます。デフォルトではテキストエディタを起動するようになっています。
また、ディレクトリが(マークを含めて)選択されている時はディレクトリ内を含む全てのファイルの総計を計算します。(*countsizeを実行します。)


表示ディレクトリ移動


^[←],^[→] 前に戻る、次に進む
PPx,Explorer,(KL),(FD),(FILMTN):^[←],^[→]
※Explorer:&[←],&[→]

以前移動したディレクトリに戻る時に使用します。また、[0](M_pjump)のPPc共用ヒストリとは異なり、1つのPPc内で移動した順を保存した内容を使っています。


^\[←],^\[→] まとめて前に戻る、まとめて次に進む
PPx,(Explorer),(KL),(FD),(FILMTN):^\[←],^\[→]

以前移動したディレクトリに戻る時に使用します。また、移動したディレクトリのメニューを表示して移動したい場所を選択することができます。[0](M_pjump)のPPc共用ヒストリとは異なり、1つのPPc内で移動した順を保存した内容を使っています。


[0] 登録パスへ移動/登録
PPx,(Explorer),(KL),(FD),(FILMTN):[0]
Explorer:&[A]

メニュー内のディレクトリを選んで移動することができます。また、最近PPc(現在のPPc以外のPPcも含む)で移動したディレクトリの一覧も選択できます。
「現在のディレクトリを登録」を選択することによって、現在表示しているディレクトリを一覧の末尾に追加できます。選択後、見出しを入力してください。
また、右クリックか[TAB]で、項目の追加・削除・変更を選択できるメニューが表示されます。


^[F5] 表示ディレクトリの更新
PPx,(Explorer),(KL),(FD),(FILMTN):^[F5]

表示ディレクトリを最新の状態に反映し、変化があった部分をチェックします。


[1]〜[9] ドライブ移動(A:〜I:)
PPx,(Explorer),KL,(FD),FILMTN:[1]〜[9]

指定したドライブの最後に移動したディレクトリに移動します。


[L] ^[G] ディレクトリ移動
PPx,KL,FD:[L]
PPx,Explorer(Win95):^[G]
Explorer(Win98以降):&[D]
FILMTN:[H]

^[G]はアドレスバーがあればアドレスバーでの入力になります。


\[L] ドライブ移動メニュー
PPx,(Explorer),KL,(FD),(FILMTN):\[L]



ディレクトリ表示方法


[;] エントリ表示の項目を変更(MC_celS)
MC_celSで登録されている表示書式をメニューで選択して切り替えます。
また、メニューの下にある以下の項目を選択することで、設定方法を変更することができます。

このパス限定  現在のディレクトリのみで有効になる指定です。
このパス以降  現在のディレクトリとそれより下層のディレクトリで有効になる指定です。
初期設定  上記パスに関する設定が無いときに使用される指定です。また、現在の窓([A]など)のみに有効になります。
ディレクトリ名  現在よりも上層で指定した「このパス以降」指定があるとき、そのディレクトリ名が表示されます。




[F] エントリのマスク
PPx,KL,FD,FILMTN:[F]

指定された条件のエントリのみ表示します。
ワイルドカードの指定方法
ダイアログの説明


\[F] エントリのワイルドカード指定/保持マスク
PPx,(Explorer),KL,(FD):\[F]
FILMTN:[Y]

ワイルドカードの指定方法
ダイアログの説明


[G] 反対窓と入れ替え
PPx,KL,(FD),(FILMTN):[G]
(Explorer):\[G]

2枚以上PPcを起動している時、反対窓と場所を入れ換えます。


[S] エントリのソート
PPx,KL,FD,FILMTN:[S]

この[S]によるソート方法は記憶されないので、ディレクトリの再読込をしたり、別のディレクトリを表示したりすると、元のソート方法でソートされます。

メニューの詳細は、次の\[S] エントリの保持ソートを参照してください。


\[S] エントリの保持ソート
PPx,Explorer,KL,(FD),(FILMTN):\[S]

常時設定したいソートを指定するときに指定します。また、メニューの下にある以下の項目を選択することで、ソートの設定方法を変更することができます。

一時設定  ディレクトリを再読込すると解除される指定です。
窓別強制設定  上記パスに関する設定よりも優先される指定です。また、現在の窓([A]など)のみに有効になります。
このパス限定  現在のディレクトリのみで有効になる指定です。
このパス以降  現在のディレクトリとそれより下層のディレクトリで有効になる指定です。
ディレクトリ名  現在よりも上層で指定した「このパス以降」指定があるとき、そのディレクトリ名が表示されます。

詳細設定ダイアログ


[T] [F4] ツリーを使ったディレクトリ移動
PPx,KL,FD,FILMTN:[T]

ツリー窓で[Enter]を押すと、ツリー窓が消えます


\[T] ツリー常時表示
PPx,(Explorer),KL,(FD),(FILMTN):\[T]

ツリー窓で[Enter]を押すとエントリ一覧に移動しますが、ツリー窓は消えません。


^[E] エクスプローラで現在のディレクトリを表示
PPx,(Explorer),(KL),(FD),(FILMTN):^[E]



^[F] [F3] エクスプローラの検索機能でファイルやフォルダを検索
PPx,Explorer,(KL),(FD),(FILMTN):^[F]

尚、環境によってはエクスプローラの検索機能の呼び出しに失敗することがあります。そのときは、^[W]コマンド(ファイルの検索)を使用します。


^[W] ファイルの検索
PPx,(Explorer),(KL),(FD),(FILMTN):^[W]
  以下の条件に該当するエントリを検索します。検索結果はListFileで作成されるため、検索結果を基にファイル操作をしたり、ListFileをテキストエディタで編集したりすることができます。

WhereIsダイアログ


[INS] [DEL] エントリ位置の移動

各エントリの表示位置を個別に変更するために用います。
[DEL]でカーソル位置のエントリを除去し、[INS]でカーソル位置の下に除去したエントリを挿入します。ファイルシステムがFATの場合は、この操作の後に続けて[W]を実行することにより、並び替えた順の書き込みをおこなうことができます。


カーソル移動

[J] \[J] インクリメンタルサーチPPx,KL,(FD),(FILMTN):[J](ダイアログ表示)
PPx,Explorer,KL,(FD),(FILMTN):\[J](ダイレクト入力)

入力した文字列に一致するエントリ名にカーソルを移動させる、インクリメンタルサーチを行います。ワイルドカードも対応しています。

[J] は、ダイアログボックス上で行う為、凝った文字列入力ができます。
\[J]は、ダイアログボックスが表示されず、文字列以外を入力すると、そのキーに割り当てられた機能を実行します。
filename
Alt+Tで、インクリメンタルサーチの対象をファイル/コメント/両方に切り替えできます。
Roma
Alt+Oで、通常一致/ローマ字一致の切換が行えます。ローマ字一致モードは、アルファベット文字列を入力すると、その文字列をローマ字読みして該当カタカナ、ひらがな、漢字を含むエントリのインクリメンタルサーチを行います。
 尚、ローマ字一致モードは、正規表現ライブラリと、C/Migemo(http://www.kaoriya.net/>)が必要です。
前方一致
Alt+Fで、前方一致/部分一致の切換が行えます。
↑↓
カーソル上下で条件に合う別の候補に移動できます。

窓操作
[TAB]\[TAB][F6]\[F6]\[←]\[→] PPc 窓間移動PPc が1枚のみの場合は、もう1枚開いてから移動します。

選択

[O] ファイル比較マーク
PPx,KL,(FD),(FILMTN):[O]
Explorer:^[O]
各ファイルを比較し、条件にあったファイルをマークします。
1窓内で比較と、2窓間で比較の2種類があります。
2窓間比較
2窓間で同名エントリがあるかどうか検索し、更に次の条件で比較し、条件に合えばマークします。
new file
反対窓に存在しないか新しい
Time stamp
新しい
Exist
同名であれば無条件マーク
Exist(with dir)
同名であれば無条件マーク。更にディレクトリの場合は、ディレクトリ内のファイルやディレクトリが全て同名で、過不足なく揃っているときにマーク。
file Size
大きさが異なる
Same
時刻と大きさが一致
Same Binary
ファイル内容が一致。尚、この項目はサブディレクトリ内も対象とし、サブディレクトリ内の全てのファイル内容が一致した場合はサブディレクトリにマークがされる。

1窓内比較
次の条件にあるファイルを検索し、マークします。尚、該当条件によるソートも同時に行われます。
FileSize
ファイルの大きさが同じ
Comment
コメントが同じ

注意
「Exist(with dir)/両存在(ディレクトリ含)」と「Same Binary/中身が一致」については、サブディレクトリ内も比較し、条件にあったエントリが過不足無いときにディレクトリにマークを付けます。
また、比較中に現在窓のディレクトリの再読込や表示ディレクトリの移動をした場合は、現在窓にマークが付かなくなります。


実行


[H] ファイル名を指定して実行/コマンド実行
PPx,KL,FD:[H]
Explorer:\[H]
FILMTN:[X]


[X] パラメータを指定してファイルを実行
PPx,KL,FD:[X]
Explorer:\[X]
FILMTN:[R]


[Z] カーソル位置のファイルを開く
PPx,(KL),(FD),(FILMTN):[Z]
Explorer:\[Z]


^\[F10] Shell Context Menu

エクスプローラ等の右クリックに相当するメニューです。


[F10] メニューを表示

メニューバーが表示されているときは、メニューバーにフォーカス移動します。メニューバーが表示されていないときは、システムメニューを表示します。


情報表示


&\[Enter] 連動プロパティ表示

カーソルの移動に連動してプロパティ表示の更新を行います。
プロパティダイアログで[PgUp][PgDw]を押して、表示するエントリを変えることもできます。
※連動プロパティは、現在、「全般」タブや「バージョン情報」タブなどの一部のタブが表示できません。


[I] \[F2] ドライブ情報、ボリュームラベルの変更
PPx,KL,FD:[I]
Explorer:\[I]
FILMTN:\[V]

ダイアログの説明


^[I] ファイルの詳細情報
PPx,Explorer,(KL),(FD),(FILMTN):^[I]

カーソル位置のエントリについての詳細情報をテキスト形式で出力します。テキストはPPeを1枚開いて書き出されるので、簡単な編集ができます。

項目の説明(先頭に「*」がある項目は、同じ項目が複数出力される場合がある項目です。)
Path
現在のディレクトリです。
Long name
通常のエントリ名です。
Short name
DOS形式(8.3)のエントリ名です。空欄の場合もあります。
Full path name
Path と Long name を組み合わせた名前です。
Size
ファイルサイズです。
Internal Type
ファイルの内容から判断したファイルの種類です。「名称(ファイル判別に使用する名前,想定される拡張子)」の形式です。
Extension type
拡張子から判断したファイルの種類です。Windowsの登録内容を表示します。
Attributes
ファイルの属性です。1行目は「(ファイル属性を表す数値),更新情報」、2行目はファイルの属性を列挙します。
更新情報は次の通りです。
Normal : 更新情報無し
Changed : 更新された
Added : 追加された
Deleted : 削除された
Gray : 更新状態が未確定
System Message : エラーメッセージ等、PPxが独自に追加したメッセージ
CompressedSize
NTFSの圧縮機能によって圧縮されている場合に表示され、圧縮状態の大きさを表します。
Create time
エントリが作成された時刻です。
Last Write
エントリが最後に更新された時刻です。
Last Access
エントリの内容が最後に参照された時刻です。
Hard Links
ハードリンクの数です。通常は1ですが、PPcの\F12等を使って、ハードリンクを増やした場合は、その分だけ数が増えます。
*Stream Name
ストリームの名前です。デフォルトは(none)だけですが、Explorerのファイルプロパティにあるコメントを使ったりするとストリームが複数になります。
Comment
\[O]コマンドで登録したコメントです。
Owner
エントリの所有者です。
*Access Allow.
エントリのアクセス許可権です。1行目は対象となるアカウント、2行目は「(アクセス権を表す数値),アクセス権の内容」です。
*Access Denied
エントリのアクセス拒否権です。1行目は対象となるアカウント、2行目は「(アクセス権を表す数値),アクセス権の内容」です。
*Audit
エントリの監査対象です。1行目は対象となるアカウント、2行目は「(アクセス権を表す数値),アクセス権の内容」です。
ReparseTag
再解析ポイントの種類です。a0000003ならジャンクションポイントです。
ReparseDataLen
再解析ポイントの内容の大きさです。
ReparsePath
再解析ポイントがジャンクションポイントの場合、その接続先のパスが表示されます。
SummaryInformation,DocumentSummaryInformation,SebiesnrMkudrfcoIaamtykdDa
  ストリームに記憶されたコメントの内容です。Explorerのファイルプロパティにあるコメントで操作できます。



^\[I] ファイルの詳細情報の連動
PPx,Explorer,(KL),(FD),(FILMTN):^\[I]

^[I]をカーソルに連動して動作させるかどうかのトグルスイッチです。


\[O] コメント操作メニュー
PPx,(Explorer),(KL),(FD),(FILMTN):\[O]

PPxが独自に付加するコメントの操作を行うメニューです。次の機能を使用できます。

コメントの編集/Edit
カーソル位置のファイルのコメントを編集します。

CRC32値の算出
カーソル位置/マークファイルのCRC32を算出してコメントに記載します。

MD5値の算出
カーソル位置/マークファイルのMD5を算出してコメントに記載します。

ファイル種別の判別/File Type
カーソル位置/マークファイルのファイル種別を判別してコメントに記載します。

所有者の取得/Owner(WinNT系限定)
カーソル位置/マークファイルのファイルの所有者を調べてコメントに記載します。

Explorerのカラム拡張からの取得(Win2k,WinXP等)
Win2k,WinXP等ではカラム拡張ソフトによってカラムの種類を増やすことができます。このカラム拡張ソフトを使ってコメントを設定することができます。


クリップボード


^[C] クリップボードにクリップ
PPx:^[C]



^\[C] クリップボードに現在のディレクトリをクリップ
PPx:^\[C]



^[V] エントリをクリップボードから貼り付け
PPx:^[V]

クリップボード内のファイル、ディレクトリを貼り付けることができます。
また、テキストやビットマップの場合は、「Text.txt」や「DIB BITMAP.bmp」の名前で貼り付けることができます。



^\[V] エントリをショートカットとしてクリップボードから貼り付け
PPx:^\[V]



^[X] エントリをクリップボードにクリップ&切り取り準備
PPx:^[X]



ファイル操作


[A] エントリ属性の変更
PPx,KL,FD:[A]

ファイルやディレクトリの属性を変更します。

ディレクトリの日時の変更は、OSとファイルシステムの組み合わせ次第で可能です。
尚、NTFS上では、ディレクトリ内容が変更されることでディレクトリの日時が変更されますので、変更する価値がほとんど有りません。
また、PPcでできないディレクトリでもディレクトリの日時変更が可能なソフトがありますが、これらはOSのシステム時刻を一時的に変更したり、DOS経由で変更したりする等、現在のPCの運用に不適切な方法を使用しているため、PPcで採用する予定はありません。

ダイアログボックスの説明


[B] バイナリファイルのテキスト化
PPx,KL,FD:[B]

ファイルを ISH や UU を使ってテキスト化をするメニューです。
別途 ISH や UU が必要です。
※内蔵機能ではなく、KC_mainのデフォルトカスタマイズです。M_binを呼び出しています。


[C] エントリのコピー
PPx,KL,FD:[C]

各種エントリを指定したディレクトリにコピーします。
*file コマンドを Action「Copy」で実行します。

HTTP モードでは、バックグラウンドでコピーを行います。
途中で終了するには [PAUSE][STOP]key を押すか、TOOLメニュー→[PAUSE]を選択してください。



\[C] エクスプローラ互換のエントリのコピー
PPx,(KL),(FD):\[C]

エクスプローラのコピー機能を使ってコピーを行います。
※エクスプローラの機能をそのまま使用しています。挙動はエクスプローラの設定に影響されます。


[D] エントリをゴミ箱へ
PPx,(KL),(FD):[D]

エクスプローラのごみ箱にエントリを移動します。
※エクスプローラの削除機能をそのまま使用しています。挙動はエクスプローラの設定に影響されます。


\[D] エントリの削除
PPx:\[D]
KL,FD:[D],\[D]

エントリをその場で削除します。ごみ箱には入りません。また、元に戻すために必要な処理が不要なので、その分だけ高速に削除できます。

削除対象が使用中のために削除できないときは、遅延処理リストに登録することができます。
この遅延処理リストに登録を行うと、PPcの起動時や終了時に改めて削除を試すことができます。


[E] テキストエディタを用いて編集
PPx,KL,FD:[E]

拡張子 txt に登録されたエディタを用いて編集を行います。
※内蔵機能ではなく、KC_mainのデフォルトカスタマイズです


[K] ディレクトリの作成
PPx,KL,FD:[K]



\[K] エントリ作成メニュー
PPx,(KL),(FD):\[K]

エクスプローラの新規作成に登録されたものと同じ種類の拡張子を持ったエントリを作製することができます。
尚、ウィザードやテンプレートは現在対応していません。


[M] エントリの移動
PPx,KL,FD:[M]

*file コマンドを Action「Move」で実行します。


\[M] エクスプローラ互換のエントリの移動
PPx,KL,FD:\[M]

エクスプローラのコピー機能を使って移動を行います。
※エクスプローラの機能をそのまま使用しています。挙動はエクスプローラの設定に影響されます。


[N] \[V] PPvによる表示
PPx,KL,(FD):[N] \[V]

PPv を使ってカーソル位置のファイルの内容を表示します。
マークがあってもカーソル位置になります。


[P] LHA書庫の作成
PPx,KL,FD:[P]

※内蔵機能ではなく、KC_mainのデフォルトカスタマイズです。
デフォルトカスタマイズではLHAですが任意に変更できます。


\[P] 書庫の形式を指定して作成
PPx,KL,(FD):\[P]



[R] [F2] エントリの名前変更
PPx,KL,FD:[R]



\[R] エントリの一括名前変更

マークしたエントリの名前変更を行います。
また、Action Renameが初期設定の時、「名前」欄を空欄のまま実行した場合は、マークエントリを順番にて入力で変更します。
*file コマンドを Action「Rename」で実行します。


[U] 書庫の展開
PPx,KL,FD:[U]



[V] ビュワーで表示
PPx,KL,FD:[V]

※内蔵機能ではなく、KC_mainのデフォルトカスタマイズです
A_exec中、viewerで指定したビュワーで開きます。


[W] エントリ順番/ListFileの書き込み
PPx,KL,FD:[W]

エントリ順番の書き込み

ディレクトリに格納されるファイルやディレクトリ等のエントリの順番を、現在表示されている順番に並び替える機能です。

Explorer 等では必ずソートした状態で表示するので、この機能による効果は見られませんが、ソートでは実現できない自分好みの順番で表示してほしい場合や、一部の MP3プレイヤー等、ディレクトリに格納されている順番でリスト表示される場合に使用すると便利です。

尚、この機能は任意の順番でエントリを格納することができる FAT形式等のドライブのみ有効で、NTFS形式のドライブでは、実行しても効果ありません。
NTFSは必ず名前順に並び替えた状態でエントリを格納するためです。


PPc のエントリ並びの書き込みは、DOSのファイラのようにディレクトリを直接書き換える物ではなく、ファイルの移動によって行います。
このとき、ルートディレクトリに作業用ディレクトリとしてPPW?????.tmp を作成します。(作業が正常に終了した後は削除されます)

このため、ディスクを激しくアクセスします。ただし、Win9xではキャッシュによってアクセスが軽減されます。また、ディレクトリや使用中のファイルは指定した位置に書き込めません。

ListFileの書き込み

現在のディレクトリがListFileの場合は、現在表示中のListFileをファイルにします。


\[W] コメントファイルを作成

コメントが無い場合はファイル作成を行いません。


[Y] フォーカスを変えずにPPvで表示
PPx,KL,(FD):[Y]

PPvで表示&PPvにフォーカスを変えずそのままPPcで作業します。


\[Y] 連動ビュー
PPx,KL,(FD):\[Y]

Sync View Switch。カーソル位置のファイルを常にPPvで表示させる、プレビュー動作を行うかどうかの指定です。ただし、一定の大きさ以上のファイルは表示を行いません。(X_svsz で指定可能)


^[D] 自動ドラッグ&ドロップ
PPx:^[D]

D&D を一覧で選択したあとは自動で D&D を行います。実行するとウィンドウの一覧が出ますので、ドロップ先を指定して [Enter] を押してください。

※マウス操作をPPcが代行する方法を取るため、D&Dに失敗したり、意図しない状態になる場合があります。

※タイトルバーにドロップしますので、この操作を想定していないソフトには使えません。


[F12] エントリの複製

カーソル位置のファイル、ディレクトリを、別の名前でコピーします。マークがあってもカーソル位置になります。別のディレクトリにコピーするときはディレクトリ指定も併せて指定する必要があります。


\[F12] ハードリンク/ジャンクション

ファイル:ハードリンクを作成
ディレクトリ:ジャンクションを作成
Windows2000以降&NTFSのみ動作します。

PPc - ファイラ - 操作方法 - 概要


起動すると、以前終了した場所と同じディレクトリで、エントリの一覧を表示します。
ステータス行
最上段は、ディレクトリの形態、マークしたエントリ数/総容量、表示エントリ数/全エントリ数、空き容量、使用容量(表示されない場合あり)、ドライブ容量が表示されます。
情報行
2/3段目は、選択中のエントリに関する情報であり、左端のアイコン表示の他、2段目は、エントリの長いほうのエントリ名が表示されます。
3段目は、DOS用の8.3形式エントリ名、大きさ、最終更新日付/時刻、属性が表示されます。

ディレクトリ形態
FS:ファイルシステム
UNx:統合化アーカイブの書庫内
SPI:Susie Plug-in
SHN:Shell's Namespace/PIDL形式
???:キャッシュ使用中

PPc - ファイラ - 操作方法 - キーボード


PPx の標準カスタマイズの場合、ファンクションキーは Explorer 準拠、英数字キーはK-Launcher / FD 準拠で操作することができます。

PPc - ファイラ - 操作方法 - マウス


基本的に Explorer 準拠ですが、マーキングは各エントリの左端をクリックすることで行います。
ステータス行
最上位行
情報行
上から2行目・3行目
隠しメニュー
情報行にマウスカーソルを移動させると現れるメニュー
エントリ
ファイル・ディレクトリ名など
空欄エントリ
上から4行目以降でエントリが無いところ

ボタン割当て
Drag & Drop
拡張 D&D


ボタン割当て
左クリック
エントリ
カーソル移動・マーク
隠しメニュー
選択実行
SHIFT + 左クリック
エントリ
カーソルからマーク
CTRL + 左クリック
エントリ
マーク
中央クリック/ホイールクリック
ファイル名
PPV 起動
ディレクトリ名
ディレクトリ容量
その他
最小化
左右同時クリック
ファイル名
PPV 起動
ディレクトリ名
ディレクトリ容量
その他
最小化
右クリック
情報行
ドライブ選択
隠しメニュー
ドライブ選択
エントリ
実行メニュー
空欄エントリ
そのディレクトリのシェルコンテキストメニュー
左ダブルクリック
ステータス行、メニューバー
メニューバーの表示切替
情報行
親ディレクトリへ移動
隠しメニュー
親ディレクトリへ移動
エントリ
「開く」
空欄エントリ
親ディレクトリへ移動
窓枠
窓枠の大きさを調整
SHIFT+左ダブルクリック
ディレクトリ
そのディレクトリでエクスプローラを開く
右・左ドラッグ
表示領域
ファイル移動・複写・ショートカット
自分自身にD&D
ファイル位置の移動・複製・位置移動・開く
空欄エントリ
マーク
※右ドラッグはジェスチャーにすることもできます。
中央ドラッグ/ホイールドラッグ
表示領域
窓移動



Drag & Drop

特殊なフォルダ(コントロールパネルなど)は、一部対応していません。

・PPC.EXE のアイコン上にディレクトリをドロップすると、そのディレクトリを表示
・ドラッグ&ドロップによるファイル操作

・ドラッグ&ドロップによるオブジェクトのファイル化
WinNT系のスクラッチ形式ではなく、「形式名.bin」の名前でオブジェクトをそのまま保存します。
※D&Dの機能
Copy on
指定先へ複写
Move on
指定先へ移動
Shortcut on
指定先へショートカットを作成
Jump from
ドラッグ中のファイルがあるディレクトリを表示する
Open To
指定先のファイルを用いて開く
Dup on
複製を作成
Swap to
エントリ順を交換
text
「dddumpdata.txt」の名前でテキストを保存
etc
テキスト形式以外の形式で保存

上記内蔵機能の他、エクスプローラ用の D&D 拡張ソフトの機能も使用することができます。


拡張 D&D

D&D の受付を許可しないエディットボックスであっても、PPc側で貼り付け処理を行う、拡張D&Dが使用できます。エディットボックスにD&Dを行うと、マウスカーソルが進入禁止マークの場合、MC_mdds メニューが開き、エディットボックスの内容を選択した内容に置き換えることができます。

PPc - ファイラ - ダイアログ - Attribute


属性
ファイル属性です。変更されない属性は灰色のチェックが付きます。
作成
作成時刻を変更する場合にチェックします
書込
最終変更時間を変更する場合にチェックします
参照
最終参照時間を変更する場合にチェックします
サブディレクトリ
チェックするとサブディレクトリ中の全てのエントリに対しても変更を行います

※日付・時刻の入力は、次のような入力ができます
・空欄の場合は現在日付・時刻が入力されます

日付(年-月-日)
・00-01-02, 00/01/02,2000-1-2, H15-1-2, 1-2, 2等の形式で入力できます
・項目間の区切り文字は英数字以外であれば「-」や「/」等、どれでも可です
・年が2桁で入力されている場合、00-79:20xx 80-99:19xx に変換します
・元号入力ができます(H:平成,S:昭和,M:明治,例)H130102)
・各項目が2桁づつであれば、区切り文字を省略できます(例)000102
・1項目分の場合は、日だけを入力したとします
・2項目分の場合は、月と日を入力したとします

時刻(時:分:秒.ミリ秒)
・00:01:02, 00:01:02.345, 00 01 02, 01:02, 01等の形式で入力できます
・項目間の区切り文字は英数字以外であれば「:」や「.」等、どれでも可です
・各項目が2桁づつであれば、区切り文字を省略できます(例)000102
・1項目分の場合は、時だけを入力したとし、分は00になります
・2項目分の場合は、時と分を入力したとします
・1〜3項目分の場合は、ミリ秒は000になります

※FAT上の時刻は、偶数の秒しか記憶することができず、奇数秒は、偶数秒に繰り上げ/繰り下げられます(どちらかはOSに依存)

PPc - ファイラ - ダイアログ - エントリマスク


入力欄
マスクする条件を指定します。ワイルドカードで、エントリ名、ファイルサイズ、日付などの条件が指定できます。
ファイル属性
表示する属性を指定します。チェックを外すと非表示になります。
ディレクトリ
ディレクトリをマスクの条件に含めるかの指定です。チェックがないと全て表示します。チェックがあると入力欄などの条件に該当するディレクトリのみ表示されます。
リアルタイム
入力欄に入力した時点でマスクを行います。エントリ数が多い場合は、反応が鈍くなるので外した方がよいです。
一時設定
ディレクトリを変更したり終了したりしても設定を保存するかどうかの指定です。チェックがついていると保存されません。


PPc - ファイラ - ダイアログ - Disk information


ラベル
ボリューム名です。任意の名前に変更できます
ディスク種類
固定ディスクやリモートドライブなどの、OSの取り扱い上の種類です。
シリアル番号
ディスクをフォーマットしたときにランダムで付けられる固有の番号です。
格納形式
ファイルシステムの種類です。
使用領域
ディスクの使用分です。ディレクトリ、FAT、MFTなどのファイル以外で使用しているものがあるので、ファイルの合算値よりも大きくなります。
空き領域
ディスクの未使用分です。ディスククォータを使用しているときは残りのユーザ割り当て分となります。
実際の空き
ディスクの未使用分です。
全領域
ディスクの全領域の大きさです。ディスククォータを使用しているときはユーザ割り当て分となります。また、この領域はファイルを保存可能な領域なので、ディスクの論理的空き領域よりも小さくなります。
セクタ長
1セクタ当りのバイト数です。ディスクの読み書き可能な最小単位です。
クラスタ長
1クラスタ当りのバイト数です。OSがファイルを保存する領域を確保するときの最小単位です。
ファイル名長
エントリ名の最大の文字数です。
大/小文字保存
各エントリは、大文字・小文字を混在して保存できます
大/小文字区別
各エントリは、大文字・小文字が異なる場合は別エントリとして保存できます(POSIX用、WIN32では利用できません)
UNICODE形式
各エントリは、その名前をユニコードを用いて保存することができます
オブジェクトID
オブジェクトIDを保存することができます。オブジェクトIDは分散リンク追跡(ショートカットなどのリンクを追跡する)のために使用されます
ファイル圧縮
ファイル単位の圧縮ができます。NTFSのときに使用できます。
全体圧縮
ボリューム単位の圧縮ができます。Win9xのドライブスペースで使用できます。
Named strams
named streams(変更ジャーナルのことか?) に対応しています
暗号化
各エントリの内容を暗号化して保存することができます
クォータ
ディスククォータに対応しています。ディスククォータは、ユーザ別の利用可能ディスク容量を制限するためのものです。
スパース
スパースファイルに対応しています。スパースファイルは、ファイルの未使用部分をディスクに保存しないようにする属性です
リパース
再解析ポイントに対応しています。再解析ポイントはジャンクションやシンボリックリンクなどのボリュームマウントポイントに使用されます。
リモート
Remote Disk?に対応しています
セキュリティ
セキュリティ属性を使用することができます


PPc - ファイラ - ダイアログ - Sort Detail


N名前順など
ソートの方法を選択する場所です
ファイル属性
チェックを付けた属性がひとかたまりになるようにソートを行います。
Option
大小区別
「A/a」を区別するかどうかの指定です。Windowsによっては機能しないことがあります。
あ/ア区別
「あ/ア」を区別するかどうかの指定です。Windowsによっては機能しないことがあります。
送り区別
送りの無い文字を考慮します
記号区別
記号を区別します
A/A区別
「A/A」を区別します
区切り区別
区切り文字(-や')を記号と同様に扱います
Number
チェックすると数字を値としてソートします。例えば「0000」「1」「002」の順にソートします。
Last Entry
ListFileなど、パス区切り「\」がある場合、最後のファイル名でソートします。


PPc - ファイラ - ダイアログ - Where is file ?


検索対象 / Source
検索元のディレクトリ名。「;」で複数列挙が可能です。また、環境変数もサポートしているため、%path%と指定することで path で実行されるファイルがどこにあるかも探すことができます。
検索名前 & 限定名前 / Filename & And,Filename
ファイル名のマスク/ワイルドカード。両方の欄に記載した場合は両者が共にある場合のみ列挙します。
ワイルドカードの指定方法
Plain Text
左側のボタンを押すことで、検索対象を切り替えることができます。
Plain Textは、ファイル内の文字列を英大小を区別せずに検索します。PPe で開くことができるファイルに限定されます。
つまり、文字以外のバイナリ(例えば'\0'等)を含まない、s-jis,EUC,UCF-2(UTF-16),utf-8テキストファイルが対象です。
Comment
00_index.txt 内に記載したコメントを検索します。
インフォチップの内容
該当ファイルのインフォチップ表示を行うときに表示される内容で検索します。
所有者など(カラム拡張)
エクスプローラのカラム拡張の内容で検索します。
選択エントリ限定
マークしたエントリを検索対象にします。
ディレクトリも対象 / Have Directory
チェックした時は、ディレクトリも列挙対象になります。しないときはファイルのみです。
サブディレクトリ内 / Sub Directory
Source 以下のサブディレクトリ内も検索します。
仮想ディレクトリ / VFS
仮想ディレクトリ内も検索します。
※注意しないと同じ場所を二度検索したり、検索が終わらなくなる場合がありますので、Source の指定を注意してください。


PPc - ファイラ - ダイアログ - PPc Window setting


一体化
一体化状態にします。この設定はPPcを起動し直さないと反映されません。一体化の設定を有効にしたときは、このダイアログの全ての設定が使用されません。一体化の設定はカスタマイザ経由で行う必要があります。
2枚起動
PPcを2枚まとめて起動します
同時終了
PPcを2枚まとめて閉じます
同時前面
PPcを2枚まとめてアクティブ化します
連結処理
PPcを2枚1組で連結します
左右連結
1組のPPcを左右に並べます
上下連結
1組のPPcを上下に並べます
重ねる
1組のPPcを左上の角で揃えます
揃える
1組のPPcの大きさを揃えます
前面処理
1組のPPcで、使用中の方の大きさや位置を固定します
大きさ
使用中の窓の大きさを固定します
大+位置
使用中の窓の大きさと位置を固定します

PPv - マルチフォーマットビュワー - 概要

PPvは、テキスト/画像/16進ダンプと表示形式を切り換えて見ることができるマルチフォーマットビュワー(ページャー等ともいいます)です。
また、独自形式の文書ファイルもある程度解析して、内容の判別ができる程度に表示することができます。

PPv - マルチフォーマットビュワー - 起動方法・起動時オプション

PPV [options][filename][-k command]
表示ファイルとオプションを指定できます。
また、標準入力の内容を表示することができる為、パイプの対象として使用することができます。
filename は、一般のファイルの他、HTTP 形式(http://…)と、Susie 32bit Plug-in、統合化アーカイバプロジェクト系の書庫内のファイルを指定できます。
また、#A: と指定することによって、フロッピーディスクやCD-ROMをディスクイメージとして表示することができます。

オプション一覧
オプションの先頭には「-」か、「/」が必要です。
-r
以前開いた PPv があるならそれを利用してファイルを表示します。使用する PPv は、指定がなければ一番最後に開いたものです。
-print
指定したファイルを開いてから印刷(^[P])を実行します。
-prints
窓上にドロップした画像を、1つの文章として一括印刷します。プリンタの両面印刷や袋綴じ印刷機能を使う時に便利です。
-hex,-text,-document,-image
表示形式を指定します。
-ibm,-ansi,-jis,-sjis,-euc,-unicode,-sjisb,-kana,-rtf,-unicodeb,-utf8,-utf7
テキストの表示コードを指定します。
-siso:auto/off/on
SI/SI の認識を自動/なし/ありで指定します。
-esc:off/on
ESC シーケンスの認識をなし/ありで指定します。
-tag:off/on
html等のTAG「<〜>」の認識をなし/ありで指定します。
-linespace:n
行間隔nをピクセル数で指定します。
-bootid:a〜z
指定番号のPPvを起動します。既に起動している時は起動しません。
-bootmax:a〜z
指定番号まで起動していなければPPvを起動します。
既に指定番号まで起動している時は起動しません
-k
起動後、実行するコマンドを指定します。このオプション以降は全て実行するコマンドと解釈しますので、他のオプションなどの一番最後に指定する必要があります。
例) ppv -r dest.bmp -k ppcust cs printmodeset.cfg %: %K"^P"

PPv - マルチフォーマットビュワー - 仕様

ファイル読み込み方法
PPv はオンメモリ形式です。表示中のファイルを削除したり移動することができます。
メモリの空き容量によって読み込める大きさが決まります。
(通常、1GBytes以上読み込めます。)
10Mbytes(X_wsizに指定した大きさ)以上のファイルを読み込もうとした時は、先頭の10Mbytesまで読み込んで残りは読み込まないか、または全て読み込むか、を選択することができます。
行数の遅延算出
テキスト表示は、ファイルを読み込んだ後、バックグラウンドで行数を計算します。計算中は、行数表示が「1/(4000)」の形式になります。
ESC シーケンス
次のエスケープシーケンスを認識し、表現します。
また、[@] のメニュー中にある「ESC」のチェックがあるときのみ認識します。
文字表示属性(色等)
^[[N;Nm(N=0,7,17-23,30-37,40-47)
コード体系切替
^[(A ^[(B ^[(H ^[(I ^[(J ^[$@ ^[$B
NEC 機種依存文字
NEC PC-98x1 等で用いられた罫線に似た形状の罫線に置き換えて表示します。
ユーロ通貨記号
文字コード 128(10進) に割り当てられたユーロ通貨記号の置き換え表示を行っています。NT4/Win95 は「[E]」、98/2000/XP/Me 等では本来の文字形状で表示します。

PPv - マルチフォーマットビュワー - 表示形式

Hex 形式
いわゆる16進ダンプです。ファイルの内容を一番正確に見ることができます。16進 2文字で 1バイトを表わします。
Text 形式
ファイルの内容を文字のみと仮定して表示します。
一行 80文字で表示します。
次の文字コードを扱えます。
IBM 形式
IBM PC に採用されたもの
ANSI 形式
ただし、Windows 方言
JIS 形式
日本の漢字表記の基本的な符号
S-JIS 形式
Microsoft の変形 JIS
EUC 形式
主に UNIX で使用される形式
UNICODE 形式
65536 通りの文字を表すことができる,UTF-16
S-JIS/B 形式
Big endian な S-JIS(0.23まではS-JIS/Wと表記)
KANA 形式
7bit 長のカタカナ,JISX0201
UNICODE/B 形式
Big endian な UNICODE
UTF-8 形式
8bit 可変長の UNICODE,RFC-2279
UTF-7 形式
base64? encode UNICODE
"other"
OSが対応する文字コードページで表示

