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「ポーランドが韓国に追い付くのは難しい」

ボルセビッチ上院議長、韓国との協力訴える

 「韓国と競争になれば勝つのは困難なため、ポーランドは韓国と協力していかなければなりません」

 ポーランドのボグダン・ボルセビッチ上院議長(写真)は18日、韓国の記者団との懇談の席で、「昨年、国際博覧会の招致のため、フランス・パリで行われた博覧会国際事務局(BIE)総会に参加したとき、韓国の取り組みがいかに効率的かを改めて実感した」と述べた。

 ボルセビッチ議長はまた、「わたしの兄弟が1980年代、韓国の釜山で漁業に従事していたことがある」と話し、韓国と深い縁があることを強調した。60年代後半から反共活動に身を投じ、数回にわたって投獄された経験を持つボルセビッチ議長は80年、レフ・ワレサ元大統領とともに独立自主管理労働組合「連帯」を結成し、ポーランドの民主化を先導した。そんなボルセビッチ議長は「共産主義者たちとの関係においては、あらゆることを許すという政治は存在し得ない。北朝鮮の変化を導く過程においても、互いに交換条件を出すというスタンスで臨んでいくのが望ましい」と述べた。

 一方でボルセビッチ議長は、「1990年代初めごろ、ポーランドの政治指導者たちは“韓国に追い付け”という目標を掲げていたが、その後本当にポーランドが韓国に追いつけたかどうかは疑問だ。それだけ韓国は先進的な国であり、ポーランドの発展の段階を考慮すれば、競争よりも協力していくべきパートナーだ」と語った。

ワルシャワ=崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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