また、<tag> の簡易解釈や、quoted-printable 形式などのデコードも可能です。

Document 形式
アプリケーションによってファイルの構造が違います。この形式を選択すると、ファイルを解析して内容の判別ができる程度の形式で表示します。
アプリケーションを起動するための前段階として PPv を使って確認するのを念頭にしていますので、画像や書式情報などは表示せず、テキストのみを表示しています。

UNICODE TEXT 形式
WinNT notepad で作成できる形式
OASYS2 結合形式(.OA2)
富士通のワープロ。いいかげんな解析なので図形などが入っているとおかしくなります。
Rich Text File(.RTF)
2Bytes文字が直視できます。
WORD(.DOC)
Microsoftのワープロ。ごみが入りますがとりあえず見えます。また、判別に失敗することもあります。WORD95以降に対応しています。
JIS文書(.JIS/.JSF/.JP1)
特許庁との書類のやり取りをする際に使われます。

Image 形式

DIB 形式(.BMP)
いわゆる BMP
Enhanced metafile 形式(.EMF)
Susie 32bit Plug-in
JPEG 形式(.JPG/.JPEG)
ICON,CURSOR 形式(.ICO/.CUR)
OS内蔵の機能を利用する JPEG,ICON,CURSOR 形式読み込みはSusie Plug-in が無い場合の代用として用いることを想定しており、画像の再現性が正確ではありません。また、使用メモリがかなり大きかったり、低速であったりします。
このため、常用には適さないと思います。
  これらの形式はWin95b以降と、WinNT系で表示可能です。


マルチページTIFF,アニメーションGIF
マルチページTIFF,アニメーションGIFに対応していないSusie Plug-inを用いて、マルチページTIFF,アニメーションGIFの全ての画像を表示することができます。
但し、アニメーションGIFは、8bit色を用いたファイルのみ完全に対応しています。

PPv - マルチフォーマットビュワー - 機能一覧


ウィンドウ制御
ファイル操作
カーソル/表示位置移動
編集
表示方法変更

一覧に記載しているキー名は、デフォルト割当てキーです。キーカスタマイズをするときはこのキー名に「@」を付加したものを使います。


ウィンドウ制御
&[←]&[→]&[↑]&[↓]窓枠移動
\&[←]\&[→]\&[↑]\&[↓] 窓枠の大きさ変更
[Enter][N][BS]\[ESC]最小化
&\[HOME]現在の窓の位置を記憶する
&[HOME]&\[HOME] で記憶した位置に窓を移動する
[^]メニューバーの On/Off
[F1] PPX.HLPを開く


ファイル操作
[ESC]終了(確認付き)
&[F4][Q]終了
&[F6]窓枠の大きさを最適化
[F10]メニューを表示
^\[F10]^[Enter]Shell Context Menu
[E]\[Enter] エディタで編集
^[O] ファイルを開く
^[P] 印刷
^[U] 画像印刷時の解像度の入力
^[S] 保存
[Z]開く
[P]再生(wavファイルのみ)アニメーション(アニメーションGIF)
[H]コマンド実行
[X]開いているファイルをパラメータを指定して実行
^[Enter] \[F10]拡張子判別メニュー
[.][F5]再読み込み


カーソル/表示位置移動
[←][→][↑][↓]\[←]\[→]\[↑]\[↓]\[HOME]\[END][HOME][END][PGup][PGdw]表示位置の変更
^[PGup]^[PGdw] ページ切換
[J]指定の行へジャンプ
[I][5] ページモード/キャレットモード切替
^[←]^[→] 現在窓PPcのカーソル移動後、PPvでカーソル上のファイルを表示
^[↑]^[↓] 現在窓PPcのマーク反転+カーソル移動後、PPvでカーソル上のファイルを表示


編集
^[A]全て選択
^[C] クリップボードへコピー
^[V]クリップボードからペースト
^\[V]形式を選択してペースト
\[E]^[E] 現在の開いている内容をPPe で開く
[F]^[F][B]^[B] 文字列検索(入力有り)
[[][]] 文字列検索(入力無)
[M] コメント表示


表示方法変更
[@] 文字コード切替
[:]表示形式切替
[;] 表示桁数変更
[W]フォントの固定−プロポーショナル表示トグル
[C]制御記号の表示トグル
^[L]画面再描画
[R]背景色を白黒反転する
[K][L]画像の回転
[Tab]タブ幅切替(4<->8)
[U]左端の行番号表示トグル
[T] 行番号扱いトグル
[+][Ins][-][Del] 拡大縮小
[=] 拡大縮小モード


ウィンドウ制御


\&[←]\&[→]\&[↑]\&[↓] 窓枠の大きさ変更

始めは、表示内容に併せて大きさを調整します。
続いて2秒以内に操作を続けると大きさの微調節ができます。


ファイル操作


[E]\[Enter] エディタで編集
\[Enter]を使ってエディタを使ったとき、エイリアスeditorLを使った行番号指定が使用できます。「%'editor' "ファイル名" %'editorL'行番号」として実行されるため、editorL=/J、表示開始位置が10行目のとき、「%'editorL'行番号」が「/J10」となります。


^[O] ファイルを開く

URL を指定することで、Web 上のファイルも開けます。


^[P] 印刷

Image形式については常に用紙の中央となりますが、任意の解像度で印刷することができます。

Image形式の解像度の指定は ^[U] か File->print set Up で行うことができます。


^[U] 画像印刷時の解像度の入力

単位は DPI、つまり 1inch(25.4mm)あたりの画素数となります。
また、-1 で用紙一杯に調節します。


^[S] 保存

現在開いているファイル等をファイルに保存します。


カーソル/表示位置移動


^[PGup]^[PGdw] ページ切換

マルチページTIFF,アニメーションGIFのページを変更します。


[I][5] ページモード/キャレットモード切替

テキスト・16進ダンプの表示において、
キャレット(カーソル)を表示しないで、表示範囲の変更のみを行うページモードと、
キャレットを表示して、キャレットを移動させるキャレットモードを、
交互に切り替えます。


^[←]^[→] 現在窓PPcのカーソル移動後、PPvでカーソル上のファイルを表示

PPcのカーソル上のファイルをPPvで表示しているときにCtrl+[←]/[→]で前後のファイルを見ることができます。


^[↑]^[↓] 現在窓PPcのマーク反転+カーソル移動後、PPvでカーソル上のファイルを表示

PPcのカーソル上のファイルをPPvで表示しているときにCtrl+[↑]/[↓]でマークして、前後のファイルを見ることができます。


編集


^[C] クリップボードへコピー

※ Hexは不可,Imageはビットマップ形式のみ


\[E]^[E] 現在の開いている内容をPPe で開く

元ファイルが変更されていても、元の内容で開きます。また、加工されていない状態です。


[F]^[F][B]^[B] 文字列検索(入力有り)

検索して見つかった行をラインカーソルで示します。また、画面上の該当文字列のハイライト表示をします。尚、ハイライト表示は、簡易表示のため、ハイライトにならない部分もありますので注意してください。


[[][]] 文字列検索(入力無)

[F]^[F][B]^[B]で入力した文字列を使って検索を行います。


[M] コメント表示

url指定して、http経由で取得したファイルの表示時にこのコマンドを使うと、取得したときのhttpヘッダを表示することができます。


表示方法変更


[@] 文字コード切替

IBM,ANSI,JIS,S-JIS,EUC,UNICODE,UNICODE/B,S-JIS/B,KANA,RTF,UTF-8,other
…コード体形切替
Auto,Binary,Kana Text  …解析方法の切替
ESC      …ESC code の解析の有無
<TAG>      …HTML,MINE 解析の有無
quoted      …quoted-printable解析


[;] 表示桁数変更

0:最大(ただし約1000程度まで)


[T] 行番号扱いトグル

論理行番号(改行までが1行)、表示行番号(画面上の1行が1行)を交互に切り替えます。


[+][Ins][-][Del] 拡大縮小

画像を 10% 拡大/縮小 / テキスト表示を一時的に拡大縮小します。


[=] 拡大縮小モード

画像の表示方法を以下の順で切り換えます。
→等倍(100%)
→窓枠一杯に表示(Fill)
→窓枠より大きいなら収まるように縮小(AUTO)
→画像の大きさに合わせて窓枠の大きさを変更(Frame)

テキスト表示時は等倍(100%)に変更します。

PPv - マルチフォーマットビュワー - マウス操作


左クリック
隠しメニュー
選択実行
右クリック
表示領域
拡張子判別メニュー
左ダブルクリック
表示領域
「開く」
ステータス行、メニューバー
メニューバーの表示切替
窓枠
窓枠の大きさを調整
左ドラッグ
表示領域
スクロール
右ドラッグ
表示領域
範囲選択
中央クリック/ホイールクリック
表示領域
最小化
中央ドラッグ/ホイールドラッグ
表示領域
窓移動
左右同時クリック
表示領域  最小化


PPv - マルチフォーマットビュワー - その他


Drag & Drop
ドラッグ・ドロップは様々な形態がありますが、今の所は次の形態のみ対応しています。

・PPV.EXE のアイコン上にファイルをドロップすると、そのファイルを表示
・PPv の窓上にファイルをドロップすると、そのファイルを表示


印刷
一応どの形式でも印刷することができますが、Text形式、Document形式は現在1頁目のみの印刷となっています。Image形式については常に用紙の中央となりますが、任意の解像度で印刷することができます。

Image形式の解像度の指定は &File->print set &Up で行うことができます。単位は DPI、つまり 1inch(25.4mm)あたりの点数となります。

PPb - コンソール & コンソール用コマンド実行 - 概要


コンソールプログラムや DOS 用プログラムを実行するためのコンソールです。
他の PPx にて上記プログラムを実行する場合は PPb が代行し、結果が消えてしまうことを防ぐことができます。
また、クリップボードを利用することができ、キーボードだけで実行結果を手軽に引用できます。

※ PPb を経由して実行したくない場合は、%Ob を指定します。
例) %Ob,exefile.exe

PPb - コンソール & コンソール用コマンド実行 - 実行方法


パラメータ指定無しで起動すると、コマンド入力待ちになります。

オプション一覧
オプションの先頭には「-」か、「/」が必要です。

-c
PPb -c command... とすることで、cmd/command の -c と同様に、PPx のコマンドを実行することができます。実行後、PPbは終了します。
コンソールウィンドウが不要の場合は、PPtray -c を使ってください。

-k
-c と同じですが、cmd/command の -k と同様に、指定したコマンドを実行しても PPb が終了しません。

PPb - コンソール & コンソール用コマンド実行 - キーボード操作


PPb は実行内容を編集する「編集モード」(編集行の背景が灰色)と、実行結果を参照する「参照モード」(同暗水色)があります。


Win9x系の制限

Win9x系上の場合、押していないのに Shift が押された状態になることがあります。CAPS LOCKを解除してみてください。また、OS の仕様のためコンソール上から漢字入力ができません。\[Enter]で使用できる入力窓で漢字を入力してください。


編集モード

Windowsでの一行編集(エディットボックス)に準拠していますが、一部異なっています。

参照モード

参照モードでは、表示された文字のインクリメンタルサーチが可能です。英字キーを押していくと該当する文字列まで移動し、反転表示します。また、[TAB]で次の候補に移動します。


編集モード
[ESC]&[F4]終了
\[ESC]最小化
[←][→]カーソル移動
^[←]^[→]単語単位カーソル移動
[↑][↓]ヒストリ
[HOME][END]行頭・行末
\[←]\[→]^\[←]^\[→]\[HOME]\[END]選択
^[A]全て選択
^[Z]やり直し
^[X]カット
^[C]コピー
^[V]\[INS]ペースト
^[DEL]行末まで削除
\[BS],^[BS]行頭まで削除
[TAB] ファイル名補完
\[↑],\[↓]参照モードへ移行
[PgUP],[PgDW]参照モードへ移行
&[←]&[→]&[↑]&[↓]窓枠移動
&\[HOME]現在の窓の位置を記憶する
&[HOME]&\[HOME] で記憶した位置に窓を移動する
\[Enter] GUI形式で入力


参照モード
&[F4]終了
[ESC]編集モードへ移行
\[ESC]最小化
[↑][↓][←][→]カーソル移動
[HOME][END]行頭・行末
\[↑],\[↓],\[←],\[→]選択
\[HOME],\[END]選択
&[←]&[→]&[↑]&[↓]窓枠移動
^[C],[Enter]コピーして編集モードへ移行
[TAB]次のインクリメンタルサーチの候補に移動


編集モード


[TAB] ファイル名補完

続けて使用することで次候補になります。
尚、補完するファイル名がない場合は、%PATHEXT%に該当するファイルを優先検索します。


\[Enter] GUI形式で入力

Win9x系上で漢字を入力する場合に使用してください。


参照モード


ヒストリの動作
1)カーソルが先頭にある時
過去の実行内容全体を順次表示します。

2)カーソルが先頭の単語にある時
単語を実行ファイル名とみなして、過去の実行内容のうち、前方一致で該当するファイル名を検索し、順次表示します。

3)単語が1つ以上有り、カーソルが空白を示す時
パラメータとみなし、過去の実行内容のうち、2番目以降の空白で区切られた単語を順次表示します。

3)カーソルが2番目以降の単語を示す時
パラメータとみなし、過去の実行内容のうち、前方一致で該当する2番目以降の空白で区切られた単語を順次表示します。

PPb - コンソール & コンソール用コマンド実行 - マウス操作


PPb は独自のマウス操作が可能です。ただし、OS の簡易編集モードが有効になっている場合は、これを解除しないと PPb のマウス操作機能が使用できません。
簡易編集モードの設定は、コンソールウィンドウのタイトルバーを右クリック/Alt+Spaceでシステムメニューを表示させた後、プロパティを選択し、オプションタブ内の、簡易編集モードのチェックをはずすことによって解除できます。
なお、設定時に現在の窓のみに設定するか、設定を保存して同名の窓に使うか聞いてきます。(この設定はWindowsがレジストリに保存します)

マウスによる操作は、一行編集/表示内容のドラッグ選択とクリップボード操作、ホイールによるスクロールに対応しています。

PPb - コンソール & コンソール用コマンド実行 - その他


コマンドシェル機能
PPb 自体ではパイプとリダイレクトを提供していません。
しかし、パイプとリダイレクトが必要な時は cmd.exe/command.com 経由で実行しますので、パイプ・リダイレクトは自由に使用することができます。。


スクロール速度

WinNT4.0 のコンソールはスクロールが遅いですが、マウスカーソルを窓枠(どの窓でもよい)に移動させて、カーソル形状をサイズ変更の状態にすると、最速の状態でスクロールします。

PPcust - カスタマイザ - 概要


PPxの各種カスタマイズ内容は、バイナリ形式で保存されています。
PPcustは、このカスタマイズ内容をGUIで変更したり、テキスト形式の設定ファイルに相互に変換したりすることができます。

PPcust - カスタマイザ - GUIによるカスタマイズ


「PPCUST.EXE」をそのまま実行(パラメータを付加しない)することでプロパティシートが表示され、GUIによるカスタマイズを行うことができます。

また、「ppcust /1」等と指定することで、始めに開くページを指定できます。

尚、一部の項目はGUIで変更できないため、テキスト編集する必要があります。

PPcust - カスタマイザ - テキスト編集によるカスタマイズ(コマンドライン)


「PPCUST.EXE コマンド名 ファイル名」等とすることでテキスト形式の設定ファイルによるカスタマイズ等を行うことができます。また、GUIカスタマイズのファイルタブにあるボタン経由でも行うことができます。
設定ファイルのファイル名は特に指定はありませんが、GUIカスタマイズのデフォルトでは PPX.CFG になっています。

テキスト編集によるカスタマイズは、CD コマンド(テキストに書出)で設定内容をテキスト化し、テキストエディタで編集後、CSコマンド(テキストの取込)でテキストを取り込んで設定内容を上書きする、という流れになります。
※「()」内は、GUIカスタマイズ時のボタン名です。

また、CA(追加取込)コマンドは、全ての設定内容のうち一部分だけ記載された、部分カスタマイズの為のファイルを取り込むときに使います。
CU(更新取込)コマンドは、PPx のバージョンアップ時の自動アップデート処理のように、既にある内容を上書きしないようにしながら新しい項目を追加するために使います。

カスタマイズ内容をテキストファイルに書き出す

「PPCUST CD filename」 で出力します。


テキストファイルのカスタマイズ内容を取り込む

「PPCUST CS filename」 で取り込まれます。
※以前の項目は、同じ項目で上書きされない限り残ります。このため、いらない項目を削除する時は、削除指定をして削除するか、初期化を行う必要があります。


テキストファイルのカスタマイズ内容を追加する

「PPCUST CA filename」 で書き込まれます。
CS コマンドと異なる点は、複数列挙できる項目(M_pjump等)の取り扱いです。CS は以前の列挙項目を全て一旦削除しますが。CA は書き換えない限り以前の列挙項目が残ります。


テキストファイルのカスタマイズ内容を更新する

「PPCUST CU filename」 で書き込まれます。
既に登録されている項目がある場合は、その項目を上書きしません。複数列挙できる項目(M_pjump等)の中身は、項目自体がない時以外は追加されません。


カスタマイズ内容をすべて削除する

「PPCUST CINIT」で初期化されます。


ヒストリ内容をテキストファイルに出力する

「PPCUST HD filename」 で出力します。


カスタマイズ/ヒストリの大きさを変更する

カスタマイズ領域やヒストリ領域の大きさは、都合により一定の大きさに固定されていますが、変更することができます。
カスタマイズ領域の大きさは「PPCUST CSIZE size」、ヒストリ領域の大きさは「PPCUST HSIZE size」で変更します。
変更するには一旦全ての PPx を終了させる必要があります。
また、大きさは 4Kbytes 〜 1Mbytes の範囲で指定可能です。

PPcust - カスタマイザ - GUI - ファイルタブ


カスタマイズ内容をファイルに書き出したり、読み込んだりすることや、ヒストリ内容の初期化などを行うタブです。

カスタマイズ設定
テキストの取込
テキストファイルによるカスタマイズを行うときに用います。取り込むテキストファイルを指定すると、設定内容を取り込みます。

追加取込
全ての設定内容のうち一部分だけ記載された、部分カスタマイズの為のファイルを取り込むときに使います。

更新取込
PPx のバージョンアップ時の自動アップデート処理のように、既にある内容を上書きしないようにしながら新しい項目を追加するために使います。

編集して取込
簡易編集ができるダイアログで編集を行い、「追加取込」で取り込みます。
必要な部分だけ書き出されたテキストを貼り付けて取り込んだり、試行錯誤したいときに便利です。

テキストに書出
設定内容をテキストファイル化するために用います。

初期化
設定内容をインストール直後の状態に戻すときに用います。


ヒストリ
書出
ヒストリの内容をテキストファイル化するために用います。

初期化
ヒストリを全て消去するために用います。


フォルダに関連づけ,PPcでフォルダを開く,関連づけ解除

フォルダのコンテキストメニューにPPcを関連づけたり、関連づけを解除したりします。
「フォルダに関連づけ」はコンテキストメニューにPPcが登録されます。
「PPcでフォルダを開く」はコンテキストメニューにPPcが登録され、且つ既定の設定になり、ダブルクリックでPPcが開くようになります。

これらの操作は、レジストリの書き込みが生じます。
また、「デスクトップ」、「マイコンピュータ」、「ごみ箱」等の特殊フォルダは、WindowsXP,2003以降のみPPcで開くことができ、Windows95,98,Me,NT,2000は関連づけがされますが開くことができません。

(参考)既定の動作の解除は、HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Folder\shell を空にします。アンインストールの時解除されなかったときは、手動で変更してください。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Folder\shell]
@=""

キー調査

テキストでカスタマイズを行うとき、キー割当てを行うときに使うキー表記を調べるために用います。また、キーの組み合わせ次第では押しても反応しない場合がありますが、そのようなキーを知るためにも使えます。
ダイアログでキーを入力した後、「Ok」をクリック(キーボードでの操作はできません)すると、入力したキー名称がクリップボードにコピーされます。

※押しても反応しないキーの組み合わせは、キーボードによって異なるのでどれが使えるか、使えないかは実際に試すのが一番好ましいです。

コンソールを隠す

PPcustの状況等を表示するコンソールを隠すかどうかの設定です。
通常は隠しておいても問題ありません。

PPcust - カスタマイザ - GUI - 全般タブ


主な設定はこちらで行います。

マウスで左クリック/SPACEキーで該当項目の変更を行うことができます。
右クリックで該当項目の説明が表示されます。

検索キーワードを入力して「検索」ボタンを押すと、各項目名(例えば「スクロール」)か、カスタマイズ項目名(例えば「X_scrm」)かが部分一致する項目へ移動します。

「試験」ボタンを押すと設定の適用なしで実際の動作を試すことができます。
(キャンセルボタンで元の設定に戻ります。)

全般タブの項目の説明

PPcust - カスタマイザ - GUI - ファイル判別タブ


いわゆる拡張子判別はここで行います。PPx は拡張子だけでなく、ファイル名やファイルの中身から判別実行できるので、ファイル判別としています。
「種類」、「ファイル」に登録したい内容を記載してから「追加」で登録されます。

種類:ファイル判別の種類です。「E_cr」が [Enter]用、「E_scr」が \[Enter]用です。
「E_unpack2」はPPc の [U] で、解凍できる DLL が見つからない時に使用されます。
※尚、E_unpack2中のマクロ文字 %F は、現在意図した結果を返しません。%C,%X 等を使ってください。

また、「E_xxxx」形式の名前を指定して、追加することもできます。追加した設定は「%ME_xxxx」で呼び出せます。


判別名:判別する名前です。「*」は、該当設定がないときに使われる設定です。
種類:編集するファイル判別の種類です。コメントを追加することもできます。

登録する判別名:登録対象の判別する名前です。

機能・キー割当て:該当ファイルに各種PPxの機能を割り当てするときに使います。
コマンド実行:テキストボックス内に書いた内容をコマンドとして実行します。

コマンド一覧:よく使われそうな機能の一覧です。ここにない機能はコマンド実行欄などで記載する必要があります。

「試験」ボタンを押すと設定の適用なしで実際の動作を試すことができます。
(キャンセルボタンで元の設定に戻ります。)
ファイル判別タブの項目の説明
マクロ文字の説明
キー表記の説明

PPcust - カスタマイザ - GUI - キー割当てタブ


各PPx のキー割当てはここで行います。
キー割当ては、使用したいキーに、コマンドを割り当てたり、内蔵機能に元々割り当ててあるキーを割り当てることで行われます。

種類:キー割当ての対象です。
  K_edit    各種一行編集
  KB_edit    PPb
  KC_main  PPc
  KV_main  PPv
  K_tray    PPtray。これはホットキーとして取り扱います。

使用キー:割り当てる内容を実行したいキーを指定します。「S」ボタンで具体的に指定できます。

機能・キー割当て:該当ファイルに各種PPxの機能を割り当てするときに使います。
下のコンボボックスで、登録する機能を選択可能です。

コマンド実行:テキストボックス内に書いた内容をコマンドとして実行します。

試験:押すと設定の適用なしで実際の動作を試すことができます。
(キャンセルボタンで元の設定に戻ります。)
キー割り当てタブの項目の説明
マクロ文字の説明
キー表記の説明

PPcust - カスタマイザ - GUI - マウス割当てタブ


各PPx のマウスのクリック割当てはここで行います。

尚、マウスジェスチャーは、U(↑),D(↓),L(←),R(→)で表記します。

マウス割り当てタブの項目の説明
マクロ文字の説明
キー表記の説明

PPcust - カスタマイザ - GUI - メニュータブ


メニューの編集はここで行います。予め登録されているものの他、M_xxxxの形式で新たに登録することができます。登録されているメニューは %M マクロ文字で利用できます。
「種類」、「項目」、「割り当てる内容」に登録したい内容を記載してから「追加」で「項目」のカーソル位置に挿入されます。

種類:該当メニューの種類です。

項目:実際に表示される項目です。「&」をつけた次の文字は、ショートカットキーになります。また、項目が1文字のみの場合は、「項目 割り当てる内容」の形式で表示されます。

割り当てる内容:該当項目に割り当てる内容です。
独自のメニューを作成したいときは、M_のあとに任意の英数字を付けた名前で記載してください。

キー割当表記:キー割当てを変更したときに、メニューに記載したキー割当て表記を一括修正することができる機能です。カスタマイズでキー割当てを変更していても、ある程度は追跡して変更後のキーを表記します。
例) 「コピー = %K"@^C"」→「コピー\tCtrl+C = %K"@^C"」
MC_menu、MV_menuとその下位階層のメニューが修正対象です。
尚、「key = newkey」又は「key , %K"newkey"」と記載したキー割当てが対象で、「key , %'title' %K"newkey"」や「key , %k"newkey"」等はキー割当てと見なしません。

試験:押すと実際にメニューを表示することができます。メニューの項目は選択しても実行はされません。
メニュータブ項目の説明
マクロ文字の説明
キー表記の説明

PPcust - カスタマイザ - GUI - ボタンタブ(ツールバー,隠しメニュー)


ツールバー隠しメニューの編集はここで行います。

ツールバー
ボタン:ツールチップに表示される解説を指定します。指定しないと登録できません。
Internet Explorer 5.01なら、「表示文字列/解説」と指定した場合、「表示文字列」がボタンの横に表示され、「解説」がツールチップとして表示されます。

線S  区切り線を挿入できます。
参照  ボタンに使用する画像を指定できます。空欄なら、Internet Explorerのツールバーを利用します。

隠しメニュー
ボタン:隠しメニューに表示される文字を指定します。漢字なら2文字分指定可能です。
文字色、背景色:文字の色と、背景に使う色を指定できます。

試験:ボタンを押すと実際にメニューを表示することができます。メニューの項目は選択しても実行はされません。

PPcust - カスタマイザ - GUI - 色タブ


各PPx の色設定はここで行います。

「試験」ボタンを押すと設定の適用なしで実際の動作を試すことができます。
(キャンセルボタンで元の設定に戻ります。)

色タブの項目の説明

種類:色設定関係の種類一覧です
項目:左で選んだ種類についての項目一覧です
:左の項目一覧に追加したい項目名を入れる場所です
色の一覧:一般的な色の一覧です。上から17色分は、モニター色数が256色の状態でも正しく表現できます
その他:上の色一覧以外の色を指定したい場合に使用します

PPcust - カスタマイザ - GUI - Susieタブ


Susie Plug-in設定はここで行います。
一覧中の各Plug-inを使用するかどうかの指定、対象となるファイルを限定するためのワイルドカード、Plug-in固有の詳細設定を設定することができます。

※タブの設定内容はPPx再起動後に反映されます。
※Plug-inのパスは「全般」タブで設定します。

PPcust - カスタマイザ - GUI - その他タブ


エイリアス
コマンドとして実行可能なエイリアスA_execの一覧です。

ディレクトリ別設定
ディレクトリ別のソートや表示設定XC_dsetの一覧です。

PPc表示形式メニュー
PPcエントリの表示方法メニュー[;]MC_celSの一覧です。
ここでは並び替えの順番変更と、削除のみ可能です。

PPvテキスト桁数
拡張子別の桁数XV_colsの一覧です。

PPvタブ桁数
拡張子別のタブ桁数XV_tabの一覧です。

PPv種別オプション
ファイル内容/拡張子別のオプションXV_optsの一覧です。

ファイル操作アクションメニュー
PPcのファイルコピー[C]・移動[M]などで使用するファイル操作アクションX_foptの一覧です。
ここでは並び替えの順番変更と、削除のみ可能です。
内容の変更や追加は、PPcのファイルコピー[C]・移動[M]や、*file コマンドで表示されるFile Operationダイアログで行ってください。

ユーザデータ
 ユーザが、独自のカスタマイズデータを保存するために使用できる_Userの一覧です。

書庫DLL
書庫の展開・作成に使用する統合アーカイバ仕様P_unxの一覧です。同じ種類を扱うことができるDLLが複数ある時は、上にあるDLLが優先使用されます。
ここでは並び替えの順番変更と、削除のみ可能です。
内容の変更や追加は、設定テキストを編集して取り込む必要があります。

表示開始位置
各PPxの表示開始位置や大きさ_WinPosの一覧です。
ここでは削除のみ可能です。
保存は各PPxの終了時などで行われます。

確認済み実行ファイル
(おまけ)初めて実行する実行可能ファイルを警告X_execsを有効にしたときに保存される、確認済み実行ファイル_Execsの一覧です。

ヒストリ
ヒストリに記憶された内容の一覧表示と、記憶内容の削除はここで行います。
尚、ここで削除したものは復元できません。
汎用
%Hn と同じ,PPcのコメント編集、各種メニューの項目名編集等
数字
各種数値入力、行ジャンプ等
コマンドライン
s[H]ell,PPbのヒストリ等
ディレクトリ
コピー先等、各種ディレクトリ入力用
ファイル名
PPcの[R]ename等
フルパスファイル名
PPv,PPeのOpen等
検索文字列
PPvの[F]ind等
エントリ名マスク
PPcの[F]ind,Find mark[+]等
PPcディレクトリ
PPcで表示したことがあるディレクトリ。%hn と同じ
PPv表示ファイル
PPvで表示し、カーソル位置などが記憶されたファイル
ネットワークPC
パス「\\」で表示されるネットワークPCのキャッシュ内容
ローマ字検索
ローマ字検索キャッシュ(X_rscah)でキャッシュされた内容


PPtray - トレイツール & GUI用コマンド実行 - 概要


・タスクトレイに格納され、ダブルクリックで s[H]ell 機能を使うことができます。
・PPcやPPv等には、アクティブでない時に有効なホットキーを登録する機能がありませんが、PPtrayがその機能を果たします。
・右クリックメニューの「HookEdit」をチェックすると、PPx の一行編集で使用されるエディット拡張を外部に提供します。この指定をすると、他のソフトのエディットボックス(「ファイル名を指定して実行」や「メモ帳」)もPPxの拡張編集機能が使えるようになります。

・PPcやPPvのタスクトレイ格納や、1ウィンドウ化処理に使用されます。
・書庫操作で、UNxxxを別プロセスで動作(X_unbg)を有効にしている場合に使用されます。

・GUI型のPPxコマンド実行ツールとして使用できます。この場合はトレイツールとして動作せず、コマンド実行後終了します。コンソール上で使う場合は PPb を使います。
例) pptray.exe /c *file copy,%'USERPROFILE'\デスクトップ,A:\

PPffix - 拡張子調査&変更ツール - 概要


ファイル判別機能を使って拡張子を推定し、変更を行うものです。コマンドラインか実行ファイル(アイコン)のドロップで指定すると、推測した拡張子に書き換えるか聞いてきますので、回答してください。なお、コマンドライン上には複数のファイルを列挙指定できますが、ドロップによる複数指定はできません。

SETUP.EXE - PPxセットアップ支援ツール - 概要


PPx のインストール/アンインストール/アップデートを支援します。



インストール
ファイルのコピー、初期カスタマイズの選択、ショートカット登録などを行います。

おまかせインストール
インストール先や、ショートカットなどの扱いをお任せでインストールします。基本的なカスタマイズは、途中で選択できます。

カスタムインストール
インストール先等の指定も行いたい時に用います。



アップデート

新しいPPxのファイルを上書きします。
このSETUP.EXEを使わなくてもファイルの上書きを行えばアップデート可能ですが、実行中のPPxがある場合は上書きできません。SETUP.EXEをつかったアップデートは、実行中のPPxを終了させてから上書きするので、上書きミスをすることを防止することができます。
また、新しいPPxのアーカイブに入っているSETUP.EXEを実行した場合、[Enter]を何回か押すだけでアップデートを済ませることができます。



アンインストール

インストール内容を削除します。


起動時オプション

SETUP.EXE で /s オプションを指定すると、指定したディレクトリ/書庫ファイルのファイルを使ってアップデートをおこないます。
ppxがインストールされているディレクトリのsetup.exeを次のように指定して実行してください。指定されたディレクトリに新しいsetup.exeがあった場合はsetup.exeも更新されます。

・ディレクトリ指定
例)setup.exe /s "新PPxがあるディレクトリ"
ディレクトリ内のPPxを全て実行元のsetup.exeがあるディレクトリにコピーします。

・書庫指定(※7-zip32.dllかunzip32.dll が必要です。)
例)setup.exe /s "新PPxの書庫ファイル"
%temp%\PPXUPDIRに指定された書庫ファイルの中身を展開して、実行元のsetup.exeがあるディレクトリにコピーします。その後%temp%\PPXUPDIRは削除されます。

一行編集/PPe - 概要


PPx の文字列編集機能(エディットボックスやテキストボックス等と一般に呼ばれています)は、通常のWindowsの機能を拡張しています。

PPx は、簡易テキストエディタ PPe を内蔵しています。PPe は *ppe コマンドを使ってテキストファイルを開くことができる他、エラー時のログ等の表示に使われます。

一行編集/PPe - 一行編集/PPeのキー割当て


一行編集の割当てのうち、PPc の [C]のときのように、[ALT]+[英数字]が項目の移動に使われる時は、[ALT]+[英数字]は、項目の移動のみとなって、編集機能は無効になります。
「※」が付加されている機能は PPx の拡張機能です。
また、PPe の場合、WinXP 上では使用できない機能が一部あります。

[ESC](一行編集)中止,(PPe)ファイル操作メニュー(※)
\[ESC](PPe)最小化(※)
^[]],[F1] (PPe)ファイル操作メニュー(※)
\[F2] 設定メニュー(※)
^[K] 編集メニュー1(※)
^[Q] 編集メニュー2(※)
&[←]&[→]&[↑]&[↓]窓枠移動(※)
[←][→]カーソル移動
[↑][↓][F4](一行編集)ヒストリ(※)
[HOME][END]行頭・行末
^[←]^[→]ワードジャンプ
\[←]\[→]選択
^[A]全て選択(※)
^[U][BS]や[DEL]で削除した文字を挿入(※)
^[Y](一行編集)全消去(※),(PPe)一行削除(※)
^[Z]やり直し
^[X]\[DEL]カット
^[C]コピー
^[V]\[INS] ペースト
[F2] 拡張子選択
[F3][F6]^[F]文字列検索
\[DEL],^[DEL]行末まで削除
\[BS],^[BS]行頭まで削除(※)
&[Del]該当するヒストリを削除(※)
[INS][TAB] 前方一致ファイル名補完(※)
^[I]部分一致ファイル名補完(※)
^\[P] 移動したことあるパスをメニューで選択して挿入(※)
^\[D]ディレクトリ名挿入用ツリーを開く
^\[F]ファイル名挿入用ダイアログを開く
^\[I]エントリダイアログを開く(Refボタンと同じ)
&[C],^[N]対象ファイル名(※、もしあれば)
&[P],^[P]対象ファイル名(フルパス)(※、もしあれば)
&[X],^[E]対象ファイル名(拡張子除く)(※、もしあれば)
&[T],^[T]対象ファイル名(拡張子のみ)(※、もしあれば)
&[R],^[R]カーソル位置ファイル名(※、もしあれば)
^[0],&[0]PPx のディレクトリ(※)
^[1],&[1],&[Q]カーソル位置ディレクトリ(※、もしあれば)
^[2],&[2],&[W]反対カーソル位置ディレクトリ(※、もしあれば)
&[SPACE]システムメニュー
[Alt] 単独無効
^[Page Up]文章の先頭へジャンプ(※)
^[Page Down]文章の末尾へジャンプ(※)
^[↑]窓の先頭行へジャンプ(※)


^[]],[F1] (PPe)ファイル操作メニュー(※)
Open File    指定のファイルを新しい窓で開く
Close      内容を保存して編集を終了
Save as    ファイル名を指定して保存
Append to    ファイルの末尾に追加
Duplicate    現在の内容で新規 PPe を開く
Insert File    カーソル位置にファイルを追加
Exec command  ファイル名を指定して実行
Quit      編集内容を破棄して終了


\[F2] 設定メニュー(※)
Jump to Line    指定の行へジャンプ
View mode    編集の可否を切替
TAB stop    TAB の幅を再設定
Char code    文字コードを変更
Retuen code    改行コードを変更


^[K] 編集メニュー1(※)
Duplicate    編集中の行を複製
Zen/han convert  「0Aガ」<->「0Aガ」変換


^[Q] 編集メニュー2(※)
Word case    「AA」<->「aa」変換
View mode    編集の可否を切替
Insert selected filename  ファイル名を選択して挿入
Jump to Line    指定の行へジャンプ
Top of File    文章の先頭へジャンプ
End of File    文章の末尾へジャンプ
Top of Window    窓の先頭行へジャンプ


^[V]\[INS] ペースト
一行編集時に改行を含むテキストをペーストした場合、改行が除去された一行の状態で貼り付けられます。


[F2] 拡張子選択
ファイル名の拡張子部分→名前部分→全ての順に選択を行います。


[INS][TAB] 前方一致ファイル名補完(※)
続けて使用することで次候補になる
尚、[TAB]は項目移動である場合がある
※Ver0.29まで\[SPACE]でしたが、誤操作対策のため、[INS]に変更しています。


^\[P] 移動したことあるパスをメニューで選択して挿入(※)
(M_pjump を使用する)


[Alt] 単独無効
※普通はメニューになりますが、メニューバーが無いと判別しずらいのであえて無効にしてあります。

一行編集/PPe - 一行編集の電卓処理


入力内容が数式とみなせる場合、32bit 符号付き整数で演算して結果をタイトルバーに表示します。
定数
10進数
「12345」
16進数
「0x12345」、「H12345」
2進数
「B010101」
文字
「'A'」、「'あ'」
一項演算子
+
-
ビット反転
~
論理反転
!
二項演算子
加算
+
減算
-
乗算
*
除算
/
%
or
|
and
&
xor
^
シフト
<< >>
比較
< <= > >= == = !=
※「=」と「==」は同じ結果になります。
論理or
||
論理and
&&
括弧  ()


一行編集/PPe - 一行編集の拡張機能の外部提供


PPTRAY.EXEを起動し、メニュー中の「HookEdit」をチェックすることで、PPx以外のアプリケーションでもエディットボックスの拡張機能を利用することができます

一行編集/PPe - PPeの仕様


PPeで編集することができるテキストファイルのサイズはメモ帳と同じです。
つまり、Win9x系では 32KBytes まで、WinNT系ではメモリの許すまでです。
尚、WinNT系でも実際は数100kbytesのファイルを開くとかなり遅くなるので、そんなに大きなファイルは編集に耐えられません。

PPeは、改行コードがCR,LF,CR+LFの3種類を判別して読み込むことができます。

また、扱うことができる文字コードは、s-jis,EUC,UCF-2(UTF-16),UTF-8 です。

一行編集/PPe - その他


^[U]で挿入可能な削除文字は、2000〜4000文字分スタックされています。
また、全 PPx で共通となっています。

ファイルのドロップをおこなうと、一行編集の場合はそのフルパス名に置き換えられます。PPeの場合はそのファイルを同じ窓で開きます。


実行処理 - 概要


PPc,PPv の [H]コマンドや、ファイル判別実行(E_xxx),キー割当て(K_xxxx)のコマンド実行は、次の方法で実行をすることができます。
また、マクロ文字(%x)を使うことができます。
(1)外部コマンド(アプリケーション)
メモ帳(notepad.exe)等のアプリケーションを実行することができます。
例) notepad
アプリケーションのパスを指定するときに、PPx独自のパス指定を使うこともできます。
例) "#38:\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE" → C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE 等として実行される。
※現在は、アプリケーションのパラメータにPPx独自のパス指定を使うことはできません。%*name経由なら可能です。
例) explorer "#38:\Internet Explorer" →不可
例) explorer %*name(CDR,"#38:\Internet Explorer") →可
(2)ファイル
コントロールパネルのフォルダオプションに拡張子が登録されているファイルを指定した場合は、関連付けされたアプリケーションで開くことができます。
例) readme.txt
(3)PPxの内蔵コマンド,PPx Module(*commandname,%x)
「*」で始まるコマンドは、内蔵コマンドとして実行します。また、該当するコマンドを持つ PPx Module があればその PPx Module を実行します。
例) *file copy,c:\,d:\
「%j」「%K」等も使用できます。
例) %j%2
(4)コマンドプロンプトの内蔵コマンド
cmd.exe/command.com の内蔵コマンドも直接指定することができます。
例) dir
※外部コマンドに該当する名前がない場合は、cmd.exe等を実行するようになっています。
(5)コマンドエイリアス
A_exec に登録されているエイリアスを使うことができます。
例) editor readme.txt
※ 「editor」は、A_exec の editor に登録された内容に置き換えられます。
  エイリアスは、*aliasコマンドを用いるか、A_execを編集することで登録することができます。



コンソールを要するファイル

DOS アプリや、COMMAND.COM/CMD.EXE コマンド等のコンソールが必要とするファイルは、PPb を起動して、PPb 上で実行します。これによって、メッセージ等が表示されてもすぐに消えることがありません。
また、PPb が実行できないときは自前で実行しますが、実行が終わったコンソール窓はすぐに閉じてしまうことが多いので、表示されたメッセージが読めない場合があります。


ファイルの検索方法

カレントディレクトリに完全一致するファイルがない場合は、%PATHEXT%に記載された拡張子を付加して、次の順番で検索します。
1)カレントディレクトリ
2)PPxがあるディレクトリ
3)%PATH%に記載されたディレクトリ

実行処理 - 内蔵コマンド・関数(*commandname,%*functionname)



「*」で始める英単語は内蔵コマンドとして実行します。また、「dir *cd」等のようにパラメータ中に「*」で始める文字があってもコマンドとして扱いません。

「%*」で始める英単語は戻り値のある内蔵関数として動作します。(関連:マクロ文字)

パラメータの記載方法は次の通りです。ただし、異なる解釈をするコマンドがいくつかあります。(*cliptext,*set 等)

・パラメータを指定する場合は、「,」で区切って記載します。
例)*command param1,param2...

・パラメータ中に「,」を含める必要がある場合は、「"」で括る必要があります。
例)*command "data1,data2"

・「"」で括った中に「"」を含める必要がある場合は、「""」としてください。
例)"data1 ""data2""" は、「data1 "data2"」として解釈される。


*file ファイルオペレーションコマンド
PPx共用
Windowsログイン・電源管理
各PPxの実行
PPb,PPe,一行編集
PPc
PPv


PPx共用
*alias valuename=[strings] コマンドエイリアスの設定、削除
*cd pathname 作業ディレクトリ変更
*cliptext text テキストをクリップボードに登録
*customize [ ID=param | ID:SubID=param | ID:SubID,command | @filename ] 部分カスタマイズ
*setcust [ ID=param | ID:SubID=param | ID:SubID,command | @filename ] カスタマイズ書き込み
%*getcust([ID|ID:SubID]) カスタマイズ読み込み
*closeppx全てのPPXを終了
*freedriveuse [drivename] 指定ドライブの使用を一時停止
*execute ID,command 指定PPx上で実行
*focus [caption[,filename]] フォーカス移動
*set [valuename=[strings]] 環境変数の設定、削除
*selectppx [ID] 指定PPxにフォーカス移動
*httpget "url","destname" httpでファイルを取得
*launch command [parameter] commandをそのディレクトリで実行
%*regexp(source,regular expression) 正規表現加工
%*F(format,filename[,path]))%*nameと同じ
%*name(format,filename[,path])) ファイル名の加工
%*calc(formula) 数値計算結果
*layout レイアウトメニューを表示
*job 処理中コマンドの一覧メニュー


Windowsログイン・電源管理
*screensaverスクリーンセーバを起動
*monitoroffモニターを省電力モードにする
*logoff Windows をログオフ
*poweroff Windows をシャットダウンし、電源を切る
*reboot Windows を再起動
*shutdown Windows をシャットダウン
*terminate Windows を強制シャットダウン
*suspendサスペンド状態に移行
*hibernate休止状態に移行


各PPxの実行
*ppb [param] PPbを実行
*ppc [param]PPcを実行
*ppv [param]PPvを実行
*pptray [param]PPtrayを実行
*ppcust [param]PPcustを実行


PPb,PPe,一行編集
*edit "filename" PPeで編集(終了待ちする)
*ppe "filename" PPeで編集(終了待ちしない)
*insert "text" テキスト挿入
*replace "text" 全テキスト入れ替え
%*edittext 編集テキスト
%*selecttext 選択テキスト


PPc
*autodragdrop caption 自動ドラッグ&ドロップ
*cache [0|1|task] ディレクトリ読み込みキャッシュ
*clearchange 更新状態表示の解除
*comparemark 比較方法,マーク属性,サブディレクトリ ファイル比較マーク
*cursor 移動方法,移動量,(画方法),(画他),(範方法),(範他) カーソル移動
*logwindow [1|0|focus|"表示文字列"] ログウィンドウの制御
*maskpath [0|1] 書庫内のディレクトリ仮想移動
*setmaskentry [wildcards] 常時エントリマスク設定
*setsortentry [XC_sort名] | ソート1[,ソート2[,ソート3]],ソート属性,オプション エントリのソート(\[S]相当)
*sortentry [XC_sort名] | ソート1[,ソート2[,ソート3]],ソート属性,オプション エントリのソート([S]相当)
*maskentry [wildcards] 一時エントリマスク設定
*markentry [wildcards] エントリマーク
*unmarkentry [wildcards] エントリマーク解除
*unpack path 書庫の展開
*whereis source[,mask1[,mask2[,string[,directory[,subdirectory[,vfs]]]]]] ファイル検索
*makelistfile [filename[,1]] ListFile出力
*pairrate [+|-]移動量|比率 2枚の窓の幅/丈の比率を変更
*capturewindow caption 任意ウィンドウの取り込み
*pane commandname [parameter...] ペインの各種操作
*ppcfile [!]action[,destdir[,option]] [C]/[M]コマンドを実行
*dock dockの操作
*countsize マーク総サイズ算出
*syncprop [focus] 連動プロパティ表示


PPv
*zoom 比率 拡大縮小
*reducemode mode 縮小方法指定
*jumpline [L|Y]行番号 行番号指定カーソル移動


PPx共用


*alias valuename=[strings] コマンドエイリアスの設定、削除
※*alias valuename [strings] も可

・*alias ABC=DEFG とすると、A_execに「ABC = DEFG」が設定され、コマンドエイリアスとして使用できるようになります。
・*alias ABC= とすると、エイリアス「ABC」が削除されます。
・パラメータを指定しない場合は、現在登録されているエイリアスの一覧をメニューで表示します。選択するとそのエイリアスを実行します。
・エイリアスにマクロ文字を含める場合は「%%C」等とする必要があります。

例) *alias nowpath="%1"
エイリアスnowpathとして登録時点のカレントディレクトリを登録する。
例) *alias nowpath="%%1"
エイリアスnowpathとしてエイリアス実行時のカレントディレクトリを登録する。


*cd pathname 作業ディレクトリ変更

カレントディレクトリ(ショートカットのプロパティでいう作業ディレクトリ)を指定します。このカレントディレクトリは、以降のコマンドを実行する時のカレントディレクトリであり、PPbやPPc等のカレントディレクトリを変更するものではありません(こちらは %j で指定します。)。

例) *cd"c:\windows" %: editor win.ini


*cliptext text テキストをクリップボードに登録

text をテキスト形式でクリップボードへコピーします。
例)
*cliptext "abc"
クリップボードの中身は「"abc"」(「"」も入ります)
*cliptext abc def  クリップボードの中身は「abc def」



*customize [ ID=param | ID:SubID=param | ID:SubID,command | @filename ] 部分カスタマイズ

テキスト形式による部分カスタマイズを行います。PPcust の CA コマンド相当ですので、IDにE_cr等のブロック項目を指定しても、変更しない項目は維持されます。
現在、カスタマイズに失敗してもエラー表示はされません。

例) 書庫等内のディレクトリ仮想移動を常時有効にする
*customize XC_pmsk = 1

例) カーソル上のファイルを壁紙にする
*customize X_bg:Path=%FDC %: *customize X_bg:Type=1

例) カーソル上のファイルをアプリケーションに関連づける
%"アプリケーションを指定してください" *customize E_cr:%T,"%E" %%FCD

例) カーソル上のファイルをアプリケーション関連づけを解除
*customize E_cr:-|%T=

例) カーソル上のファイルを用いて追加カスタマイズ
*customize @%FCD


*setcust [ ID=param | ID:SubID=param | ID:SubID,command | @filename ] カスタマイズ書き込み

テキスト形式による部分カスタマイズを行います。*customizeコマンドは、全PPxに反映させる処理(LOADCUST)が付いていますが、*setcustは反映処理が付いていません。このため、X_winなどの多くの設定を変更するには使えませんが、速く動作します。必要に応じて個別のPPxにLOADCUSTを実行させれば反映させることもできます。
 また、設定した内容がすぐに反映される、ユーザデータ保存用項目 _User のほか、KC_main などのキー設定、E_cr などのファイル判別、%M で表示させるメニューを *setcust で変更させることを念頭に置いています。

例)*setcust X_bg:Path=%FDC


%*getcust([ID|ID:SubID]) カスタマイズ読み込み

指定のカスタマイズ内容を読み込みます。起動中のPPxが内部に保持する設定は、%*getcustを実行しただけでは取得できません。予めSAVECUSTを実行すると反映されます。


*freedriveuse [drivename] 指定ドライブの使用を一時停止

ドライブの取り外しやフォーマット等を行うために、各PPxのドライブ使用を一時停止させます。
例えば、PPcでは、ディレクトリ更新の監視を一時停止します。表示ディレクトリを変更したり、手動で更新すれば監視が再度行われます。

drivenameを指定しないときは、全ドライブの使用を一時停止します。
drivename(頭の1文字のみ認識)を指定したときは、そのドライブの使用を一時停止します。
ex) *freedriveuse E  ドライブE:の使用を一時停止します。
ex) *freedriveuse %1  現在ディレクトリがあるドライブの使用を一時停止します。


*execute ID,command 指定PPx上で実行

IDで指定したPPx上でcommandを実行します。

IDは、指定がなければ無しなら実行元のPPx、CA-CZなら指定IDのPPc、VA-VZなら指定IDのPPv、Cなら現在窓のPPc、~なら反対窓のPPcです。

例) *execute CA,exec.bat
  PPc[A]でバッチファイルexec.batを実行します。
例) *execute VA,*zoom 50
  PPv[A]で画像を50%に縮小します。
例) *execute ~,*markentry *.%t
  反対窓のPPcで、現在窓のPPxのカーソル位置の拡張子と同じ拡張子を全てマークします。
例) *execute ~,editor %%C
  反対窓のPPcで、反対窓のカーソル位置/マークしたエントリをエイリアスeditorで開きます。


*focus [caption[,filename]] フォーカス移動

1)指定の caption をタイトルバーに含むウィンドウにフォーカス移動します。ウィンドウがなければ filename を起動します。
2)caption 指定がなければ、最後にアクティブになった PPc にフォーカス移動します。また、PPcがなければ、PPcを起動します。
3)caption に CA〜CZ,VA〜VZ を指定した場合は、PPc[A]〜[Z],PPv[A]〜[Z] にフォーカス移動します。

具体的には、あるソフトを使いたいとき、既に起動しているときはその窓を使い、起動していないときはそのソフトを起動するために用います。


*set [valuename=[strings]] 環境変数の設定、削除
※*set valuename [strings] も可

・*set ABC=DEFG とすると、環境変数「ABC」に値「DEFG」が設定されます。
・*set ABC= とすると、環境変数「ABC」が削除されます。
・「"」もそのまま含まれた形で設定されます。
・設定された環境変数は、設定されたPPx上のみで、そのPPxが終了するまで有効です。
・パラメータを指定しない場合は、現在登録されている環境変数の一覧をメニューで表示します。選択しても何も起きません。


*selectppx [ID] 指定PPxにフォーカス移動

起動中のPPxの一覧をメニュー表示し、選択したPPxにフォーカスを移します。

IDにCA〜CZ,VA〜VZ を指定した場合は、PPc[A]〜[Z],PPv[A]〜[Z] にフォーカス移動します。


*httpget "url","destname" httpでファイルを取得

url 上のファイルを destname で保存します。



*launch command [parameter] commandをそのディレクトリで実行

指定されたcommandを実行します。そのとき、commandがあるディレクトリをカレントディレクトリ(作業ディレクトリの設定)として実行します。
※通常は、該当PPxのカレントディレクトリディレクトリ(PPcなら現在のディレクトリ)になります。

launchの名前の通り、任意のcommandを単独で実行(ラウンチ)したいときに使用するコマンドです。


%*regexp(source,regular expression) 正規表現加工
文字列source正規表現regular expressionによって加工した結果を取得します。

※*fileで指定可能な正規表現と同じです。

ex) %*regexp("%1","s/^(..).*/$1/")
現在パスの頭2文字のみが得られる

ex) %*regexp(%E,tr/ZA-Y/a-z/)
一行編集で入力された英大文字を1字ずらした英小文字にした結果が得られる


%*name(format,filename[,path])) ファイル名の加工
関連%F
指定したtypeを使ってfilenameを加工します。%*F,%*name は名前が違うだけで動作は同じです。

format  加工方法。指定する順は任意です。
(出力形式)
C  ファイル名+拡張子名。%C 相当
D  ディレクトリ名
H  ドライブ名("C:","\\","\\pcname","\\pcname\sharename"形式)
(「"」の処理)
B  必ず「"」で括る。この指定がないときも空白を含むときは括る
N  空白があっても「"」で括らない
(加工種類)
R  「#0:」などのPPx独自形式を「〜\デスクトップ」などの実体に変換
S  SFN指定。MultiByte版で扱えない文字を含むエントリを扱う場合、またはDOSアプリケーションでエントリを指定する場合に用います。
U  filenameで指定されたディレクトリで重複しない名前にします。
  「filename」で重複しないならそのまま、重複する場合は「filename-1」などと、末尾に数字を追加して重複しないようにします。

filename  加工する名前を指定します。フルパス/ファイル名のみのどちらでも可能です。
path    filenameがフルパスでない相対指定のとき、基準となるディレクトリを指定します。

例)  filenameが「C:\Program Files\Accessories\pinball.exe」のとき
%*name(FC,filename)  pinball.exe
%*name(FCB,filename)  "pinball.exe"
%*name(FD,filename)  "C:\Program Files\Accessories"
%*name(FDC,filename)  "C:\Program Files\Accessories\pinball.exe"
%*name(FDCN,filename)  C:\Program Files\Accessories\pinball.exe
%*name(FDCS,filename)  C:\PROGRA~1\ACCESS~1\PINBALL.EXE
%*name(FDCU,filename)  "C:\Program Files\Accessories\pinball-1.exe"
  (但しC:\Program Files\Accessories\pinball.exeが存在しているとき)


%*calc(formula) 数値計算結果
指定されたformulaを計算した結果を取得します。

ex) %*calc("1+2*3/4")
結果として「2」が得られます。※整数のみのため2.25→2になります。


*layout レイアウトメニューを表示
PPc,PPvで、各表示要素の表示on/offなどを行うレイアウトメニューを表示します。


*job 処理中コマンドの一覧メニュー
処理中の *file/*ppcfile コマンドや、pptray経由で実行中のコマンドの一覧メニューを表示し、フォーカス切り替え(*job)か終了(*job cancel)を指示できます。尚、一覧メニューを表示したときは、後続のコマンドを実行しません。このため、PPcの割当てで「*job cancel %: %K"@ESC"」等と指定することで、処理中のコマンドがあれば一覧表示してキャンセルし、なければ終了ダイアログを表示させることができます。

*job 一覧メニューを表示し、選択したコマンドの窓を表示
*job cancel 一覧メニューを表示し、選択したコマンドをキャンセルさせる


Windowsログイン・電源管理


各PPxの実行


*ppb [param] PPbを実行
PPLIBxxx.DLLがある場所にあるPPbを実行します。MultiByte版ならPPB.EXE、UNICODE版ならPPBW.EXEになります。このコマンドを使用するとPPbを実行するのに、パスを考慮したり、MultiByte版/UNICODE版に気をつける必要が無くなります。


PPb,PPe,一行編集


*ppe "filename" PPeで編集(終了待ちしない)

filename をPPeで開きます。
*ppe は、PPeを開いた後、そのまま次の動作に移ります。このため ppb/pptray の /c オプションを使用して実行したときは、PPeが開いてもすぐに閉じて終了してしまいます。
*edit は、PPeを閉じるまで待機し、次の動作に移りません。ppb/pptray の /c オプションを使用してPPeでファイルを開くときは *edit を使用してください。


*insert "text" テキスト挿入

選択していない場合はカーソル位置にtextを挿入します。
選択している場合は選択内容をtextに置き換えます。


*replace "text" 全テキスト入れ替え

編集内容をまるごとtextと入れ替えます。


%*edittext 編集テキスト

現在編集中の文字列を取得します。


%*selecttext 選択テキスト

範囲選択中のテキストを取得します。範囲選択していないときは空になります。


PPc


*autodragdrop caption 自動ドラッグ&ドロップ

自動ドラッグ&ドロップ(^[D])を指定したcaptionに対して行います。

1)captionがない場合は ^[D]と同じくD&D先一覧が表示され選択できます。
2)captionをタイトルバーに一部/全部含むウィンドウが対象です。
2)captionに CA〜CZ,VA〜VZ を指定した場合は、PPc[A]〜[Z],PPv[A]〜[Z] が対象になります。


*cache [0|1|task] ディレクトリ読み込みキャッシュ

読み込みが分単位等の非常に低速なディレクトリで、本来のディレクトリの代わりに予め保存しておいたListFileの内容を用いて高速表示する機能です。

該当ディレクトリ上で[H]コマンドから「*cache 1」を実行するか、XC_dset で第1パラメータを「B1」にした内容を追加することで、そのディレクトリに対してキャッシュが有効になります。
有効になったディレクトリは、該当ディレクトリのListFileがX_save上にある場合はその内容を用いて表示され、無ければ普通に読み込んだ後X_saveに読み込んだ内容をListFileとして保存します。読み込んだ後は、普通のディレクトリとして操作可能です。また、[F5]で最新の内容のListFileを再作成します。

機能の解除は、該当ディレクトリ上で[H]コマンドから「*cache 0」を実行するか、XC_dsetの該当ディレクトリの設定を削除することでできます。

パラメータを指定せず「*cache」と実行した場合は、キャッシュのon/offのトグルを行います。

※似たような機能としてX_ardirによる非同期読み込みがありますが、*cacheは一度指定すると、[F5]等で再読込を指示しない限りそのディレクトリの読み込みを行いません。X_ardirは、読み込みを行います

*cache task」と実行した場合は、非同期読み込み中/読み込み後待機中のディレクトリの一覧を表示します。


*clearchange 更新状態表示の解除

削除表示以外の更新状態表示を解除します。
新規や更新状態のエントリは、通常表示に戻ります。
削除状態のエントリは、非表示状態になります(エントリ自体はそのまま記憶されているため、全エントリ数は変化しません。)。


*comparemark 比較方法,マーク属性,サブディレクトリ ファイル比較マーク

ファイル比較マーク([O]コマンド)を実行します。
比較方法
省略
メニューで選択
11
1窓比較 - 同じ大きさ
12
1窓比較 - 同じコメント
21
2窓比較 - 現在窓側が新規又は新しい
22
2窓比較 - 現在窓側が新しいファイル
23
2窓比較 - どちらにも存在
24
2窓比較 - 大きさが異なる
25
2窓比較 - 現在窓側が大きいファイル
26
2窓比較 - 大きさと時刻が同じ
27
2窓比較 - 中身が一致
マーク属性
B00000 属性無しファイルのみ
B00111 全てのファイル
B10111 全てのファイルとディレクトリ
サブディレクトリ(比較方法が 22,27のみ使用可)
0
サブディレクトリ内は調べない
1
サブディレクトリ内も同じエントリ構成であり、条件が一致しているときにディレクトリをマーク
※同名ディレクトリがあればマークするなら、〜,B10111,0
※ディレクトリ内が一致するときのみマークするなら、〜,B10111,1
※メニュー作成例
KC_main = {
O , *comparemark %M_compare
}
M_compare = {
新規又は新しい
= 21,B00111,0
新しいファイル
= 22,B00111,0
どちらにも存在
= 23,B00111,0
両存在(ディレクトリ含)
= 23,B10111,1
大きさが異なる
= 24,B00111,0
大きさと時刻が同じ
= 26,B00111,0
中身が一致
= 27,B10111,1
}



*cursor 移動方法,移動量,(画方法),(画他),(範方法),(範他) カーソル移動

カーソル移動を行います。指定方法は、XC_mvXX の指定方法を参照してください。


*logwindow [1|0|focus|"表示文字列"] ログウィンドウの制御

ログウィンドウの制御を行います。ログウィンドウを表示している間は、各種処理結果や一行メッセージがログウィンドウ上に表示されます。
また、ログウィンドウは、通常は独立した窓ですが、一体化時は下側のペインとして表示されます。

*logwindow
ログウィンドウの表示/消去を交互に行います。

*logwindow 1
ログウィンドウを表示します。

*logwindow 0
ログウィンドウを消去します。

*logwindow focus
ログウィンドウにカーソルのフォーカスを移動します。

*logwindow "表示文字列"
ログウィンドウに「表示文字列」を表示します。


*maskpath [0|1] 書庫内のディレクトリ仮想移動

ディレクトリ指定付きの書庫を、ディレクトリ移動可能にするかどうかを切り換えます。通常はXC_pmskに設定しますが、臨時に切り換えたいときに使うコマンドです。
※書庫内に移動してから実行してください。書庫外で設定しても(書庫外に移動したり、再読込をしたりしても同様) XC_pmsk の設定に戻ります。

指定無し  階層化の有無を交互に切り換えます。
0  階層化は行わず、書庫内の全てのエントリを1階層で表示します。
1  階層化を行い、ディレクトリエントリ経由で階層内移動ができるようになります。


*setmaskentry [wildcards] 常時エントリマスク設定

エントリマスク設定(常時用,\[F]相当)を行います。
ワイルドカードの指定方法


*setsortentry [XC_sort名] | ソート1[,ソート2[,ソート3]],ソート属性,オプション エントリのソート(\[S]相当)
エントリのソート(常時用,\[S]相当)を行います。
設定方法は、以下の *sortentry と同じです。


*sortentry [XC_sort名] | ソート1[,ソート2[,ソート3]],ソート属性,オプション エントリのソート([S]相当)
エントリのソート(一時用,[S]相当)を行います。

ソート方法は2通りを選択することができ、XC_sort名を指定したときはその名前の設定を使用します。
例) *sortentry 名前順(&N)

また、「,」で各指定を指定した場合は直接指定になります。
例) *sortentry 0,-1,-1,B11111,1
ソートの指定方法

パラメータがないときはメニュー表示します。


*maskentry [wildcards] 一時エントリマスク設定

エントリマスク(一時用,[F]相当)を行います。
ワイルドカードの指定方法
※ *maskentry i:d,log 等と「i:d」を指定すると、ディレクトリも対象になります(暫定仕様)。


*markentry [wildcards] エントリマーク

エントリマーク([+]相当)を行います。
※ *markentry i:d,log 等と「i:d」を指定すると、ディレクトリも対象になります(暫定仕様)。


*unmarkentry [wildcards] エントリマーク解除

エントリマーク解除([-]相当)を行います。
※ *unmarkentry i:d,log 等と「i:d」を指定すると、ディレクトリも対象になります(暫定仕様)。


*unpack path 書庫の展開

カーソル上/マークした書庫の展開([U])を指定した場所に行います。

1)pathがない場合は、現在窓と同じディレクトリ上
2)pathが有る場合は、そのpathに展開します。


*whereis source[,mask1[,mask2[,string[,directory[,subdirectory[,vfs]]]]]] ファイル検索

^[W] コマンドと同様に、指定した条件に該当するエントリを検索し、その結果を一覧表示します。

例)カレントディレクトリとその下位でファイル名に PPx を含むファイルを検索
*whereis ,*ppx*

例)3つのディレクトリ dir1,dir2,dir3 の中身をまとめて表示する
*whereis "dir1;dir2;dir3",,,,1,0

source
検索元のディレクトリ名。「;」で複数列挙が可能です。また、環境変数もサポートしているため、%path%と指定することで path で実行されるファイルがどこにあるかも探すことができます。
空欄の場合はカレントディレクトリが検索元になります。

mask1,mask2
ファイル名のマスク。両方の欄に記載した場合は両者が共にある場合のみ列挙します。
ワイルドカードの指定方法
string
ファイル内の文字列を英大小を区別せずに検索します。PPe で開くことができるファイルに限定されます。

directory
ディレクトリエントリを検索対象にするかどうかの指定です。
0 : 対象にしない(default)
1 : 対象にする

subdirectory
サブディレクトリ内を検索するかどうかの指定です。
0 : 対象にしない
1 : 対象にする(default)

vfs
仮想ディレクトリ内を検索するかどうかの指定です。
0 : 対象にしない(default)
1 : 対象にする


*makelistfile [filename[,1]] ListFile出力
現在表示しているディレクトリをListFileとして書き出します。
filenameが指定されていればその名前で、無ければ既存の名前と被らない名前を生成します。
また、「,1」をfilenameの後に追加すると、マークしたエントリのみ書き出します。


*pairrate [+|-]移動量|比率 2枚の窓の幅/丈の比率を変更

ペアとなっている一組の連動窓/一体化窓の幅などの比率を変更します。
横に並んでいるときは幅、縦に並んでいるときは丈が変化します。

例)*pairrate +10  現在窓の大きさを10文字分広くします。
例)*pairrate 70  現在窓と反対窓の大きさの比率を70:30にします。


*capturewindow caption 任意ウィンドウの取り込み

PPcを一体化で使用しているときに利用できるコマンドです。
指定したウィンドウを取り込んで、PPcの1ペインにします。
※現在は取り込むだけで実用性があまりないかもしれません。

1)指定の caption をタイトルバーに含むウィンドウが対象です。
2)caption に CA〜CZ,VA〜VZ を指定した場合は、PPc[A]〜[Z],PPv[A]〜[Z] が対象になります。


*pane commandname [parameter...] ペインの各種操作

一体化時のペインの各種操作を行います。commandnameによって行う操作を選択します。

IDの指定方法
parameterとして、どのペインかを表すIDが指定できます。
※指定したIDが存在しない場合は、何も実行しません。
[t|h][Cx][~][+|-][数値]
空欄 ...現在窓
~ ...反対窓
0 ...表示ペイン番号(0:左端、1:左端から2番目…)
+1 ...現在窓から右(+1:現在窓の右隣、+2:現在窓から右2番目…)
-1 ...現在窓から左(-1:現在窓の左隣、-2:現在窓から左2番目…)
Cx ...番号xのPPc(CA:PPc[A],CB:PPc[B]…)
t0 ...タブ上の位置(0:タブの左端、1:左端から2番目…)。タブ非表示の時は表示ペイン番号と同じ
t+1 / t-1 ...タブ上の現在窓からの相対値(t-1:現在タブの左隣、t+1:現在タブの右隣)
t~+1 / t~-1 ...タブ上の反対窓からの相対値
h+1 / h-1 ...タブ上の現在窓からの相対値。但し表示されているタブをカウントしない(h-1:現在タブの左側、h+1:現在タブの右側)
commandname 一覧
*pane menu [ID]
指定したIDのペイン操作メニュー(&[-]相当)を表示します。指定がなければ現在窓のメニューになります。
*pane focus [ID]
指定したIDにフォーカスを設定します。ペインが設定されていなければ追加して表示します。
*pane select [ID]
指定したIDにフォーカスを設定します。ペインが設定されていなければ現在ペインを指定したIDに変更します。
*pane hide [ID]
指定したIDを隠して、そのペインを無くします。
*pane eject [ID]
指定したIDを一体化PPcから分離します。具体的には指定IDのペインを無くし、独立した形に再起動します。
*pane shift [ID],dir
指定したIDのペインをdirで指定した量だけ左右に移動します。
*pane tabshift [ID],dir
指定したIDのタブをdirで指定した量だけ左右に移動します。

*pane 使用例
*pane menu
現在ペインのペインメニューを表示
*pane focus ~
反対ペインに切り替える
*pane focus +1
一つ右/下のペインに移動 ※ -1 なら一つ左/上
*pane hide
現在ペインを隠す
*pane eject ~
反対窓を切り離す
*pane shift +0,1
現在ペインを一つ右にずらす ※ -1 なら一つ左
*pane tabshift +0,1
現在ペインのタブを一つ右にずらす ※ -1 なら一つ左
*pane select h+1
現在ペインを一つ右の非表示PPcに変更 ※ -1 なら一つ左



*ppcfile [!]action[,destdir[,option]] [C]/[M]コマンドを実行

PPcの[C]相当の処理を行います。マルチスレッド処理や書庫内のファイル抽出など、*fileよりも高度な処理を行うことができます。
[!]
ファイルのコピーや複写を行うときにパス入力を行わずに実行する。
(展開などでは、destdirを記載すると常に入力無しになります。)
action
*fileのactionを指定する。[C]ならCopy,[M]ならMove,\[R]ならRenameを使用しています。
destdir
複写先・展開先等を指定します。2窓時に省略すると反対窓になります。
option : *file のオプション指定をおこないたい時に使用します。

(例) *ppcfile !copy,"C:\Documents and Settings\user\デスクトップ"
ファイルの複写を、入力待ちなしでデスクトップに対して行います。

(例) *ppcfile !move,,/qstart /nocount
反対窓へのファイルの移動を、入力待ちなし,順番待ち無し,総数算出無しで開始します。


*dock dockの操作

表示レイアウト関連の操作コマンドです。
*dock menu
*dock add
*dock delete
*dock toggle
*dock focus
*dock sendkey
*dock drop

*dock menu,[t|b]
*dock menu,t
現在窓/一体化窓の上側のレイアウト編集メニューを表示します。

*dock menu,b
現在窓/一体化窓の下側のレイアウト編集メニューを表示します。

*dock add,[t|b],名前
現在窓/一体化窓の上|下側に指定のバーを追加します。
登録可能な名前
XC_stat : ステータス行
XC_inf : 情報行
address : アドレスバー
B_cdef 等 : ツールバー
brank : 空欄。見た目調整用です
C:\WINDOWS\system32\ssstars.scr 等; 実行ファイル(スクリーンセーバ)

実行ファイルは、次の形式で詳細を指定できます。
[Dockオプション] 実行ファイルのパス [実行ファイルのオプション]
Dockオプション
/once
一時登録を行います。この指定を使うとX_dockに書き込まれないので、再カスタマイズ時やPPc再起動時にこの実行ファイルが使われません。

/size:[width][*height]
実行ファイルの表示領域の横幅(width)と縦幅(height)を指定します。
実行ファイル側で大きさ調節ができないときに使います。
例) /size:100*200 PPV.EXE

実行ファイルのパス
絶対パスか相対パスで指定します。相対パスの時は、PPcのあるディレクトリからの相対位置になります。空白を含むときは「"」で括る必要があります。

*dock delete,[t|b],ID

指定したID(実行ファイル名)の登録を削除します。IDは実行ファイル名の部分一致検索を行います。

*dock toggle,[t|b],名前

指定した名前の登録/削除トグルを行います。

*dock focus,[t|b],ID

指定したID(実行ファイル名)にフォーカスをセットして、キー操作をできるようにします。IDは実行ファイル名の部分一致検索を行います。

*dock sendkey,[t|b],ID,キーコード

指定したID(実行ファイル名)に、キーコードを送信します。IDは実行ファイル名の部分一致検索を行います。キーコードは、%k と同じですが、多少挙動が変化します。

*dock drop,[t|b],ID

指定したID(実行ファイル名)に、auto D&D でカーソル位置のファイルをドロップします。IDは実行ファイル名の部分一致検索を行います。

X_dockに登録可能な実行ファイルと仕様
※スクリーンセーバも登録できます。
※スクリーンセーバ(*.scr)の画面のプロパティダイアログ上の表示に準じているので、よく分からないときは、参考にできます。

実行ファイルは、/Pオプションで得られる親ウィンドウを親とした子ウィンドウを必ず作る必要があります。PPcのリバーコントロール上で表示するためです。
実行ファイルのコマンドラインは、次の形式で渡されます。
実行ファイルのパス [実行ファイルのオプション] /P10進数値
表示するものが無くてもウィンドウを作成してください。PPcの終了の通知は、 子ウィンドウへのWM_DESTROYで通知されるためです。この通知を受け取って実行ファイルも終了する必要があります。
ウィンドウ表示したくないときは、ShowWindow(子ウィンドウ,SW_HIDE);を使います。

情報取得
親ウィンドウのIDは、リバーコントロールのbandのindexが入っています。

PPcから実行ファイルへのメッセージ通知
1. *dock dropコマンドは、SendMessageでWM_DROPFILESを通知します。
2. *dock sendkeyコマンドは、PostMessageでWM_KEYDOWN/WM_KEYUPを通知します。

実行ファイルからフォーカスのあるPPcへコマンドを送信する方法
1. PPC.EXE/PPCW.EXE /r /k コマンドで実行するのが一番簡単ですが、コストが掛かります。
2. 親ウィンドウへ WM_KEYDOWN/WM_CHAR を送信(PostMessage)すると、PPcのキー操作ができます。
3. 親ウィンドウのウィンドウタイトルに先頭に!をつけたコマンドを設定すると、PPcのコマンド実行ができます。
例) SendMessage(GetParent(hWnd),WM_SETTEXT,0,(LPARAM)"!*dock menu");

実行ファイルが文字列を簡単に表示する方法
親ウィンドウのウィンドウタイトルに文字列を設定すると、その文字列をPPcが表示します。表示部分を作成するのが面倒なときに使用できます。
ただし、始めの1文字が「!」だとコマンド実行になります。
例) SendMessage(GetParent(hWnd),WM_SETTEXT,0,(LPARAM)"文字列表示");


*countsize マーク総サイズ算出
マークしたファイル・ディレクトリのファイル総サイズを算出して表示します。ディレクトリが含まれているときは、ディレクトリ以下のファイルサイズを算出します。


*syncprop [focus] 連動プロパティ表示
現在窓の右側にプロパティを連動表示します。連動時はできるだけ同じタブを表示するようにしています。
*syncprop focus として実行するとプロパティにフォーカスが移動します。
プロパティ窓でPageUp/PageDownを押すとPPcのカーソルが上下に移動します。

指定なしの時は on/off トグルです。
※連動プロパティは、現在、「全般」タブや「バージョン情報」タブなどの一部のタブが表示できません。


PPv


*zoom 比率 拡大縮小

画像の拡縮を設定します。
XV_imgDの第1引数と同じです。
-1  窓枠に合う大きさに画像を拡大縮小します
-2  窓枠より小さな画像は等倍、大きな画像は窓枠に合うように縮小します
-3  画像の大きさに合わせて窓枠の大きさを変更します
0  100%
1-10000  倍率(%)


*reducemode mode 縮小方法指定

画像の縮小表示方法を設定します。
XV_imgDの第2引数と同じです。
1  白地に黒文字(モノクロ画像向け)
2  黒字に白文字(モノクロ画像向け)
3  カラー高速(低速PC向け)
4  混合(高速PC向け)
※ 1,2 は、文章等の画像が縮小しても文字が潰れにくくなります。


*jumpline [L|Y]行番号 行番号指定カーソル移動

指定した行番号にカーソルを移動させます。
行番号の頭に「L」を付けた場合は論理行番号、「Y」を付けた場合は表示行番号で移動します。

実行処理 - *file - ファイルオペレーションコマンド


*file は PPc のファイルコピー[C]、移動コマンド[M]、一括名前変更コマンド\[R]の本体となるコマンドです。
また、処理先のディレクトリの内容を処理元と同じになるようにコピー・削除するミラー処理、ショートカットの一括作成、ハードリンクやジャンクションの一括作成、エントリ削除もおこなうことができます。

※PPcの[C]や[M]で可能な、バックグラウンド処理、httpコピーなどは *file には含まれていません。これらは*ppcfileで利用できます。
逆に *file は PPc 以外の PPb,PPtray,PPv などで実行できます。
書式
ファイルオペレーションコマンドの操作方法等 fileoperation
名前変更
その他
バーストモード
エラー時の動作
Undo


書式
「,」区切り形式とオプション指定形式のいずれかが使用できます。
「,」区切り形式
*file [!]action[,[source][,[destination][,options]]]

オプション指定形式
*file [!]action [options]

! : 付加されているときはダイアログ表示後、即座に実行します。
action
X_foptに登録された設定を選択します。次の設定が予め登録されていますが、任意の設定をX_foptに追加することでそれらも使用することができます。
Copy - PPc の [C] コマンドで使用するコピー用設定です。
Move - PPc の [M] コマンドで使用する移動用設定です。
Rename - PPc の \[R] コマンドで使用する一括名前変更用設定です。
BurstCopy - 独自バッファによる軽負荷コピー用設定です。
DirMirror - ミラー処理用設定です。
Append - カーソル上のファイルにマークしたファイルを連結するための設定です。
Delete - 削除用設定です。
SafeDelete - deleted$ に削除するファイルを移動させる設定です。
MakeShortCut - ショートカット一括作成用設定です。
Link - ハードリンクやジャンクションの一括作成用設定です。
2HDsprit - フロッピーディスクの大きさにファイルを分割するための設定です。

source
コピー元を指定します。ワイルドカードを指定することができます。
頭に「@」があればレスポンスファイル指定(ワイルドカード不可)
指定がなければ、カーソル位置/マーク/開いているファイルです。
この欄を空欄にして、/src: オプションで指定することもできます。

destination
コピー先を指定します。指定がなければ action で指定された内容のままになります。
この欄を空欄にして、/dest: オプションで指定することもできます。

options
空白区切りで次の指定ができます。

/src:source
  コピー元の名前を指定します。ex) /src:"*.txt"
/dest:destination
  コピー先のディレクトリを指定します。ex) /dest:"d:\"
/name:names
  コピー先の名前を指定します。ex) /name:"/old/new/"
  連番指定正規表現も使用可能です。
/same:n
  同名ファイル処理を指定します。n は以下の値を指定できます。
  0 最新のみ処理
  1 名前を入力
  2 上書き
  3 処理しない
  4 更新のみ処理
  5 数字を追加
  6 追加
/sameall:n
  同名ファイルが見つかったときに対処方法を選択入力するかを指定します。
  0 しない  1 する
/snum:number
  連番に使用するはじめの数値を指定します。ex) /snum:1001
/div:filesize
  分割サイズを指定します。最大4Gbytesまで指定可能です。ex) /div:300k
/sheet:sheet no
  始めに開くシートを指定します。ex) /sheet:1
  no = 1:一般シート、2:名前関連シート、3:その他シート

/min
  ダイアログを予め最小化した状態にします。

/qstart
  X_fopw=1のときでも順番待ちを行いません。

/nocount
  作業開始時に総ファイル数・サイズの算出を行いません。

/retry:n
  ファイル操作時にエラーが発生したとき、ダイアログ表示などをしないで再試行する回数です。n=0の時は自動の再試行はしません。nが記載されていなければ3回再試行します。

/error:type
  ファイル操作時にエラーが発生したときの対処方法を指定します。
0 または dialog
  中止/再試行/無視を選択できるダイアログを表示します。
1 または abort
  中止します
2 または retry
  再試行します
3 または ignore
  無視します
※ dialog 等は頭1文字のみでも可です。


ファイルオペレーションコマンドの操作方法等 fileoperation

・各設定の上で右クリックを行うことで、ヘルプが表示されます。

・コピー開始時に、コピー状況表示のための処理対象の算出を行います。ただし、算出に10秒以上掛かった場合は算出を中止し、コピー・移動等を開始します。算出を行わなくても、% によるコピー状況表示ができなくなるだけで、コピー等は正常に行われます。

また、「Skip」ボタンを押すことで、即座に算出を中止し、コピー等を開始することもできます。
※X_cntt によってカスタマイズできます。

・変更した設定は Actionボタンを押すと表示されるメニューの「Save」を選択することで保存できます。また、いろいろな設定を自由に名前を付けて保存できます。


名前変更

コピーや移動と同時に名前を変更するときは名前変更シート(&2)に切り替えることで各種指定が可能です。
一括で一定の条件で名前を変更するときは 方法(Action)を"Rename"にすると便利です。

次の指定が使用できます。
ワイルドカード ?
cmd/commandのrenameと同様に、元の名前の同じ位置の1文字を挿入します。

ワイルドカード *
cmd/commandのrenameと同様に、元の名前の同じ位置以降の文字列を挿入します。

連番置換 \
連番(S_Num,/snum)の内容を挿入します。数値は1エントリ毎に1づつ増えます。

例えば、「file\.ext」等と入れると、「\」の部分が「S_Num」の内容に置き換わったファイル名となり、「S_Num」の値が1ずつ増えます。
例の場合だと「file001.ext」「file002.ext」…となります。
「S_Num」の内容を変えることで、好きな桁数や値にすることができます。

正規表現
[s/]正規表現/置換文字列[/修飾子 g,i等]
tr/変換対象文字/変換文字/

正規表現ライブラリがあれば正規表現が使用できます。使用する正規表現はPerl風(S-JIS文字に限定、bregexp.dll使用)か、WSHの正規表現(UNICODE対応、要WSH2.0以上)です。この切り替えはX_retypで指定できます。
Perl風正規表現は、置換(s/src/dest/)と変換(tr/src/dest/)を使用できます。修飾子はgicdsが指定できます。
WSH正規表現は、置換(s/src/dest/)のみ使用できます。修飾子はgiが指定できます。変換(tr/src/dest/)はbregexp.dllを使用します。

尚、置換をおこなうときは、頭の「s/」と末尾の「/gi」を省略できます。
※末尾を省略したときは、修飾子が「/gi」(全て置換、英字大小を区別しない)の
扱いになります。
例) src/dest

また、正規表現中内にワイルドカード「?」「*」は使用できませんが、連番置換は「\\」と指定することによって使用することができます。


その他

「Back up old file」は処理先ディレクトリにdeleted$ディレクトリを作成し、そこにファイルを保存します。ファイルが重複する場合は-n形式で番号を付加します。

「Flat」は処理先ディレクトリにディレクトリを作成しないようにします。このため、複数ディレクトリに散らばったファイルを一つのディレクトリにまとめることができます。


バーストモード

複写・移動にバーストモードを用いると、OSのファイルキャッシュを使用しないため、物理メモリがファイルキャッシュに占有されて、システム全体のパフォーマンスを低下する状態を防止することができます。
また、約1Mbytesを越える大きなファイルのコピーを高速に行うことができます。
ただし、
・小さなファイルのコピーパフォーマンスが低下する
・マルチストリームや拡張属性等がコピーされない(NTFS)
という問題があります。
このため、約1Mbytesを超え、特殊な属性を持たないファイルをコピーする場合にこのモードを利用するようにすると、コピー中に他の作業を行うときでも、ストレス無く作業でき効果的です。
バッファサイズの指定


エラー時の動作

・「軽微エラー無視(&K」を有効にしている場合は、コピー元が「アクセスできない」、「見つからない」、「既に開かれている」などのときは、エラーダイアログを表示せずに次のエントリを処理します。

・コピー元で読み込み時にエラーが発生したときは、コピーを中止するか、読み込みを再試行するか、無視するかをダイアログで選択できます。無視したときは、読めないところを 0x55/('U')で埋めてコピーを続行します。

部分的に読めないファイルをコピーするときは、バーストモードを使用すると、試行回数が減り、より短時間で読み込むことができます。


Undo

・「3:その他」/「3:option」シートの「Undo log」が設定された操作に対してUndoが可能です。
現在は、Copy.Move,Renameなどのコピー・移動系の処理に対応し、ショートカット作成などは使えません。
※上書きコピー/移動は、「削除ファイルを保存」を有効にしないとUndoできません。

・Undoを行うには、ActionをUndoに切り替えて実行してください。
任意のキーに登録するときは次のように指定します。

例) *file !Undo

・「Undo Log」を有効にしたとき、X_save(指定がなければPPxディレクトリ)にPPXUNDO.LOGに結果が保存されます。
また、結果は1回ごとで上書きされ、前の結果は残りません。
同時に複数のUndoを有効にした操作を行ったときは、一つずつ実行されて
最後に実行した操作のみUndo可能となります。

実行処理 - ファイルオペレーションダイアログ-一般


Action
予めテンプレート(X_fopt)として登録されている設定を切り替えます。
1:一般
このシートです。
2:名前
名前シートに切り替えます。
3:その他
その他シートに切り替えます。
処理先を指定します。空欄ならカレントディレクトリです。ListFileも指定できます。
同名ファイル処理
処理先に同名のファイルがあるときの処理方法を選択します。
最新のみ処理 処理元が処理先より新しければ処理します
名前を入力 処理元の名前を手入力で変更してコピーします
上書き 常に上書きします
処理しない 常に処理しません
更新のみ処理 処理元にArchive属性がついている場合だけコピーしますまた、処理元のArchive属性は解除されます
数字を追加 処理元の名前の末尾に「-n」形式で数字を追加します
追加 処理先の末尾に処理元を追加します。※テキストファイルなど、単純に追加できるファイル形式が対象です。
全部 同名の対処方法を尋ねずに指定の対処方法で対処します
Burst(自前バッファ)
バーストモードを使うかどうかを選択します。
平坦化/階層無し
ディレクトリを含むコピーを行うとき、ディレクトリの再現を行わずに一つのディレクトリにまとめます。
セキュリティ属性
セキュリティ(ACL)もコピーします。
監査
セキュリティ属性に加えて監査の設定もコピーします。
「全部」を指定
同名のファイルを見つけたときに、同名ファイル処理の「全部」をチェックします。
一度同名ファイルを見つけた後、処理方法の選択を1度だけ行って後は使い回すときに便利です。
Test
設定された内容で試験を行います。
処理対象となるファイル名と、名前が変わる場合はその名前が一覧表示されます。
処理先にファイルがある場合は「Exist」と印が付きます。
Copy/Move/Mirrorなど
処理方法をメニューで選択します。


実行処理 - ファイルオペレーションダイアログ-名前


Action
予めテンプレート(X_fopt)として登録されている設定を切り替えます。
1:一般
一般シートに切り替えます。
2:名前
このシートです。
3:その他
その他シートに切り替えます。
名前
名前変更の方法を指定します。処理する名前をここに記載したルールで変更可能です。
ここが空欄だと変更されずに処理元の名前になります。
ワイルドカード、連番指定 \、正規表現 s/〜/〜/ tr/〜/〜/ の指定が可能です。
例)拡張子をまとめて変える *.newext
正規表現で英字の大小を区別しないようにするには s/xxx/yyy/gi 等とします。
連番
連番指定 \ で使用する数値の初期値を指定します。1つ処理する毎に1づつ増加します。
分割
ファイル分割する大きさを指定します。※最大2Gbytesまで指定できます。
0を指定した場合でも処理先の空き容量が無くなったときに分割するかどうかを訪ねます。
名前加工
一定条件で処理先の名前を加工する条件を指定します。
大文字化 全ての英字を大文字にします
小文字化 全ての英字を小文字にします
8.3形式 DOS等で認識可能な8.3形式に収まらない場合は末尾を削除します
空白除去 トラブルが起きやすい空白やカンマ(,)等を削除します
数値除去 末尾の「-n」「_n」「(n)」「[n]」や先頭の「コピー(n)〜」を削除します
ファイル属性
コピー時に設定・解除する属性を指定します。
チェック無 解除
灰色    変更しない
チェック有 付加
CDの読取専用解除 処理元がCD,DVDなどのとき読取専用属性を解除します。
その他の属性の説明
ファイル名を変更
このシートの設定をファイルに対して処理します。
ディレクトリ名を変更
このシートの設定をディレクトリに対して処理します。
開始シート
*flieを実行したときに最初に開くシートを、この名前シートにします。


実行処理 - ファイルオペレーションダイアログ-その他


Action
予めテンプレート(X_fopt)として登録されている設定を切り替えます。
1:一般
一般シートに切り替えます。
2:名前
名前シートに切り替えます。
3:その他
このシートです。
ディレクトリ作成の無確認
コピー先に無いディレクトリを処理先にしたときに、作成するかどうかを確認しません。
軽微エラー無視
次のエラーが出たファイルは無視して次のエントリを処理します。また、エラー内容は PPe を開いて記載します。
・アクセスできない
・見つからない
・既に開かれている
・使用できない文字が含まれている(「?」など)
削除ファイルを保存
削除したファイルを deleted$ ディレクトリに保存します。Undoしたいときに必要です。
処理結果をログに表示
処理結果をログ表示します。
元に戻す為のログを作成
X_save(指定がなければPPxディレクトリ)にPPXUNDO.LOGに結果が保存されます。Undoしたいときに必要です。
Low priority
実行優先順位を下げて他の作業の邪魔にならないようにします。Windows Vista以降の場合はファイルI/Oの優先順位が下がるので更に邪魔にならないようになります。


カスタマイズ詳細 - カスタマイズ詳細について


PPx の売りの一つに K-Launcher 譲りの複雑なカスタマイズがあります(^^;。
カスタマイズの設定自体は PPXC????.DAT というバイナリファイルに全て保存されますが、その設定をプロパティシートかテキストファイルで編集できます。(それぞれの利用方法は PPcust で)
基本的にどちらでも同じことができる(予定)ですが、プロパティシートは視覚的な操作(色設定など)、テキストファイルは一括操作が得意ですので、適当に使い分けるとよいでしょう。

カスタマイズ詳細 - カスタマイズひな形、カスタマイズ内容の手動アップデート


http://homepage1.nifty.com/toro/index.html の Configuration file & Memo で、PPx に内蔵されている設定ファイルや、カスタマイズのひな形をいくつか公開しています。
これらをダウンロードして、カスタマイズの「取込」(コマンドラインなら PPCUST(W) CS filename)で取り込むことで使用することができます。

また、カスタマイズ内容を手動でアップデートしたい場合は、「初期設定値」をダウンロードし、「更新」(PPCUST(W) CU filename)を行うことでアップデートが可能です。

なお、PPxに内蔵されている最新の各種設定ファイルが上記ページに登録されていない場合は、PPLIB32/PPLIB32W.DLL,SETUP.EXE のリソースから取得するか、PPx のソースファイル中の DEFxxx.CFG を取りだして、使用することができます。

カスタマイズ詳細 - 基本事項(テキスト方式)


・「[n]」等の記載は、「n」が省略可能であることを表します。また、「[」、「]」は記述する必要ありません。

・「項目名 = 内容」の形で記載がされます。複数行にわたって記載する場合は、
項目名 = {
内容1 = 内容2
内容1 = 内容2
内容1 = 内容2
:
の形になります。ただし、「項目名 = {内容1 = 内容2} 」と一行に書き換えることはできません。

・空白を空ける場合、空白/TABの2種類がありますが、空白は、内容の一部とみなされるのに対し、TABは無視されるという違いがあります。

・コメントを記載する場合は「;」のあとに記載して下さい。また、項目の内容として使う場合は、「%;」等として指定します。
※コメントの「;」は、行頭か、空白又はタブの次に記載します。
string1 ;string2   「;」以降はコメント
string1;string2   「;」はコメント指定ではない

・見出しとして「;・」と「;**」を使用しています。

・すべての文字の大文字や小文字は区別しています。このため、「%C」と「%c」とは違う意味になりますし、拡張子判別の拡張子を小文字で書いたりしますと認識しませんので注意してください。

・テキストの先頭行にある「PPxCFG = x.xx」は、このテキストが想定する PPx のバージョンを示します。

・項目名の頭には、以下の指定が可能です。これらを使うことで、高度な登録処理が行えます。
「-|」  指定の項目を削除します。内容は空欄でかまいませんが、「=」は必要です。
「+|」  指定の項目を update 時でも常に登録します。
「?|」  update時、指定の項目において、該当項目が無い場合のみ登録します。update以外では、常に登録します。
「+x.xx|」「-x.xx|」「?x.xx|」  store/add 時は、数値が無い場合と同じ動作をします。
update時はPPxの現在のカスタマイズ内容のバージョン(PPxCFG)がx.xx以内の場合のみ有効になります。
例) PPxCFG = 1.00 のとき、
+1.01|keyword =  更新される
+1.00|keyword =  更新される
+0.99|keyword =  更新されない

・数値の指定は、通常の10進数の他に、16進数「Hxxxx」、2進数「Bxxxx」による記載が可能です。

・拡張子実行やメニューの数については特に制限がありませんが、カスタマイズ内容を保存する領域の大きさが決まっており、足りないときは手動で大きさを変更する必要があります。
PPxを終了させた後、コマンドプロンプトや「名前を指定して実行」を使って「PPCUST CSIZE 領域の大きさ」を実行することで大きさを変更することができます。

・文中などで「B?」と表記されている場合がありますが ? はビットの位置を表し、次のような対応となっています。右の方が小さいことに注意。
76543210
B00000000

・色の指定
色の指定方法は文字で書く方法と、数値で書く方法があります。
文字で書く場合は比較的分かりやすく、画面の解像度が256色でも表示に支障がありません。
逆に数値で書く方法は中間色が使えるため、表現力が大きくなりますが、解像度によっては正しく表現できない場合があります。

文字形式:
_BLA : 黒  _BLU : 青  _RED : 赤  _MAG : 紫
_GRE : 緑  _CYA : 明水色  _BRO : 黄色  _WHI : 白
_DBLA: 暗灰  _DBLU: 暗青  _DRED: 暗赤/茶  _DMAG: 暗紫
_DGRE: 暗緑  _DCYA: 暗水  _DBRO: 暗黄  _DWHI: 灰
_MGRE: 明緑  _SBLU: 水色/空  _CREM: 暗白  _GRAY: 明灰
_AUTO: コントロールパネル-画面-デザイン の配色を使います。
※_MGRE,_SBLU,_CREM は 256色で正しく表示できない場合有り。

数値形式:
基本色以外は、Hbbggrr と、16進数で指定する。

カスタマイズ詳細 - キー表記、内蔵キーコマンド


キーボード上の特定のキーを指定する場合は次のように指定を行います。
また、複数のキーを並べるときは空白を空けないと誤認識します。
具体的なキーがよくわからない場合は、PPcustの「キー調査」を使うとわかります。これを使うと実際には使えない組み合わせることができないキーもわかります。

・シフトキーを押しながらの場合は次の記号を頭に付加する
[Shift]
\
[Ctrl]
^
[Alt][GRPH]
&
[ExSHIFT]
~
※ X_es 参照

・[A]〜[Z],[0]〜[9] はそのまま表記(A〜Z,0〜9)。

・記号は「'」で括る。([=]→'='等)ただし、Shiftの有無は問いません。
例えば、'!'は、日本語キーボードでは Shift+1 になります。
また、'*'は、日本語キーボードでは、フルキーのShift+:、又はテンキーの*になります。このように複数ある場合は、仮想キーコード(V_xx)を使用します。
※使い分けは、キーボードを変えると別のキーになってしまい、できなくなることがあるのでお薦めしません。
※Windowsの仕様により、1つのキーを押した場合でも、仮想キーコード→文字キーコードの順に2つの入力があります。既に割当て済みのキーと同じ仮想キーコードへ割当てを行う場合、元のキーを無効にしないと両方機能します。
A  = NULL
V_H41  = @'*'
上記の例は、[A]を押すと「V_H41」、「A」の順に実行されるため、[A]が実行されないように NULL で無効にしています。

・カーソルなど、文字でないキーは次のように書く
[BS]
BS
[TAB]
TAB
[CLEAR]
CLEAR
[RETURN][ENTER]
ENTER又はRETURNのいずれでも可
[SHIFT]
SHIFT ※単体押しの場合
[CTRL]
CTRL ※単体押しの場合
[ALT][GRPH]
ALT又はGRPH ※単体押しの場合
[PAUSE]
PAUSE
\[Caps Lock]
CAPS ※Shiftを押さない場合は普通V_F0
^\[カタカナ]
KANA
&[漢字]
KANJI
[ESC]
ESC
スペースキー
SPACE (' 'でも可)
[ROLL DW][PgUP]
PUP
[ROLL UP][PgDW]
PDOWN
[END]
END
[HOME]
HOME
[←]
LEFT
[→]
RIGHT
[↑]
UP
[↓]
DOWN
[SELECT]
SELECT
[INS]
INS
[DEL]
DEL
[HELP]
HELP
[変換][XFER]
XFER
[無変換][NFER]
NFER
[F1]〜[F15]
F1 〜 F15
[vf・1]〜[vf・5]
F11〜 F15
左[ミ田]
LWIN
右[ミ田]
RWIN
アプリケーションメニュー
APPS
テンキー0-9
NUM0〜NUM9 注意

・仮想キーコード(上記例に無いキーの表現方法)の直接指定はV_(値)注意


・PPx 内蔵キーコマンド

PPxのコマンドの多くはキーに割り当てられていますが、割り当てきれなかったり、特殊な用途のコマンドは、次のキー表記を使うことで使うことができます。
NULL
何もしない。主に割り当てを無効にする時に使用する
WTOP
現在の窓を最前面に移動する
WBOTTOM
現在の窓を最背面に移動する
LOGOFF
現在のユーザのセッションを終了する。
POWEROFF
シャットダウンし、電源を切る
REBOOT
シャットダウンし、再起動する
SHUTDOWN
シャットダウンする
TERMINATE
強制シャットダウンする
SUSPEND
サスペンド状態に移行する
HIBERNATE
休止状態に移行する
SSAVER
スクリーンセーバを起動する
NETUSE
ネットワークドライブ接続ダイアログを表示する
NETUNUSE
ネットワークドライブ切断ダイアログを表示する
ABOUT
PPx の About を表示する
SUPPORT
PPx のサポートページを表示する
SAVECUST
PPx の現在状態をカスタマイズファイルに保存する
LOADCUST
カスタマイズファイルを読み、その内容に PPx の現在状態を反映させる。
CUSTOMIZE
PPcust を起動する
TOGGLEVFS
VFSの使用状態のトグル
LOADVFS
VFSのプラグインを読み込む
FREEVFS
VFSのプラグインの使用を終了する。
(PPc専用)
C_WIND
Window オプションダイアログ
C_DIR
カーソルが示すディレクトリ・仮想ディレクトリに移動する
PWTOP
反対窓を最前面に移動する
PWBOTTOM
反対窓を最背面に移動する
(イベント用)
これらのキーは、キー入力に用いられませんが、カスタマイズで登録しておくことで特定の条件の時に使用されます。
FIRSTEVENT
(一行編集窓)一行編集窓が開いたときに呼ばれます。
(PPc,PPv)起動時に呼ばれます。
LOADEVENT
(PPc)ディレクトリの読み込みが完了したときに呼ばれます。
(PPv)ファイルの読み込みが完了したときに呼ばれます。
SELECTEVENT
(PPc)カーソルが移動したときに呼ばれます。



例)
・PPxの初期割当てキーを指定する場合(再帰エイリアス禁止)は「@」を頭に付加する
※この指定をしない場合は、指定したキーに新たに割り当てた内容を優先で使用します。このため、指定内容によっては無限ループに陥る場合があります。
例)下記設定の場合、A→B→C→A と無限ループに陥る。
A = B
B = C
C = A

・既に割り当てられているキーを使用できなくするには、「NULL」を使用する。

カスタマイズ詳細 - マクロ文字


コマンドを実行するとき「%」で始まるマクロ文字があると、それに応じた内容に置き換えられます。
(関連:%*function)
全般
ディレクトリ名取得
エントリ名取得
マークしたファイルがない場合は現在のカーソル位置のファイル名、マークしたファイルがある場合はマークのついたファイル名が順に設定されます。

カーソル位置エントリ名取得
マークの有無に関係なく必ずカーソル位置の内容になります。

ヒストリ内容の取得
編集
実行処理


全般
%% エスケープ
%; 「;」
%: コマンド区切り
%\ パス区切り追加
%"comment" コメント
%S"command" サブディレクトリ限定コマンド
%'name' エイリアス/環境変数
%N[ID] PPxのWindow Handle値
%M_xxx [,[!]n] メニュー
%ME_xxx[,filename] ファイル判別
%Ooptions 実行オプション指定
%W 一行編集のタイトル取得
%Ftype パス生成
%*extract([ID]"command") 指定PPx上でマクロ文字展開
%~macro 反対窓PPc上でマクロ文字展開


ディレクトリ名取得
%0 PPxディレクトリ
%1 現在窓ディレクトリ
%2 反対窓ディレクトリ
%DID PPxディレクトリ


エントリ名取得
%C name.ext
%#[type] 列挙
%X name
%T ext
%@[*][type] レスポンスファイル
%a[*][type] レスポンスファイル


カーソル位置エントリ名取得
%Rファイル名(name.ext)
%Y%R から拡張子部分を省いたもの(name)
%t%R の拡張子部分のみ(ext)


ヒストリ内容の取得
%H[t]n 実行ヒストリ
%h[t]n パスヒストリ


編集
%!macro 部分編集
%$macro キャッシュ付き部分編集
%E 編集内容を挿入
%P 編集したパスを挿入
%{...%} 範囲編集
%| カーソル/範囲指定


実行処理
%v[m] PPvで表示
%L PPvの行
%u[/]m,n UnXXX.DLL
%Z[m][,n] START実行
%z[m][,n] ShellContextMenuで実行
%Itext メッセージ表示
%Qtext 確認表示
%K"key"キーコマンド実行
%K[ID,]"key" 指定PPxでキーコマンドを実行
%k"key" キー入力エミュレート
%j"path" ディレクトリ移動
%J"path" ファイルへ移動/表示


全般


%% エスケープ

% はマクロ記号の印ですので、「%」を実行内容に書きたい場合はこのようにする必要があります。また登録されていないマクロ記号の場合も同じ動作になります。


%; 「;」

設定ファイル中に単独の「;」を書きたい場合、コメントの「;」と区別するためにこのように書きます。


%: コマンド区切り

コマンドとコマンドを区切る事によって複数の内容を実行します。但し、区切っても全体で約1000文字(バイト)を越えることはできません。

例)DIR %: TYPE TEXT  DIR を実行してその後 TEXTを TYPE します。


%\ パス区切り追加

直前に「\」がない場合に「\」を付加します。ディレクトリの指定が必ず「xxx\」の形式にする必要がある時に使用します。


%"comment" コメント

編集窓のタイトルに使うコメントcommentを指定します。


%S"command" サブディレクトリ限定コマンド

普通のファイルの場合はこの部分は無効ですが、サブディレクトリが対象の中に含まれると "..." 内が有効になります。


%'name' エイリアス/環境変数

A_exec または環境変数「...」の内容が入ります。重複する場合は A_exec の内容を優先して使用します。


%N[ID] PPxのWindow Handle値

10進表記の Window Handle(HWND)値になります。
IDは、指定がなければ無しなら実行元のPPx、CA-CZなら指定IDのPPc、VA-VZなら指定IDのPPv、Cなら現在窓のPPc、~なら反対窓のPPc、.なら一体化窓のPPc全体です。
窓を操作するときに必要なハンドルを取得するときに用います。


%M_xxx [,[!]n] メニュー

メニュー"M_xxx"を開き、その内容を使用します。また、他のメニュー内の先頭に記載された場合は、その下層メニューとして扱われます。
更に、xxx の名前を任意に指定してユーザ定義メニューを作成することができます。

nが指定されている時はそこにカーソル移動(下層メニューは指定不可)
!が指定されている時はメニューを表示せずに実行します。

n は、次の指定ができます。
1)該当メニューの内容そのまま
2)ショートカット(下線部分)1文字

この機能で表示されるメニューは、右クリックか[TAB]で、項目の追加・削除・変更を選択できるメニューが表示されます。

尚、%M_xxx は、メニューで選択した内容を挿入するという動作のため、「dir %M_pjump」を実行すると「dir (%M_pjumpで選択した内容)」が実行されることになります。また、「*set menu=%M_pjump」等と、コマンドのパラメータをメニューで選択することも可能です。


%ME_xxx[,filename] ファイル判別

ファイル判別"E_xxx"を行い、その内容を挿入します。
filenameが指定されている時はそのファイルによる判別を行います。



%Ooptions 実行オプション指定

実行オプションを再設定します。指定しなかったオプションは以前と同じ設定です。
オプションは空白を空けずに続けて記載してください。
例) %OBA-i execname %C %Or-
  オプション B と i を設定し、オプション A を解除します。
  また、オプション r を解除して、マークがあっても1つのみ実行させます。

オプション一覧(後ろに -を付けるとそのオプションを解除)
マクロ文字展開制御
A
展開したディレクトリの末尾を \*.* にします。
r
マークエントリ全てを処理します。一回の実行でマークエントリの全てを対象にすることができない場合、繰り返し実行します。
例えば、%C,%X等では、マークエントリの数だけ実行し、各エントリに対して指定したコマンドを実行します。(実行する順番は、マークした順番です)
%# ではコマンドラインに全てのエントリが入りきらない場合は、一旦入る分だけで実行をおこない、続けて残りのエントリの列挙・実行を繰り返します。
逆に、このオプションを指定しないと、マークされていても最初のマークエントリのみ処理し、他のマークエントリは処理しません。
尚、%C,%X等で複数の選択ファイルが対象になる場合は、このオプションが自動付加されます。この動作を抑制したい場合は、%Or- を%C,%X等の後ろに付加する必要があります。
S
展開するパスの区切りを「/」にします。UNZIP32.DLL用のオプションです。
N
編集機能を無効にします。%!x や %E があっても編集を行いません。
実行制御-起動時ウィンドウ
x
ウィンドウを最大化した状態で実行します。
n
ウィンドウを最小化した状態で実行します。フォーカス移動も行いません。
d
ウィンドウを表示しない状態で実行します。コンソールを必要とする場合でもコンソールが表示されません。フォーカス移動も行いません。
a
フォーカス移動なしで、通常のウィンドウの大きさで実行します。
l
実行優先度を「低」の状態で実行します。
実行制御-コンソール関連
B
常にPPb経由で実行。通常はコンソールを必要とする場合のみPPbを使いますが、このオプションを指定するとPPbを常に使います。
b
PPb経由で実行しない。通常はコンソールを必要とする場合にPPbを使いますが、このオプションを指定するとPPbを使用せずに自前で実行します。
実行制御-待機・実行後処理
i
起動完了まで待ちます。実行したアプリケーションの起動が完了するまで待ちます。GUIアプリケーションならウィンドウの表示がされたときが起動完了時になります。コンソールアプリケーションなら実行開始したときが起動完了時になります。
s
順番に一つずつ実行します。実行したアプリケーションが終了するまで待機し、終了してから次のコマンドを実行します。
W
(PPb)実行後キー入力待ちを行います。PPbで1つコマンドを実行した後に、「キーを押すと続行します...」を表示し、キー入力を待ちます。入力後、次のコマンドを実行します。
O
実行後カーソルを一つ下に移動させます。%K"@down"と同じ効果です。



%W 一行編集のタイトル取得

一行編集窓上からこのマクロ文字を使用すると、一行編集窓のタイトルを取得することができます。異なる一行編集窓に対して異なる動作を行わせたいときにこのマクロ文字を用いて判別することができます。


%Ftype パス生成
関連%*name
指定したtypeを使ってパスを生成します。
[type]
生成するパス形式。指定する順は任意です。
C
ファイル名+拡張子名。%C 相当
D
ディレクトリ名
B
必ず「"」で括る。この指定がないときも空白を含むときは括る
N
空白があっても「"」で括らない
V
ディレクトリ名で「#x:」等の仮想ディレクトリ表記を使う。指定しないときは実際にあるディレクトリ名に変換する。
S
SFN指定。MultiByte版で扱えない文字を含むエントリを扱う場合、またはDOSアプリケーションでエントリを指定する場合に用います。

例)  ディレクトリが「C:\Program Files」、カーソルが「Accessories」のとき、
%FC  Accessories
%FCB  "Accessories"
%FD  "C:\Program Files"
%FDC  "C:\Program Files\Accessories"
%FDCN  C:\Program Files\Accessories
%FDCS  C:\PROGRA~1\ACCESS~1


%*extract([ID]"command") 指定PPx上でマクロ文字展開

他のPPxの内容を取得したい時に用います。
IDは、指定がなければ無しなら実行元のPPx、CA-CZなら指定IDのPPc、VA-VZなら指定IDのPPv、Cなら現在窓のPPc、~なら反対窓のPPcです。

例) echo %*extract(~"%FCD")
反対窓のPPcの選択パスを取得して、コンソールに表示します。


%~macro 反対窓PPc上でマクロ文字展開

反対窓PPcの内容を取得したい時に用います。%*extract(~"%macro")を用いたときと同じ結果が得られます。

例) echo %~FCD
反対窓のPPcの選択パスを取得して、コンソールに表示します。


ディレクトリ名取得


%0 PPxディレクトリ

起動した PPx があるディレクトリです。


%1 現在窓ディレクトリ

現在窓のディレクトリです。


%2 反対窓ディレクトリ

反対窓のディレクトリです。なければ空白になります。


%DID PPxディレクトリ

指定したPPx の現在パスを取得します。
IDは、指定がなければ無しなら実行元のPPx、CA-CZなら指定IDのPPc、VA-VZなら指定IDのPPv、Cなら現在窓のPPc、~なら反対窓のPPcです。


エントリ名取得


%C name.ext

一つ分の name.ext


%#[type] 列挙

マークした複数のエントリがある場合は、空白を開けて列挙します。
・type を指定しない場合は %C 相当で列挙します。
・type に C,X,T,F を指定した場合はそれぞれ %C(ファイル名),%X(拡張子除いたファイル名),%T(拡張子名),%F(詳細指定ありファイル名、指定方法は%Fを参照) を指定したことになります。
・コマンドラインに全てのエントリが入りきらない場合は、一旦そこで実行をおこない、続けて残りのエントリの列挙をおこないます。この動作を抑制にしたい場合は %Or- を指定してください。
・列挙する順番は、マークした順番です
・「%#;FDC」などと#の次に記号が記載されている場合は、その記号を区切り文字にします(例 file1;file2)。


%X name

%C から拡張子部分を省いたものです(name)。


%T ext

%C の拡張子のみです(ext)。


%@[*][type] レスポンスファイル

レスポンスファイルを作成して、この部分には「@filename」に展開します。
・* を指定しない場合は、ディレクトリの末尾に「\*」を付加します。
・type を指定しない場合は %C 相当で列挙します。
・type に C,X,T,F を指定した場合はそれぞれ %C(ファイル名),%X(拡張子除いたファイル名),%T(拡張子名),%F(詳細指定ありファイル名、指定方法は%Fを参照) を指定したことになります。


%a[*][type] レスポンスファイル

レスポンスファイルを作成して、この部分には「filename」に展開します。
・* を指定しない場合は、ディレクトリの末尾に「\*」を付加します。
・type を指定しない場合は %C 相当で列挙します。
・type に C,X,T,F を指定した場合はそれぞれ %C(ファイル名),%X(拡張子除いたファイル名),%T(拡張子名),%F(詳細指定ありファイル名、指定方法は%Fを参照) を指定したことになります。


カーソル位置エントリ名取得


ヒストリ内容の取得


%H[t]n 実行ヒストリ

n 番目の実行用のヒストリの内容が入ります。ない場合は何も展開されません。


%h[t]n パスヒストリ

n 番目のパス用のヒストリの内容が入ります。ない場合は何も展開されません。
尚、このヒストリは、前に戻る/次に進むを追加(^[←],^[→])とは異なり、全PPc共通となっています。

※ n は、0 :最新の内容、1 :一つ前の内容…、となります。
※ n の前に次の英字 t を入れると、該当ヒストリの内容が入ります。
例) %hv0
g  汎用(%Hn と同じ,PPcのコメント編集、各種メニューの項目名編集等)
p  PPcディレクトリ(PPcで表示したことがあるディレクトリ。%hn と同じ)
v  PPv表示ファイル(PPvで表示し、カーソル位置などが記憶されたファイル)
n  数字(各種数値入力、行ジャンプ等)
m  エントリ名マスク(PPcの[F]ind,Find mark[+]等)
s  検索文字列(PPvの[F]ind等)
h  コマンドライン(s[H]ell,PPbのヒストリ等)
d  ディレクトリ(コピー先等、各種ディレクトリ入力用)
c  ファイル名(PPcの[R]ename等)
f  フルパスファイル名(PPv,PPeのOpen等)


編集


%!macro 部分編集

指定のマクロ文字「macro」を展開した後、その部分だけ編集します。


%$macro キャッシュ付き部分編集

上記 %!x と基本的な動作は同じですが、連続実行中に再びこのマクロを実行しようとした時は、以前の編集内容を用いて編集を行いません。
ただし、「x」部分が異なる場合(例えば、%$2 %$P となる場合)は再編集となります。


%E 編集内容を挿入

編集した内容を挿入します。


%P 編集したパスを挿入

パス入力の為に編集を行います。入力されたパスは絶対指定の形式に置換します。
(例)「..\DATA」→「C:\BIN\DATA」


%{...%} 範囲編集

指定範囲の内容「...」を編集します。


%| カーソル/範囲指定

%{...%}で編集時のカーソルの位置をこのマクロの位置に設定します。二つ使った場合はその間を選択します。


実行処理


%v[m] PPvで表示

PPvで表示します。
mが無い時は%C 相当です。


%L PPvの行

PPvの行位置が入ります。エディタで編集する行を指定するために用います。


%u[/]m,n UnXXX.DLL

m で指定した UnXXX.DLL を利用して n の内容で圧縮・展開を行います。
/をつけると別プロセスで実行せず、自プロセスで行います。

例)%uUNLHA32.DLL,S "%C" -x0


%Z[m][,n] START実行

CMD/COMMANDのSTART相当の方法で実行 m:ファイル名 n:実行方法


%z[m][,n] ShellContextMenuで実行

ShellContextMenuで実行します。 m:ファイル名 n:実行方法

m が無い時は%C相当
,n が無い時 %Z:default動作 %z:メニューを表示する
ファイル名:%C等を指定可能、また、%ZはURLも可能(IEインストール時)
実行方法
:1)該当メニューの内容そのまま
:2)ショートカット(下線部分)1文字
:3)Windows登録済みキーワード。以下のキーワードが使えるときがあります(環境依存)。また、これら以外のキーワードを使えるときがあります。
open,openas  開く
print,printto  印刷
edit  編集
find  検索
explore  エクスプローラ
properties  プロパティ
delete  削除
cut  切り取り
paste  貼り付け
link  ショートカットを作成
pastelink  ショートカットの貼り付け
eject  取り出し


%Itext メッセージ表示

内容textをメッセージボックスで表示します([OK]ボタン付き)


%Qtext 確認表示

内容textをメッセージボックスで表示し、[OK]/[Cancel]ボタンで選択。[OK]なら続行、[Cancel]ならそこで中止


%K[ID,]"key" 指定PPxでキーコマンドを実行

呼び出し元PPxの内蔵機能「key」を順次実行します。keyはキー名称です。
また、空白を空けて複数キー名称を記載していくこともできます。
例) %K"^\A UP"

IDは、指定がなければ無しなら実行元のPPx、CA-CZなら指定IDのPPc、VA-VZなら指定IDのPPv、Cなら現在窓のPPc、~なら反対窓のPPcです。


%k"key" キー入力エミュレート

キーストローク「key」を順次入力。keyはキー名称です。
また、空白を空けて複数キー名称を記載していくこともできます。
※「NULL」で 0.1秒のウェイトを入れることができます。


%j"path" ディレクトリ移動

(PPc)「path」へディレクトリ移動


%J"path" ファイルへ移動/表示

(PPc)「path」へディレクトリ移動&該当エントリへカーソル移動
(PPv)「path」を表示

カスタマイズ詳細 - 全般設定


PPx 共通の設定です。



PPxCFG

このファイルが対象にしている PPx のバージョンを指定します。ここで指定したバージョン値は、カスタマイザの「更新」(PPCUST(W) CU filename)や、PPxのバージョンアップ時のカスタマイズアップデートの判断に使用します。


X_LANG

表示に使う言語の設定です。ここで指定した数値で表示文字列(Mes0411など)を変更したり、PPcustの表示言語を切り替えたりします。

英語版Windowsで日本語表示させたりしたいときなどに変更してください。


X_mmon 強制でマルチモニタとみなした動作をする

&[↑],&[←],&[→],&[↑]では、窓が画面外にある時、手近のモニタへ強制移動させます。
しかし、仮想デスクトップソフトを使用していると必要な位置へ移動できずかえって不便になります。X_mmon = 1 とすると、強制移動機能が無効になります。

0  強制移動を行う。OSサポート(Win98/2000)によるマルチモニタでは、各モニタを考慮する。
1  強制移動機能を無効にする。


X_win

各窓における表示全般の設定です。
B000000000
 |||||||||
 ||||||||+--1=メニューバーを表示する
 |||||||+---1=タスクバーに表示させない。ただし、不都合有り
 ||||||+----1=スクロールバーを表示させない。
 |||||+-----1=(PPcのみ)スクロールバーの位置を下端⇔右端で切替(XC_page参照)
 ||||+------1=標準のツールバーを表示する
 |||+-------1=標準のステータス行を表示させない
 ||+--------1=(PPcのみ)標準の情報行を表示させない
 |+---------1=(PPcのみ)簡易ヘッダを表示する
 +----------1=タイトルバーを表示させない

B0 メニューバーを表示する
メニューバーは、初期カスタマイズでは、メニューバー自身をダブルクリックすると非表示にすることができます。また、メニューバーがあった位置(情報表示行)をダブルクリックするとメニューバーを表示することができます。キーボードの場合は[^]です。
 メニューバーを非表示にしていても、タイトルバー右クリック/Alt+Spaceでシステムメニューを表示すると、その下位下層としてメニューバーと同じ内容が使用できます。
 Alt+英数字によるメニュー表示はメニューバーが表示されていない時でも有効なので、たまにメニューを使いたい人でもメニューバーを非表示にしたままでもメニューを簡単に呼び出すことができます。

B1 タスクバーに表示させない
PPtrayを用いて、設定されているPPxを全て一つのタスクバーにまとめます。
PPtrayがないと正常に機能しません。
また、フォーカスの挙動などがおかしいなど、問題がいくつかあります。

B4 標準のツールバーを表示する
初期カスタマイズで登録済みのツールバーを表示します。
PPcはB_cdef、PPvはB_vdefの設定を用います。

B7 簡易ヘッダを表示する
エントリ一覧にヘッダを表示します。各項目の幅の変更ができますが、細かなカスタマイズはできません。


X_scrm スクロール処理の方法

画面のスクロールに用いる方法を指定します。
0  全画面書換。スクロールにバグがあったり、スクロール中は割込みが禁止されるドライバに対してこの設定を使うとよいかも。また、Win95が発売された時期のPCはこちらの方が早いようです。
1  ScrollWindow APIによるハードウェアスクロール。
2  ScrollDC APIによるハードウェアスクロール。既定値


X_tray 最小化時にタスクトレイに入れる(要PPTRAY.EXE)

PPc,PPv を最小化したときにタスクトレイに入れるように動作するかどうかの指定です。
0  最小化のみ。
1  最小化時にタスクトレイに入る。尚、タスクトレイの為にPPtrayが起動する。


尚、元に戻すための専用ホットキーは特に用意していないので、
K_tray ={
&\P , *focus
&\V , *focus "PPV["
等とカスタマイズしてホットキーを登録してください。


X_mwid メニューの最大桁数

各種メニューの項目の最大桁数を指定します。項目の長さがX_mwidを越えるときは、末尾を切り捨てます。
長いパスなどを頻繁に扱うとき、無駄にメニューが大きくならないようにするために用います。
尚、設定を変更した場合はPPxを再起動するまで反映されません。


X_dlim 管理者権限の制限時(Vista以降)にタイトルバーに表示

Vista以降で追加されたUACによって管理者権限が制限されているときに「PPC[A](Limit)C:〜」等と表示を行うかどうかの指定です。
尚、設定を変更した場合はPPxを全て終了後、再起動するまで反映されません。

0  表示しない
1  制限時に表示する

※高権限状態を表す(Elevate)表示は、通常の状態と異なることを警告するために非表示にすることはできません。


X_es 拡張シフトキーに使用するキー

拡張シフトキー。PPx では [SHIFT][CTRL][ALT] の他に、ここで指定したキーをシフトキーとして使用できます。


X_wheel ホイール1目盛り分の行数

ホイールを行のスクロールに用いるとき、スクロールする行数を指定します。


X_alt ALTキーのみでメニューにしない

通常 [ALT] のみを押すと、メニューバーの操作になりますが、[F10]等で代用でき、しかも、[ALT]+[?]の押し間違いや、切替わったことが分かりにくいことで、個人的には不便です(^^;。この設定を 1 にすると [ALT] によるメニュー切替を無効にします。ただし、[ALT]+[?] 等は無効になりません。
0  無効にしない
1  [ALT]のみによるメニュー切替を無効にする


X_IME IME制御をして、不要なときはOFFにする

起動後やパラメータなどの一行文字列入力等でIMEの直接入力に自動切替するかどうかの指定です。

0  何もしない
1  起動後や一行編集ダイアログを閉じたときに、IMEをOFFにする


X_ltab TABキーによるファイル名補完 & TABキーへのキー割り当てを有効にする

パラメータなどの一行文字列入力等で[TAB]キーのカスタマイズを有効にするかどうかの指定です。項目移動ができなくなるので、あまりお薦めしません。
この設定を有効にした場合、デフォルトで[TAB]にファイル名(エントリ名)補完が割り当てられます。
その他の機能を割り当てたいときはK_editにTABに関する登録をしてください。

0  [TAB]はWindows標準の項目移動動作。カスタマイズ不可。但し、一行編集以外の項目がないときは前方一致ファイル名補完として機能する。
1  [TAB]のカスタマイズが可能になる。デフォルト設定は前方一致ファイル名補完。
2  [TAB]のカスタマイズが可能になる。デフォルト設定は部分一致ファイル名補完。


X_save カスタマイズバックアップ&ログの保存場所

新しいバージョンの PPx を起動した時、カスタマイズのアップデートが行われますが、その時に以前のカスタマイズ内容を保存する場所を指定します。また、X_log によるログファイルの保存場所にも使われます。
例)X_save = c:\backup
ここのディレクトリ指定は、#n: 等の指定が使用できます。相対指定を用いたときは、PPxがあるディレクトリが基準になります。
※ %0 等のマクロ文字は使えません。


X_cache 各種キャッシュの保存場所

X_ardirと、*cacheが作成するキャッシュの保存先です。
ここのディレクトリ指定は、#n: 等の指定が使用できます。相対指定を用いたときは、PPxがあるディレクトリが基準になります。
※ %0 等のマクロ文字は使えません。


X_upm カスタマイズ内容の自動更新方法

アップデート時のカスタマイズ方法などを指定します。

0  毎回処理方法を選択
1  何もしない
2  バージョン通知のみ
3  更新後通知(バックアップ無)
4  更新後通知(バックアップ有)
5  更新・非通知(バックアップ無)
6  更新・非通知(バックアップ有)


X_beep エラー時などでサウンドを鳴らす

各場面に使われるサウンドの有無を指定します。


X_evoc 一行メッセージ表示時にタイトルバーを点滅する

PPc/PPvは各種メッセージを最上位行に表示しますが、表示した時にタイトルバーを点滅させるかどうかの指定です。


X_log ステータス行などのログを保存する

ステータス行やメッセージボックスで表示された内容をログとして保存するかどうかの指定です。主にデバッグ用ですが、バッチ処理のときはログを残しておくといいかもしれません。
※ログウィンドウで表示されるログは対象外です。


X_exts ファイルの判別順は(%ME_cr等)
PPcの[Enter]や%ME_xxxx等のファイル判別を行うとき、その判別をどのような順番で行うかの設定です。
通常は0、細かな設定をしたいときは1を指定します。

0  始めに該当するファイル種別(:xxxx)が無いかを判定し、その次に拡張子等(exe,file.等)を記載順で判定します。
1  ファイル種別(:xxxx)、拡張子等を記載順で判定します。


X_extl 拡張子とみなして分離する最大長さ

PPxが一定長を越えた時に拡張子と見なさないようにする桁数を指定します。
「temporary.filename」等のように通常は拡張子として扱わない名前を扱うための指定です。

0    拡張子を分離しない。
-1    必ず拡張子を分離する。
1以上の数値  指定長さまでは拡張子と見なして分離する


X_odrv パス入力時に1文字だけ入力したときは、ドライブ名にするか
パスを一行編集で入力したり、パスを指定したときに、1文字だけ入力してドライブ指定のみを可能にするかどうかを指定します。
0  1文字ドライブ指定を行わない
1  英字のみする(A〜ZをA:〜Z:扱いに)
2  英数字ならする(A〜ZをA:〜Z:扱い、1〜9をA:〜I:扱い)


X_acr Enter/ダブルクリック(M_Ccr等)で拡張子の選択肢を自動記憶する
ディレクトリ内移動後、以前のカーソル位置を再現する

X_acr = 1なら自動記憶,1なら再現

・Enter/ダブルクリック(M_Ccr等)で拡張子の選択肢を自動記憶する
PPcで[Enter]を押した時、対象となるファイルの拡張子判別実行指定がされていない場合、メニュー選択で選んだ項目でE_crに自動登録するかどうかの指定です。再指定する時は^[Enter]でメニューがでますので、[Shift]+[Ctrl]を押しながら選択して下さい。

・ディレクトリ内移動後、以前のカーソル位置を再現する
ディレクトリを選択してディレクトリ内へ移動後、以前のカーソル位置を再現するかどうかの指定です。
再現しないときは、一番上のファイル/ディレクトリエントリ(「..」があれば「..」)に移動します。


X_lddm 左D&D時でも必ずメニューを表示
自窓内の左D&D時に、必ずメニューを表示

PPx 上に左ボタンを押しながらドロップを行ったとき、右ボタンを押しながらドロップを行ったときと同様にメニューを表示するかどうかの設定です。
他のアプリケーションからの場合と、自窓内からの場合と個別に指定可能です。


X_rtree ディレクトリ入力方法

各種ディレクトリ入力の方法をディレクトリツリーで行うかを指定します。

0  ディレクトリツリーは使用せず、常にテキストのみで行う。
1  PPc等で、1枚しか開いていないときのみディレクトリツリーを表示する
2  必ずディレクトリツリーを使用する


X_rclst ディレクトリ入力は、起動中PPcが3枚以上であればPPc一覧から選択

各種ディレクトリ入力で、起動中 PPc が3枚以上であれば、PPc一覧から選択して入力を行うかどうかを指定します。

0  一覧入力をしない。
1  3枚以上PPcが起動している場合は、PPc 一覧から選択入力する。


X_calc 数式が入力されたら計算して、結果を表示する

一行編集のタイトルバーに、入力中の内容を数式として計算し、結果を表示するかどうかを指定します。


X_fdir 補完でディレクトリ入力の時は、ディレクトリ以外を候補にしない

ファイル名(エントリ名)補完で、ディレクトリ入力用の一行編集では、ディレクトリのみ候補にするようにします。PPcのディレクトリ変更入力や、File Operation の対象ディレクトリ等が対象です。

尚、PPxでは書庫やListFile等のファイルも仮想ディレクトリとして扱い、先述の一行編集で指定可能ですが、X_fdir=1のときは補完の候補から外れます。


X_flst 補完の結果を一覧表示する

ファイル名(エントリ名)補完で、2以上該当する候補がある場合は一覧表示し、カーソル上下で選択できるようにするかどうかを指定します。

0  一覧表示をしない
1  一覧表示をする
2  Windows2000,XP,2003の自動補完機能付きの一覧表示を使用する。
  ※ 2 は、おまけ機能です。相対指定の補完は正しい結果とならない場合があります。
3  自動補完機能付きの一覧表示1
4  自動補完機能付きの一覧表示2

自動補完機能付きの一覧表
・概ね「ヒストリの一覧」→「補完候補ファイルの一覧」→「カレントディレクトで該当するファイル名の一覧」の順で表示します。(状況によって順番が変わります。)
・補完候補ファイルは、目的に応じて以下のファイルが使われます。これらファイルは、添付PPXFxxx.TXTを元にして設定を保存するPPxxxxx.DATと同じ場所に作成されます。
  PPXUPATH.TXT  ファイル名・パスの候補用
  PPXUCMD.TXT  コマンドの候補用
  PPXUMASK.TXT  マスクの候補用

 「;」でコメントを記載し、一覧中に表示可能です。PPXUCMD.TXT は添付ファイルのように、各コマンドのオプションも一覧表示可能です。
 補完候補ファイルを編集した場合、カスタマイズの再読込(%K"LOADCUST")をしないと反映されない場合があります。


X_svsz 連動ビューで表示するファイルサイズの最大値

PPc の連動ビュー \[Y] を有効にしたとき、カーソル移動時に表示するファイルの大きさに応じて表示を中止するための設定です。
例えば X_svsz = 3000000 (3Mbytes) とすれば、3Mbytes 以上のファイルは連動ビューによる表示の対象外になります。


X_wsiz ファイルの読み込みで警告する大きさ

各種ファイルの読み込みで、ファイルの大きさが指定以上の場合はすべて読み込むかどうかを確認する設定です。
例えば X_wsiz = 40000000 (40Mbytes) とすれば、40Mbytes 以上のファイルはすべて読み込むか確認します。


X_dlf  ドライブリストの挙動設定/
    ドライブメニュー(PPc \[L])の挙動設定

ドライブリスト(:)とドライブメニュー(PPc \[L])で選択したドライブのディレクトリの扱い方を指定する設定です。
ドライブ名の表示はツリーにも影響します。
B0000000
 |||||||
 ||||||+--0=以前のカレントディレクトリに移動、1=ルートディレクトリに移動
 |||||+---※0=M_Pjumpを利用するときは実ディレクトリ名、1=M_Pjumpの表示名
 ||||+----※0=ドライブの一覧はドライブ名のみ、1=マイコンピュータの表示名も併記(各ドライブにアクセスしたりするので、列挙が遅くなります。)
 |||+-----※0=使用可能ドライブ名一覧を列挙する,1=しない
 ||+------※0=ネットワーク共有(\\pc\share)をヒストリから抽出して列挙する,1=しない
 |+-------※0=メニューM_Pjumoを列挙する,1=しない
 +--------※1=親ディレクトリに戻る操作でドライブリストを表示する


※付きの項目はドライブリスト(:)のみ有効な設定です


X_wppb  実行時にPPbが必要なとき、空きPPbがないときの挙動

コンソールアプリケーションなどのPPbを使う必要があるアプリケーションを実行するときの挙動を指定できます。値が0以上であれば、指定秒後、対処方法を選択するダイアログを表示します。
-1 空いているPPbが無ければ、PPbなしで直接実行します。
-2 空いているPPbが無ければ、新規PPbで実行します


X_fatim  時刻の比較はFATによる誤差(±2秒)を考慮する

ファイルシステムにFATを用いたドライブは、更新時刻などの秒が00,02,04…などと偶数秒単位でしか保存できません。このため100n秒単位で保存できるNTFS等に保存したファイルと単純に比較しても、時刻が一致しないことがあります。
X_fatim=1とすることで、このような誤差があっても同一時刻となるように、±2秒以内なら同時刻と扱うようになります。

0 時刻を厳密に比較する
1 ±2秒以内なら同時刻として扱う

尚、OSによって時刻の切り上げしたり、切り下げしたりするため、最大±4秒の差でも同じ時刻となる場合があったりしますが、範囲が大きすぎるため、この設定では±2秒固定としています。


X_wnam 書庫中のファイル名チェックをする

書庫ファイル中のファイル名を調べ、意図しない場所に展開される恐れがある場合は警告するかどうかを指定します。

0  しない
1  する

このチェックは、次の2カ所で行われます。
(1)PPc のディレクトリ読み込み処理。該当エントリは「更新」の配色で背景色がマークされます。
(2)[U]コマンドによる全ファイル展開。該当エントリがあると、確認のダイアログがでます。
尚、書庫内のエントリを指定して展開する場合は、既に(1)でチェック済みのため、更に確認をとりません。

ファイル名のチェック内容は以下の通りです。
(a)絶対パス指定
\windows\win.ini
(b)ドライブ名
a:autoexec.bat
(c)ストリーム
hidden.txt:exec
(d)親ディレクトリ指定
..\..\..\windows\win.ini , this\.......\windows\explorer.exe
(e)環境変数
%windir%\win.ini


X_fopw  FileOperationで同時実行を抑制する

FileOperation(PPcの[C],[D]や*file)を複数実行しても同時に1つのみ実際の処理を行い、残りは待機するようになります。
待機を中止したいときは、「Start(Ok)」を押してください。
尚、待機が解除される順番は、現在ランダムです。


X_keyra  キー割当ての再帰エイリアスを有効にする

KC_mainなどのキー割当てで、再帰エイリアスを有効にするかどうかの指定です。
例えば次のような設定をした場合、[A]を押したときに1行目の[B]を押したことになりますが、再帰エイリアスが有効の時は、更に2行目の「B = C」も有効になって、[A]を押すと、[C]が押されたことになります。
A = B
B = C
再帰エイリアスを使うことで、キー割当てした内容を使い回すことができるようになりますが、逆に意図した動作でなく、再帰エイリアスした結果の動作になることがあります。
※MC_click等のマウス割当て、HM_ppc等の隠しメニュー、B_cdef等のツールバーは常にX_keyra=1相当です。

0 再帰エイリアスを行いません。
1 再帰エイリアスを行います。キー割当てで個別に再帰エイリアスを行わないようにするには、「A = @B」等と該当キーに「@」を付けます。


X_cbsz  FileOperationのバーストモードバッファの大きさ

FileOperation(PPcの[C],[D]や*file)で、Win9x系でコピーする場合か、バーストモードでコピーする場合のバッファのサイズを指定します。単位はKbyteで例えば1000を指定すると1000Kbyte(1Mbyte)を指定したことになります。

指定していない場合は1Mbytesになります。
指定する大きさは、通常はハードディスクのキャッシュサイズ程度を用意すればよく、1000〜10000(1〜10Mbytes)が目安になります。
また、同一ハードディスク内でのファイルコピーにおいて、シーク動作を減らすことを目的とする場合は、更に大きくすることも有効です。
※バッファの大きさをあまり大きくすると、読み書き対象のドライブを占有する時間が増加し、他のアプリケーションの実行に支障がでることがあります。


X_fc  FileOperationのFCボタンで実行するコマンド

FileOperation(PPcの[C],[D]や*file)で、同名ファイルの対象方法を選択するときに使用できるFCボタンの実行内容の設定です。通常ファイルの比較を行うためのコマンドを登録します。初期設定ではWindowsの標準コマンド fc.exe が登録されています。
X_fcでは %Fxxや%C 等が処理元のパス、%2 が処理先のパス、%1 が PPxのあるディレクトリになっています。


X_wdel  削除時にディレクトリ内にファイルがあったら警告する
  削除時に読み取り専用/隠し/システム属性があれば警告する

PPcの\[D]や*fileのdeleteで、ファイルを削除するときに警告のダイアログボックスを表示するかどうかの指定です。


X_retyp  使用する正規表現

ワイルドカードなどの正規表現に、どの正規表現ライブラリを使用するかどうかの設定です。
BRegExp.dllは、MultiByte用なので、UNICODE版で使用するときに使用できる文字の制限がありますが、Perl互換の正規表現が使えます。
IRegExp はWindows Script Host(WSH)の正規表現ライブラリで、UNICODEに対応しています。

0 BRegExp.dllを優先して使用し、なければIRegExpを使用します。
1 BRegExp.dll(S-JIS相当限定,Perl互換)のみを使用し、無ければエラーになります。
2 IRegExp(UNICODE対応)のみを使用し、無ければエラーになります。


X_execs  (おまけ)初めて実行する実行可能ファイルを警告
1を設定したとき、_Execsに登録されていないか、先頭32KBytesが変化した実行可能ファイル(.exe)を実行するときに実行するかどうかの確認ダイアログを表示します。

誤って不審なファイルを実行しないようにするために使用することができます。

カスタマイズ詳細 - フォント等


F_mes フォント-汎用

共通で使用されるフォントです。LOGFONT構造体そのまま。


X_lspc フォント-汎用 の行間隔

共通で使用されるフォントの行間隔をピクセル単位で指定します。


F_dlg フォント-ダイアログ

ダイアログで使用されるフォントです。LOGFONT構造体そのまま。


F_tree フォント-ツリー

ツリー窓で使用されるフォントです。LOGFONT構造体そのまま。
フォント名が空欄の場合は、デフォルトフォントになります。


F_fix フォント-PPv固定ピッチ

PPvで、固定ピッチのテキストを表示するために用いるフォントです。LOGFONT構造体そのまま。
フォント名が空欄の場合は、F_mesを使います。


F_unfix フォント-PPvプロポーショナル

PPvで、[W]コマンドで切り換えて、プロポーショナルのテキストを表示するために用いるフォントです。LOGFONT構造体そのまま。
フォント名が空欄の場合は、F_mesを使います。


X_fopt ファイル操作アクション

PPc の [C],[M]等で使用できる、ファイルオペレーション(*file)のアクション毎の設定を保存する場所です。
ここの設定はファイルオペレーションのダイアログ上で行ってください。
Actionボタンメニュー中の「設定保存/Save」を選択すると、任意のアクション名で記憶することができます。


注意
PPbのフォントはPPxでは変更できません。Windowsに記憶させる必要があります。
PPbのタイトルバーを右クリックして「プロパティ」を選択し、フォントの設定を変更することで、Windowsに記憶させることができます。

カスタマイズ詳細 - エイリアス設定


A_color

標準で登録されている20種類の文字表記による色指定の他、追加したい表記を追加する項目です。「表記=色」です。

例) USERCOLOR = H123456


A_exec

1)コマンドのエイリアスを登録することができます。例えば
A_exec = {
editor = notepad.exe
cust = *set cfg=%'tmp'%\ppx.cfg %: ppcust cd %'cfg' %: editor %'cfg'
と登録してある場合、「editor text.txt」と実行すると「notepad.exe text.txt」に置き換えられて実行されます。また、「dir editor」とコマンドでない記載をしても「dir editor」と置き換えられません。
更に、上記エイリアス「cust」の例のように「*cd」等のコマンドや「%C」「%j」等のマクロ文字も使用することができますし、他のエイリアスを記載することもできます。

2)%'…' で使用されます。上記登録例の場合、「%'editor'」は「notepad.exe」に置き換えられます。

3)PPxの定義済みエイリアスは、editor,editorL,viewerです。
editor と viewer は、PPc の \[E] と \[V],PPvの\[Enter]で使われる実行ファイルを記載します。初期状態は、.txt の拡張子に割り当てられたアプリケーションが登録されています。
editorL は、PPvの\[Enter]で実行するときに行番号を指定するためのオプションを記載します。

4)*aliasコマンドを使用することで、起動中のPPxからエイリアスの登録をおこなうことができます。

カスタマイズ詳細 - PPc 設定


PPc 固有の設定です。



エントリ移動カスタマイズ

カーソルの移動方法
移動方法,移動量, (画方法),(画他) ,(範方法),(範他)
※画xxxx:画面端からはみ出した 範xxxx:先頭/末端からはみ出した
移動方法:
↓単位 形態:規定値 ページ スクロール カーソル移動せずにスクロール
---------------------------------------------------------
±1行(上下)   0       1        2        3
±1桁(左右)   4       5        6        7
±1ページ     8       9       10       11
移動量
 上記移動方法で移動する量
xx方法
  0:停止
  はみ出す場合は移動しません。
  1:画面反対(線対称)
  左端なら右端に、右端なら左端に水平方向移動します。ページ移動は行いません。
  2:画面反対(点対称)
  左上端なら右下端に、右下端なら左上端に移動します。ページ移動は行いません。
  3:一行分スクロール
  上下方向に1行スクロールします
  4:一桁分スクロール
  左右方向に1桁スクロールします
  5:ページ切替
  6:親ディレクトリへ
  7:ドライブ選択
  8:[←]/[→]使用
  9:page up/down使用
 10:前のPPcへ
 11:次のPPcへ
 12:前のドライブへ
 13:次のドライブへ
 14:反対窓のPPcへ
xx他
 B0000
  ||||
  |||+-- 1=リピート無し→「方法」を実行  有り→停止
  ||+--- 1=末端/先頭に到達していない時は移動する
  |+---- 1=二枚窓時は窓間移動を優先(移動方向が隣接窓側なら窓移動)
  +----- 1=移動時にマークする(Explorer風選択)

XC_mvUD
XC_mvLR
XC_mvPG
XC_mvSC

例えば「XC_mvUD = 0,1, 3,B110, 5,B111」等と指定します。
この例だと、
 上下方向に1行単位で移動量1(計1行分)のカーソル移動を行い、
 画面からはみ出したときは、行スクロールで補正し、
 先頭/末端を超えたときは、ページを切り替えて反対側に移動
という動作になります。
また、2窓動作時は、窓が隣り合う画面端の時は、窓間移動になります。

移動方法の「0」はXC_pageの値に応じた動作をします。



X_combo 複数PPcを一体化させ、1ウィンドウにする(要PPc再起動)

各PPcを一つの窓にまとめるかどうかの指定です。まとめることによって一般的な2画面ファイラの画面構成にすることができます。

※Win9x系で一体化指定を用いた場合、特定の機能を使うと異常終了が頻繁に発生します。
※コマンドラインオプション(/combo,/single)で、この設定にかかわらず任意の画面構成を指定できます。

0  一体化しない
1  一体化する


X_combos 一体化時の各種表示方法(要PPc再起動)
一体化時の画面構成の設定です。一体化していない独立時は、X_win等の設定が使われます。

B00000000000000
 |||||||||||||+-B0 1にすると情報行を共用にします
 ||||||||||||+--B1 1にすると標準アドレスバーを表示します
 |||||||||||+---B2 1にするとツリーを共用にします
 ||||||||||+----B3 1にすると共用ログ窓を表示します(*logwindow)
 |||||||||+-----B4 ペインを並べる方向を変えます 0=左右 1=上下
 ||||||||+------B5 1にするとタブを常時表示します
 |||||||+-------B6 1にすると窓の増減時に、一体窓の大きさも変更する
 ||||||+--------B7 1にすると(障害対策)特定の窓で異常がある問題に対処できます
 |||||+---------B8 1にすると標準ツールバーを表示します
 ||||+----------B9 1にすると簡易ヘッダを表示します
 |||+----------B10 1にすると各PPcのキャプションを非表示にします
 ||+-----------B11 1にするとタイトルバーを非表示にします
 |+------------B12 1にするとメニューバーを非表示にします
 +-------------B13 1にするとタブをペイン毎に表示します
 


(障害対策)特定の窓で異常があるときに設定する
設定すると、次の効果が得られます。
・窓毎メインスレッドに対応していないソフト(kbdaccなど)の問題が無くなる
・使用メモリを節約することができる

但し、以下のデメリットがあります。
・ある窓でコマンドを実行中の時に、他の窓で操作できないことが増える
・安定度が多少低下する


XC_pmsk 書庫等内のディレクトリ仮想移動を有効にする

ディレクトリ指定付きの書庫を、ディレクトリ移動可能にするかどうかを切り換えます。

0  階層化は行わず、書庫内の全てのエントリを1階層で表示します。
1  階層化を行い、ディレクトリエントリ経由で階層内移動ができるようになります。


X_mpane 一体化時の最大同時表示ペイン数,起動時のペイン数

最大同時表示ペイン数
一体化時にこの数を超えてPPcを開いたとき、ペイン表示はおこなわず、タブ登録のみします。手動でペインを追加したときはここで指定した数を超えて表示できます。

起動時のペイン数
一体化時の起動時に最低開くペイン数を指定します。


X_sps 複数 PPc を1プロセスで実行する

各PPc毎に一つのプロセスを割り当てるか、全PPcを1プロセスにするかどうかの指定です。尚、PPcの起動時に /mps,/sps オプションを指定することによって本指定以外の動作にすることができます。
※X_spsは、PPcを再起動しないと反映されません。

0  各PPc毎に一つのプロセスを割り当てます。ただし、/combo 動作時に指定しても無効です。(/mpsオプション相当)
  並列動作の性能が上がり、他の窓が原因による応答無し状態を軽減できます。
1  全PPcを1プロセスで実行します。省メモリですが、並列動作の性能が下がり操作が一時できなくなることが増えます。(/spsオプション相当)


XC_page 窓越えカーソル移動はスクロールする

エントリ移動カスタマイズの主方法を指定します。
ここで指定した内容は表示やスクロールバーなどの処理に影響します。

0  ページ切換を使う(スクロールバーは横向き)
1  行スクロールを使う(スクロールバーは縦向き)
※ X_win を変更することでスクロールバーの位置を変えることができます。
XC_page は他にも全体としてスクロール向けの処理を行うかどうかの切り替えを行うので、行スクロール移動を基本にするときは1にして、それ以外の時は0にするといいと思います。


XC_fwin 上記窓越えカーソル移動でスクロールしないときのエントリ表示

XC_page = 0 のときのエントリ表示カスタマイズです。

0  空欄が生じないように詰めます
1  各種切換の単位を列にします
2  各種切換の単位をページにします


XC_smar 一覧をスクロール表示するときの上下端部の移動抑制行数

XC_page = 1 時など、上下スクロール方式のカーソル移動を行っているとき、上下の端で移動を抑制する行数を指定します。
数行分指定しておくと、スクロール時に画面上下端にカーソルが移動しても、数行先が見えるので、必要なエントリを探しやすくなります。


XC_msel エントリクリック動作はExplorer風にする

エントリをマウスでクリックしたときの選択方法を指定します。
0  マークは改めて選択しない限り解除されません。
1  シフトキー(Shift,Ctrl等)を押さずにクリックすると一旦すべてのマークが解除されるエクスプローラ風の設定になります。ただし、エントリの左端(マーク・アイコンの表示位置)は、この設定にかかわらずクリック・ドラッグしても全てのマークが解除されないので、使い分けができます。


XC_limc エントリ名より右側のクリックは、空欄クリックと見なす

エントリ一覧で、エントリ名よりも右にあるファイルサイズや時刻などをクリックしても、エントリ名の選択とせず、空欄をクリックしたと扱うかどうかの指定です。

0  全てエントリをクリックする扱いにする
1  エントリ名より右側のクリックは、空欄クリックと見なす


XC_cdc ディレクトリ選択時、マウス割当てを無視してサイズ計算を行うマウスボタン

エントリをクリックしたとき、カーソル位置のエントリ、又はマークしたエントリにディレクトリが含まれている場合、MC_clickの設定を無視してディレクトリ内のファイルサイズ計算を行うかどうかの指定です。

B000000
  ||
  |+----B3 1にすると中/ホイールクリックが対象になります。
  +-----B4 1にすると左右同時クリックが対象になります。



XC_nsbf スクロールバー使用時でもカーソルは画面外に移動させない

0  エクスプローラと同じ動作をします。つまり、カーソルが画面外にあってもそのままになります。
1  カーソルが画面外にある場合は、画面内に移動させます。この移動によってカーソルが示すエントリが変わります。


XC_exem ダブルクリック,[Enter],[Z]はマークエントリを対象にする

ダブルクリック,[Enter],[Z]による拡張子判別による実行で、マークエントリ実行対象にするかどうかの指定です。
0  マークがあってもカーソル位置のエントリのみ実行対象にします。※シェルコンテキストメニュー等はマークエントリが対象になります。
1  マークがある場合はマークしたエントリ全てを実行対象にします。エクスプローラ風になります。


XC_sdir ディレクトリ中の「.」以降を拡張子として扱う

ディレクトリ名もファイルと同じように最後の「.」以降を拡張子として扱うかどうかの指定です。
設定によってエントリ名表示、ソート、ファイルマスク等の挙動が変わります。

※設定は、ディレクトリの再読込後有効になります。


XC_fexc エントリ名を全て拡張子色で表示する

エントリ名のファイル名部分と拡張子部分を同じ色にするかどうかの指定です。
0  別の色で表示。ファイル名部分はエントリの属性を表す色で表示します。
  拡張子部分はC_ext の色で表示します。
1  同じ色で表示。拡張子がC_extに登録されている場合はその色で表示します。
  登録されていない場合はエントリの属性を表す色で表示します。


XC_emov INS/DELによる移動はリング方式にする

[INS],[DEL]によるエントリ順の編集の際に使用するエントリ移動方法を指定します。

0  スタック方式。[DEL] でステータス行に一時保存しておきます。
1  リング方式。[DEL] で末尾に移動し、[INS] で末尾から挿入します。


XC_gmod 窓交換なしで[G]を処理する(低速)

[G]による窓の入れ換え方法を指定します。
0  窓自体を入れ換えるため、高速ですが、場所が入れ代わるために戸惑うかもしれません。
1  ディレクトリを再読み込みして中身を入れかえます。マーク情報などが失われます。


XC_szcm 算出したディレクトリサイズ

\[Enter] でディレクトリサイズを求めたときに、各ディレクトリ以下のファイルサイズを、保存するかどうかの指定です。

0  保存しません。
1  コメントに登録します。
2  ヒストリに保存して、次回の読み込み時に表示します。この設定により表示されるディレクトリサイズは、算出したサイズと違いを出す為、背景の色が異なります。再算出すると色が戻ります。


X_tdd テキスト形式のD&Dを行う(要注意)

PPc で D&D を行うとき、D&D対象にテキスト形式を含めるかどうかの指定です。
この設定を有効にすると、エクスプローラ等では正しくD&DができるのにPPcではできない場合あります。


XC_mdd エディットボックスへの拡張D&Dを有効にする

D&Dできないエディットボックスにメニュー MC_mdds に登録した文字列を貼り付ける、拡張D&Dを行うかどうかの指定です。


X_Slow

低速モードを使用するかどうか係数です。

数値が大きいほど、低速ドライブとして判断されにくくなり、低速モードが使われないようになります。


XC_rrt 更新検出後、読み込みを待つ秒数

ディレクトリ内容が変化した場合、どれぐらい経ってから更新するかどうかの指定です。始めがアクティブ時、2番目が非アクティブ時の更新秒数です。なお、0は指定できません。

※XC_rrt=-1,-1にすると、次回のPPc起動後以降は更新検知を行わないようになりますが、お薦めしません
[O]コマンドなどは、取得したディレクトリ内容を元に動作していますので、内容変更後は正しい結果が得られなくなるからです。


XC_tdir このディレクトリ「.」を表示する
  親ディレクトリ「..」を表示する

自分自身を示すエントリ「.」、現在位置の親を示すエントリを表示するかどうかの指定です。1は、通常の表示、0は、表示しないようにします。

※「.」上でファイル操作をすると、現在のディレクトリ以下のすべてのエントリがファイル操作対象になります。
また、PPc では、「.」上で[Enter]を押すとルートディレクトリに移動できるようになっています。


X_ardir 非同期によるディレクトリ読み込みの待機時間
UNCディレクトリ(\\〜)は別プロセスで読み、待たされないようにする

非同期によるディレクトリ読み込みの待機時間
ネットワークドライブ等の読み込み時間が掛かるディレクトリを手軽に参照するための、非同期読み込み処理を行うかどうかの指定です。
ディレクトリ読み込みに時間が掛かるときはキャッシュによる表示を行うため、単なるディレクトリの移動などには効果的です。
このX_ardirで待機時間を指定し、XC_dsetで有効にするパスを指定することにより、動作します。

X_ardirで指定した時間だけ読み込み完了できるか待機し、できなかった場合は非同期読み込みを行います。時間は0.1秒単位で、例えば21を指定すると2.1秒待機します。あまり短くすると操作中に更新が掛かったりして却って操作しづらいので、設定するときは10〜30位(1〜3秒待ち)がいいと思います。

非同期読み込みの動作は、X_ardirに指定した時間だけ読み込みを待ち、読み込みが
終わらなかったらキャッシュを使って表示するか、「要求されたリソースは使用中です。」のエラーになります。その後、非同期読み込みが完了したら読み込んだ内容で更新され、キャッシュの保存も行います。キャッシュの保存先はX_cacheです。

関連:*cache


UNCディレクトリ(\\〜)は別プロセスで読み、待たされないようにする

UNCディレクトリを表示するときに、数秒〜1分以上の間、同一プロセスの全てのPPcが反応無しの状態になることがありますが、これを回避するための設定です。
ただし、読み込むときにPPcをもう一つ一時的に起動して対処するため、読み込み時間が多少遅くなり、メモリなどのリソースが余分に必要になります。


XC_dpmk 現在のエントリマスク文字列をタイトルバーに表示する

ワイルドカード指定(\[F])で指定した内容を現在のディレクトリの末尾に追加してタイトルバーに表示するかどうかを指定します。


XC_swin

窓の連結関係の設定です。通常は、PPc の [Window]→[オプション/Option]で設定するので、テキストで設定する必要はありません。

XC_swin = {
(窓ID) = (設定),(状態保存用、設定不要)
窓ID
A,C,E…のPPcの窓IDが指定できます。B,D,F…は、A,C,E…の設定を使用します。
※B,D,F…をXC_swinに記載しても無視します。

設定
B000000000
 |~~||||||
 || |||||+- B0 窓の連結を   0:しない  1:する
 || ||||+-- B1 反対窓の大きさを同じに  0:しない 1:する
 || |||+--- B2 連結起動時は 0:一枚    1:二枚
 || ||+---- B3 連結終了時は 0:単独    1:二枚組
 || |+----- B4 アクティブ窓を固定 0:しない  1:する
 || +------ B5 B4=1 のとき  0:大きさ  1:大きさ+位置
 |+-------- B6,B7 連結方法  00:左右   01:上下 10:重ねる
 +--------- B8:1=両方同時に前面に出す

※B3の設定は連結用です。一体化時は&[F4]で終了します。


XC_sort

保持ソート(\[S])の強制設定です。通常は \[S]のDetailで指定すればいいでしょう。
窓名  = ソート1,ソート2,ソート3,ソート属性,オプション
ソートの指定方法


XC_tree

ツリーの状態とツリー窓の幅を記憶するための場所です。[T],\[T]コマンドやツリー窓のドラッグで設定を変えてください。


XC_mask

ワイルドカード指定(\[F])の設定を記憶する場所です。\[F]コマンドで設定してください。


XC_rmsk

[F]/\[F]でRealtimeMaskを使用するかどうかの指定です。[F]/\[F]コマンドのダイアログのチェックボックスで設定できます。


X_cntt 処理ファイル数算出の自動中止

ファイルコピーなどで予めファイル数を算出し、コピー時間の目安を求めることができますが、その算出を行わないようにしたり、一定時間を越えた場合は打ち切るための指定です。
尚、算出中に算出の中断を行うこともできます。

単位は秒で、0を指定すると算出を行いません。


X_unbg UNxxxを別プロセスで動作

UNxxx.DLL を使った書庫の展開、作成時に、PPTRAY.EXE を起動してその上で行うかどうかの指定です。

0  書庫の操作を指定したソフト上で行います。
1  PPTRAY.EXE を起動して行います。これによって書庫の操作を指定したソフトは次の操作を行うことができます。また、実行優先度は通常です。
2  PPTRAY.EXE を起動して行います。また、実行優先度は他のソフトより低く、空き時間に行います。このため、書庫操作中でも他のソフトへの操作性の影響が低くなります。


XC_cwrt コメントを編集したときの保存方法

各種コマンドを使ってエントリのコメントを編集しても、すぐ保存されず、選択した以下の条件に該当するときの保存します。

0  手動(\[W])。\[W]コマンドを実行しない限り保存されません。
1  確認してから保存。終了時やディレクトリを新しく読み込むときに、保存するか聞いてきます。
2  自動保存。終了時やディレクトリを新しく読み込むときに、保存します。


XC_Gest マウス右ボタンでジェスチャーを使用

PPc 使用時に、マウス右ボタンでジェスチャーを使用するかどうかを指定します。
ジェスチャーの内容は、MC_click で指定します。

0  ジェスチャーを使用しない
1  ジェスチャーを使う(D&D不可)
2  ジェスチャーを使う(D&D可)。カーソルの上で右ボタンを押しながら移動するとドラッグになります。カーソル以外の場所はジェスチャーになります。


XC_seat &\[英数字]又は[無変換]の動作

[Alt]+[Shift]+[英数字] か 拡張シフトキー(初期値は[無変換])+[英数字]で行う検索方法を指定します。
0  頭文字検索
1  インクリメンタルサーチ。はじめの1文字を入力した後は&\[英数字]/[無変換]を離して入力してもそのまま検索できます。
2  頭文字検索/インクリメンタルサーチ兼用。頭文字検索とインクリメンタルサーチを使い分けることができます。同じ文字を続けて入力した場合は頭文字検索のままです(例: aaaa...)。別の文字を入力するとその時点でインクリメンタルサーチに切り替わります(例: command...)


XC_seam 頭文字検索の検索開始位置

&\[英数字]による頭文字検索の検索開始位置を指定します。
0  新規は先頭。カーソル位置が検索に該当するエントリであればその次から検索を開始します。そうでなければ先頭から検索開始します。
1  常にカーソル位置の次から検索開始します。


XC_isea インクリメンタルサーチの動作

インクリメンタルサーチの動作設定を指定します。

方法
0  通常入力
2  ローマ字入力(migemo)

検索位置
0  前方一致
1  部分一致

検索対象
0,1  ファイル名
2  コメント
3  ファイル名とコメントの両方


X_ito &\[英数字]によるインクリメンタルサーチのタイムアウト時間

&\[英数字]によるインクリメンタルサーチを行ったときに、最後に押したキーからここで指定した時間を経過したときに、インクリメンタルサーチを解除できます。
単位はミリ秒です。


X_rscah ローマ字検索キャッシュを行う最長文字数

XC_isea=2のときのローマ字インクリメンタルサーチで、始めの数文字を入力しているときにかなり時間が掛かるため、migemoの結果をキャッシュすることで高速化することができます。
入力した文字列の長さがここで指定した長さ以下であれば、キャッシュを使用します。

通常はX_rscah=2、多くても3〜4を指定しておけば十分高速になります。検索文字列が長いと、キャッシュを使わないときと比べてそれほど変わらない所要時間になりますので、あまり長くする必要はありません。

尚、キャッシュ内容はヒストリ領域に保存しますが、かなり大きくヒストリ領域を使用します。ヒストリ領域の初期値である64Kbytesでは、キャッシュの効果が十分に得られないかもしれません。
ローマ字インクリメンタルサーチを多用し、X_rscah≧2を指定する場合は「ppcust hsize 100000」等と実行して、100kbytes以上のヒストリ領域を用意するようにしてください。用意したヒストリ領域の半分強までキャッシュが保存されます。


XC_alst コマンド実行後の、ディレクトリの一覧の更新方法

コマンドの実行後、ディレクトリの一覧の更新方法を指定します。
また、エントリ属性の変更[A],
エントリのコピー等[C]/[M]/\[R],
エントリの削除[D]/\[D],
エントリの名前変更[R]
の4種類を別個に指定できます。

0  更新
1  更新(更新情報は非表示)
2  更新(マークがないときは再読込)
3  更新(非表示,マークがないときは再読込)
4  再読込

更新は、現在表示している状態を元に更新し、マーク、並び順、マスクなどの一時的な指定を維持することができます。また、非表示は、削除されたエントリ(デフォルトで背景赤色)を隠し、追加・更新されたエントリの色を元に戻します。
再読込は、読み込み直して最新の状態にするので、マークなどの一時的な指定が全て解除されます。


XC_alac 属性変更、コピー、削除等の終了を全PPcに通知し、更新等する

各コマンドの実行後、全てのPPcにその旨を通知し、XC_alstに基づいた更新を行うかどうかの指定です。
0
しない。コマンドを実行したPPcのみXC_alstに基づいた更新を行い、他のPPcは更新検知による更新を行います。
コマンド実行によって他のPPcのカーソル位置やマーク等が変更されないようにするには 0 を指定します。
1
する。他のPPcもXC_alstに基づいた更新を行います。
何はともあれ、画面状態を各PPcで一致させたいときは 1 を指定します。


XC_awid エントリ表示幅が変わったら窓幅を調節する

[;]コマンドや、エントリ表示幅が変化する表示書式を使っているとき、エントリ表示幅が変化しますが、そのとき窓幅をエントリ表示幅に合わせて調節するかどうかの指定です。


X_inag 現在窓以外はグレー調にする
フォーカスが当たっていない窓の色彩を減らしてグレー調にします。ディスプレイの表示可能色が256色/8bit以下の時は正常に表示できません。


X_stip ファイル名が表示しきれないときチップ表示
ファイル名が長くて省略される場合、ファイル名をチップ表示するかどうかの指定です。
0なら使用されず、1以上なら、選択してから表示されるまでの時間(ms)になります。


X_nfmt サイズ表示の書式
エントリ表示書式のファイルサイズ(Z,z)、空き容量(DF,Df)、使用中容量(DU,Du)、容量総計(DT,Dt)の詳細です。

単位用に1桁確保する
確保すると「123456_」「123456k」等のように単位表示の桁を常に確保します。単位がないときは空白(例では_)になります。

1024で単位計算する
次の例のように、接頭語を付ける倍数を1,000 / 1,000,000… にするか、1,024 / 1,048,576… にするかの指定です。
       2000 1,000,000
しない   2k        1M
する     1k      976K

※設定ファイル経由でここに記載していない項目の変更もできますが、通常は変える必要がないものであるため説明を省略しています。(どうしても気になる人はソースのFormatNumberを参照してください)

X_nfmt = Zの指定,zの指定,DF/DU/DTの指定,Df/Du/Dtの指定
指定方法
B0000000
 |||||||
 ||||||+- B0
 |||||+-- B1
 ||||+--- B2
 |||+---- B3 単位用に1桁確保する
 ||+----- B4 1024で単位計算する
 |+------ B5
 +------- B6



XC_ocig エントリ表示書式に画像(n)を使用したとき、画像以外のエントリは画像の代わりにアイコンを表示

MC_celS等 に画像表示をする書式(n)を指定し、各エントリの画像表示を行ったとき、画像ファイル以外の表示方法を指定する設定です。
0  空欄。何も表示しません。
1  アイコン。画像の代わりにアイコンを表示します。


X_dicn ディレクトリ用のアイコン

ディレクトリのアイコンとして使用するアイコンファイルのパスを設定します。
空欄なら通常の方法で取得します。

※WinXPではディレクトリに使用できるアイコンの変更が一般的な設定方法でできないため、専用の設定を用意しています。
※変更したアイコンはPPcを全て起動し直さないと反映されない場合があります。


X_uicn 不明のアイコン用のアイコン

アイコンが取得できなかったときに表示する、アイコンに使用するアイコンファイルのパスを設定します。
空欄なら内蔵の「?」アイコンを使用します。


XC_acsr  再読込([.]等)で、ディレクトリを読み込んだ後のカーソル位置
  / ソート([S],\[S])で、ソート後のカーソル位置

コマンドの実行後、ディレクトリの一覧の更新後のカーソル位置を指定します。
また、[.]等の再読込,[S/\S]の2種類を別個に指定できます。

0  読み込み前と同じ画面上の位置にします
1  読み込み前と同じエントリ名にします


XC_stat ステータス行
XC_inf1 情報行1行目
XC_inf2 情報行2行目
XC_celD エントリ表示(表示書式を除く)
XC_celF エントリ表示(表示書式のみ)
MC_celS エントリ表示 ([;]メニュー)
エントリの表示方法の指定

PPcのエントリ内容の表示は細かい表示方法を指定することができます。そのかわり細かな表示方法の指定をする必要があります。
おおまかな表示指定として、文字、背景、カーソル、マーク、表示書式があります。
また、一覧表示の表示書式を MC_celS を記載することで、[;]キーによる切り替えを行うことができます。


・文字
文字色の指定です。_AUTO なら C_entry の指定を用い、エントリの属性(読み取り専用、ディレクトリ等)に応じた色表示がされます。

・背景
背景色の指定です。_AUTO なら C_eInfo の指定を用い、エントリの状態(削除、更新等)に応じた色表示がされます。

・カーソル、マーク
カーソルの現在位置、マークの有無を表現する方法です

0:表現しない
1:文字/背景色を反転。MS-DOS用ファイラー風です。
2:色をネガ反転
3:枠で囲う
4:下線を引く
5:「*」の有無(書式M使用時)、アイコンを枠で囲う(書式N使用時)
6:点線枠で囲う。Explorerのフォーカス風です。
7:背景を選択色にする。Explorerのマーク風です。

エントリ表示書式・書式
エントリ内容を表示するための具体的な書式です。次のエントリ表示書式を組み合わせると、その順番に指定された内容を表示します。
PPc のエントリ表示書式のカスタマイズ説明

※各書式に記載されている桁数は、指定したときに確保される桁数です。この桁数はフォントの平均幅を用いています。このため指定した桁数通りに表示されないことがありますので、そのときは適当に桁数を増減してみてください。

Sn
空白。n:桁数。0のときは右端まで。
sn
空白(カーソルによる文字/背景色の反転の影響を受けない)。n:桁数
M
マーク「*」。1桁固定
N[n]
アイコン。nを指定しないときは2桁固定。指定したときは縦横がその大きさのアイコンを表示。また、左端にこの書式を指定して、「/」を使って複数行にするときは、2行目以降はアイコンより右に字下げする。
F[m][,n]
長いファイル名(file name.ext)。
f[m][,n]
短いファイル名(FILENA~1.EXT)。
m:ファイル名の桁数、省略すると全ての桁を使います。
n:拡張子名の桁数、nを省略すると拡張子名を分離しない
FM[m][,n]
複数行表示用長いファイル名(file name.ext)。ファイル名を複数行に分けて表示するための書式です。
例)icon2M = N32 w255FM40,5 s1 / w255FM40,5 s1 / z16 S1 T17 S1 A10 S1
F[m][,n]と混在して使用できます。このため、FM[m][,n]でファイル名を表示させ、F[m][,n]で拡張子を表示させるなどといったことができます。
W[n]x
x(xはF又はf)のファイル名部を可変長にします。
また、同ディレクトリの中で一番長いファイル名長に合わせます。
n:最大値、省略した場合は制限無しになります。
また、直後に記載するF[m][,n]/f[m][,n]で記載する桁数は最小値になります。
w[n]x
x(xはF又はf)のファイル名部を可変長にします。
窓枠内に収まるように長さを調節します。
n:最大値、これを越えないように列の数を調整します。省略した場合は常に一列表示になります。
また、直後に記載するF[m][,n]/f[m][,n]で記載する桁数は最小値になります。
Z[n]
ファイルサイズ(123456789)
z[n]
ファイルサイズ(桁区切り付き、123,456,789)
zK[n]
ファイルサイズ(桁区切り付き 最小単位がK(explorer風)、1K)
n:桁数。n=4のときは小数点表示を行います。
Tn
更新時刻(05-12-31 1:02:03.004)。n:桁数(1-17)
t[l]"fmt" 時刻。l:A access C create W write fmt:下記参照
y:西暦(00) Y:西暦(2000) g:元号(H12) G:元号(平成12)
n:( 1) N:(01)
d:( 1) D:(01)
曜日 w:Sun,Mon,Tue,Wed,Thu,Fri,Sat
W:日,月,火,水,木,金,土
24時 h:( 0) H:(00)
12時 u:( 0) U:(00)
m:( 0) M:(00)
s:( 0) S:(00)
ミリ秒 I:(000)
t:am/pm T:午前/午後
空白の他、「,.':-」等の記号が使えます。
例) tA"Y-n-d(w) u:M:St"→「2001- 2- 3(Sat) 12:03:04pm」
An
エントリ属性と状態(末尾1文字)(RHSPDATe N)。n:桁数(1-10)
エントリ属性:
R:Readonly
H:Hidden
S:System
P:Reparse point(ジャンクション等)
L:Label(ボリュームラベル)
D:Directory
A:Archive
T:Temporary(一時作成ファイル)
C:Compress(ファイル単位圧縮)
e:Encrypt(暗号化)
状態:
S:PPcシステムメッセージ
D:Deleted,削除済み
N:Normal
G:Gray,状態未確定
C:Changed,変更点有り
A:Added,追加
C[n]
コメント。n:桁数 nを省略すると桁数が最大
c
コメントがあるときは直後の書式をスキップ。コメントがあるときは、他の表示内容を非表示にして、コメントを長く表示するために用います。
※c指定はCよりも前側にくるようにしてください。
例) cZ8cT10C18
コメントがなければファイルサイズと更新時刻、コメントがあればコメントを表示
L
区切り線「|」
Hn
水平区切り線。n:桁数。0のときは右端まで。
/
改行
O"color"
文字色を「color」に変更
i"…" 文字列「…」を表示
I"…" 文字列「…」をC_mesの色で表示、項目名表示用です。
Y
表示中の形式(FS:filesystem UNx:UNxxx.DLL SPI:Susie)
V[n]
ボリュームラベル、nは最低確保する桁数、省略すると8桁
R[n]
現在のディレクトリ、nは最低確保する桁数、省略すると60桁
X_dpmk = 1のときはディレクトリの末尾にマスクも表示します。
RM[n]
現在のエントリマスク文字列、nは最低確保する桁数、省略すると60桁
E[n]
エントリ数情報
n=省略
表示分/全体 7桁 (e0 i"/" E0 相当)
0 非表示分も含む全体 3桁
1 E0 から ./..を除く 3桁
e[n]
エントリ数情報(表示分のみ)3桁
n=0/省略
全て
1 e0 から ./..を除く
2 dirのみ
3 fileのみ
P
全ページ数 3桁
p
現在ページ数 3桁
mn
マーク数情報 nは最低確保する桁数、省略すると3桁
mS[n]
マークサイズ情報 桁区切りなし
ms[n]
マークサイズ情報 桁区切りあり
mK[n]
マークサイズ情報 桁区切り付き,最小単位がK(explorer風)
n:桁数。n=4のときは小数点表示を行います。
DF[n] / Df[n] 空き容量
DU[n] / Du[n] 使用中容量
DT[n] / Dt[n] 容量総計
n:桁数。n=4のときは小数点表示を行います。
n[m,n]
画像。上段に指定した大きさの画像を表示し、下段にファイル名を表示します。
この指定はおまけ機能の位置付けのため、細かな動作確認をしていません。
m,n はそれぞれ幅と高さで、省略したときは 20,8 が指定されます。
例)
MC_celS = {
縮小画像 = n8,6s1
}



XC_ulh カーソル/マークに使用する下線の高さ

XC_celDなどで、カーソル/マークに下線を指定したとき、その下線の高さを指定します。


XC_dset
エントリの読込時に使われる、特定のパスに対する指定です。

パス = フラグ,情報行アイコン,カーソルアイコン,ソート1,ソート2,ソート3,ソート属性,ソートオプション,その他

パス「*」、「A:\」、「C:\WINDOWS\SYSTEM32」等と設定を有効にするパスを指定します。パスの末尾に「\」がある場合は、指定したパス自身と、それ以降のパスも有効になります。例えば、「C:\WINDOWS\SYSTEM32\」なら「C:\WINDOWS\SYSTEM32\drivers」等も有効になります。
あるパスについて有効な指定が複数ある場合は、次の優先順位で設定が使われます。
 「C:\DIR1\DIR2」の場合
 (高) C:\DIR1\DIR2 ← C:\DIR1\DIR2\ ← C:\DIR1\ ← C:\ ← * (低)

 「\\PC\SHARE\DIR1」の場合
 (高) \\PC\SHARE\DIR1 ← \\PC\SHARE\DIR1\ ← \\PC\SHARE\ ← \\PC\ ← \\ ← * (低)

 「:」(DriveList)の場合
 (高) : ← * (低)

フラグ
B0000
 |||+- B0=1 キャッシュがある場合はキャッシュを表示することによって、ディレクトリ読込をなくします。*cacheコマンドでも設定可能です。
 ||+-- B1=1 ディレクトリの更新監視を無効にします。
 |+--- B2=1 読み込みをX_ardirで指定した時間だけ待ち、間に合わないときはキャッシュを使って表示します。遅延読み込みが終わったら、その読み込み内容で更新します。
 +---- B3=1 遅延読み込み完了後、常にキャッシュを更新します。0のときは、キャッシュを使ったときだけキャッシュを更新します。1にするとキャッシュの内容が古くなりにくいですが、キャッシュの保存のために余分なディスクアクセスが増えます。


情報行アイコン PPcの情報行に表示されるアイコンの表示方法です。
-1:設定無効。優先順位のより低い設定を使用します。
0:アイコン表示せず、詰める
1:アイコン表示せず、空欄にする
2:アイコン表示せず、枠のみにする
3:拡張子で決定したアイコンを表示(高速)
4:拡張子+ファイルの内容で決定したアイコンを表示(中速)
5:拡張子+ファイルの内容+オーバレイアイコン(やや低速)
6:拡張子+ファイルの内容+オーバレイアイコン(キャッシュ無効、低速)
3〜6はアイコン表示ですが表示内容と表示速度が変化します。好みに合わせて指定してください。

一覧アイコン PPcの一覧に表示されるアイコンの表示方法です。
-1:設定無効。優先順位のより低い設定を使用します。
0:情報行アイコンの設定を流用。情報行アイコンの設定が3〜6ならその設定を使います。0なら5の設定でアイコンを取得表示します。
1:アイコンを取得せず、全て「?」で表示にする。ネットワークドライブ等の遅い場所で、アイコンを一時的に取得したくないときに使う設定です。
3:拡張子で決定したアイコンを表示(高速)
4:拡張子+ファイルの内容で決定したアイコンを表示(中速)
5:拡張子+ファイルの内容+オーバレイアイコン(やや低速)
6:拡張子+ファイルの内容+オーバレイアイコン(キャッシュ無効、低速)
3〜6はアイコン表示ですが表示内容と表示速度が変化します。好みに合わせて指定してください。

ソート1など ソート方法です。ソート1が-1のときは設定無効となり、優先順位のより低い設定を使用します。

ソートの指定方法

その他
disp:"MC_celS項目名" MC_celSの同名項目名の表示書式を使ってエントリを表示します。


XC_ifix 上側(情報行)に表示するアイコンの大きさ

情報行に表示するアイコンの大きさを指定します。
0 のときは自動で、幅は32ピクセルで固定し、高さはフォントの高さの2倍になります。
0 以外の時は、幅、高さが指定した大きさになります。

カスタマイズ詳細 - PPv 設定


XV_cols
拡張子に応じた桁折りする文字数を指定します。指定がなければ80です。
次のように、「桁折り文字数 = ワイルドカード」の形で指定します。
また、上から順番に解釈されます。
例)
XV_cols = {
76 = .doc,.html
80 = *


XV_tab
拡張子に応じた桁折りするタブ区切り桁を指定します。指定がなければ8です。
次のように、「タブ = ワイルドカード」の形で指定します。
また、上から順番に解釈されます。

例)
XV_tab = {
4 = .c,.cpp
8 = *


XV_opts
ファイルに応じたオプションを指定します。左辺はE_xxxと同じように指定し、右辺はPPvの起動時オプションのうち、表示方法に関係するオプションを列挙します。

例)
XV_opts = {
:html = -tag:off -utf8
:doc = -linespace:2


XV_bctl  タブを記号表示
      改行を記号表示
      2bytes空白を記号表示

各種制御文字を表示するかどうかの指定です。タブ,改行,2bytes空白(全角空白)の順に指定します。

0  表示しない
1  表示する
2  高速表示する、ただし F_mes に指定したフォントによっては正常に表示されない場合があります。


XV_drag  ドラッグスクロールを開始するボタン
  範囲選択を開始するボタン
  ドラッグ窓移動を開始するボタン

各機能を実行するために使うボタンを指定します。指定したボタンを押してドラッグすることで各機能が実行されます。
設定ファイルでは、ドラッグスクロールを開始するボタン,範囲選択を開始するボタン,ドラッグ窓移動を開始するボタン の順に指定します。

0  使用しない
1  左
2  右
3  中/ホイール
4  左右同時
5  第4
6  第5


XV_imgD

画像の拡大縮小設定です。
倍率、縮小加工方法の順に指定します。

倍率([+],[-],[=]キー,*zoomコマンドでも変更できます)
-1  窓枠に合う大きさに画像を拡大縮小します
-2  窓枠より小さな画像は等倍、大きな画像は窓枠に合うように縮小します
-3  画像の大きさに合わせて窓枠の大きさを変更します
0  100%
1-10000  倍率(%)

縮小加工方法(*reducemodeコマンドでも変更できます)
1  白地に黒文字(モノクロ画像向け)
2  黒字に白文字(モノクロ画像向け)
3  カラー高速(低速PC向け)
4  混合(高速PC向け)
※ 1,2 は、文章等の画像が縮小しても文字が潰れにくくなります。


XV_dds ドラッグでオートスクロールを使用する

右ドラッグでスクロールしますが、スクロールで窓外にでたらボタンが押されている間は一定速度でスクロールするかどうかの指定です。
0  しない
1  する


X_awhel 窓外のホイールはマウス上の窓を対象にする

PPvの窓がアクティブであって、マウスカーソルをPPv以外の窓上でホイールを回したとき、その窓でホイールを回したことにするかどうかの指定です。


XV_tmod テキスト表示時に常にキャレットモードにする

テキスト・16進ダンプの表示において、
キャレット(カーソル)を表示しないで、表示範囲の変更のみを行うページモードと、
キャレットを表示して、キャレットを移動させるキャレットモードが、ありますが、
始めからキャレットモードにするかどうかを指定します。

表示が主な目的の人はページモード、範囲選択を多用する人はキャレットモードが便利です。


X_vzs 文字を選択する範囲を選択方向に応じて変える

文字を選択する範囲を選択方向に応じて変えるかどうかの指定です。
0  一般的な挙動になります。
1  上下に選択するときは行単位の選択、左右に選択するときは文字単位の選択に切り替わります。


XV_minf 最小化時に呼び出し元を強制アクティブ処理する

[Enter]等で最小化した時に呼び出し元へ必ず戻るかどうかの指定です。うまく戻らない時に使用するといいでしょう。

方法1と方法2では、戻るときの見た目と、切り替え性能が異なります。
見た目重視なら方法1を、キー入力に問題が出にくいようにするには方法2を使用してください。


XV_numt テキスト表示時、途中で折り返しても1行として扱う

0  表示行番号。画面端で桁折りされた場合に1行として数える。
1  論理行番号。改行等までを1行にする。


XV_lnum テキスト表示時、左端に行番号を表示する

1にすると各行の左端に行番号を表示します。


XV_left テキスト表示時の左余白幅

各行の左端に指定したピクセル分の余白を用意します。

カスタマイズ詳細 - PPb 設定


XB_size

PPb 等のコンソール窓の大きさをしていします。NT系(NT/2000/XP)のみ有効です。
XB_size = 全体桁数,全体行数,表示桁数,全体行数


XB_uwid (UNICODE版)正確なカーソル位置取得を行う

UNICODE版で全角・半角文字を含む文字列を編集すると、一部カーソル位置がずれる場合があります。このXB_uwidを1にすることで、現在使用中のフォントの文字幅を調べて全角・半角を決定するテーブル(D_uwid)を作成し、ずれがないようにすることができます。

ただ、カスタマイズ領域内に8KBytes の D_uwid を生成するので、UNICODE 文字列を含むコマンドを PPb で編集する機会が少なければ XB_uwid = 0のままで問題ないと思います。また、D_uwid は、通常テキストファイルに書き出されません。

カスタマイズ詳細 - PPcust 設定


X_chidcGUI使用時にコンソールウィンドウを隠す

PPcustをGUIモードで使用しているときに、コンソールウィンドウを隠すかどうかの設定です。コンソールウィンドウに表示される詳細ログ表示が不要のときは、隠しておくと便利です。

カスタマイズ詳細 - PPe 設定


X_ucsr カーソル位置に下線を使う

カーソル位置に下線を表示するかどうかの指定です。

0  しない
1  する

カスタマイズ詳細 - PPtray 設定


X_eedit エディットボックス拡張を外部に提供する

PPtray の HookEdit のチェックに該当し、PPx の一行編集で使用されるエディット拡張を外部に提供するかどうかの指定です。この指定をすると、他のソフトのエディットボックス(「ファイル名を指定して実行」や「メモ帳」)もPPxの拡張機能が使えるようになります。
0  しない
1  する

カスタマイズ詳細 - ファイル判別


 PPxは、Windowsが標準で用意している拡張子による判別実行機能に加えて、独自のファイル判別実行機能を用意しています。
 このファイル判別実行機能は
・ファイル名のうち、特定の名前/拡張子であるファイルを判別実行
・ファイルの中身を調べ、特定種類のファイルだと判断できたファイルを判別実行
の2つの機能を備えています。

 更に、全てのアクションに対して同じ処理をするのはもちろん、メニュー等を組み合わせることで、アクション毎に別の動作を好きなだけ登録できます。

●ファイル判別の指定方法・判別手順
ファイルは2種類の判別方法で判別することができます。
また、実際に判別するときは、X_exts=0のときは、
1.「ファイル種別による判別」を先に行い、該当しなかった場合か、該当したものの中身が空欄の場合は、
2.「特定の名前/拡張子による判別」を行います。更に見つからなかった場合は、
3.「*」で指定した内容を用います。
X_exts=1のときは、
1.「ファイル種別による判別」、「特定の名前/拡張子による判別」を記載された順番で行います。見つからなかった場合は、
2.「*」で指定した内容を用います。

尚、拡張子がないファイルの場合は、
1.「特定内容の中身による判別」を先に行い、該当しなかった場合に、
2.「特定の名前による判別」を行います。更に見つからなかった場合は、
3.「.」で指定した内容を用い、それでも見つからなかった場合は、
4.「*」で指定した内容を用います。

1)特定の名前/拡張子による判別の指定方法
指定方法      記入方法
--------------------------------------------------------
拡張子のみ一致(*.xxx)    「xxx」
名前のみ、完全一致(nnnnnnnn)  「nnnnnnnn.」
名前+拡張子(nnnnnnnn.xxx)  「nnnnnnnn.xxx」
※ワイルドカードは使えません。

2)ファイル種別(特定内容の中身)による判別の指定方法
PPxがファイル内容から独自に判定したファイル種別をもとに判定することができます。
ファイル種別は「:」が先頭につく形式で指定します。例えば、次の形式が判別可能です。
また、(a)PPc で ^[I]、(b)PPv の Type 表示、(c)PPFFIX にてどのファイルが判別できるかがわかります。
ユーザ定義(X_uftyp)も可能です。

MS-OFFICE :DOC2 :DOC5 :DOC95 :DOC97 :WORDGRAPH :WORDBASIC :GRAPH97
:XLS :XLS95 :XLS97 :BND :PNT97 :PNTWIZ
JUST-SYSTEM :JXW7 :JXW8 :JHD :JUST :JXW :HANA :SNS
Executive :CPL :SCR :EXE :EXE32 :EXE32C :EXEDOS :PIF :LINK
System :DLL :DRV :IME :OCX :SYS :VXD
Audio :WAV :SMF :RIFF :RCM
Visual :ANI :AVI :BMP :GIF :PNG :TIFF :JPEG :PS :CDX :ACAD :WMF
Document :UTEXT :HTML :RTF :PDF :JIS :WRITE :DOCS :OA2 :XCHG :HELP
Archive :LHA :CAB :PKZIP :RAR :SZDD :ZOO :ARJ
ETC :GRP :MBC
PPx :TC1 :TH1 :XCFG

※判別に失敗/誤判別することも多々ありますのでその点は承知して使用してください。
●記載方法
任意のコマンドを実行することができるコマンド実行指定と、キー割当てに限定したキー指定の2種類の表記があります。

1)コマンド実行指定
対象 , 実行内容

次のように2行目以降の行頭に空白かタブを入れて字下げすると、2行目以降も順次実行します。
対象 , 実行内容1
実行内容2
実行内容3
:

※実行内容は全部で約1000文字(バイト)まで記載可能です。また、各実行内容は、マクロ文字などを展開したときに約1000文字(バイト)を越えるときは途中で切り捨てられます。
2)キー指定
対象 = 割り当てるキー名称
この指定は %K 相当です。

2つ以上の割り当てたいキーがあるときは、空白で区切って順番に記載すると左から順番に実行します。

3)ファイル種別による判別の空欄指定
ファイル種別による判別を行いたくないときは次のように割当てを空欄にすると、拡張子の判定のみ行うようになります。

例)
:pkzip ,

●初期登録の項目
E_cr    PPc の [Enter]で使用されます。
E_scr    PPc/PPv の \[Enter] で使用されます。
E_unpack2  PPc の [U] で、解凍できる DLL が見つからない時に使用されます。
尚、%ME_cr等と、参照することもできます。

●任意追加項目
上記の初期登録の他に、任意の個数だけ追加記載ができます。
「E_????」の形式で登録して下さい。登録した項目は、%ME_xxxxとして使用できます。

カスタマイズ詳細 - メニュー


・「表示内容 = 実行内容」の形式で記載します。

・表示内容に「&」を記載すると、その次の文字がショートカットキーになります。

・表示内容が1文字だけなら、実行内容を組み合わせて「X XXXXXX」の形式になります。

・表示内容に「\t」を使うと、その部分が tab(桁揃え)になります。
「\t」と表示したい場合は、「\T」とするか「\\t」(「\t」に変換されます) で表示できます。

・表示内容が「--」の場合、水平線が引かれます。実行内容は無視されます。

・表示内容が「||」の場合、垂直線が引かれます。実行内容は無視されます。

・実行内容に「%M_xxxx」のみ記載すると、該当「M_xxxx」を下層メニューとして展開します。

M_edit  一行編集のメニューバーで使用されます。空欄の場合はメニューバーが表示されません。
MC_menu  PPc のメニューバーで使用されます。空欄の場合は内蔵の英語メニューを使用します。
MV_menu  PPv のメニューバーで使用されます。空欄の場合は内蔵の英語メニューを使用します。
M_pjump  PPc の [0]、一行編集とPPe の ^\[P] で使用されます。
M_Ccr    PPc の ^[Enter]メニューに追加する共用の内容です。
M_Ccr.EXT    PPc の ^[Enter]メニューに追加する拡張子別の内容です。
    .EXTは、該当拡張子名です。
MC_mdds  拡張D&Dで挿入する文字列の選択に使用されます。

MC_sort  PPc の [S]と\[S] で使用されます。次のように記載します。
名称 = ソート1,ソート2,ソート3,ソート属性,ソートオプション

ソート1,2,3 ソート方法。ソート1が優先されます。
正順/逆順
-1 / -- :ソートしない。より優先順位の高い設定を使う
0 / 8 :名前
1 / 9 :拡張子
2 / 10 :大きさ
3 / 11 :更新時刻
4 / 12 :作成時刻
5 / 13 :参照時刻
6 / 14 :マーク
7 / 15 :変更
16 / -- :属性
17 / 18 :コメント
19 / -- :読み込み順
20 / 21 :拡張子色
  ※属性以外(0-5,7-21)を指定しても、属性によるソートを行います。属性(16)指定は、属性のみソートしたいときに使用します。

ソート属性 ソートに使いたい属性を指定します。
B0000000
 ||||||
 |||||+- B0 読み取り専用
 ||||+-- B1 隠し
 |||+--- B2 システム
 ||+---- B3 ラベル
 |+----- B4 ディレクトリ
 +------ B5 アーカイブ

ソートオプション 名前・拡張子・コメントで使用します
H1000000 を指定すると数値の大きさ順(「000」「1」「012」の順)にソートができます。
(指定しない場合は文字コード順、「000」「012」「1」の順になります)


以下は、PPx が予め用意したユーザ定義メニューです。
M_bin    PPc の [B]で使用されます。
M_xpack  PPc の \[P]で使用されます。

カスタマイズ詳細 - 隠しメニュー


PPc、PPv は、通常は別の表示がされているが、マウスカーソルが上にある時のみ表示され、マウスクリックにより動作する隠しメニューがあります。
メニューの項目数の制限はありませんが、多すぎると右側が窓に収まらずに表示できなくなりますので、普段使用する窓の大きさに応じて個数を増減して下さい。
1つの項目は1byte文字なら4文字、2bytes文字なら2文字までです。

HM_ppc
HM_ppv

カスタマイズ詳細 - ツールバー


ツールバーは「B_名称」の形で登録することができます。登録した後は、X_winやX_dockで設定を行うことで表示できます。予め決められている名前はPPc用のB_cdef、PPv用のB_vdefです。

ツールチップに表示する解説、画像の番号、実行する内容を順に指定できます。
また、解説に「--」を指定すると、区切り線が表示され、「@」で指定した画像を使ってボタンが表示されます。

; ツールバーの新規作成例
B_cdef  = {
@  ,0, ツールバー画像
[ボタンテキスト/]解説  , 画像番号 = キーコマンド
[ボタンテキスト/]解説  , 画像番号 , 実行内容
--  , 空ける間隔 =  ; 区切り線

ツールバー画像
 ツールバーのボタンに使用する画像のファイル名です。
使用できる画像の形式は、bmpですが、各種プラグインがある場合は他の形式も使えます。また、ボタンは24x24などの正方形が横一列になった形式で作成します。
色は任意ですが32bitを使用すると、ディスプレイが16bit未満の時に真っ黒になります。
画像指定がない場合は、Internet Explorer のボタン画像を使用します。但し、Internet Explorer 5.0 以降がインストールされていないと表示できない恐れがあります。
ex) @ ,0,toolbar.bmp
PPxがあるディレクトリのtoolbar.bmpをボタンの画像に使用する。

ボタンテキスト
 ボタンの横の表示するテキストの内容です。Internet Explorer 5.01 以降で使用可能です。5.00以下の場合は、全てのボタンにテキストが表示されるようになってしまいます。
 解説が無い場合でも区切り文字の「/」が必要です。
ex) デスクトップ/デスクトップへ移動 ,12,%j"-#0:\"

解説
ボタン上にカーソルを滞在させたときに表示されるツールチップの表示内容です。

画像番号
左端が0とした、画像ファイル中のボタンの位置を示します。
「-2」を指定すると、画像が表示されません。ボタンテキストのみを表示するときに使えます。

--
区切り線を指定します。
ex)-- , 0 =

空ける間隔
区切り線以外に空間を入れていときに指定します。空間が不要なら「0」を指定します。

B_cdef PPc 上側に表示するツールバーです。
B_vdef PPv 上側に表示するツールバーです。

カスタマイズ詳細 - キー割り当て


任意のコマンドを実行することができるコマンド実行指定と、キー割当てに限定したキー指定の2種類の表記があります。

1)コマンド実行指定
割り当て先のキー , 実行内容

次のように2行目以降の行頭に空白かタブを入れて字下げすると、2行目以降も順次実行します。
対象 , 実行内容1
実行内容2
実行内容3
:

※実行内容は全部で約1000文字(バイト)まで記載可能です。また、各実行内容は、マクロ文字などを展開したときに約1000文字(バイト)を越えるときは途中で切り捨てられます。
2)キー指定
割り当て先のキー = 割り当てるキー名称
この指定は %K 相当です。

割り当て先のキー = 割り当てたいキー [割り当てたいキー...]

割り当てたいキーを空白を空けて2以上記載すると左から順番に実行します。

共通
K_edit  文字列編集,PPe
K_tree  一行編集等のツリー

PPb
KB_edit  文字列編集

PPc
KC_main  メイン窓
KC_incs  インクリメンタルサーチ時用
インクリメンタルサーチの時に使用されるキー割当てです。
尚、カーソル移動はキー割当てとして、@UP,@DOWN
モード切替等はコマンド実行として、%k"&O" , %k"&F" で割り当てる必要があります。
KC_tree  ツリー窓

PPv
KV_main  メイン窓
KV_page、KV_crt、KV_imgに割当てがない場合に使用されます。
※どんな表示形式でも共通で利用したいキー割当てをここに登録します。
KV_page  メイン窓(テキスト、ページモード用)
Text形式やHex形式等のテキスト表示で、キャレットを表示しないページモードの時のみ有効なキー割当てです
KV_crt  メイン窓(テキスト、キャレットモード用)
Text形式やHex形式等のテキスト表示で、キャレットを表示するキャレットモードの時のみ有効なキー割当てです
KV_img  メイン窓(テキスト用)
Image形式の時のみ有効なキー割当てです

PPtray
K_tray    PPtray のホットキー。ここで登録した機能は PPtray を起動しておくことにより、他のソフトを使っている時でも有効です。また、ホットキーとして拡張シフトキー(K_es)はシフトキーとして指定できませんが、代わりに「~」はWindowsキー(ÿ)の指定として用いることができます。
K_trayでは「割り当て先のキー = 割り当てるキー名称」形式が使えません。

カスタマイズ詳細 - マウスクリック割り当て


MC_click  PPc メイン窓
MV_click  PPv メイン窓
MT_icon  PPtray アイコン

・キー指定
割り当て先名称 = 割り当てるキー名称

割り当てたいキーを空白を空けて2以上記載すると左から順番に実行します。

・コマンド指定
割り当て先名称,実行内容

※実行内容は全部で約1000文字(バイト)まで記載可能です。また、各実行内容は、マクロ文字などを展開したときに約1000文字(バイト)を越えるときは途中で切り捨てられます。
※尚、L_CLOS等割り当てできないものがあります。
また、L_SPCとLD_SPCの様にクリックのみとダブルクリックの両方を同時に指定しても判別できません。
例えば、両者を指定した場合は、クリックのみの場合は L_SPC のみ、ダブルクリックの場合は L_SPC と LD_SPC が使用されます。
厳密に両者を区別するには、クリックのみの場合でもダブルクリックと判断する時間だけ、更にクリックされるかどうかを待つ必要があります。待つ分だけ応答性が低くなるのを避けるために、PPxでは区別していません。

・割り当て先名称
(シフトキー)(ボタン種)_(領域名)
例) RD_ZOOM 最大化ボタン上で右ダブルクリック

(シフトキー) \,^,&,~,@
(ボタン種)
L  左
LD  左ダブル
M  中
MD  中ダブル
R  右
RD  右ダブル
W  左右同時
X  第4ボタン
D  第4ボタンダブル
Y  第5ボタン
YD  第5ボタンダブル
(領域名)
FRAM  窓枠
MINI  最小化ボタン
ZOOM  最大化ボタン
CLOS  [閉じる]ボタン
SCRL  スクロールバー
MENU  メニュー
LINE  ステータス行 PPc,PPvの最上位の1行
HMNU  Hidden Menu PPcの情報行,PPvのステータス行に表示されるメニュー
SPC  空欄

(PPc)
PATH  パス表示行 一体化時のみ表示される現在ディレクトリ名
INFO  情報行 2行分のエントリの詳細を表示する
ICON  アイコン表示 情報行の左端に表示されるアイコン
MARK  マーク エントリ表示行の左端約2文字分のマークチェック用
ENT  エントリ カーソル移動可能な行
TABB  タブボタン
TABS  タブボタン一覧の空欄部分

ジェスチャーの場合: RG_(ジェスチャー)
例) RG_UDUD
(ジェスチャー)
L:左
R:右
U:上
D:下

カスタマイズ詳細 - 色


C_back 背景色

背景画像を使用しないときの背景色です。
C_auto を使用すると、Windowsの「ウィンドウ」の色を使用します。

C_mes 項目名

各項目の名前に使用する文字色です。
C_auto を使用すると、Windowsの「ウィンドウの文字」の色を使用します。

C_info 内容

各項目の内容に使用する文字色です。
C_auto を使用すると、Windowsの「ウィンドウの文字」の色を使用します。

C_res 報告

PPcとPPvは、エラーや結果等を一番上の行に表示しますが、その文字色と背景色です。
C_auto を使用すると、Windowsの「選択項目」の色を使用します。

C_line 境界線

PPcとPPvの項目間の区切り等に使用する線の色です。通常と未確定の2つがあり、未確定は、PPcで現在のディレクトリの更新を検出し、更新内容を把握していないときに使われる色です。

CC_tree ツリー

各種ツリーに用いられる文字色と背景色です。
C_auto を使用すると、Windowsのツリーと同じ色になります。

C_capt 一体化ラベル

PPcの一体化時に各窓のラベル部分に用いる文字色と背景色です。
C_auto を使用すると、Windowsのタイトルバーと同じ色になります。

C_ext PPc 拡張子色

PPcの拡張子の色分けに用いる色です。
「TXT = _WHI」のように、ピリオド以降の拡張子と、対応する色を記載します。
「* = _WHI」のように指定すると、対応する拡張子がないときの色が指定できます。
※ カスタマイザの「試験」や、設定ファイルの読み込みを行っても即座に反映されません。ディレクトリの読み込みを行うと反映されます。

C_entry PPc エントリ属性

PPcの各エントリに用いる文字色です。エントリの属性を色で表します。
PPc 1行目(XC_inf1),PPc 2行目(XC_inf2),PPc エントリ(XC_celD)の文字色が C_auto の時にここの色が使われます。
C_auto を使用すると、Windowsの「ウィンドウの文字」の色を使用します。

メッセージ  エラーメッセージ等
.    現在のディレクトリ
..    親ディレクトリ
ラベル    ラベル(ディスクイメージ内のディレクトリ表示で使用します)
ディレクトリ  ディレクトリ
システム  システム属性
隠し    隠し属性
読出専用  読み出し専用属性
通常    特殊な属性がないときのファイルの色
圧縮    圧縮属性があるときにファイルサイズを表示する色として使われます。
リンク    ディレクトリがジャンクションやシンボリックリンクのときファイルサイズを表示する色として使われます。

C_eInfo PPc エントリ状態

PPcの各エントリに用いる背景色です。エントリの状態を色で表します。
PPc 1行目(XC_inf1),PPc 2行目(XC_inf2),PPc エントリ(XC_celD)の背景色が C_auto の時にここの色が使われます。
C_auto を使用すると、C_back と同じ扱いになります。
メッセージ
エラーメッセージ等
削除
削除され、現在は存在しない
通常
他の項目に該当しないときに使用する色
不明
更新を検出したが、まだ確認をしていない
更新
属性、更新時刻、ファイルサイズのいずれかが変化した
追加
最初の読み込み時には存在していなかったエントリ
NoFocus
アクティブでないときに用いるカーソル色
枠型のカーソルに使用する色
下線
下線型のカーソルに使用する色
*
マーク「*」に使用する色
通常(偶数行)
偶数行目の「通常」に用いる色。自動の場合は「通常」と同じ色になります。

CC_log PPc 共用ログ窓

一体化PPcの下側に表示される共用のログ窓の文字色と背景色です。

CV_boun PPv 端線

PPv でテキストなどを表示しているとき、折り返しを行う位置やテキストの末端を表す線の色です。

CV_lcsr PPv ラインカーソル

PPv の選択時や検索時に表示する、下線の色です。

CV_lnum PPv 行番号

PPv のテキスト表示で行番号を表示しているときに用いる行番号の色です。先頭行の色と、桁折りされた表示2行目以降の色を指定できます。

CV_lf PPv 改行文字

PPv のテキスト表示で表示する、改行を表す記号の色です。

CV_tab PPv タブ

PPv のテキスト表示で表示する、タブを表す記号の色です。

CV_spc PPv 2byte空白

PPv のテキスト表示で表示する、2byte空白(全角空白) を表す記号の色です。

CV_link PPv リンク

html のアンカー等、リンクに使用する文字色です。

CV_hili PPv ハイライト

検索キーワードと同じ文字を強調表示するときに使用する色です。

CV_char PPv 文字色

テキストの表示文字色です。通常は「白」の項目の文字色を使いますが、テキスト中にエスケープシーケンスによる文字色指定がある場合は、該当する項目の色が使われます。
C_auto を使用すると、Windowsの「ウィンドウの文字」の色を使用します。


PPbの色指定
PPb の色指定は、コンソールウィンドウに対して指定をおこなうため、指定方法が他の色指定と異なります。
前景色から1色、背景色から1色を選択して、それを「+」で連結して指定します。
また、好みに応じて線指定を「+」で連結して追加することができます。

前景色
_BLA : 黒  _BLU : 青  _RED : 赤  _MAG : 紫
_GRE : 緑  _CYA : 明水色  _BRO : 黄色  _WHI : 白
_DBLA: 暗灰  _DBLU: 暗青  _DRED: 暗赤/茶  _DMAG: 暗紫
_DGRE: 暗緑  _DCYA: 暗水  _DBRO: 暗黄  _DWHI: 灰

背景色
R_BLA : 黒  R_BLU : 青  R_RED : 赤  R_MAG : 紫
R_GRE : 緑  R_CYA : 明水色  R_BRO : 黄色  R_WHI : 白
R_DBLA: 暗灰  R_DBLU: 暗青  R_DRED: 暗赤/茶  R_DMAG: 暗紫
R_DGRE: 暗緑  R_DCYA: 暗水  R_DBRO: 暗黄  R_DWHI: 灰

線指定
_TL: 上線  _UL: 下線  _LL: 左線  _RL: 右線


CB_edit PPb編集行の色
はじめの2項目は、編集モード時の色と、選択時の色です。
あとの2項目は、参照モード時の色と、選択時の色です。

CB_com PPbで実行するコマンドラインの表示色

カスタマイズ詳細 - 背景処理・壁紙


X_bg 背景に画像を表示
PPc と PPv で背景に画像を表示させる壁紙機能が使えます。
一応、窓毎に貼り付ける画像を変えたり、デスクトップの位置に同期した処理を行うことができますが、おまけとしての位置づけのため(^^;、そんなに使い勝手はよくないかもしれません。
Type,Path,Bright,Opaque で全てのPPxで表示させる方法等を指定し、T_xx,P_xx,B_xx,O_xxで個別指定したい方法を指定します。xxは、PPc なら CA〜CZ,一体化時の全体ならCBA〜CBZ,PPv なら VA〜VZ を指定します。

Type,T_xx 画像を表示する位置
0  しない
1  左上
3  右上
10  デスクトップと同じ。デスクトップに画像を表示している場合と同じ場所になるようにします。

Path,P_xx 背景に使用する画像
背景に使用する画像を指定します。BMP,JPEG の他、Susie Plug-in で表示可能な画像を指定できます。指定がなければデスクトップで表示されている画像を背景にします。

Bright,B_xx 背景画像の明るさ
画像の明るさを指定します。数値は 0〜200 の間で、100が元の明るさです。
0に近づくほど暗くなり、200に近づくほど明るくなります。

Opaque,O_xx 窓全体を透けるようにする/不透明度
背後のウィンドウやデスクトップが透けて見えるようにします。
Windows95/98/Me/NT4.0 では使用できません。

0〜100の間で数値を指定できます。

0 の時は背景のみが完全に透明になり、背後が見えます。背景以外は不透明です。
1〜99 の時は、1 に近づくほど透明になります。
100 の時は、通常の不透明です。


X_fles 画面のちらつき対策

背景に画像を表示するとちらつきますがそれを抑制するかどうかの指定です。
尚、この対策を行うと余分にメモリを消費します。

カスタマイズ詳細 - DLL


P_unx  (VFS)統合アーカイバ仕様

統合アーカイバ仕様のDLLは自動設定ができない仕様のため、予め登録されたものでないDLLやオプション指定して細かな動作を指定したい時は、P_unxを使って指定して下さい。
記載する内容は予め登録してある内容から類推できますが、設定するDLLに付属するAPI仕様書から、該当しそうな名前を列挙し、展開のためのパラメータを指定するようになってます。

圧縮操作についてはKC_main/M_xpackに記載します。
※ 設定ファイルの読み込みを行っても即座に反映されません。メニューの「Tool」→「仮想ディレクトリ/VFS」で再読込を行うか、PPxを起動し直すことで反映されます。

DLLファイル名 = コマンド,OpenArchive,CloseArchive,FindFirst,FindNext,CheckArchive,全ファイル展開,指定ファイル展開

DLLファイル名 : UNLHA32.DLL など、DLLのファイル名を指定します。
コマンド : Unlha など、コマンドを記載した文字列を指定して各種操作を行うAPIの名前を指定します。
OpenArchive : UnlhaOpenArchive など、書庫ファイルを開くAPIの名前を指定します。
CloseArchive : UnlhaCloseArchive など、OpenArchive で開いた書庫ファイルを閉じるAPIの名前を指定します。
FindFirst : UnlhaFindFirst など、書庫ファイル内のエントリの列挙を開始するAPIの名前を指定します。
FindNext : UnlhaFindNext など、書庫ファイル内のエントリの列挙するAPIの名前を指定します。
CheckArchive : UnlhaCheckArchive など、書庫ファイルであるかどうかを調べるAPIの名前を指定します。この欄を空欄にすると、このDLLを使った仮想ディレクトリ処理が行われなくなります。
全ファイル展開 : 「X -a1jf0 "%C" "%!2%\"」など、全ファイルを展開するためのコマンドを指定します。%C は書庫ファイルです。
指定ファイル展開 : 「E -a1jf0 "%1" "%!2%\" %@」など、指定したファイルを展開するためのコマンドを指定します。「%1」はフルパス記載された書庫ファイル、「%C」は書庫内のエントリになります。

※マクロ文字 %F は、現在意図した結果を返しません。%C,%X 等を使ってください。
※一部の統合アーカイバ仕様のDLLは、DLLの読み込み抑制と、判別高速化のために、書庫判別にPPxが独自判断をしています。この判断は DLLファイル名 をみて、行うかどうかを決めています。
DLLによっては、ファイル全体を調べるため、巨大なファイルでは判別に時間が掛かってしまうためです。


P_susieP Plug-inがあるディレクトリ

Susie Plug-inのパスを指定します。空欄/指定がない場合、Susie本体が設定するレジストリを参照して Susie Plug-in を読み込みます。(HKEY_CURRENT_USER\Software\Takechin\Susie\Plug-in)
また、レジストリもない場合は、PPxがあるディレクトリを参照します。
ここのディレクトリ指定は、#n: 等の指定が使用できます。相対指定を用いたときは、PPxがあるディレクトリが基準になります。
※ %0 等のマクロ文字は使えません。

例)
P_susieP = c:\Program Files\Susie
P_susieP = Susie



P_susie

Susie Plug-inの対応形式を指定します。

※ 設定ファイルの読み込みを行っても即座に反映されません。メニューの「Tool」→「仮想ディレクトリ/VFS」で再読込を行うか、PPxを起動し直すことで反映されます。

Plug-in名 = 対応形式,対応拡張子

通常、この項目は起動時に検索したうえで、未登録のものがあればかってに登録しますが、使用したくないPlug-inがある場合は、該当Plug-inの設定を「B00」に指定することで、使用禁止にすることができます。
2番目の欄には、使用を許可する拡張子をワイルドカードで指定することができます。空欄の場合は全ての拡張子のファイルに対して使用します。
例)
P_susie = {
ifpsd.spi  = B01,.psd

カスタマイズ詳細 - 表示レイアウト


PPcは、ステータス行やツールバーの位置を自由に変更できる場所が用意してあります。この場所への登録やロックは、ステータス行の右クリックや*layoutコマンド,*dockコマンドで行うことができ、設定はX_dockに保存されます。

X_dock
X_dock は次のように登録します。
X_dock
= {
;窓ID
= 種類,幅,形式
C_T
= B_cdef,722,0
; PPc共通設定の上側(窓別設定があれば、そちらが優先)
CBA_T
= address,66,0
; 一体化時の上側
XC_inf,45,0
B_cdef,722,0
CBA_B
= B_cdef,722,0
; 一体化時の下側
CA_T
= B_cdef,722,0
; PPc[A]の上側
CA_B
= XC_stat,722,0
; PPc[A]の下側
CB_T
= B_cdef,722,0
; PPc[B]の上側
C:\WINDOWS\system32\ssstars.scr ; 実行ファイル(スクリーンセーバ)

窓ID
C_T/C_B
PPc共通設定(上側/下側)です。
CBA_T/CBA_B
一体化時窓別設定(上側/下側)です。
Cx_T/Cx_B
独立PPc設定(上側/下側)です。「x」はA〜Zが入ります。
種類
B_xxxx
各種ツールバー
XC_stat
PPcステータス行
XC_inf
PPc情報行
address
アドレスバー
指定した種類を表示する幅です。
形式
+1 : 強制改行
+4 : 上下に仕切り線を追加
+384 : 移動できないようにする


カスタマイズ詳細 - 表示メッセージ


Mes0411  日本語環境用表示メッセージ
Mes0409  英語環境用表示メッセージ

PPx の各種メッセージは、この項目を変更することによって変えることができます。
メッセージは、コントロールパネルの「地域と言語のオプション(WindowsXPの場合)」で指定した言語に併せて切り替えられ、該当言語のメッセージMesXXXXが登録されていないときは、内蔵の英語表記を用います。

各種メッセージのうち、頻繁に書き換えると思われる項目は次のとおりです。
DIRS  PPcのファイルサイズの欄に表示される、ディレクトリを表すラベル


MesXXXXのXXXXが言語毎のID(ロケール識別子、LCID)になっています。
現在使用しているLCIDは、Registry editor で、HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\International\Localeを参照すると分かります。その下4桁をXXXXに当てはめて使用できます。

カスタマイズ詳細 - その他


_User
 ユーザが、独自のカスタマイズデータを保存するために使用できる項目です。
 PPxは使用しません。

V_proxy
 httpのプロキシサーバーを指定します。空欄の場合は、レジストリの「Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings」内容を使用します。

V_http
 httpのデフォルトポートを指定します。空欄の場合は、〜\system32\drivers\etc\services 内の設定を使用します。

V_httpa
 httpを使用するとき、エージェントを指定するときにその内容を指定します。空欄の時は、「PaperPlaneXUI/1.00」などとなります。

V_httpc
 httpを使用するとき、常にキャッシュを使わないときは1を指定します。

_Setup
 インストールやアップデートに必要な情報を保存します。
 path  インストール先のパスです。

_Path
 各PPcの始めに開くパスの記憶に使用します。

_WinPos
 各PPxの表示位置と表示方法の記憶に使用します。
CA〜CZ : PPc
CA_〜CZ_ : PPc &[HOME]用保存位置
CBA〜CBZ : 一体化PPc
CJDLG : PPc [J] 用表示相対位置
VA〜VZ : PPv
BA〜BZ : PPb

_IDpwd
 FTPやネットワークドライブなどでパスワードの保存を指定したときに使用する、ホストとIDとパスワードの保存に使用します。

_Execs
 X_execs=1時に使用する、許可済み実行可能ファイルの一覧と、その中身の先頭のCRC32の保存に使用します。

_Delayed
 PPcの\[D]で遅延削除を行う対象を保存します。

D_uwid
 XB_uwid=1時に保存される文字幅の保存に使用します。ただし、D_uwid は、通常テキストファイルに書き出されません。

X_uftyp
 ファイル判別実行(E_xxx)のユーザ定義です。
ファイルの特定の範囲に文字列があるファイルを、任意の種別名で登録できます。

X_uftyp = {
ファイル種別名 = オフセット,文字列[,オフセット,文字列[,…]]
複数の文字列を指定した場合は、全ての文字列を含むときに一致すると判断します。

ファイル種別名
頭に「:」がついた名前(「:type」など)です。既存の名前と被った場合は、ユーザ定義を優先して判断します。

オフセット
文字列が記載されているファイルの先頭からの範囲です。16進数の場合はH12abなどと指定します。
1234  オフセット1234固定の位置
1234-  1234以降の浮動位置
-1234 又は 0-1234 先頭(前指定の次)から1234までの浮動位置
56-1234  56〜12134までの浮動位置

文字列
オフセットの範囲内に存在する文字列(S-JIS)です。文字で表せない場合は16進数「0a」なら「\x0a」と記載します。

PPx Module - 概要


PPxの機能を拡張したり、改造するための方法としてPPx Moduleがあります。
現在、内部コマンドを追加するコマンドモジュールと、%F等と同様に文字を展開する関数モジュールが使えます。

PPx Module - モジュールのインストール方法


PPxがインストールされているディレクトリに、PPx Module(PPX*.DLL)をコピーすることで、インストールを行うことができます。
尚、PPxを再起動しないと読み込まれない場合があります。

PPx Module - 開発情報


PPx Module は、ModuleEntry というエクスポートされたエントリをもつ DLL です。
また、ファイル名は頭3文字が「PPX」で、拡張子は「.DLL」です。PPxはこのような名前のDLLをPPx Moduleとして読み込みます。

ModuleEntryは、C/C++の場合は、次のような宣言になります。

※配布しているPPxのソース中の、PPCOMMON.H,TOROWIN.H も参照してください。

#ifdef __cplusplus
extern "C" {
#endif

BOOL WINAPI ModuleEntry(PPXAPPINFOW *ppxa,DWORD cmdID,PPXMODULEPARAM pxs);

#ifdef __cplusplus
#endif


また、PPx本体との文字列のやりとりはMultiByte/UNICODE版のどちらでもUNICODEでやりとりを行います。

pxs.xxx->commandname に大文字化されたコマンド名(最大63字)が用意されているので、例えば次のように処理します。

BOOL WINAPI ModuleEntry(PPXAPPINFOW *ppxa,DWORD cmdID,PPXMODULEPARAM pxs)
{
  if ( cmdID == PPXMEVENT_COMMAND ){
    if (wcscmp(pxs.command->commandname,L"COMMANDNAME")) return FALSE;
    /*
     ここで必要な処理を行う
    */
    return TRUE;
  }
  if ( cmdID == PPXMEVENT_FUNCTION ){
    if (wcscmp(pxs.command->commandname,L"COMMANDNAME")) return FALSE;
    /*
     ここで必要な処理を行う
    */
    return TRUE;
  }
  return FALSE;
PPXMODULEPARAM は、書き込み指示された項目以外は変更できません。

パラメータは pxs.command->param に、「引数1\0引数2\0...\0\0」の形で格納され、pxs.command->paramcount に引数の数が格納されます。

関数モジュールの結果は pxs.command->resultstring に書き込みます。文字列長は終端を含めて CMDLINESIZE を越えることはできません。

※ 0.42以前は、ModuleEntry の呼び出し方法が cdeal 形式でしたが、0.43以降は WINAPI(stdcall)に変更しています。また、移行のために古い cdeal 形式も読み込めるようになっています。

PPx Module - Script Module


Script Moduleは、スクリプトで機能拡張するためのPPx Moduleです。
別途配布している、PPXSCR.DLL をインストールすることで、WSH(Windows Scripting Host) のように VBscriptやJscript等のスクリプトを実行することができます。

PPx 上で「*script スクリプトファイル名」を実行することでスクリプトを実行することができます。

詳細は、Script Module配布書庫中のPPXSCR.TXTを参照してください。

こんなことをしたいときは - 全般


設定を保存/復元したい
設定ファイルなどをPPx.EXEと同じ場所にしたい(持ち歩き向け設定)
PPX?????.DATの保存場所を変更したい
ヒストリを記憶したくない/終了時に削除したい
指定ディレクトリ内のエントリ全てをカレントディレクトリに移動
Explorer互換のコピー/切り取り/貼り付け/ショートカットの貼り付け
CD-ROM 等の取り出し
使用しないときはタスクトレイに格納し、ホットキーで呼び出したい


設定を保存/復元したい

保存
PPcust でカスタマイズの書出しを行うと、テキストファイルが出力されますのでこれを保存しておいてください。実行ファイルなどは、再インストールすれば用が足ります。

復元
PPcust で保存したファイルを読込んでください。


設定ファイルなどをPPx.EXEと同じ場所にしたい(持ち歩き向け設定)

●設定ファイル
リムーバブルメディアにPPxを入れて持ち歩きたいなどの目的は、下記のようにPPX?????.DATを作成してください。これらのファイルを使うようになります。

※SETUP.EXEでカスタムインストールを行うと、この設定が簡単に行えます。

・Multibyte版
作成する設定/ヒストリファイル
PPXCDEF.DAT , PPXHDEF.DAT

作成する場所
PPLIB32.DLL と同じ場所

・UNICODE版
作成する設定/ヒストリファイル
PPWCDEF.DAT , PPWHDEF.DAT

作成する場所
PPLIB32W.DLL と同じ場所

●統合アーカイバ仕様のDLLやmigemo.DLLなど
UNLHA32.DLL等のDLLや各種ツールは、PPx.EXEと同じディレクトリに入れてください。
また、次のようなカスタマイズを行うと、PPc.EXEのディレクトリ下のDLLPATH内のDLLやEXEをPPcがパス指定無しで実行できます。但し、条件によってはできない場合もあります。
KC_main = {
FIRSTEVENT , *set PATH=%0%\DLLPATH;%'PATH'
}

●Susie Plug-inやログなどの保存先
X_save,X_cache,P_susiePは、PPLIBxx.DLLの場所を基準とした指定ができます。例えば X_save = SAVEPATH と指定した場合、PPLIBxx.DLLのあるディレクトリ下の SAVEPATHを使用します。


PPX?????.DATの保存場所を変更したい

レジストリエディタでHKEY_CURRENT_USER\Software\TOROid\PPX 内に次のキーを作成してください。ただし、前記 PP??DEF.DAT が優先されます。
●Multibyte版
PPXC
カスタマイズ内容を保存するファイルの場所を示すパス
PPXH
ヒストリ内容を保存するファイルの場所を示すパス
●UNICODE版
PPWC
カスタマイズ内容を保存するファイルの場所を示すパス
PPWH
ヒストリ内容を保存するファイルの場所を示すパス



ヒストリを記憶したくない/終了時に削除したい

ヒストリファイルの属性を読取専用にすると、終了したときにヒストリが保存されなくなります。ヒストリファイルの属性を読取専用にしても、特にエラーにはならず、起動中のヒストリも維持されます。

ヒストリファイルの場所は、カスタマイザを起動したときに表示されるカスタマイズファイルの場所「Customize file:」以降の、PPXHxxxx.DAT/PPWHxxxx.DATになります。


指定ディレクトリ内のエントリ全てをカレントディレクトリに移動

*file !move,%C%\*,. の場合は、移動後、%C ディレクトリが残ります。
*file !move,%C%\,. の場合は、移動後、%C ディレクトリが削除されます。


Explorer互換のコピー/切り取り/貼り付け/ショートカットの貼り付け

次のように指定することでできます。
コピー) %z.,copy
切り取り) %z.,cut
貼り付け) %z.,paste
ショートカットの貼り付け) %z.,pastelink


CD-ROM 等の取り出し

「%z"x:\",eject」でできます。「x」にはCD-ROMのドライブ名を指定します。


ごみ箱の操作

・「%j#0:\ごみ箱」でごみ箱内に移動します。
・「%z"#0:\ごみ箱",B」で「ごみ箱を空にする」を直接選択できます。
・「%k"Y" %z"#0:\ごみ箱",B」なら、選択した後[Y]を押すので、確認無しで空になります。


使用しないときはタスクトレイに格納し、ホットキーで呼び出したい

・タスクトレイに格納する
X_tray = 1 とすることで、最小化時にタスクトレイに格納されます。
PPtray が必要です。

・ホットキーを使う/ホットキーで元に戻す
K_tray にホットキーの指定を追加し、PPtray を起動させておく必要があります。
元に戻すための専用ホットキーの設定は特に用意していません。
例)
K_tray ={
&\P  , *focus
&\V  , *focus "PPV["
}


こんなことをしたいときは - PPc 編


機能のキー割当て一覧は?
ダブルウィンドウファイラにしたい
1枚のディスクに入りきらないファイルをコピーしたい
分割されたファイルを元に戻したい
一括して名前変更をしたい/大文字-小文字変換をしたい
CD-ROMからファイルをコピーする時、書込み禁止になってしまう
[T]reeでいちいちディレクトリの内容を取得してほしくない
ディレクトリをコピーする時にタイムスタンプも同じにしたい
常に同じ並び順で表示させたい/変な並びで表示される
現在窓のディレクトリを反対窓で表示中のディレクトリに変更したい
ツールバーに現在窓のディレクトリを登録したい
ある実行ファイルが何処から実行されているかを知りたい


機能のキー割当て一覧は?

SETUPで英語指定をしないでインストールしたときは、メニューに一通りのキー割当てが併記されています。
カスタマイズしたときは、GUIカスタマイザのメニュータブ→キー割当て表記ボタンで、メニューにカスタマイズ後のキー割当てが反映されます。
メニューバーを隠している場合でも、タイトルバーを右クリック/Alt+Spaceでメニューが使えます。


ダブルウィンドウファイラにしたい

メニューバー→Window→Option で色々いじって見てください。
一体型なら「一体化(M)」、上下/左右連結なら「連結処理」内の項目を設定します。
起動時に2枚にするなら「2枚起動」を設定します。


1枚のディスクに入りきらないファイルをコピーしたい

1)自動
予め必要な分だけディスクを用意したら、普通にコピーを開始してください。途中で分割するかどうかを聞いてくるので「はい」を選び、表示される手順に沿ってディスクを入れ換えてください。「ファイル名.000」形式で分割されます。
2)手動
コピーする時に "Divide" に分割する大きさを指定して下さい。
3)2HDフロッピーディスクの大きさで分割
コピーする時に "Action" を"2HDsprit"に選択してから開始してください。


分割されたファイルを元に戻したい

分割されたファイルを一ヶ所のディレクトリに全て保存し、番号順にマークを付けた後、[C]でコピー画面を出してください。その後、"Append"にチェックを入れ、"Rename"に元の名前を入れてからコピーを開始することで結合が行われます。


一括して名前変更をしたい/大文字-小文字変換をしたい

1)\[R]で名前変更画面を出した後、特定の名前に変えたい時は"Rename"に変更後の名前(前と同じところは ? で代用可)を書きます。また、連番にしたい時は途中に"\"を入れます。正規表現ライブラリがあるばあいは、s/xxx/yyy/g 等の正規表現が可能です。
大文字変換などは"Name Filter"の各項目を指定します。
2)[H]/PPbで ren "変換前の名前" "変換後の名前"


CD-ROMからファイルをコピーする時、書込み禁止になってしまう

コピーの「2:Rename」シートの「CDの読取専用解除」を設定しておくと解除できます。

一時的に解除するときは、「2:Rename」シートの「読取専用/Readonly」のチェックを外してからコピーします。


[T]reeでいちいちディレクトリの内容を取得してほしくない

[Shift]を押しながら移動してください。


ディレクトリをコピーする時にタイムスタンプも同じにしたい

WinNT系ではできますがWin9x系ではできません。一部のファイラではできるのが有りますが、DOS経由で行ったり、システム時計を変更しているなどあまり安全で無いため、PPxではWinNT系のみ処理してます。
また、NTFSの場合は下位ディレクトリをアクセスしたり変更したりした場合、そのディレクトリのタイムスタンプが変更されるため、コピー時に変更してもすぐ変化してしまいます。


常に同じ並び順で表示させたい/変な並びで表示される

\[S]で指定できます。特定の窓毎の指定なら「窓別強制指定」、特定のドライブやディレクトリなら「このパス限定」や「このパス以降」で指定します。「窓別強制指定」で指定した内容が最優先されますので注意してください。


現在窓のディレクトリを反対窓で表示中のディレクトリに変更したい

%j"%2" をShell等で実行することで可能です。また、よく使う場合はキーやユーザ定義メニューなどに割り当ててください。


ツールバーに現在窓のディレクトリを登録したい

例えば、次のようなコマンドを実行することで、B_cdefに登録できます。
*customize B_cdef:%*regexp("%1","s/.*[\\\x2f]//g")/%1,12,%%j"%1"


ある実行ファイルが何処から実行されているかを知りたい

例えば、cmd.exe の場所を調べるには、
*whereis %'path',cmd.exe,,,,0
と実行することで検索できます。


こんなことをしたいときは - カスタマイズ編


キーカスタマイズの方法
よく使うマクロ文字
一行編集で、[TAB]キーでファイル名補完をしたい
指定したファイル等をパラメータとして実行する方法
メニュー関連(複雑/付け足し/階層化/編集)
ファイル等を実行するときの挙動変更
PPcの更新通知表示を無くしたい
PPcのエントリ表示書式のカスタマイズ説明
ネットワークアクセス関連
PPvに最近開いたファイルを表示するためのメニューを追加する
設定ファイルの書き出し→テキストエディタで編集→設定ファイルを取り込む…をひとまとめにしたい


キーカスタマイズの方法

PPxでは使いたいキーに、本来の機能割当てキーを割り当てる方法でキー割当てを行います。
カスタマイザを使うならキー割当てタブ
設定ファイルで行うならキー表記、内蔵キーコマンドを参照してください。


よく使うマクロ文字
%FC
ディレクトリ指定を含まないファイル名
%FDC
ディレクトリ指定を含むファイル名
%#FC
ファイル名を空白区切りで列挙する
%#FDC
ディレクトリ指定を含むファイル名を空白区切りで列挙する
%0
PPxのパス
%1
現在窓のディレクトリ
%2
反対窓のディレクトリ
%j(パス)
パスを変更する
%Ob,
PPb を使わずに実行する
*CD"%0"%:
カレントディレクトリ(作業ディレクトリ)を%0にする



一行編集で、[TAB]キーでファイル名補完をしたい

全般 - 各種一行文字列入力 - TABキーによるファイル名補完 & TABキーへのキー割り当てを有効にする(X_ltab) の設定を変更することで、コピー等でも[TAB]キーでエントリ名補完になります。


一行編集で、[TAB]キーをフォーカス移動以外の機能にしたい

一行編集の[TAB]キーは、デフォルトではパス変更などの一行編集しかないダイアログではエントリ名補完、コピー等の複数の項目があるダイアログではフォーカス移動になっています。また、[TAB]キーのカスタマイズもできません。

全般 - 各種一行文字列入力 - TABキーによるファイル名補完 & TABキーへのキー割り当てを有効にする(X_ltab) の設定を変更することで、X_editによるカスタマイズが有効になります。


指定したファイル等をパラメータとして実行する方法

例えば、PPc の[A]キーにコマンドプロンプトの copy コマンドを使って選択したファイルを反対窓にコピーする機能を割り当てる場合、

GUIカスタマイズであれば、
キー割当てタブで、種類は「KC_main」、使用キーは「A」、割り当てる内容は「copy %FDC "%2"」、そして「コマンド実行」を選択した状態で「追加」ボタンを押します。

テキストカスタマイズであれば、
KC_main = {
A  , copy %FDC "%2"
}
となります。
%FDC は、選択したエントリをディレクトリ+エントリ名 形式で展開するマクロ文字
%2 は、反対窓のディレクトリを展開するマクロ文字です。


メニュー関連(複雑/付け足し/階層化/編集)

・一部のメニューは、メニュー表示時に項目の編集ができます。
 メニュー表示時に、項目上で[TAB]か右クリックを行うと、編集メニューが表示されます。

・PPxはメニューの追加や階層化が可能です。
M_xxxx の名前でメニューを作成し、「%M_xxxx」を使うことでメニューを表示します。
また、メニュー内に「%M_xxxx」を記載することで階層化されます。

例)PPcで各種アプリケーションの実行メニュー M_exec を「,」キーに登録する。M_execは下位階層のメニューM_execsubを持つ。

KC_main = {
','  ,%M_exec
}
M_exec = {
&app1  = c:\bin\app1
app&2  = c:\bin\app2
app&3  = c:\bin\app3
その他  = %M_execsub
}
M_execsub = {
app&4  = c:\bin\app4
app&5  = c:\bin\app5
&shutdown  = *shutdown
}


・ランチャー用メニューを自作したとき、次のように項目追加用の項目を作ると便利です。
追加 = *setcust M_xxx:%{表示名=%C%}

※ M_xxx は登録したメニューの名前です。

・次のようにメニューを使って選択肢を挿入することができます。

例)PPcの[?]にパスジャンプメニュー M_jump2 を追加する

KC_main = {
'?'  ,%j%M_jump2
}
M_jump2 = {
&1 bin  = c:\bin
&2 temp  = %'temp'
&3 etc  = %M_pjump
}



ファイル等を実行するときの挙動変更

・カレントディレクトリ(作業フォルダ)は、現在表示しているディレクトリです。変更するときは、*cd ディレクトリ %: 実行ファイル名と指定します。

・PPbを経由しないで実行するときは%Ob 実行ファイル名と指定します。


PPcの更新通知表示を無くしたい

次のように背景と同じ色にカスタマイズしてください。
更新通知が目障りになりにくくなります。

GUI設定での例)
・「境界線」-「未確定」を「境界線」-「通常」と同じ色に
・「エントリ状態」-「不明」、「更新」、「追加」を「自動」(_AUTO)に


更に次の設定が可能ですが、更新があった後は PPc 内で保持しているエントリとそれに関する情報(ファイルサイズ、更新時刻等)が一致しなくなり、ファイル比較[O]等が正常に機能しなくなるため、お薦めしません。

・X_rrt の数字を非常に大きな値にする
例) X_rrt = 100000,100000
更新検知を行ったのち、実際の更新を行わなくなります。

・X_rrt = -1,-1 にする
更新検知を行わなくなります。

※Ctrl+F5で手動更新することができます。


PPcのエントリ表示書式のカスタマイズ説明


PPc は表示の書式を記載することで、1〜3行目(XC_stat,XC_inf1,XC_inf2)と各エントリ(MC_celS)の表示をカスタマイズすることができます。

表示の書式は、左から順にどの内容を表示するかどうかを記載します。また、はじめの1文字でどの内容を表示するか、そして2文字目以降に表示する桁数や、表示内容の詳細を指定するようになっています。

エントリ表示書式部分は、左端の文字1桁分をマークやアイコンのクリック判別に使い、最後の一桁を表示の仕切りに用いるため、「M〜s」、「N〜L」(線で仕切る場合)、「〜s」(マークを反転表示などで表現する場合)等とするといいと思います。

改行指定 / を使うことにより、複数行表示を行うことができます。このとき、左端にアイコンを指定するとその行より下の行は、アイコンの右に字下げされます。

例) N32 w60F20,5 / z10 S1 T8 s1


PPX.HLPの呼び出し方法

WINHLP32 -kX_alt %0%\PPX.HLP
指定したキーワード「X_alt」があるページを開きます。

WINHLP32 -iID001 %0%\PPX.HLP
指定したインデックス「ID001」があるページを開きます。
このインデックスは、PPX.CNT(テキストエディタで開けます)内に記載されています。


ネットワークアクセス関連

別PCをネットワーク(Microsoft Windows Network)経由で頻繁にアクセスするときに便利な設定です。

1)"My Computer(仮想,":")"のアイコン表示を止める
ネットワークやCD-ROM,DVD-ROM等にカーソルを移動したときに、アイコンを表示しようとして待たされるのを防止するには次の設定が有効です。

XC_dset = {
: = B0,1,16,-1,-1,B011111,B00000000000000000000000001
}


2)ネットワーク先のドライブで、ドライブ名割当てなしで以前いたディレクトリに移動する設定
ネットワーク先のドライブを指定するときにUNC形式(\\pc名\共有名)が使えますが、そのまま使うと、そのルートにしか移動できません。PPxの拡張指定方法を使うと、任意位置からの以前のカレントディレクトリに移動できます。
例えば「%j\\pc名\共有名\:」と指定すると、\\pc名\共有名 上で最後に移動したディレクトリへ移動することができます。


PPvに最近開いたファイルを表示するためのメニューを追加する

[0]キーで最近開いたファイルのメニューを表示する例です。
KV_main = {
0  ,%J%M_vmenu
}
M_vmenu = {
1  = %hv0
2  = %hv1
3  = %hv2
4  = %hv3
5  = %hv4
6  = %hv5
7  = %hv6
}



設定ファイルの書き出し→テキストエディタで編集→設定ファイルを取り込む…をひとまとめにしたい

%Os ppcust cd %0%\ppx.cfg %: editor %0%\ppx.cfg %: ppcust cs %0%\ppx.cfg
使用しているeditorがnotepad等の場合、上記コマンドを実行することで、notepadの終了を待ってから設定ファイルの取り込みを行うことができます。
また、上記例は実行したPPxがeditorが終了するまで使用できなくなるため、次の例のように、ppbやpptrayを介して実行すると他の作業ができるようになります。
ppb /c %%Os ppcust cd %%0%%\ppx.cfg %%: notepad %%0%%\ppx.cfg %%: ppcust cs %%0%%\ppx.cfg
※この例はPPxやバッチファイル上から実行する場合の例です。ショートカットファイル等の場合は「%%」→「%」にします。

WZ EDITOR等の、実行したプロセスがテキスト編集に使われずに終了するエディタの場合は、上記方法ではできません

こんなことをしたいときは - Susie Plug-in(*.SPI)編


使用したくないPlug-inがある

カスタマイザのSusieタブで、該当Plug-inの「使用する」のチェックを外すか、
P_susie 中の該当名の設定を「B00」に変更すると、使用禁止にできます。

トラブル、対策 - 全般


起動しない
異常終了する
操作できないファイルやディレクトリがある
ドキュメントにあるキーを押しても反応しない
Windowsが高負荷の時に新規PPxを開くと、同じIDのPPxを開いてしまう
ウィンドウ切り替え時に1秒くらいキー入力が無効になる(PPv,PPb,*fileなど)


起動しない

1.「PPLIBxxx.DLL version error」が表示されて起動できない場合は、他のバージョンのPPxが動作しているために起動できないことを意味します。使用するPPxのバージョンを揃えて再度起動してください。

2. 以下の作業を順次試して見てください。
1) PPx の構成ファイルをコピーし直す。
  (例えば、PPXxxx.LZH を展開し、SETUP.EXE でアップデートを行う)
2) PPX?????.DAT が読み取り専用/書込み禁止になっていないか確認する。
3) (WinNT系) PPXC????.DAT のアクセス権限を確認する。
4) PPXC????.DAT を削除して、カスタマイズを削除し、初期化する
5) レジストリエディタで HKEY_CURRENT_USER\Software\TOROid\PPX を削除する。


異常終了する

特定のsusie plug-inがあるために異常終了することがあります。

以下のplug-inは問題を起こすようですので、使用しないか、特定の拡張子のファイルのみ使用するように設定した方がよいとおもいます。

plug-in の設定はカスタマイザで行うことができます。
「Susie」タブを選んで plug-inを選択し、
「使用する」のチェックを外してください。
または、「対象」にplug-inの対象ファイルをワイルドカードで対象にするなら「.psd;.gif」などと、非対象にするなら「!.doc」などと指定してください。

iffsgrp.spi
…メモリ破壊を行い、思わぬところで異常終了する

IFHG.SPI
…ファイルの誤検出による異常終了を起こすことがある

ifpsd.spi
…独自のメッセージダイアログボックスを表示するため、psdファイルのみ対象にするように設定することが望ましい

IFICON.SPI 12,800 1998-9-10 19:55
…メモリ破壊を行い、思わぬところで異常終了する可能性がある


操作できないファイルやディレクトリがある

1) 該当エントリの名前に1byte空白(半角空白ともいう)、ハイフン「-」、カンマ「,」、アトマーク「@」があるとうまく処理できない場合があります。
2) 「表」「予」などを名前に使っていると使用できない場合があります。(特に、日本製以外のソフトを使用する場合)
3) OSや他のソフトによって使用されているファイルは、参照、書き換え、削除等ができない場合があります。
4) ネットワーク上のドライブを参照している場合、書換禁止の制限がされている場合があります。
5) NT/2000/XP/2003等 の NTFS を用いたドライブは、エントリ毎にセキュリティ設定ができ、ユーザ毎に制限をかけることができます。この制限によって、参照、書き換え、削除等ができない場合があります。

1),2)は PPx 自体の対策を行っていますが、外部ソフトを用いる機能(圧縮/解凍など)では、外部ソフトのほうでトラブルが生じている場合があります。
ただし、PPx 自体の問題かもしれませんので一度連絡ください。連絡の際は、どんな名前を用いたのかを正確に教えて下さい。


ドキュメントにあるキーを押しても反応しない

1)IMEやカナロック、NUMLOCKの状態がおかしくないか確認する。
2)キー割り当てのカスタマイズで変更したかどうかを確認する。
3)別のソフトのホットキーのために操作できないのか確認する。
4)キーボードの種類によっては複数キーの同時入力がうまくいかない例があります。
例)[左CTRL]+[左SHIFT]+[W]が反応しない([右CTRL]+[右SHIFT]+[W]なら反応する)
5)メニューのtool-customizerかPPcustの[キー調査]で該当キーの組合わせで反応するかどうかを確認する。


Windowsが高負荷の時に新規PPxを開くと、同じIDのPPxを開いてしまう

対策をおこっていますが、この症状が出るときがあります。もしこの症状を確認したら連絡をお願いします。


ウィンドウ切り替え時に1秒くらいキー入力が無効になる(PPv,PPb,*fileなど)

PPvからPPcに戻るときや、File Operationダイアログを閉じるときなどのように、ウィンドウを閉じたり、別のウィンドウに切り替えたりする最中にキー入力を行うと、Windowsが1秒程度キー入力を無効にするため、その間の操作ができなくなることがあります。
※PPxに限らず、Windowsアプリケーション全般で発生する現象です。

・カスタマイザで[全般]-[PPv]-[最小化時に呼び出し元を強制アクティブ処理(XV_minf)]を方法2にすると回避できることがあります。

・最小化するときや閉じるときにアニメーションをさせる設定を行っているときは、それを解除するとこの現象が発生しにくくなります。

●この無効にする処理を解除できるレジストリ等の設定がありましたら、ご一報ください。

トラブル、対策 - PPc


時々背景が灰色になる
「データがさらにあります。」エントリが表示される
migemoを使ったローマ字インクリメンタルサーチで反応しない文字がある
E_crの拡張子判別がうまくいかない
^[F](エクスプローラで検索)が^[W](WhereIs)になったり、反応がなかったりする


時々背景が灰色になる

現在のディレクトリの内容が更新された場合、PPcはそれを検知して最新の内容に更新しようとします。また、検知した瞬間に更新すると常時更新があるディレクトリ上では操作が困難になるため X_rrt で指定した時間が経過した後、更新を行います。
この検知した後から、更新されるまでの間、初期カスタマイズでは背景が灰色になります。
設定変更によって色を変えないようにできます。


「データがさらにあります。」エントリが表示される

このエラーが表示されるときは次の原因が考えられます。
(1)CD-ROM等で読み込み失敗したため、全てのエントリを挙げることができなかった。再読込をすれば全て読み込める場合があります。
(2)エントリ名の長さが長すぎて、扱うことができなかった。
この原因は、次の理由で起きます。
 a)ListFileやhttp等で長すぎるエントリがあった。
 b)Multibyte版では保存しきれないエントリだった。例えば、128文字以上の漢字からなるエントリ名を付けるとMultibyte版のPPcで扱えません。UNICODE版なら扱えます。


migemoを使ったローマ字インクリメンタルサーチで反応しない文字がある

特定の文字を入力しても(n等)、インクリメンタルサーチが動作しないことがあります。これは C/migemo に添付されている辞書 migemo-dict に問題があるためです。migemo-dictを編集して全て正しい正規表現になるように修正する必要があります。


E_crの拡張子判別がうまくいかない

E_crは、拡張子判別でなく、ファイル判別を行います。
この判別は、ファイルの内部形式/拡張子/ファイル名で判別するため、zipファイルやAVIファイル等でねらった判別ができないことがあります。

この場合、次の対策方法があります。
・該当内部形式の内容を空欄にして内部形式の判別を無効にする
例)  E_cr = {
  :PKZIP ,
  ZIP = C_DIR
  ODT = soffice.exe %C
  }

X_exts=1にして、判別順を指定する
例)  E_cr = {
  ZIP = C_DIR
  ODT = soffice.exe %C
  :PKZIP = C_DIR
  }

・特定の拡張子専用の判別を用意して呼び出す
例)  E_cr = {
  :PKZIP , %ME_xxxx
  }

  E_zip = {
  ZIP = C_DIR
  ODT = soffice.exe %C
  }


^[F](エクスプローラで検索)が^[W](WhereIs)になったり、反応がなかったりする

一部の環境でこのような状態になることがあります。シェルコンテキストメニューの「検索」が正しく呼び出せないのが原因で、%zで該当コマンドを正しく呼び出せるようにカスタマイズする必要があります。
通常、「%z.,F」を検索コマンドとして登録することで回避できます。
※^[F]の内部動作は、%z.,find と同等です。

トラブル、対策 - PPv


PPv で " 0:free error " がでたり、異常終了したりする

特定のSusie plug-in(例えば、iffsgrp.spi)が入っているとこのような症状が出ることがあります。該当 Plug-in を使用禁止にして下さい。
Plug-inの設定

トラブル、対策 - 書庫ファイル(統合化アーカイブ、UNxxx.DLL)


マークしたエントリの名前の先頭が「-」である場合、オプションとみなして処理対象にならない場合があります(UNLHA32.DLL 1.48.2.4 で確認)。今のところ、未対策です。


UNZIP32.DLL の使用時に表示される処理結果ダイアログをなくすには、次のレジストリ設定を行う必要があります。

Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CURRENT_USER\Software\ArchiverDLL\UNZIP32\Settings]
"ShowResult"=dword:00000000

トラブル、対策 - Susie Plug-in(*.SPI)


・特定の Plug-in によって、うまく動作しない場合、該当 Plug-in を使用禁止にして下さい。
Plug-inの設定

トラブル、対策 - バージョンアップに伴う問題


PPcでソート結果が変化した(特に、ディスクの保存順にしている場合)

1. 0.48頃に、「Original」の項目の意味を変更しています。
0.48では、ディレクトリ毎で異なるソート指定が可能になったため、「Original」は、設定の無効として扱われるようになっています。(現在の設定を使わずに、より上位の設定でソートする意味になります。また、一時的な設定では、結果として読み込み順相当になります。)
全ての設定が無効の場合は名前順が規定値となっています。

新しくメニューの詳細設定の中に「読み込み順」が増えていますので、そちらで再設定をする必要があります。

2. 以前は、1つの設定で名前→拡張子順のソートになっていましたが、現在は個別に指定可能になっています(名前のみ、拡張子のみ、両方、の指定ができるようになった)。それに伴って以前のメニューの表記と合わなくなっている場合があります。MC_sortの内容の更新が必要です。


PPcの一体化時に、意図した終了方法ではなくなった

現在では、Q は一枚/一つのタブを閉じる、Alt+F4はPPcを終了(全て閉じる)となっています。キー割当てを再確認してみてください。

その他 - 最後に


・このソフトウェアはフリーソフトウェアです。著作権は「TORO」、「高橋 良和」にあります。
・このソフトウェアを使用した事による利益・損害等は、こちらでは一切責任を負いません。
・改変は個人で使用する範囲であれば自由です。
・転載は自由に行えますが、改変物は原則として禁止します。また、営利目的での配布・使用はこちらに連絡下さい。
・文中に記された各ソフトウェア名称はそれぞれ著作物であり、パッケージソフト/シェアウェア/フリーソフトウェア等として入手可能です。
・ソースは、常に最新のものとは限りませんが別アーカイブで公開しています。
・PPx 32bit版は、Borland C++ Version 5.02 を用いて構築しています。
64bit版は、Visual C++ Toolkit 2003 + Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 SP1 の組み合わせで構築しています。
・PPx の改変履歴はPPX.TXTの末尾に記載しています。

その他 - 連絡先/一次配布先


WWW      http://homepage1.nifty.com/toro/index.html
ZOB Station BBS  zob12848  create.windows
http://www.zob.ne.jp/

Paper Plane xUI Copyright (c)1997-2008 TORO/高橋 良和

おまけ - ファイラの分類


 ファイルを管理するためのアプリケーション(いわゆるファイラ、ファイルマネージャ)は、どれもが全く同じであったり、それぞれ独自だったりすることは滅多になく、大抵参考としたものがありある程度は使い勝手が似ています。
 このため、カスタマイズの参考にするために分類分けしてみました。
 分類分けの方法は、大きくキー操作、マウス操作、画面構成で分けています。


1.キー操作による分類

 キーボード入力による操作は、押したキーによって行われる動作が予測しやすく、更に実行が終わる前に次の入力を行い、順番に実行させる先行入力を行うことができます。このため、操作方法を熟知さえしていれば、PC側の都合によって待たされることが無く、高速な操作が可能です。逆に、操作方法がよくわからない場合は、マウス操作よりわかりにくく、時間が掛かります。

 キー操作による分類は、シフトキーを併用しないアルファベットキーの使い方で行ってみました。

(1)インクリメンタルサーチ系
アルファベットキーを使って入力した名前と一致するエントリを検索するインクリメンタルサーチをメインにしたものです。
Explorer等の英語圏のファイラはこの系統が多いようです。コマンドを割り当てるより、インクリメンタルサーチでエントリを指定する方が便利だからみたいです。

(2)コマンド系
各アルファベットキーに特定の機能を割り当てたものです。キー割当ての傾向によって更に分類分けできます。
インクリメンタルサーチで日本語エントリ名を決定するのは不便なため、日本のファイラはこちらの系統が多いです。
 FD系
  [A]ttribute,[D]elete,[R]ename コマンドが判断の目安になると思います。
  PPx,KL のデフォルトカスタマイズはこちらになります。
 FILMTN系
  [A]ttribute,[D]elete,[N]ame コマンドが判断の目安になると思います。
 mint,Vz系
  [A]llMark,[D]rive コマンドが判断の目安になると思います。

(3)コマンドプロンプト系
アルファベット等は全てコマンドラインの入力・編集に使うものです。
Norton Commander系

(4)キー操作不可
 ツールバーのみしか機能を実行する手段が無く、キーに機能を割当ててなかったり、メニューがないものが該当すると思います。ただし、キー操作ができないものでもリストビューを使ったりしていれば、カーソル移動+実行程度ならOSが提供する機能を使って行える場合が多いです。


2.マウス操作による分類

マウスなどのポインティングデバイスによる操作は、操作対象が位置移動といくつかのボタンで済み、100前後のキーを用いるキーボードに比べてシンプルであり、画面上の部品を視覚的に操作可能であるため、操作方法を容易に習得することができます。また、MacintoshやWindowsでは、アプリケーション間の操作方法の違いが少ないため、初めて使用するアプリケーションでも戸惑うことなく操作できます。しかし、画面の状況に応じた操作が必要であるために画面を見ながら操作する必要があり、先行入力が難しいためキーボード入力より操作時間が掛かることが多くなります。
 ほかに、一覧や表等の一点を任意に指定するのは、キーボードよりマウスで操作する方が楽で早いですが、インクリメンタルサーチ等が使える場合はキーボードの方がより早く間違いなく指定できることがあります。

マウス操作の基本であるエントリに対するクリックやドラッグなどは、日本についてはエクスプローラに準拠するのが一般的で、特に分類するほどでもありません。分類するとしたら、マウス操作ができるかどうかと、ジェスチャーなどが使えるかどうかといえます。
(1)ボタン、ツールバー
各機能が画面の一部分を占有するボタンなどに割り当てられ、それを選択することで実行されます。メニューのように項目が隠れていないので、機能選択が簡単になります。

(2)ジェスチャー
マウスボタンを押しながら動かすことで機能を選択する方法です。
特定のウィンドウ上で行う場合はどの位置で行っても同じ動作にすることが多いため、キーボードのような画面の状況に依存しにくい操作を実現できます。
↑↓←→の4方向(斜めが可能な場合もあり)を組み合わせて順番に行う形式が主流のようですが、クリック地点からの角度で決定する方法もあります。

(3)Norton Commander系
Norton Commanderは早くからマウスに対応していたようで、独自の操作系になっていて、右クリック・右ドラッグが選択専用になっています。

(4)マウス操作不可
独自の表示形式で表示するファイラは、マウス操作も自分で処理しないといけないため、マウス操作ができない場合があります。
また、マウス操作に対応していても、D&Dは実装するためのコードが結構多く必要であるため、未実装であったり、一部の状況で使用できないものが結構あります。


3.画面構成による分類

(1)シングルウィンドウ/マルチウィンドウ
 1枚のウィンドウで全ての作業が行えるシングルウィンドウと、2枚以上の独立したウィンドウを使って作業するマルチウィンドウがあります。
 シングルウィンドウは、1枚で完結するのでわかりやすい利点があります。
 マルチウィンドウは、使用している窓だけ大きくして作業しやすくしたり、複数窓を好きな位置に配置して参照しながら作業できます。

(2)画面数
 ここでいう画面数は、同時に表示して扱うことのできるディレクトリ(フォルダ)の数です。
 1画面の場合は、1カ所のディレクトリの中身を取り扱うことができます。
 2画面の場合は、同時に2カ所のディレクトリの中身を表示して扱うことができます。また、通常2画面ファイラと称するファイラは、2画面間を容易に移動することができ、コピー時は反対側にコピーできる物をいいます。更に、2画面間のディレクトリ内容の比較等、画面間を連携した機能を用意されていることがあります。
 3画面以上の多画面型の場合、互いに関連性のないディレクトリを表示するものと、あるディレクトリと、その上位階層のディレクトリを表示するものがあります。

(3)ペイン数
 一枚のウィンドウを分割して使用する場合、その分割数によって1ペイン、2ペイン…と分類できます。シングルウィンドウでマルチウィンドウの利点が得られますが、配置が固定されるのでそれによる制限があります。

A.1ペイン形式
 全ての情報が一枚のウィンドウで処理します。尚、ディレクトリ名や選択エントリの情報などを表示する区画があっても、1ペインと扱うことが普通です。

B.2ペイン形式
 2ペインは2画面型とエクスプローラのツリー&リストの形式があります。
 このうち、2画面型は、ペインの配置によって次の形式があります。
 上下分割形  1列に表示できる情報量が多いのが利点です。
 左右分割形  左右の目の移動は、上下よりも楽なので、ペイン間を頻繁に参照するのに便利です。

C.3ペイン形式
 3ペイン目は、実行結果などのメッセージ、サムネイルなどに使われます。

D.マルチペイン形式
 ペインをたくさん用意できる形式です。
 通常、複数種類のペインがある場合は、1種類のペインのみ複数用意でき、残りのペインは表示内容を切り替えて使い回すことが多いです。

(4)MDI・タブ
 1つのウィンドウ内で複数のウィンドウを管理する方法です。

MDI は、1枚のウィンドウ内を独立したデスクトップのように扱い、各ウィンドウを好きな位置に配置したり、一度に表示する内容は一種のみとし、切り替えを行う(メニューのウィンドウに一覧を設けるのが一般的です)ことができます。

 タブは、MDI の一画面のみ表示を発展させたものと考えることができ、ウィンドウの周囲にタイトルを付けたタブをつけて、現在使用しているウィンドウをわかりやすくすると共に、現在使用できるウィンドウの一覧を表示できる利点があります。また、マウス操作の場合は、ウィンドウの切り替えがMDI等より容易になり、複数ウィンドウを選択してまとめた操作をすることもできます。

おまけ - 著名ファイラ


現行のファイラに影響を与えていると思われる、日本で著名なファイラをいくつか挙げてみます。

Explorer

Windows95以降のデフォルトシェルであるExplorerは、実行中のアプリケーションの管理を司るタスクトレイ、フォルダーの中身を表示してファイル管理を行うリストビュー、リストビューの左側につくツリービュー等が組み合わせられたものと考えることができます。
※デスクトップは、全画面表示で閉じることができないExplorerのリストビューです。
このうち、リストビュー(+ツリービュー)の部分をファイラとして扱うことができます。

このファイラ部分は、DOS Shell → Windows 3.x のファイルマネージャ を経てできたもののようです。

・画面構成
1画面、リストビューのみの1ペイン。または、左:ツリービュー+右:リストビューの2ペイン。また、リストビューは、大きいアイコン、詳細表示、縮小版、写真表示等の表示形態の変更が可能。

・キーボード操作
インクリメンタルサーチ系。コマンドはメニューとファンクションキーがメイン。また、Ctrl併用アルファベットキーも使用。
ただし、IE統合などがあったためバージョン毎にこまかなキーバインドが変更されている。
[F2]名前変更
[F3]検索
[F5]更新
\[F10]コンテキストメニュー
[DEL]ごみ箱に移動
^[C]クリップボードにコピー
^[X]クリップボードに切り取り
^[V]クリップボードからペースト
(Windows95)^[G]パス変更
(IE統合以降)&[D]パス変更,コマンド実行等

・マウス操作
Windows標準操作。


FD

FD(File&Directory)は A.Idei(出射厚氏)作で、PC-9801、IBM-PC(DOS/V)版があります。また Version1.04が1989年に公開されています。

PPx の PPc、K-Launcher のデフォルトカスタマイズはこの系統です。

・画面構成
1画面、1ペイン。上方に選択中のエントリの詳細情報を表示。

・キーボード操作
コマンド系。アルファベットキーは、通常各種コマンド、また英単語の頭文字が使用キー。
ファンクションキーに割り当てられている機能は、アルファベットキーに割り当てられた機能と重複する他、機種毎に割当てられている内容が異なる。
[A]属性・タイムスタンプ変更(Attribute)
[D]削除(Delete)
[F]パスマスク(Find)
[H]コマンド実行(sHell)
[K]ディレクトリ作成(maKe directory)
[L]パス変更(Logdisk)
[R]エントリ名変更(Rename)

・マウス操作
マウス対応ではありません。


FILMTN

FILMTN は FDと同時期に公開された K.Ishida(石田健仁)氏作のMS-DOS用ファイラです。PC-9801、J-3100、IBM-PC(DOS/V)、FMR版があります。
PKLITEという実行形式ファイル圧縮ソフトで圧縮されて配布されています。このため起動はFDに比べるとかなり遅いです。

・画面構成
1画面、1ペイン。上方に選択中のエントリの詳細情報を表示。

・キーボード操作
コマンド系。アルファベットキーは、通常各種コマンド、また英単語の頭文字が使用キー
[A]属性変更(Attribute)
[D]削除(Delete)
[H]パス変更(cHange directory)
[K]ディレクトリ作成(maKe directory)
[N]エントリ名変更
[R]コマンド実行(Run)
[Y]パスマスク(WI(Y)ld card)
^[T]タイムスタンプ変更(Time)

・マウス操作
マウス対応ではありません。


Vz

Vz はパッケージ販売されたMS-DOS用テキストエディタですが、常駐モードが強力です。また、内蔵のファイラがマクロで強化できるので、便利に使えます。

・画面構成
1/2画面。2画面時は左右に分割されます。

・キーボード操作
コマンド系。アルファベットキーは、通常各種コマンド+メニュー、また英単語の頭文字が使用キー
[A]オールマーク(All mark)
[D]ドライブ変更
[E]ファイル操作メニュー
[F]ファイル操作メニュー
[H]コマンド実行(sHell)
[K]ディレクトリ作成(maKe directory)
[M]ファイルマスク(Mask)
[N]ファイル作成(New)
[P]パス変更(Path)
[W]2画面モード切替

・マウス操作
マウス対応ではありません。


その他 MS-DOS用

FS,HF,FL,WD,エコロジーII
がMS-DOS用では有名だったと思います。


TF
STF
mint

X68000 用ファイラ。Thule氏原著作の TF1.20c → ippoh氏のTF1.5x →Team NAIL(AKT氏、里衣座氏)が改変、発表した STF → mint という流れのようです。(mintのドキュメントより)

・画面構成
エントリ一覧2画面の上側+メッセージや実行結果等の下側の3ペイン構成です。下側のペインは、標準出力を取り込んで表示することができます。

・キーボード操作
コマンド系。アルファベットキーは、通常各種コマンド、また英単語の頭文字が使用キー
STFでは次のようなキー割当てになっています。
[A]オールマーク(All mark)
[D]ドライブ変更(Drive)
[J]登録パスへジャンプ(Jump)
[K]エントリ削除(Kill)
[P]パスマスク(Path mask)
[R]名前、属性、タイムスタンプ変更(Rename)


Norton Commander

IBM-PC互換機用のファイルマネージャ。Peter Norton Computing社(Symantec Corporationに買収される)から1986年に初版が発売されています。

・画面構成
最下行がコマンドプロンプトになっており、それより上は大きさが固定の左ペイン/右ペインの2ペイン構成です。また、左右のペインを非表示にしてコマンドプロンプトのログを表示することもできます。

・キーボード操作
コマンドプロンプト系。アルファベット等の文字キーやダイアモンドキー(Ctrl+S,D,E,Xがカーソル移動)等がコマンドプロンプトの編集に使われます。
また、Alt+文字キーがインクリメンタルサーチに使われます。
[F5]コピー
[F6]移動/名前移動
[F7]ディレクトリ作成
[F8]ファイル削除
[F9]プルダウンメニュー
[ins]ファイル選択+↓
^[J]コマンドプロンプトにカーソル位置のファイル名を挿入

・マウス操作
独自系。
左クリック  カーソル移動
左ダブルクリック  実行
左ドラッグ  ファイルコピー
右クリック  選択反転
右ドラッグ  ファイルの連続選択/解除

おまけ - ファイル・ディレクトリの属性


ファイル・ディレクトリなどのエントリの属性は、Windowsでは次のものが定義されています。また、これら以外でも拡張属性があります。
読取専用/readonly
保存したファイルを別の内容で上書きされないように書き込み禁止にするときに用います。
隠し/hidden
一時的な操作に用いられるため表示するほどでもないものや、システムに関するため見られたくないもの等、ユーザから隠す必要がある場合に設定されます。この属性により、エクスプローラから表示されない/淡色表示としたりすることができます。
システム/system
システムに関するエントリに対して設定されます。ごみ箱(Recycled)やブートローダ(IO.SYS,ntldr)等に付加され、エクスプローラの初期設定では表示されません。
変更/アーカイブ/archive
ファイルを書き換えた時に自動で設定されます。バックアップを行うかどうかの目安に使われますが、現状では XCOPY の他はほとんど使われていないようです。PPc によるコピー時に 「更新のみ処理」を指定したとき、この属性が設定されているときのみ上書きします。
インデックス/index
全文検索などを行うときに、検索対象にするかどうかの設定です。ソフトによってはこの属性を見て検索対象から除外できます。
圧縮/compless
ファイル単位の圧縮を行うかどうかの設定です。NTFSで使用できます。
暗号化/crypt
ファイル単位の暗号化を行うかどうかの設定です。Window2000以降のNTFSで使用できます。但し、この暗号化は暗号化をしたログイン中のユーザ以外がファイルを見れないようにするためのものであり、ファイルを開くときにパスワードを尋ねたり、ファイルのコピー先や添付時まで暗号化されるものではありません。


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